アシュラマンとは、ゆでたまごの漫画作品『キン肉マン』及び『キン肉マンII世』に登場するキャラクターである。
阿修羅をモチーフとした(ただし、扱いはクモの化身超人)超人。悪魔将軍から直接指導を受けた直属部隊「悪魔六騎士」に所属しており、出自は魔界を治める王族出身の王子というトップエリート。超人強度は悪魔六騎士では最高の1000万パワー。
3つの顔と6本の腕を持ち、笑い・冷血・怒り面からなる顔を入れ替えることでファイトスタイルを変え、6本の腕で普通ではありえない技を掛けられる。
この6本の腕は他者から奪ったり死者の腕を憑依させたものであり、自分本来の腕ではない。そのため、腕を失っても再生可能。また、三つの面は実はマスクであり、仮面の下には本来の表情である泣き面が隠されている。
体色は原作では青(インドの神様は肌が青色で描かれるのが多い)もしくは黄緑色、アニメカラーは肌色。
カーカカカと特徴的な高い甲高い声をする。キン肉マンでは他では見られない変な笑い声が多いが、その中でも特に印象深く残るであろう笑いである。
幼い頃はサムソン・ティーチャーという家庭教師から教えを受けており、サムソンの優しさを理解できなかったが慕っていた。しかし、サムソンは川で溺れ流されたアシュラマンを身を挺して救い行方不明となってしまう。
涙を流して見届けるしかできなかったアシュラマンは、それ以降より愛や友情を否定する性格となり、悪魔超人の信念に忠実に動くようになった。また、その頃に素顔を仮面で隠すようになった。
アシュラマンの出自であるアシュラ一族は、元々は2本の腕の超人だったが、敵から腕を奪う能力を身につけ、ジャスティスマンの弟子である完璧超人・ミロスマンの腕を奪ったことで4本腕の超人一族となり、アシュラ王族はさらに6本の腕を持つようになる。その後、魔界を築いた悪魔将軍から魔界の統治を任されるようになったことで魔界で大きな影響を持ち、王族として繁栄するようになった。
地獄めぐりNO.5竜巻地獄を司る悪魔六騎士の1人として登場。ウォーズマン体内の五重のリング3階にてテリーマンと対戦。前もってバッファローマン以外の7人の悪魔超人から腕を奪っており、さらにテリーマンの両腕を奪い取って自分の腕にしてしまう。また、必殺技・阿修羅バスターの圧倒的な威力もあって終始優位に立つが、死を覚悟したテリーマンの底力とテリーマンに生えたバッファローマンの両腕の援護によって仕留めることができず、両者リングアウトとなり、引き分ける(悪魔六騎士唯一の生存者)。
五重のリングの戦いの後、他の悪魔騎士が悪魔将軍の体内に取りこまれる中、負けてはいないことから引き続き戦線に残ることとなり、悪魔将軍と共にリサイクルゾーンを通ってウォーズマンの体内から脱出。次の戦いのステージである日本アルプスへと向かう。
キン肉マンとの正・悪王子対決では、ウェザー・デスマッチを挑み、突風や降雪を用いた戦術を駆使するが、キン肉マンの火事場のクソ力と奇策によって攻略され、阿修羅三面のうち笑い面と冷血面を破壊されてしまう。最後に残ったバッファローマンすら恐れる怒り面になると、氷上バスター合戦で決着をつけようとする。キン肉バスターを6本の腕を駆使して破り、逆に阿修羅バスターによって一時はキン肉マンをKO寸前にまで追い込む。しかし、阿修羅バスターの弱点である首のフックの甘さを突かれて脱出され、変形ツームストン・ドライバー(これが改良されキン肉ドライバーへ昇華する)を受けて敗北した。
敗北後、悪魔将軍に自決を命じられて自ら首を斬り落とし、悪魔将軍と一体化した。
悪魔将軍がキン肉ドライバーによって敗れる直前、サンシャインと共に脱出。悪魔超人の生き残りとしてサンシャインと「はぐれ悪魔超人コンビ」を組み、「呪いの人形」を使い正義超人たちの強さの源である友情を奪いバラバラにする。
