今注目のニュース
新型肺炎、実在しない組織から“注意喚起”装うメール 送り主は「国立感染症予防センター」
まるでアイドル? 会社を辞めることを「退職」ではなく「卒業」、なぜ?
『お母好き』大好真々子のねんどろいどが登場

03式中距離地対空誘導弾単語

ゼロサンシキチュウキョリチタイクウユウドウダン

  • 5
  • 0
掲示板をみる(60)
  • twitter
  • facebook
  • はてな
  • LINE
  • ほめる(5)
  •  
  •  
  •  
  •  
  • その他

03式中距離地対空誘導弾とは、陸上自衛隊が装備する地対空ミサイルシステムである。略称としてSAM-4、あるいは「中SAM」とも呼ばれる。

概要

すべてのシステム車載化されており、高機動車(射撃統制装置線伝送装置)2台+重装輪(わざわざ新開発した米国のHEMTTと呼ばれる8輪トレーラーそっくりの車両バリエーション重装輪回収車もある)4台(発射装置・運搬装填装置・射撃用レーダ装置・レーダ装置信号処理)に分散して配置される。ミサイル本体を格納したキャニスターは垂直発射タイプで、発射位置を周辺の地形に左右されないメリットがある。

ミサイルそのものも、双操飛しょう体制御と呼ばれる前部・後部それぞれにあるコントロールすることで高機動化を実現している。これはメーカーTRDI(技本)がわざわざ特許申請までしているほどの技術である。また電子対抗手段にも強く、パトリオット以上とも言われている。

ミサイルの有効射程は定かになっていないが、もともとの兵器体系を考えるにホーク(40km?)以上、パトリオット(160km?)未満と考えるのが妥当ではないかという意見もあり、60km前後では?という記述もある。

導入コストパトリオット一個チーム850億にくらべると半額程度の470億程度とコストについても考えられている。加えて一個射撃班の人員もホーク50名から20名へ大幅に省化された。

現在陸上自衛隊ではMIM-23ホーク装備部隊を順次この03式地対誘導弾装備へと置き換え中である。が、他装備品同様、年に1セット(1個中隊)規模単位で、現状15小隊。すべてのホーク装備部隊が置き換えるには今しばらくかかると思われる。近年の周辺情勢から第15高射特科連隊など南西への優先配備が進んでいる。

背景

長らく陸上自衛隊対空ミサイルシステムMIM-23 ホーク(およびその)が担っていた。これはな装備開発であるアメリカが意外と自の対車両の開発に熱心でない(だけの航空だったのもあるので)ためでもあった。

MIM-104パトリオットはあるものの規模が大きすぎるという欠点もあった。欧州アメリカではパトリオットPAC-3のコンポーネントを流用して、射程距離をより伸ばしつつ、もうすこしコンパクトにしようと中距離拡大防システム(MEADS…Medium Extended Air Defense System) の開発を行おうとしていた。アメリカフランスドイツイタリアの共同開発案に日本にも参加が打診される。

もっとも日本では武器輸出三原則に抵触するためこれに参加できず、かといってMEADSの開発終了後に導入するまでは待っていられないという、最近ありがちな兵器導入のジレンマになる。が、流石に誘導弾(ミサイル)関係ではわりと開発経験を積んでいたため、産開発を決意。これが03式中距離地対空誘導弾となった。(論、導入にあたって財務省に提出したレポートなどでは車載するMEADS車両問題…内法に抵触しているなどなどもっともらしい理由はつけられているが…。)

その後の展開について

かくして装備がスタートしている03式中距離地対空誘導弾だが、どうも陸自中の人達は内心しまったと思っているとかいないとか。

もともと戦域防を担う対空ミサイルシステムではあるのだが、パトリオットと同様に仰々しくなってしまっているのだ。さすがに大車両を6台1セットなどというシステムは大きすぎて昨今問題になりつつある離防衛などリロケータブル(再配置)さに欠ける。といって93式地対誘導弾(近SAM)や81式短距離地対空誘導弾短SAM)では防衛レンジが短い。11式短距離地対空誘導弾が導入され、一応の解決は見ているが導入スピードネックでもある。いくらパトリオット半額とはいえそれでも巨額であるため導入も進まない実情もある。

とはいえ近年ではおおすみ型輸送艦民間輸送船舶。将来的にはいずも型護衛艦などを用いた上展開も視野に入れられており、パトリオット部隊や地対艦ミサイル連隊等と既にそのような訓練も実施している模様。

余談として一方の元々の始まりだったMEADSだったがフランスいつものように開発から抜け、計画の中心だったアメリカ防費削減のためか計画の離脱を発表。思い切りハシゴを外されたドイツイタリアだけでは予算を捻出できずこのままお蔵入りになりそうという予想外の展開になっている。

03式中SAM改(03式中距離地対空誘導弾改善型)

2017年度から調達を開始。巡航ミサイルへの対処が強化されている。また原の中SAMは調達コストが高く、毎年少数しか導入できないことから、民生品を多用するなど、調達コストも低減されている。[1]

関連項目

脚注

  1. *最新の純国産地対空ミサイル「03式中SAM改」の性能とはexit 2020.1.7

掲示板

急上昇ワード

最終更新:2020/02/29(土) 10:00

ほめられた記事

最終更新:2020/02/29(土) 10:00

ウォッチリストに追加しました!

すでにウォッチリストに
入っています。

OK

追加に失敗しました。

OK

追加にはログインが必要です。

           

ほめた!

すでにほめています。

すでにほめています。

ほめるを取消しました。

OK

ほめるに失敗しました。

OK

ほめるの取消しに失敗しました。

OK

ほめるにはログインが必要です。

タグ編集にはログインが必要です。

タグ編集には利用規約の同意が必要です。

TOP