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アシュラマン

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アシュラマン

アシュラマンとは、ゆでたまご漫画作品『キン肉マン』及び『キン肉マンII世』に登場するキャラクターである。

概要

阿修羅モチーフとした(ただし、扱いはクモの化身人)人。悪魔将軍から直接導を受けた直属部隊悪魔六騎士」に所属しており、出自は魔界を治める王族出身の王子というトップエリート超人強度悪魔六騎士では最高の1000パワー
3つの顔と6本の腕を持ち、笑い・冷血・怒り面からなる顔を入れ替えることでファイトスタイルを変え、6本の腕で普通ではありえない技を掛けられる。
この6本の腕は他者から奪ったり死者の腕を憑依させたものであり、自分本来の腕ではない。そのため、腕を失っても再生。また、三つの面は実はマスクであり、仮面の下には本来の表情である泣き面が隠されている。
体色は原作では(インド神様は肌が青色で描かれるのが多い)もしくは黄緑色、アニメカラー肌色

カーカカと特徴的な高い甲高いをする。キン肉マンでは他では見られない変な笑いが多いが、その中でも特に印深く残るであろう笑いである。

幼い頃はサムソン・ティーチャーという家庭教師から教えを受けており、サムソンの優しさを理解できなかったが慕っていた。しかし、サムソンで溺れ流されたアシュラマンを身を挺して救い行方不明となってしまう。
を流して見届けるしかできなかったアシュラマンは、それ以降より友情を否定する性格となり、悪魔超人の信念に忠実に動くようになった。また、その頃に素顔を仮面で隠すようになった。

アシュラマンの出自であるアシュラ一族は、元々は2本の腕の人だったが、敵から腕を奪うを身につけ、ジャスティスマン子である完璧超人ミロマンの腕を奪ったことで4本腕の人一族となり、アシュラ王族はさらに6本の腕を持つようになる。その後、魔界を築いた悪魔将軍から魔界の統治を任されるようになったことで魔界で大きなを持ち、王族として繁栄するようになった。

プロフィール

活躍

黄金のマスク編

地獄ぐりNO.5竜巻地獄悪魔六騎士の1人として登場。ウォーズマン体内の五重のリング3階にてテリーマンと対戦。前もってバッファローマン以外の7人の悪魔超人から腕を奪っており、さらにテリーマンの両腕を奪い取って自分の腕にしてしまう。また、必殺技阿修羅バスターの圧倒的な威もあって終始優位に立つが、死を覚悟したテリーマンの底テリーマンに生えたバッファローマンの両腕の援護によって仕留めることができず、両者リングアウトとなり、引き分ける(悪魔六騎士一の生存者)。

五重のリングの戦いの後、他の悪魔騎士悪魔将軍の体内に取りこまれる中、負けてはいないことから引き続き戦線に残ることとなり、悪魔将軍と共にリサイクルゾーンを通ってウォーズマンの体内から脱出。次の戦いのステージである日本アルプスへと向かう。

キン肉マンとの正・悪王子対決では、ウェザー・デスマッチを挑み、突や降を用いた戦術を駆使するが、キン肉マン火事場のクソ力と奇策によって攻略され、阿修羅三面のうち笑い面と冷血面を破壊されてしまう。最後に残ったバッファローマンすら恐れる怒り面になると、氷上バスター合戦で決着をつけようとする。キン肉バスターを6本の腕を駆使して破り、逆に阿修羅バスターによって一時はキン肉マンKO寸前にまで追い込む。しかし、阿修羅バスターの弱点である首のフックの甘さを突かれて脱出され、変形ツームストンドライバー(これが良されキンドライバーへ昇する)を受けて敗北した。
敗北後、悪魔将軍自決を命じられて自ら首をり落とし、悪魔将軍と一体化した。

夢の超人タッグ編

悪魔将軍キンドライバーによって敗れる直前、サンシャインと共に脱出。悪魔超人の生き残りとしてサンシャインと「はぐれ悪魔超人コンビ」を組み、「呪い人形」を使い正義超人たちの強さのである友情を奪いバラバラにする。
突如開催された宇宙タッグトーナメントに登場すると、開会セレモニーの場でビッグボンバーズ(カナディアンマンスペシャルマン)を実不足として地獄コンビネーションPART Iで殺し、飛び入り参加する。