突如開催された「宇宙超人タッグ・トーナメント」に登場すると、開会セレモニーの場でビッグ・ボンバーズ(カナディアンマン、スペシャルマン)を実力不足として地獄のコンビネーションPART Iで瞬殺し、飛び入り参加する。
1回戦第4試合で、両者共に因縁のあるニュー・マシンガンズ(テリーマン、ジェロニモ)と対戦。悪魔の如きコンビネーションで攻め立て、呪いの人形を運命の人形と称して心理面でも揺さぶりをかける。だが、キン肉マンのアドバイスによって蘇ったテリーマンの勢いに押されるようになる。しかし、サンシャインのピンチにジェロニモを人質に取ることでテリーマンを降伏させ勝利する。
試合終結直後、約束を破りジェロニモを新必殺技・改良阿修羅バスターによってKOし、テリーマンを呪いのローラーに掛けようとするが、キン肉マングレート(プリンス・カメハメ)の妨害によって失敗。結果的にカメハメの死の切欠を作った。
準決勝では、第1試合でテリーマンがキン肉マングレートを引き継いだマッスル・ブラザーズ(キン肉マン、キン肉マングレート)とランバージャック・ゴンドラ・デスマッチで対戦。地獄のコンビネーションや地獄のキャンバスなどでマッスル・ブラザーズを苦しめるも、マッスル・ブラザーズの友情パワーによってことごとく跳ね除けられてしまう。さらに、試合途中で罠にかかり呪いのローラーに巻き込まれ右側3本の腕を失ってしまう。魔界の王子としての意地があるアシュラマン本人は悪魔としての信念を貫き、上述したサムソンとの悲劇的な別れを語り(その話を聞いた観客の中には涙する人もいた)、また同じような状況になっても構わず攻撃し続けろと指示を出す。その後阿修羅火玉弾によって一時はマッスル・ブラザーズを不協和音に陥れ、さらに悪魔将軍復活でキン肉マンの恐怖心を煽るが、それを乗り越える互いを信じあう友情を見せられたサンシャインには迷いが生じ、再びローラーに巻き込まれそうになったアシュラマンに対し非情になることができず、「あ…悪魔にだって友情はあるんだーっ」と攻撃をやめ救出する。その行動に身を挺して自らを助けたサムソンの姿を思い出したアシュラマンは「ば…ばかやろう~っあ…悪魔にとって……ひ…人助けは…罪悪だといっておいたはずだぞ…」と言いながら熱い涙を流した。 なおも悪魔超人としての道を貫くべく戦いを続けるアシュラマンだったが、グレートへ仕掛けた改良阿修羅バスターは、奪い取ったはずのカメハメの腕によって妨害され、マッスル・ドッキングを受けついに倒れ、キン肉マン達の友情のコンビネーションを認め自ら敗北を認めた。
試合後に同盟を結んでいたヘル・ミッショネルズ(ネプチューンマン、ビッグ・ザ・武道)に攻撃され、サンシャインは死亡、自らは三面のマスクを奪われ、さらに呪いの人形まで奪われてしまう。
その後は魔界に戻り療養していたが、決勝戦でマッスル・ブラザーズの試合に駆けつけ、テリーマンにスター・エンブレムを返却し、失格取り消しを了承。その後も、観客席からザ・マシンガンズの応援をし、「真の友情は自ら取り戻すもの」というアドバイスをテリーマンに送り、友情の回復に貢献している。
キン肉マンソルジャー(キン肉アタル)にスカウトされ、超人血盟軍として王位争奪サバイバルマッチに参加。名古屋城にてキン肉マンスーパー・フェニックス率いる知性チームと衝突。
次鋒としてザ・ニンジャを破った知性チーム先鋒・サタンクロスと対戦。サタンクロスの正体が、川に流された後に知性の神に魂を売って新しい肉体を得たサムソンだったと判明し動揺するが、ニンジャの仇とチームの勝利を取るべく戦いを挑む。だが、阿修羅バスター、阿修羅稲綱落としといった必殺技は、格闘技の師でもあったサムソン=サタンクロスには通用せず、追い詰められていく。しかし、土壇場で阿修羅稲綱落としを変形させた「阿修羅∞パワー」を繰り出す。この技によってサタンクロスをダウンに追い込むものの、自らも限界を迎えダウン。結果試合は両者ノックアウトにより引き分けとなった。
