2020年クラシック世代とは、2017年に生まれ、2020年にクラシック競走を走った競走馬の世代のことである。Pixivでは20世代で大百科の記事が作られている。
2023年現在6歳世代。古馬となってから台頭した馬が多いこともあり、まだまだ一線級の馬がバリバリ現役のため、今後評価が大きく変わることが考えられる。以下は2023年2月の段階での記述である。
この世代はなんといっても史上初となる牡馬牝馬両方で無敗の三冠馬が出た世代である(無敗でなくても初)。その2頭、コントレイルとデアリングタクトが世代前半の代表。2020年ジャパンカップでは、2歳上の牝馬三冠馬アーモンドアイとの三冠馬3頭による3強対決が大きな話題となった。
その一方、三冠馬の出た世代にありがちなことだが、クラシック有力馬が総じて伸び悩んでいる。朝日杯馬で皐月賞・ダービー2着のサリオスはその後マイル路線に進んだものの、勝ったのは1800mの毎日王冠(2勝)のみで真の適性距離がどこだったのかよくわからないまま引退。体重ネタで人気を集めた阪神JF馬レシステンシアも短距離~マイルGⅠで2着5回と好走を続けたがその後GⅠには惜しくも届かなかった。NHKマイルカップ馬ラウダシオン、菊花賞でコントレイルを追いつめたアリストテレスも古馬戦線で苦戦している。
三冠馬2頭もデアリングタクトは故障で1年以上の長期休養を余儀なくされる。コントレイルも古馬となってからの連敗と故障で苦難が続いたが、引退レースのジャパンカップを制して無敗三冠馬の威信を保ってターフを去った。デアリングタクトも復帰を遂げ、復活への階段を上っているところである。
苦戦や苦難の続くクラシック組に代わり、古馬となってから台頭してきた馬が目立つ。古馬台頭組の代表は、超ハイペースの大逃げで「令和のツインターボ」と話題になり、2022年ドバイターフと2023年サウジカップを勝って「世界のパンサラッサ」となった稀代の個性派逃げ馬パンサラッサ。
ほか、芝の古馬台頭組では、2021年大阪杯で無敗のままコントレイルとグランアレグリアを撃破した牝馬レイパパレ、2021年エリザベス女王杯を10番人気で穴を開けたアカはアカでもアカイイト、善戦マンから2022年大阪杯で前年の年度代表馬エフフォーリアらを破った良血馬ポタジェ、更に2020年のフローラS1着、優駿牝馬2着のあと肘の故障による浮き沈みを経て2022年の香港ヴァーズで悲願のGⅠ制覇を果たしたウインマリリンなど。
ダートでは2021年帝王賞を勝ちチャンピオンズカップを圧勝したテーオーケインズ、フェブラリーSを連覇し南部杯を勝ったワンターン左回りダート1600の鬼カフェファラオ、2022年帝王賞でテーオーケインズらを破ったメイショウハリオ、サンビスタ以来7年ぶり史上7頭目の牝馬による古馬混合GⅠ級勝利を挙げたショウナンナデシコらが一線で活躍している。
また、5歳シーズンの2022年秋、芝からダート、ダートから芝にそれぞれ転向してGⅠを勝った馬が立て続けに出現した。怪我に悩まされながらダートから芝に転向して2022年OP昇格→京都大賞典→ジャパンカップと一気に駆け上がった不屈のシンデレラボーイヴェラアズール、逆に芝からダートへ転向してチャンピオンズカップを勝ったジュンライトボルト、同じく東京大賞典と翌年の川崎記念を制したウシュバテソーロと、舞台を移して覚醒した面々も忘れてはならない。
この他、まだGⅠに届いていない面々では、古馬となって中長距離GⅠで好走を続けフランスでフォワ賞を勝ち、和田竜二とのコンビも人気のディープボンド、府中で重賞5戦3勝2着2回の府中巧者オーソリティ、屈腱炎での長期離脱から中495日での重賞制覇を果たしたヴェルトライゼンデなどがいる。短距離ではゴルシの許嫁ロータスランド、ダートでは江田照男との捲り戦法でレースを引っかき回す牝馬テリオスベルなどが重賞を賑わせている。
競走名 | 2019年(2歳) | 2020年(3歳) |
---|---|---|
朝日杯フューチュリティステークス | サリオス | |
阪神ジュベナイルフィリーズ | レシステンシア | |
ホープフルステークス | コントレイル | |
皐月賞 | コントレイル | |
東京優駿(日本ダービー) | コントレイル | |
菊花賞 | コントレイル | |
桜花賞 | デアリングタクト | |
優駿牝馬(オークス) | デアリングタクト | |
秋華賞 | デアリングタクト | |
NHKマイルカップ | ラウダシオン |
競走名 | 2020年(3歳) | 2021年(4歳) | 2022年(5歳) | 2023年(6歳) | 2024年(7歳) |
