1勝クラスとは、中央競馬の平地競走において、収得賞金が500万円以下の競走馬が出走可能なレース、および収得賞金が1円以上500万円以下の競走馬のことである。
1990年夏~2019年春までの表記は「500万下」。それ以前は「400万下」「300万下」…だった時代もある。
その名の通り、中央競馬で新馬戦or未勝利戦で勝利を挙げた、通算1勝の競走馬が所属するクラス。ただし勝ち上がった後に重賞で2着を獲った場合は収得賞金が加算されて昇級する。また未勝利のまま2歳オープン特別を勝利した場合は収得賞金600万円を獲得するためこのクラスを飛び越えることになる。そのため、通算1勝の競走馬が全てこのクラスというわけではない。
たとえばエタリオウは通算17戦1勝だが、GⅡ青葉賞で2着を獲った時点で収得賞金が加算されてこのクラスを脱している。
収得賞金とクラス分けについては、詳しくは収得賞金の記事を参照。
1勝クラスの競走は、2歳秋季から施行される。2勝クラス・3勝クラスの競走が施行されるのは3歳夏季からなので、3歳春までにここを勝ち抜けた馬は、3歳夏季が始まるまでの間はオープン馬扱いとなる。2歳秋季、3歳春季の1勝クラスはそれぞれ対象馬齢限定戦だが、3歳夏季以降は「3歳以上1勝クラス」「4歳以上1勝クラス」となる。
3(4)歳以上1勝クラスのレースは一般競走(特別競走じゃない、レース名がついていないやつ)が多い。一般・特別合わせて年間1,000戦近くが開催されており、ここを勝つと収得賞金500万円を獲得し、2勝クラスへと勝ち上がれる。
3歳未勝利戦終了後、未勝利のままで中央競馬の平地競走に残った競走馬は、基本的にはこのカテゴリーの競走に格上挑戦を続けることになる。なお、そういう馬が勝利した場合、収得賞金は500万円になるので、まだ1勝クラスのままである。
特別出走手当については、以下の通りとなっている。
3歳夏季競馬まで | 3歳秋季競馬 | 4歳 | 5歳 | 6歳以上 | |
---|---|---|---|---|---|
未勝利・未出走 | 全額 | 半額 | なし | ||
収得賞金1円以上200万円未満 | 全額 | 半額 | |||
収得賞金200万円以上500万円以下 | 全額 | 12万減額 |
このため、ただ走ってるだけでは稼げなくなってくる。
また、3(4)歳以上1勝クラスに関しては、2勝クラス以上と異なり、中央4場で行う競走、および夏季競馬の福島・新潟・中京・小倉に関しては、東日本(東京・中山、および夏季競馬の福島・新潟)は美浦トレーニングセンター所属馬が、西日本(京都・阪神、および夏季競馬の中京・小倉)は栗東トレーニングセンター所属馬が、出走順位で優遇される(それ以外は地区ごとの優遇はない)。
※注、ただし2020年から夏季期間で札幌競馬場(函館競馬場)と新潟競馬場のみの2場開催で、小倉競馬場が1か月ほど開催されていない期間は、栗東所属の馬が出走に関して不利とならないように、この期間は新潟競馬場での優遇措置は除外されている。
一方で、3歳以上1勝クラスの秋季の東京・京都開催以降と4歳以上1勝クラスに関しては、未出走・未勝利馬は中央4場で行う競走には出走できない。中央4場で開催されない夏季競馬であれば特に制限はない。
※なおこの制限は2024年より撤廃されることが案内されている。
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最終更新:2025/03/23(日) 03:00
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