大阪城の王位争奪戦決勝では、超人血盟軍最後の生き残りとして先鋒戦の試合中に登場。自らのコスチュームを使ってディフェンド・スーツをキン肉マンに装着させ、サタンクロスと戦うキン肉マンを援護。
その後、知性チームが仕掛けた(アシュラマンが犠牲になる気マンマンの)罠からキン肉マン・チームの救援に駆けつける。「血縄縛りの門」でキン肉マンチームを通らせるべく決死の支えとなることを決意し、自ら割腹することによってキン肉マンのディフェンド・スーツの空白部分を自らの血で染め、キン肉マンチーム全員を進ませた後に下敷きとなって死亡した。
最終決戦後にキン肉マンのフェイス・フラッシュによって超人血盟軍の仲間たちと共に復活している。
この時期はかつて戦ったアイドル超人からは正義超人同然に扱われていた。自身も「悪魔超人には戻りたくない」と発言しており、アシュラマン本人としては完全に正義超人に転向していたつもりだったようである。
超人血盟軍は「超人界の危機を乗り越えるため、属性の垣根を超えて終結する」という趣旨の集団であり、軍団内でアシュラマンが悪魔なのか正義なのか厳密に問われることは無かった模様。
その後は、
・キン肉マン二世:魔界で正義超人として生きようとするが息子の教育に失敗、その後悪魔超人に復帰
・完璧超人始祖編:早期に悪魔超人に戻っており、悪魔騎士として戦い続ける
と、異なった未来を歩んでいる。
先の王位継承サバイバル・マッチが終了した後、正義超人・悪魔超人・完璧超人の間で三属性超人不可侵条約が結ばれ、悪魔超人の代表として条約に署名をする。
その後、悪魔将軍の配下に戻り、かつての同僚と共に悪魔六騎士として超人墓場に突入。ワープトンネルで飛ばされた先である故郷の魔界で完璧・陸式ジャスティスマンと対戦する。ここで魔界とアシュラマン一族の秘密が明らかになる。
アシュラマンの格闘技術は、彼の先祖が完璧超人ミロスマンを破った時に奪った腕によるもので、ミロスマンの師匠であるジャスティスマンはアシュラマンの行動の癖を見抜くことができたのだ。そのためアシュラマンの攻撃は全く通用せず、なすすべなく追いつめられ腕を次々に破壊されてしまう。
しかし残った二本の腕を自ら切断、死んだ悪魔超人達の腕を生やして戦う事でミロスマンの影響の無い状態になり、悪魔超人の血の結束によるパワーでジャスティスマンを驚かせるほどの奮戦を見せる。勝負に出たアシュラマンは、阿修羅バスター→改良阿修羅バスター→ブラッドユニット阿修羅バスターと繋いでジャスティスマンの頭部へのダメージに的を絞る。だが、それでもジャスティスマンには通用せず、ジャスティスマンの奥義・ジャッジメント・ペナルティによって全腕と三面全てを打ち砕かれて敗北。
しかしアシュラマンの戦いぶりは「裁きの天秤」も有罪を示してはおらず、ジャスティスマンの心に少なからず動揺を生む。後にジャスティスマンは「ジャッジメント・ペナルティを受けてもまだ立ち上がれるなら相手の勝ち」という規律を自らに課していた事が明かされ、この戦いは本当に惜しいところまで食い下がっていたと判明した。少なくとも、終始完璧に圧倒され、全身木っ端微塵に粉砕された大魔王サタンよりも健闘した事になる。
ジャスティスマンに敗れた時に無惨な姿となってしまったため死んだとばかり思われていたが、次シリーズでは生存が判明。
生きてはいたものの、かなりの重傷の身で、魔界の宮殿でリハビリに励んでいた。
無断で魔界を抜け出していたサムソン・ティーチャー(サタンクロス)を追いかけて十字架の丘に姿を現し、ザ・ナチュラルと戦うサムソンに何をしているのかを問いただす。サムソンはかつて知性チームに属していたことに対するみそぎだと答え、ザ・ナチュラルとの戦いを再開させる。愛弟子が見守る前で死力を尽くすサムソンだったが、ザ・ナチュラルのナチュラルボーンクラッシュにより倒されてしまう。