1回戦第4試合で、両者共に因縁のあるニューマシンガンズ(テリーマンジェロニモ)と対戦。悪魔の如きコンビネーションで攻め立て、呪い人形運命人形と称して心理面でも揺さぶりをかける。だが、キン肉マンアドバイスによってったテリーマンの勢いに押されるようになる。しかし、サンシャインピンチジェロニモを人質に取ることでテリーマンを降させ勝利する。
試合終結直後、約束を破りジェロニモを新必殺技阿修羅バスターによってKOし、テリーマン呪いローラーに掛けようとするが、キン肉マングレート(プリンス・カメハメ)の妨によって失敗。結果的にカメハメの死の切欠を作った。

準決勝では、第1試合でテリーマンキン肉マングレートを引き継いだマッスル・ブラザーズ(キン肉マンキン肉マングレート)とランバージャックゴンドラデスマッチで対戦。地獄コンビネーション地獄のキャンバスなどでマッスル・ブラザーズを苦しめるも、マッスル・ブラザーズ友情パワーによってことごとく跳ね除けられてしまう。さらに、試合途中でにかかり呪いローラーに巻き込まれ右側3本の腕を失ってしまう。魔界の王子としての意地があるアシュラマン本人は悪魔としての信念を貫き、上述したサムソンとの悲劇的な別れをり(その話を聞いた観客の中にはする人もいた)、また同じような状況になっても構わず攻撃し続けろと示を出す。その後阿修羅火玉弾によって一時はマッスル・ブラザーズ不協和音に陥れ、さらに悪魔将軍復活キン肉マン恐怖心を煽るが、それを乗り越える互いを信じあう友情を見せられたサンシャインには迷いが生じ、再びローラーに巻き込まれそうになったアシュラマンに対し非情になることができず、「あ…悪魔にだって友情はあるんだーっ」と攻撃をやめ救出する。その行動に身を挺して自らを助けたサムソンの姿を思い出したアシュラマンは「ば…ばかやろう~っあ…悪魔にとって……ひ…人助けは…罪悪だといっておいたはずだぞ…」と言いながら熱いを流した。 なおも悪魔超人としてのを貫くべく戦いを続けるアシュラマンだったが、グレートへ仕掛けた阿修羅バスターは、奪い取ったはずのカメハメの腕によって妨され、マッスル・ドッキングを受けついに倒れ、キン肉マン達の友情コンビネーションを認め自ら敗北を認めた。
試合後に同盟を結んでいたヘル・ミッショネルズ(ネプチューンマンビッグ・ザ・武道)に攻撃され、サンシャイン死亡、自らは三面のマスクを奪われ、さらに呪い人形まで奪われてしまう。

その後は魔界に戻り療養していたが、決勝戦でマッスル・ブラザーズの試合に駆けつけ、テリーマンスター・エンブレムを返却し、失格取り消しを了承。その後も、観客席からザ・マシンガンズの応援をし、「友情は自ら取り戻すもの」というアドバイステリーマンに送り、友情回復に貢献している。

キン肉星王位争奪編

キン肉マンソルジャー(キン肉アタル)にスカウトされ、超人血盟軍として王位争奪サバイバルマッチに参加。名古屋城にてキン肉マンスーパー・フェニックス率いる知性チームと衝突。

次鋒としてザ・ニンジャを破った知性チーム先鋒・サタンクロスと対戦。サタンクロスの正体が、に流された後に知性の神を売って新しい体を得たサムソンだったと判明し動揺するが、ニンジャチーム勝利を取るべく戦いを挑む。だが、阿修羅バスター阿修羅稲綱落としといった必殺技は、格闘技の師でもあったサムソン=サタンクロスには通用せず、追い詰められていく。しかし、土壇場で阿修羅稲綱落としを変形させた「阿修羅パワー」を繰り出す。この技によってサタンクロスダウンに追い込むものの、自らも限界を迎えダウン。結果試合は両者ノックアウトにより引き分けとなった。

