この項目は、ネタバレ成分を多く含んでいます。 ここから下は自己責任で突っ走ってください。 |
109の戦いとは、作品「パリピ孔明」における「EIKO」vs「AZALEA(アザリエ)」のライブバトルである。漫画では4巻、アニメでは第11話~12話に登場する。
漫画では「109の戦い」、アニメでは「渋谷109の戦い」と表記されている。
時は現代…
30万人を動員した日本最大の音楽フェス「サマーソニア」の出場権を巡って10万イイネを獲得すべく各アーティストがしのぎを削っていた。
そんな中、大手事務所KEY TIMEの唐澤は自らがプロデュースするガールズバンド「AZALEA」に10万イイネを集めるべく、渋谷109にてAZALEAのゲリラライブを実施して特設サイトのQRコードを発表し、そこからイイネをした人の中から抽選で100名に100万円が当たるキャンペーンを実施。金で観衆を釣ってイイネを稼ぐ作戦に出る。
しかし、「EIKO」の軍師である諸葛孔明はその作戦の情報を事前に察知し、逆に利用して10万イイネを横取りしようと画策する。
こうして2組のアーティストの戦いは始まろうとしていた…
決戦の日、渋谷は深い霧に包まれていた。
そんな中、EIKOこと月見英子は渋谷109の前でAZALEAの曲を歌って観衆を誤解させ、QRコードで自分のサイトに誘導してイイネを稼ぐ。それはかつて「赤壁の戦い」において濃霧の中、藁人形を載せた船団を魏軍の陣地に向かわせ、敵襲だと勘違いした魏軍から放たれた矢をそっくり頂いた「草船借箭の計」を彷彿とさせるものだった。
しかし、7万台のイイネを稼いだところでAZALEAを装った偽物であることがばれてしまい、イイネの伸びが止まってしまう。さらに本物のAZALEAが渋谷109に現れてしまう。
AZALEAのパフォーマンスは見るものを圧倒していった。しかし、それは久遠七海を始めとしたAZALEAのメンバーが望んていたものではなかった。しかし、自分達のファンのため、支えてくれた人達のため、AZALEAは自分の心を殺し踊りきる。
その後、本物のQRコードを公表し、AZALEAは98,741イイネを稼ぐ。もはやAZALEAが先に10万イイネを稼ぐのは時間の問題であり、英子達は絶体絶命の危機に陥る。
孔明は当初、この危機に対し唐澤とAZALEAの仲を疑心暗鬼に陥らせ仲たがいさせる「離間の計」を実行しようとしていた。
しかし、英子と七海の関係を考慮し、また英子の歌を信じ、この作戦を撤回。別の作戦に変更する。
ラッパーのKABE太人を使い、得意のラップでここにいるAZALEAが偽物だと煽り、観衆の注目を引き付ける。さらには密偵を使いAZALEAのQRコードは偽物だというデマを拡散する。
これにより観衆は疑心暗鬼に陥りAZALEAのイイネの伸びを止めることができたが、観衆のヘイトまで買ってしまい、ブーイングで英子は歌えなくなってしまった。
しかし、七海は望んでしまったのだ、英子の歌を。七海は観衆に静かにするように促す。
そして英子は七海や民草の心に届くように「DREAMER」を熱唱する。これを聴いた民衆は次々とEIKOにイイネを押し始める。
この状況に危機感を抱いた唐澤は巻き返しを図るべく七海にAZALEAの新曲を踊るように指示するが、七海はこれを無視。英子の歌を聴いてAZALEAの七海と一花と双葉は自分達の音楽への想いを思い出し、仮面を脱ぎ捨てる。
こうして英子の歌によってEIKO側が先に10万イイネを獲得し、見事サマーソニアへの出場を勝ち取ることができた。一方、本来のAZALEAに戻ることを決意した七海達は残ってくれたわずかなファンの為に本来の自分の歌を演奏するのであった。
「んー?ま、良かったんじゃない?」
こうしてサマーソニアの出場権争いに敗れたAZALEAだったが、ここで孔明はまたも奇跡を起こす。
AZALEAの演奏をSNSに拡散し、10万イイネを獲得。なんとAZALEAに10万イイネを返しちゃったのである。さらにAZALEAの演奏を見てファンになった人達が渋谷109に集結、アンコールの声が響き渡った。
演奏を見て心を動かされた真のファンをAZALEAは手に入れることができたのである。
その後、両者のファンはBBラウンジにて酒を飲みあかし、自らの感想を語り合ったという。
音楽…人…敵も味方もない、天下泰平の計Vol.1はこれにて完成したのであった。
この日、渋谷で行われた「EIKO」と「AZALEA」の2組のゲリラライブ。
これは後に「109の戦い」として語り継がれる事となる…
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最終更新:2024/03/19(火) 14:00
最終更新:2024/03/19(火) 14:00
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