超神との戦いを見せることでサムソンはアシュラマンに対して”最後の授業”をおこなっており、アシュラマンもサムソンの意図を理解していた。試合後にサムソンと別れの言葉を交わし、超人界の未来をアシュラマンに託してサムソンは落命。
悲しみに暮れていたところにバッファローマンとザ・ニンジャが駆けつけ、超人血盟軍の五人が再び集結。誓いと決意を新たにしたアシュラマンは超神への戦いを宣言する。
サムソンの仇を討つため、バベルの塔の試練に挑戦する8名に名乗りを挙げる。さらに先に参戦を希望したジェロニモの意思の強さをかつての好敵手であるテリーマンを通して確認し、参戦を承諾。ジェロニモの勝利には賛辞の言葉を贈った。
バベルの塔の試練の目的が「神の座に至る超人の選抜」と聞かされると、サンシャインと共に野望を露わにして独自の行動を取ると宣言。バッファローマンにも誘いをかけるが煮え切らない態度を示したため決別、扉の中へと向かって行った。もっとも本当は神の椅子の話は二の次であり、サムソンの仇を討つのに正義超人から殺しを咎められないようサンシャインと共に別行動を取ったのであった。そして、サンシャインも真意を理解していた。
そしてついに因縁のザ・ナチュラルと遭遇。だが、気持ちの高ぶりを抑えきれずにいたところにもう1人の超神ザ・バーザーカーが現れタッグマッチを提案。最初はサムソンの弔い合戦に拘り、ナチュラルと1対1で戦うことを希望するが、サンシャインの熱い説得によってタッグを了承。晴れてはぐれ悪魔超人コンビが復活、4Fリングでナチュラルとバーザーカーのモデスティーズと戦うことになる。
試合はアシュラマンとザ・ナチュラルの激突で始まる。開始早々に阿修羅面怒りに切り替えて波羅蜜多ラリアットを喰らわせるが、ザ・ナチュラルは全く動じず、逆にナチュラルチョークスラムを受けてしまう。仇討ちのことで焦ってしまい、サンシャインが思わず頭を抱えるほど序盤から飛ばし過ぎたことでピンチを迎えることに。だが、カットに入ったサンシャインからの的確なアドバイスを聞き入れると阿修羅面冷血に変更し、冷静になる。そして、砂塵迷宮投げでナチュラルにダメージを与えるが、そこへタッチを受けたザ・バーザーカーが登場。サンシャインの援護も受けつつ一進一退の攻防を演じ、阿修羅稲綱落とし∞パワーでザ・ナチュラルもろとも倒そうとするが、ナチュラルフェイスシールドを二枚破壊しただけに留まった。次いでサンシャイン・マグナムを繰り出し、守りに出たザ・ナチュラルをキャノンボールで攻撃。しかし二度目の攻撃は先にタックルで潰され、超神側のツープラトン「ベルセルクの剣」を受けてしまう。ザ・ナチュラルを捉えてサンシャインの呪いのローラーに投げ込み、ザ・ナチュラルはブリッジで回避するものの「呪いのローテーションローラー」でローラーに引きずり込み、ナチュラルの盾を砕くことに成功。反撃を受けて倒れたサンシャインがとどめを刺されそうになるところを阿修羅魚雷でカットし、瀕死の重傷を負ってしまったサンシャインとの最後のツープラトン「竜巻砂塵地獄」でザ・ナチュラルを撃破した。しかし恩師サムソンの仇を討った感慨は無く、死んでいったサンシャインとの友情に思いを馳せる。
