単語

テンテン

2.0千文字の記事
  • twitter
  • facebook
  • はてな
  • LINE

「゛」とは、日本語の濁音を示すための記号である。

概要

読みは「てんてん」「だくてん(濁点)」など。がぎぐげご、ざじずぜぞ、だぢづでど、ばびぶべぼ、「」と「ヴ」など一部の濁ることのあるひらがなカタカナ右上に附属し、濁音であることを示す符号。現代仮名遣いではないと困るが、戦前まで、旧かなづかいでは必ずしも用いられなかった。大正時代とか較的新しい旧仮名遣いの文章でもけっこうかったりする。ただ、通常古文の時間学生が習う古文には濁点が追記されていることがほとんどである。難易度が爆上がりするからね。

また、今の形に統一されたのは江戸時代くらいで、戦国時代までは点が3つだったり、4つだったり、形は個人によってまちまちであった。

表現技法として、通常濁点がつかないひらがなカタカナに濁点をつけることで、奇を表現したり苦痛、驚愕などを強調することも。「い゛だい゛わ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!!」

濁点だけ出したいときは「だくてん」と打ち込んで変換しよう。

」と「゛」と「゙」について

Unicodeにおいては、単体の濁点記号として「」(U+3099)と「゛」(U+309B)と「゙」(U+FF9E)の3種類がある。

」は「COMBINING KATAKANA-HIRAGANA VOICEDSOUND MARK」という名称であり、Unicodeコード番号は「3099」。「COMBINING」と付くことで分かるように、他の文字に結合する形で表示される文字である。たとえば「あ」(U+3042)に「」(U+3099)を結合すると、「あ゙」という字形となる。

よく使われる、「か行/カ行」「さ行/サ行」「た行/タ行」「は行/ハ行」のひらがな/カタカナに濁点が付いたもの、および「/ヴ」は、この記号をわざわざ使わなくても最初からコードが割り振られている。しかし他のひらがな/カタカナに濁点を振って使うことは少ないため、コードが割り振られていない。そのため、濁点が付かない文字にこの「」を付けて字形を作るわけである。

「゛」

「゛」は「KATAKANA-HIRAGANA VOICED SOUND MARK」という名称であり、Unicodeコード番号は「309B」。他の文字と結合せず、単体で表示される文字である。

「゙」

「゙」は「HALFWIDTH KATAKANA VOICED SOUND MARK」という名称であり、Unicodeコード番号は「FF9E」。「HALFWITH KATAKANA」と付くことで分かるように、半角カタカナに結合するために用意された文字である。

半角カタカナでは、全角カタカナと異なり「カ行」「サ行」「タ行」「ハ行」に濁点が付いたもの、および「ヴ」の文字にもコードが割り振られていない。そのため、例えば「ガギグゲゴ」を半角カタカナで表示するためにも半角の「カキクケコ」にこの「゙」を付けて「ガギグゲゴ」と表示する必要がある。

濁点にまつわるキャラクター、もの、エピソード、ニコニコ大百科記事

かんれんとうか

かんれんしょうひん

関連項目

この記事を編集する

掲示板

おすすめトレンド

急上昇ワード改

最終更新:2024/03/19(火) 16:00

ほめられた記事

最終更新:2024/03/19(火) 16:00

ウォッチリストに追加しました!

すでにウォッチリストに
入っています。

OK

追加に失敗しました。

OK

追加にはログインが必要です。

           

ほめた!

すでにほめています。

すでにほめています。

ほめるを取消しました。

OK

ほめるに失敗しました。

OK

ほめるの取消しに失敗しました。

OK

ほめるにはログインが必要です。

タグ編集にはログインが必要です。

タグ編集には利用規約の同意が必要です。

TOP