大阪城王位争奪戦決勝では、超人血盟軍最後の生き残りとして先鋒戦の試合中に登場。自らのコスチュームを使ってディフェンド・スーツをキン肉マンに装着させ、サタンクロスと戦うキン肉マンを援護。
その後、知性チームが仕掛けた(アシュラマンが犠牲になる気マンマンの)からキン肉マンチームの救援に駆けつける。「血縄縛りの門」でキン肉マンチームを通らせるべく決死の支えとなることを決意し、自ら割することによってキン肉マンのディフェンド・スーツの空白部分を自らの血で染め、キン肉マンチーム全員を進ませた後に下敷きとなって死亡した。

最終決戦後にキン肉マンフェイスフラッシュによって超人血盟軍仲間たちと共に復活している。

この時期はかつて戦ったアイドル人からは正義超人同然に扱われていた。自身も「悪魔超人には戻りたくない」と発言しており、アシュラマン本人としては全に正義超人に転向していたつもりだったようである。
超人血盟軍は「人界の危機を乗り越えるため、属性の垣根をえて終結する」という趣旨の集団であり、軍団内でアシュラマンが悪魔なのか正義なのか厳密に問われることはかった模様。
その後は、
キン肉マン二世:魔界で正義超人として生きようとするが息子教育に失敗、その後悪魔超人に復帰
完璧超人始祖編:期に悪魔超人に戻っており、悪魔騎士として戦い続ける
と、異なった未来を歩んでいる。

完璧超人始祖編

先の王位継承サバイバルマッチが終了した後、正義超人悪魔超人完璧超人の間で三属性人不可侵条約が結ばれ、悪魔超人の代表として条約に署名をする。

その後、悪魔将軍の配下に戻り、かつての同僚と共に悪魔六騎士として墓場に突入。ワープトンネルで飛ばされた先である故郷の魔界で完璧・陸式ジャスティスマンと対戦する。ここで魔界とアシュラマン一族の秘密明らかになる。

アシュラマンの格闘技術は、彼の先祖が完璧超人ミロマンを破った時に奪った腕によるもので、ミロマン師匠であるジャスティスマンはアシュラマンの行動を見抜くことができたのだ。そのためアシュラマンの攻撃は全く通用せず、なすすべなく追いつめられ腕を次々に破壊されてしまう。
しかし残った二本の腕を自ら切断、死んだ悪魔超人達の腕を生やして戦う事でミロマンい状態になり、悪魔超人の血の結束によるパワージャスティスマンを驚かせるほどの奮戦を見せる。勝負に出たアシュラマンは、阿修羅バスター阿修羅バスターブラッドユニット阿修羅バスターと繋いでジャスティスマンの頭部へのダメージに的を絞る。だが、それでもジャスティスマンには通用せず、ジャスティスマン義・ジャッジメント・ペナルティによって全腕と三面全てを打ち砕かれて敗北

しかしアシュラマンの戦いぶりは「裁きの秤」も有罪を示してはおらず、ジャスティスマンの心に少なからず動揺を生む。後にジャスティスマンは「ジャッジメント・ペナルティを受けてもまだ立ち上がれるなら相手の勝ち」という規を自らに課していた事が明かされ、この戦いは本当に惜しいところまで食い下がっていたと判明した。少なくとも、終始完璧に圧倒され、全身木っ端微に粉砕された大魔王サタンよりも健闘した事になる。

オメガ・ケンタウリの六鎗客

ジャスティスマンに敗れた時に無惨な姿となってしまったため死んだとばかり思われていたが、次シリーズでは生存が判明。
生きてはいたものの、かなりの重傷の身で、魔界の宮殿リハビリに励んでいた。

超神編

断で魔界を抜け出していたサムソン・ティーチャーサタンクロス)を追いかけて十字架の丘に姿を現し、ザ・ナチュラルと戦うサムソンに何をしているのかを問いただす。サムソンはかつて知性チームに属していたことに対するみそぎだと答え、ザ・ナチュラルとの戦いを再開させる。子が見守る前で死を尽くすサムソンだったが、ザ・ナチュラルナチュラルボーンクラッシュにより倒されてしまう。
超神との戦いを見せることでサムソンはアシュラマンに対して”最後の授業”をおこなっており、アシュラマンもサムソンの意図を理解していた。試合後にサムソンと別れの言葉を交わし、人界の未来をアシュラマンに託してサムソンは落命。
悲しみに暮れていたところにバッファローマンザ・ニンジャが駆けつけ、超人血盟軍の五人が再び集結。誓いと決意を新たにしたアシュラマンは超神への戦いを宣言する。