そこに、死んでいったサンシャインを「便利な道具」呼ばわりされ、挑発を重ねるザ・バーザーカーに怒りの拳を叩き込むが、その攻撃はほとんど通じない。放った竜巻地獄の中に蹴り込まれ、吹き飛ばされたところに落下技「バーザーカーブレード」を喰らい、続けて「超人殲滅落とし」を受け、「バーザーカーエクスカリバー」で腕を折られてしまう。しかしサンシャインが繋いでくれた思いを励みに立ちあがると、折られた腕をサンシャインの砂で補強。さらに、全悪魔超人の「鍛錬!精魂!理想!決意!」に支えられながら代表として戦っていることを明らかにすると、悪魔六騎士全員の腕が6本の腕に宿る。ジャンクマンの腕で強烈な一撃を見舞うと、6本の腕で壮絶な殴り合いを繰り広げる。それでも怯まないバーザーカーの拷問技「サクリファイス・ロック」に捉えられ、必殺技である超人殲滅落としの体勢に入られる。しかし、魔界のクソ力を発動させることによって切り返し、ジャンクマンとサンシャインの腕で頭を抑えて脱出不可能にした阿修羅バスターを炸裂させる。それでもなお立ち上がってくるバーザーカーに気圧されるものの、バーザーカーはアシュラマンの戦いを讃えて倒れた。勝利後はサンシャインにあらためて感謝すると共に、バーザーカーに対しても感謝の意を述べる。そしてバーザーカーの導きにより最上階に転移していった。
最上階で“調和の神”ザ・ワンに敗れて連行されたバッファローマンと再会、彼がザ・ワンの軍門に降った事を告げられると皮肉りながらもその判断を尊重する言葉を送る。そしてザ・ワンとザ・マンの二手に分かれて“刻の神”と戦う方針が決まると、サンシャインの霊に判断を委ねる形ながらもザ・ワン陣営に加わることにする。結局同じ陣営で戦うことになったバッファローマンと言葉を交わし、次なる戦いへと向かって行った。
悪魔の種子編で悪魔の種子NO.6として登場。王位争奪編以降、正義超人へと転身し、他のレジェンド超人たちと同じく老いていたが、恐怖の将復活に協力することを条件としてジェネラルストーンを与えられ、全盛期だった20代の頃に若返った再生アシュラマンとして復活。肉体は若い力を取り戻し、頭脳はベテランの老獪さを保ったままという反則的な強さを手にし、新世代正義超人の前に立ちはだかる。そして、今シリーズのラスボスとなった。
ボルトマンとタッグチーム「ザ・デモリッションズ」を組み、アイドル超人軍であるケビンマスク&スカーフェイスの「B-エボリューションズ」と巌流島の「ジェネラル・リブ」で対決。試合中、宮本武蔵像に憑依する形で姿を現すと、6本の腕を駆使した技の数々で新世代超人の中でも屈指の実力を持つ2人を手玉に取り、「わたしたちオリジナル悪魔超人は・・・・鍛え方が違う!精魂が違う!理想が違う!決意が違う! 」という名言を残し、オリジナル悪魔としての凄みを見せつける。さらに、スカーフェイスの必殺技であるアルティメット・スカー・バスターを自分の顎の寸法を変えるという奇策で攻略。逆に、新必殺技・アルティメット・阿修羅バスターでスカーフェイスを追い詰め、最後は地獄のコンビネーションΩによってスカーフェイスの肉体をボルトマンの魔の四角窓に放り込んで惨殺。圧倒的なパワーの差を見せつけて完勝する。
その後、自身の提案によってキン肉万太郎と前の戦いで生き残ったケビンマスクの「ザ・坊ちゃんズ」と恐山の「悪魔の胎内」でタッグ戦を戦うことになる。リングは歴代の正義超人たちの亡骸で形成され、正義超人側のセコンドにキン肉スグル、悪魔超人側のセコンドにサンシャインが付く。ケビンマスクとボルトマンが倒れたことで万太郎との一騎打ちとなるが、阿修羅稲綱落とし、改良阿修羅バスターを放って万太郎を一方的に攻め立て、顔がひしゃげても元に戻してしまう不死身の肉体を持っていた。さらに、自らの右足を切断し恐怖の将の右足が生え、”魔性の一撃”地獄の断頭台を喰らわせる。そして、自らのフィニッシュホールドであるアルティメット・阿修羅バスターで仕留めにかかる。しかし、リングを支える正義超人の亡骸がクッションとなって救ったため万太郎を倒し切れず。それでも実力の差は歴然としており、一方的に攻める展開を続けると、再度アルティメット・阿修羅バスターに捕らえる。だが、キン肉スグルと万太郎の親子の絆を見せられたこと、さらには死の恐怖に脅える万太郎の姿が息子のシバに重なったことでトラウマが蘇り号泣。その隙を突かれて万太郎の48の殺人技+3「マッスル・G(グラヴィティ)」により敗北する。