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フェブラリーステークス | カフェファラオ | カフェファラオ | |||
高松宮記念 | |||||
大阪杯 | レイパパレ | ポタジェ | |||
天皇賞(春) | |||||
ヴィクトリアマイル | |||||
安田記念 | |||||
宝塚記念 | |||||
スプリンターズステークス | |||||
天皇賞(秋) | |||||
エリザベス女王杯 | アカイイト | ||||
マイルチャンピオンシップ | |||||
ジャパンカップ | コントレイル | ヴェラアズール | |||
チャンピオンズカップ | テーオーケインズ | ジュンライトボルト | |||
有馬記念 |
競走名 | 2020年(3歳) | 2021年(4歳) | 2022年(5歳) | 2023年(6歳) | 2024年(7歳) |
---|---|---|---|---|---|
阪神スプリングジャンプ | |||||
中山グランドジャンプ | |||||
京都ハイジャンプ | |||||
東京ジャンプステークス | スマートアペックス | ||||
新潟ジャンプステークス | |||||
小倉サマージャンプ | |||||
阪神ジャンプステークス | |||||
東京ハイジャンプ | ゼノヴァース | ||||
京都ジャンプステークス | |||||
中山大障害 |
競走名 | 2019年(2歳) | 2020年(3歳) |
---|---|---|
全日本2歳優駿 | ヴァケーション | |
ジャパンダートダービー | ダノンファラオ |
競走名 | 2020年(3歳) | 2021年(4歳) | 2022年(5歳) | 2023年(6歳) | 2024年(7歳) |
---|---|---|---|---|---|
川崎記念 | ウシュバテソーロ | ||||
かしわ記念 | ショウナンナデシコ | ||||
さきたま杯 | 2024年よりJpnI昇格 | ||||
帝王賞 | テーオーケインズ | メイショウハリオ | |||
マイルチャンピオンシップ南部杯 | カフェファラオ | ||||
JBCレディスクラシック | |||||
JBCスプリント | |||||
JBCクラシック | テーオーケインズ | ||||
東京大賞典 | ウシュバテソーロ |
競走名 | 2020年(3歳) | 2021年(4歳) | 2022年(5歳) | 2023年(6歳) | 2024年(7歳) |
---|---|---|---|---|---|
ドバイターフ ( دبي تيرف) (Dubai Turf) |
COVID-19により 開催中止 |
パンサラッサ | |||
香港ヴァーズ (香港瓶) (Hong Kong Vase) |
ウインマリリン | ||||
サウジカップ (كأس السعودية) (Saudi Cup) |
パンサラッサ |
前世代 | 当記事 | 後世代 |
---|---|---|
2019年クラシック世代 | 2020年クラシック世代 | 2021年クラシック世代 |
掲示板
120ななしのよっしん
2023/03/02(木) 20:28:38 ID: nFrAgD8kv4
>>119
ああ~たまらねぇぜ
20年世代は三冠馬の同期が居る先輩のカツラギエースやギャロップダイナ達に
(三冠馬の同期として恥じぬ活躍を)俺もやったんだからさの会へ勧誘される逸材が多くて笑っちゃうんすよね
121ななしのよっしん
2023/03/04(土) 05:27:43 ID: AvJep/IcdZ
すげぇよな…まだ頑張るんだもんな…
むしろ「ボク達まだ始まったばかりですけど?」みたいなツラして頑張ってる
俺も負けちゃられないな…
122ななしのよっしん
2023/03/20(月) 02:09:31 ID: amJG0mk8Kb
無敗三冠馬コントレイル 二刀流パンサラッサ
怪我に泣かされてるけど実力は高いヴェルト&オーソリティ
この世代を賑わしたメンバーが一堂に結集してたのがあのホープフルステークスだと思うと感慨深いな
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最終更新:2023/03/22(水) 06:00
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