サムソンを討つため、バベルの塔の試練に挑戦する8名に名乗りを挙げる。さらに先に参戦を希望したジェロニモの意思の強さをかつての好敵手であるテリーマンを通して確認し、参戦を承諾。ジェロニモ勝利には賛辞の言葉を贈った。

バベルの塔の試練の的が「の座に至る人の選抜」と聞かされると、サンシャインと共に野望を露わにして独自の行動を取ると宣言。バッファローマンにも誘いをかけるが煮え切らない態度を示したため決別、の中へと向かって行った。もっとも本当は椅子の話は二の次であり、サムソンを討つのに正義超人から殺しを咎められないようサンシャインと共に別行動を取ったのであった。そして、サンシャイン意を理解していた。

そしてついに因縁のザ・ナチュラルと遭遇。だが、気持ちの高ぶりを抑えきれずにいたところにもう1人の超神ザ・バーザーカーが現れタッグマッチを提案。最初はサムソンの弔い合戦に拘りナチュラルと1対1で戦うことを希望するが、サンシャインの熱い説得によってタッグを了承。晴れはぐれ悪魔超人コンビ復活、4Fリングナチュラルバーザーカーのモデスティーズと戦うことになる。

試合はアシュラマンとザ・ナチュラル突で始まる。開始々に阿修羅面怒りに切り替えて波羅蜜多ラリアットを喰らわせるが、ザ・ナチュラルは全く動じず、逆にナチュラルチョークスラムを受けてしまう。仇討ちのことで焦ってしまい、サンシャインが思わず頭を抱えるほど序盤から飛ばし過ぎたことでピンチを迎えることに。だが、カットに入ったサンシャインからの的確なアドバイスを聞き入れると阿修羅面冷血に変更し、冷静になる。そして、迷宮投げでナチュラルダメージを与えるが、そこへタッチを受けたザ・バーザーカーが登場。サンシャインの援護も受けつつ一進一退の攻防を演じ、阿修羅稲綱落としパワーザ・ナチュラルもろとも倒そうとするが、ナチュラルフェイスシールドを二枚破壊しただけに留まった。次いでサンシャインマグナムを繰り出し、守りに出たザ・ナチュラルキャノンボールで攻撃。しかし二度の攻撃は先にタックルで潰され、超神側のツープラトンベルセルク」を受けてしまう。ザ・ナチュラルを捉えてサンシャイン呪いローラーに投げ込み、ザ・ナチュラルブリッジで回避するものの「呪いローテーションローラー」でローラーに引きずり込み、ナチュラルを砕くことに成功。反撃を受けて倒れたサンシャインがとどめを刺されそうになるところを阿修羅魚雷カットし、瀕死の重傷を負ってしまったサンシャインとの最後のツープラトン竜巻地獄」でザ・ナチュラルを撃破した。しかし恩師サムソンを討った感慨はく、死んでいったサンシャインとの友情に思いを馳せる。

そこに、死んでいったサンシャインを「便利な具」呼ばわりされ、挑発を重ねるザ・バーザーカーに怒りの拳を叩き込むが、その攻撃はほとんど通じない。放った竜巻地獄の中に蹴り込まれ、吹き飛ばされたところに落下技「バーザーカーブレード」を喰らい、続けて「人殲滅落とし」を受け、「バーザーカーエクスカリバー」で腕を折られてしまう。しかしサンシャインが繋いでくれた思いを励みに立ちあがると、折られた腕をサンシャインで補強。さらに、全悪魔超人の「鍛錬!精!理想!決意!」に支えられながら代表として戦っていることを明らかにすると、悪魔六騎士全員の腕が6本の腕に宿る。ジャンクマンの腕で強な一撃を見舞うと、6本の腕で壮絶な殴り合いを繰り広げる。それでも怯まないバーザーカー拷問技「サクリファイスロック」に捉えられ、必殺技である人殲滅落としの体勢に入られる。しかし、魔界のクソを発動させることによって切り返し、ジャンクマンサンシャインの腕で頭を抑えて脱出不可能にした阿修羅バスターを炸裂させる。それでもなお立ち上がってくるバーザーカーに気圧されるものの、バーザーカーはアシュラマンの戦いを讃えて倒れた。勝利後はサンシャインあらためて感謝すると共に、バーザーカーに対しても感謝の意を述べる。そしてバーザーカーの導きにより最上階に転移していった。