実は、正義超人に転身してから家庭を築いていたが、自身の悪魔時代を知ったことをきっかけに息子のシバに残虐な一面が現れるようになり、ついには妻のイボンヌを殺害してしまう。罪を咎めるためにシバを粛清することとなったが、魔界の王子であった自分が正義超人に鞍替えしたことで自ら息子に手をかけなければならなくなったことを呪い、息子と妻への償いとして悪魔超人として返り咲いていた。万太郎との戦いの間、そのときの贖罪の気持ちがフラッシュバックされ、重い十字架を背負いながら戦っていた。マッスル・Gを喰らった直後、アシュラマンのコスチュームから家族写真が落ちてきた。
試合後、負けたにもかかわらずルールを無視してミートの頭部を奪い転生しようとする恐怖の将を阻止して、抗議をする。悪魔道の違いから恐怖の将の逆鱗に触れてしまい、ジェネラル・ストーンを奪われ元の老いた姿に戻されてしまう。だが、「悪魔にも友情はあるんだ」というかつてと同じ言葉で手を差し伸べてきた盟友サンシャインと共に正義超人打倒を夢としながら、いずこかへと去っていく。
究極の超人タッグ編には未登場。時期的にはいるはずなのだが、はぐれ悪魔コンビまで出してしまうと万太郎たちが太刀打ちできなくなるとの判断により一切出番がない。彼以外の悪魔六騎士が全員死亡しており、タッグを組める相手がいなかったのも出られなかった理由のひとつだろうか。
ソルジャーチームに選ばれた4人の超人は、ベルリンの壁に集まるが、悪魔超人のアシュラマンとザ・ニンジャはキン肉マンソルジャーを信用しておらず、チーム参加へは消極的だった。そこへ、ソルジャーが登場すると、真意を問いただすために戦いを挑む。だが、阿修羅バスターはかつてのキン肉マンと同じ要領で破られ、戦いの余波でベルリンの壁が崩壊し瓦礫の下敷きになりかけるが、バッファローマンたちが身を挺して庇ったことで救われる。
ソルジャーは負傷した3人をフェイスフラッシュによって治療すると、ソルジャーが欲望から王位を狙っているわけではないことを悟り、協力を約束する。このとき、アシュラマンはソルジャーがキン肉マンの兄であるということに薄々気付いていたが、ソルジャーに「言うな、それ以上は」ととどめられたため最後まで口にすることはなかった。
かくして、はみだし者たちによる伝説のユニット「超人血盟軍」が結成される。
掲示板
161 ななしのよっしん
2023/10/13(金) 04:27:24 ID: jAQBlDIMJW
カラーページだと肌が青かったり緑だったりするけど
白黒ページだとトーン貼られたりせずに紙色のままなんだよね。
そりゃ東映アニメ版で普通の肌色にされるのも当然です罠。
162 ななしのよっしん
2023/10/13(金) 04:39:10 ID: 45tJXMZbOQ
ぶっちゃけ青肌は東映アニメ版と権利衝突を回避する目的じゃないかな
東映カラー使えないわけじゃないけど一報入れる必要はあるわけで
膨大な肉グッズで一々そんなことやってられるかとも思う
163 ななしのよっしん
2023/12/27(水) 05:42:55 ID: j7UldMPmAA
改良阿修羅バスター好きなんだけど「II世」でも始祖編でも無理矢理弱点付けられた感が悲しい。
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最終更新:2024/03/29(金) 20:00
最終更新:2024/03/29(金) 20:00
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