ワムウとは、漫画『ジョジョの奇妙な冒険』第二部「戦闘潮流」の登場人物である。
ジョジョの奇妙な冒険第2部「戦闘潮流」の登場人物。かつて人間とは別に暮らしていたとされる「柱の男」の一人。
カーズやエシディシが旅に出たときは赤ん坊であったため、サンタナを除けば柱の男の中では最も位が低い(3番目)。しかしその戦闘能力はサンタナとは比較にならず、登場人物たちに「戦闘の天才」と認識させる程のセンスを持ち、闘いの場では自らの持つ美学に基づいて闘う。しかしそのセンス故に、自分の影に入ってくる者がいると反射的に攻撃を加えてしまう癖がある(カーズやエシディシであろうとも)。
また普段は体内に収納しているが、額には角がありこれを使って風や空気の流れを読む事で視覚に頼らずに周囲の様子や相手の行動を把握する事ができる。さらにこの角はドリルの如く回転させる事もでき、対象へ突き刺す以外にも切り裂く事も可能。
そしてカーズ達には忠実な反面、闘いにて自らの認める強さを持った敵と戦う事に至高の喜びを見出す性格を持ち、強者にはそれなりに敬意を払う一面もある。後述するシーザーとの戦いではシーザーを破ったもののシーザーの命を賭けた行動に敬意を払い、彼が生命力を絞り切って作り上げたシャボンを割らずに見逃し去っていったという戦士としての礼儀作法を弁えた一面を見せた。
20世紀にカーズ達と共に目覚めた直後は、ナチス調査隊による人工の紫外線の光を浴びても平然と行動していた。その後、居合わせたジョセフとの闘いではジョセフを瀕死に追い込むも、未熟ながら「自らに傷を負わせた戦士」としてジョセフの強さを認め、毒入りのリングをジョセフの体内(心臓)に埋め込む事で決闘の誓いを立てさせた。その後、エイジャの赤石を探して行動していたところをシーザーと遭遇したのち交戦状態となり、シーザーの新たな戦術に苦戦するも一瞬の隙を突きシーザーを倒す。しかし自分の命を失おうともジョセフに解毒剤(ジョセフの心臓のリング)を渡す姿を見て、彼を見逃した。
そして第2部の終盤、ピッツベルリナ山にて古来の作法に基づく戦車戦でジョセフと決闘を繰り広げる。決闘では必殺流法を次々に繰り出しジョセフを追い詰めていくが、ワムウの意表すら突いたジョセフの巧みな知略とジョセフのシーザーとの見えざる結束力に敵わず敗れてしまう。身体を木っ端微塵にされ敗北した後、彼はジョセフへ襲い来る吸血鬼たちを首だけの状態になりながらも制裁すると、ジョセフの成長ぶりに満足しながら風と共に消滅していった。この時ジョセフもまた、ワムウの純然たる戦士としての戦いぶりに敬意を表し、無意識のうちに直立不動・敬礼の体勢をとってワムウの最期を見送った。戦車戦における一連の展開を含め、第2部の(或いは、ジョジョ全編を通して)ベストバウト・一番の見せ場にこのシーンを挙げるファンも少なくない。
名前の由来はイギリスのミュージシャン「wham!」から。ワムウッ!
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最終更新:2024/04/25(木) 16:00
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