最上階で“調和の神ザ・ワンに敗れて連行されたバッファローマンと再会、彼がザ・ワンの軍門に降った事を告げられると皮りながらもその判断を尊重する言葉を送る。そしてザ・ワンザ・マンの二手に分かれて“刻の”と戦う方針が決まると、サンシャインの霊に判断を委ねる形ながらもザ・ワン営に加わることにする。結局同じ営で戦うことになったバッファローマンと言葉を交わし、次なる戦いへと向かって行った。

キン肉マンⅡ世のアシュラマン

悪魔の種子編で悪魔の種子デーモンシードNO.6として登場。王位争奪編以降、正義超人へと転身し、他のレジェンド人たちと同じく老いていたが、恐怖の将復活に協することを条件としてジェネラルストーンを与えられ、全盛期だった20代の頃に若返った再生リボーンアシュラマンとして復活体は若い力を取り戻し、頭ベテランの老獪さを保ったままという反則的な強さを手にし、新世代正義超人の前に立ちはだかる。そして、今シリーズラスボスとなった。

ボルトマンタッグチーム「ザ・デモリッションズ」を組み、アイドル人軍であるケビンマスク&スカーフェイスの「B-エボリューションズ」との「ジェネラル・リブ」で対決。試合中、宮本武蔵像に憑依する形で姿を現すと、6本の腕を駆使した技の数々で新世代超人の中でも屈の実を持つ2人を手玉に取り、「わたしたちオリジナル悪魔超人は・・・・鍛え方が違う!精が違う!理想が違う!決意が違う! 」という名言を残し、オリジナル悪魔としての凄みを見せつける。さらに、スカーフェイス必殺技であるアルティメットスカー・バスターを自分のの寸法を変えるという奇策で攻略。逆に、新必殺技アルティメット阿修羅バスタースカーフェイスを追い詰め、最後は地獄コンビネーションΩによってスカーフェイス体をボルトマンの魔の四に放り込んで惨殺。圧倒的なパワーの差を見せつけて勝する。

その後、自身の提案によってキン肉万太郎と前の戦いで生き残ったケビンマスクの「ザ・坊ちゃんズ」と恐山の「悪魔胎内デーモン・ウゥーム」でタッグ戦を戦うことになる。リングは歴代の正義超人たちの亡骸で形成され、正義超人側のセコンドにキン肉スグル悪魔超人側のセコンドにサンシャインが付く。ケビンマスクボルトマンが倒れたことで万太郎との一騎打ちとなるが、阿修羅稲綱落とし、阿修羅バスターを放って万太郎一方的に攻め立て、顔がひしゃげても元に戻してしまう不死身体を持っていた。さらに、自らの右足を切断し恐怖の将の右足が生え、”魔性の一撃”地獄の断頭台を喰らわせる。そして、自らのフィニッシュホールドであるアルティメット阿修羅バスターで仕留めにかかる。しかし、リングを支える正義超人亡骸クッションとなって救ったため万太郎を倒し切れず。それでも実の差は歴然としており、一方的に攻める展開を続けると、再度アルティメット阿修羅バスターに捕らえる。だが、キン肉スグル万太郎子のを見せられたこと、さらには死の恐怖に脅える万太郎の姿が息子シバに重なったことでトラウマり号泣。その隙を突かれて万太郎の48の殺人技+3「マッスル・G(グラヴィティ)」により敗北する。

実は、正義超人に転身してから庭を築いていたが、自身の悪魔時代を知ったことをきっかけに息子シバに残虐な一面が現れるようになり、ついには妻のイボンヌを殺してしまう。罪を咎めるためにシバ粛清することとなったが、魔界の王子であった自分が正義超人替えしたことで自ら息子に手をかけなければならなくなったことを呪い息子と妻への償いとして悪魔超人として返り咲いていた。万太郎との戦いの間、そのときの贖罪の気持ちがフラッシュバックされ、重い十字架を背負いながら戦っていた。マッスル・Gを喰らった直後、アシュラマンのコスチュームから家族写真が落ちてきた。

試合後、負けたにもかかわらずルール無視してミートの頭部を奪い転生しようとする恐怖の将を阻止して、抗議をする。悪魔道の違いから恐怖の将の逆鱗に触れてしまい、ジェネラル・ストーンを奪われ元の老いた姿に戻されてしまう。だが、「悪魔にも友情はあるんだ」というかつてと同じ言葉で手を差し伸べてきた盟友サンシャインと共に正義超人打倒をとしながら、いずこかへと去っていく。

究極のタッグ編には未登場。時期的にはいるはずなのだが、はぐれ悪魔コンビまで出してしまうと万太郎たちが太刀打ちできなくなるとの判断により一切出番がない。彼以外の悪魔六騎士全員死亡しており、タッグを組める相手がいなかったのも出られなかった理由のひとつだろうか。

読切「超人血盟軍、結成秘話」

ソルジャーチームに選ばれた4人の人は、ベルリンの壁に集まるが、悪魔超人のアシュラマンとザ・ニンジャキン肉マンソルジャーを信用しておらず、チーム参加へは消極的だった。そこへ、ソルジャーが登場すると、意を問いただすために戦いを挑む。だが、阿修羅バスターはかつてのキン肉マンと同じ要領で破られ、戦いの余波でベルリンの壁が崩壊し瓦礫の下敷きになりかけるが、バッファローマンたちが身を挺してったことで救われる。

ソルジャーは負傷した3人をフェイスフラッシュによって治療すると、ソルジャー欲望から王位を狙っているわけではないことを悟り、協約束する。このとき、アシュラマンはソルジャーキン肉マンであるということに薄々気付いていたが、ソルジャーに「言うな、それ以上は」ととどめられたため最後まで口にすることはなかった。 

かくして、はみだし者たちによる伝説ユニット超人血盟軍」が結成される。

戦績

『キン肉マン』での戦績

『キン肉マンII世』での戦績

主な必殺技一覧

シングル技

阿修羅バスター
アシュラマンの代名詞ともいえるフェーバリット・ホールド。別名「トリプルキバスター」。キン肉バスターに6本の腕を駆使することでより脱出し辛くしている。4本の腕で両脚、2本の腕で両腕を固定することでキン肉バスターより脱出困難な上に足首折りとチキンウイングの効果を得ているため威で勝る。キン肉バスターコピー技と思われがちだが、アシュラマンが幼少時にサムソンから教わった技である。
首のフックが甘いことが弱点であり、「ネックエスケープ」で破られてしまう。
バベルの塔での戦いでは、悪魔六騎士全員の腕を宿した状態で相手をがっちりと固定し脱出不可能とした「過去最高の手ごたえ」と自賛する阿修羅バスター超神であるザ・バーザーカーを倒している。
阿修羅バスター
名前通り阿修羅バスター良版。首のフックが甘いという弱点を2本の腕を使って固定することで解消した。残る4本の腕はそれぞれ相手の両腕・両脚を固定する。
着地の際に相手の頭部をアシュラマンのにぶつけ粉砕する。頭を重点的に捕獲するようにしたが、代わりにを掴んでいないため全体のバランスが不安定になってしまったようだ。
アルティメット阿修羅バスター
キン肉マンⅡ世で披露。6本の腕で相手の両腕・両脚を固めた後、さらに両脚を跳ね上げて首もフックする、阿修羅バスター阿修羅バスターの欠点をした、最も脱出困難文字通り究極の技。
アシュラマンはこの技によって息子シバを死に至らしめている。
スカーフェイスの「アルティメットスカー・バスター」よりも、より究極に近い美しさと破壊があるということでこの名が付けられた。
ブラッドユニット阿修羅バスター
相手の頭部を固定した腕を他の腕で支え、相手の頭に全衝撃が行くようにした技。ジャスティスマンにより阿修羅バスターを破られた際、とっさに繰り出した。
竜巻地獄
6本の腕を高速で振り回し、竜巻を起こす技。2つ同時に発生させて相手を中に舞い上げ、阿修羅バスターに繋げる際にも使用される。腕が2本傷ついても残り4本で竜巻を起こせるが、威は落ちる。
阿修羅稲綱落とし
相手をフルネルソンで捕え上ジャンプっ逆さまに落下する相手の足の上にダブル・ニードロップの体勢で膝を乗せ、全体重をかけてマット突させる。王位争奪戦ではザ・ニンジャから託された肩当を膝に付けることで肩当から突き出した突起が相手の足をロックし、その後は膝のを変形させることで相手の足をフックしやすいように良された。
バランスが悪いので体勢を入れ替えられ易いのが弱点。師匠サムソンは、「数字の8のごとし」と例えている。キン肉マンⅡ世では、「阿修羅地獄芸」のひとつと呼ばれている。
阿修羅パワー / 阿修羅稲綱落としパワー
阿修羅稲綱落とし」の体勢を横向きにし、相手を突させる。数字の「8」を横向きにすることから「」と表現しており、横向きだとバランスが安定するので体勢を入れ替ることは不可能になり、稲綱落としの弱点をしている。無限大パワーが生まれるらしい。サタンクロスは分離した寄生虫サタンクロスクッションにすることで威を抑え、致命傷は避けたが、それでも立ち上がれなくなるほどダメージを受けている。
稲綱落とし」とも呼ばれる。
阿修羅魚雷
身体を錐揉み回転させながら相手に突っ込んでパンチ
地獄のキャンバス
死んだ悪魔超人たちの血とが染み付いたキャンバスを広げることでその亡霊を召喚しリンチさせる。
阿修羅蓮華打ち
一番上の手で敵の顔に一打を放ち、それを防御した敵の部に下二つの手で打ちこむ6本の腕によるコンビネーション技。
阿修羅六道蓮華
6本の腕からストレートフック、アッパーと打ちこむ技。6本の腕の複雑な動きによりパンチの出所が判らず相手を惑わす。
阿修羅金剛絡み
うつ伏せに倒した相手にクロスフェイスロックを仕掛け、さらに下2本の右腕で相手の右腕をアームロック、残りの2本の左腕で相手の両脚を交差させた逆エビ固めに捕らえる。6本の腕と両脚を最大限に駆使し五体を固める強な関節技。
波羅蜜多ラリアット
片方の3本の腕を絡ませて1本の太い腕とし、強ラリアットを放つ。
地獄の断頭台
本来は恐怖の将こと悪魔将軍必殺技タッグ編では、サンシャインとともに悪魔将軍のボディの一部に変身することで繰り出している。キン肉マンⅡ世では、サタンより大量のジェネラルストーンを受け取ることで、悪魔将軍と同じダイヤモンドの脚ダイヤモンドストーン・フットを得たことで使用。しかし、前者は将軍のボディすべてがっていないこと、後者将軍本人の体ではないことから、本来の威を発揮するには至らなかった。
アングリースープレックス
上2本の腕でネックハンギングツリー、残り4本の腕で相手をかんぬきに捕らえて後方にジャンプして繰り出すスープレックス
魔界のクソ
魔界の王子だからこそ発動できるキン肉マン火事場のクソ力悪魔版のような。どこまで超人強度が上昇できるかなどは不明。

タッグ技

地獄コンビネーションPART I
はぐれ悪魔超人コンビの代表的なツープラントン技。中でロメロスペシャルに捉えた相手ごと落下し、地上でサンシャインロメロスペシャルり上げている相手のパートナーに衝突させる。
魔界の死刑執行
相手の右胸に巨大な針を置き、地獄コンビネーションPART Iの要領で相手を突させることによりお互いの心臓を貫かせる。
地獄コンビネーションPART II スカル・キャスタネッツ
はぐれ悪魔超人コンビのツープラトン。2人同時に相手の頭部掛けてドロップキックを放つ。
地獄コンビネーションPART III スカイハイクラッシュ
はぐれ悪魔超人コンビのツープラトン。アシュラマンが相手を持ち上げ、さらにサンシャインがアシュラマンごと持ち上げて相手を天井に突き刺す。
地獄コンビネーションPART IV 阿修羅火玉弾
はぐれ悪魔超人コンビのツープラトンサンシャイン呪いローラーにアシュラマンが飛び込み、最大限のスピードで回転するローラーのパワーで弾き出されることにより、相手掛けて頭から高速で飛んでいく。ジャスティスマン戦ではコーナーポストロープを利用し一人で技を繰り出している。
地獄コンビネーションFinal 竜巻地獄
はぐれ悪魔超人コンビのツープラトンキーパーツを解除しに塊となったサンシャイン竜巻地獄で発射する。飲み込まれた相手は舞い上げられた最中にとなったサンシャインに捕獲されて身動きを取ることができず、前身を破壊される。さらに、「ブーストショット」としてアシュラマンが竜巻地獄を追加することで威を増して相手を倒しにかかる。
地獄コンビネーションβ
ザ・デモリッションズのツープラトンボルトマンが相手を中でエクスプロイダー、アシュラマンはトップロープ上でもう一方の相手をパワーボムに捕らえて相手同士をぶつける技。
地獄コンビネーションΩ
ザ・デモリッションズのツープラトン。相手を逆さまの体勢にして掴み、そのまま自分の体を反り、ボルトマンの胸に開いた魔の四に相手を足から放り込む。これを受けたスカーフェイス体が沸騰し消滅してしまった。
地獄団子
はぐれ悪魔超人コンビのツープラトンボール状のに変形したサンシャインの一部をアシュラマンが相手に投げつけ、着弾したサンシャインが相手にサブミッションを仕掛ける。作中では3つの団子に別れており、一投では首なし上半身がチョークスリーパーを決めて二投の下半身では更に足四の字を決め、残った頭部でカットに入ろうとしたジェロニモの首筋に噛み付いて阻止した。
地獄クロスライン
はぐれ悪魔超人コンビのツープラトン。相手をコーナーへと振り、サンシャインと手を繋いで戻って来た相手にクロスライン(現代プロレスの呼び名はクローズライン)を放つ技。技名はアニメで付けられたもの。
サンシャインマグナム
はぐれ悪魔超人コンビのツープラトンサンシャインの身体を背中からパンチで打ち抜き、円柱を弾丸のように発射する。
キャノンボール
はぐれ悪魔超人コンビのツープラトン。球体に変形したサンシャインを右の三本の腕に巻きつかせ、相手を殴りつける。
悪魔霊術将軍復活
はぐれ悪魔超人コンビのツープラトン悪魔将軍の体の2つの部分に変化して攻撃する。かつてアシュラマンたちが将軍のボディを構成していたことに由来。ただし、全ての体がっていないため悪魔将軍100%引き出すことができず、地獄の断頭台もキン肉マンKOできるほどの威かった。
デモリッション・ジャーマン
ザ・デモリッションズのツープラトン竜巻地獄で相手を宙に飛ばし、自分も飛び上がり相手を後方から4本の腕で掴み、同じく上昇したボルトマンに持ち上げられることで何倍もの加速を付けたジャーマン・スープレックス
八万地獄落とし
ザ・デモリッションズのツープラトン肩車の体勢でコーナーポスト最上段に乗り、ボルトマンが相手をフランケンシュタイナーで投げると同時に体を回転させキャンバス叩きつける。
八万地獄落とし
ザ・デモリッションズのツープラトン肩車の体勢でコーナーポスト最上段に乗り、ボルトマンが相手をフランケンシュタイナーで投げると同時に体を回転させキャンバス叩きつける。
迷宮投げ
はぐれ悪魔超人コンビのツープラトン化したサンシャインによって中へと引き上げられ、そこからアシュラマンを遠心力によって相手がけて投げつける技。なお、化する必要性はである

タッグパートナー

余談

声優

キャラクターソング

阿修羅地獄
歌:GAKURO / セリフ郷里大輔 / 作森雪之丞 / 作曲芹澤明 / 編曲松井忠直

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