2026 FIFAワールドカップ(2026 FIFA World Cup)とは、カナダ、メキシコ、アメリカ合衆国で開催予定の23回目のFIFAワールドカップである。
| 2026 FIFAワールドカップ | |
|---|---|
| 期間 | 2026年6月12日~7月19日 |
| 場所 | |
| 出場国 | 48ヶ国 |
| 公式球 | トリオンダ(アディダス製) |
| マスコット | メイプル・ザ・ムース ザユ・ザ・ジャガー クラッチ・ザ・ボールドイーグル |
初の3か国共同開催による大会であり、日本のメディアでは「北中米大会」「北中米W杯」と呼ばれている。メキシコは史上初となる三度目の開催であり(1970年、1986年に開催)、アメリカも1994年大会以来二度目の開催となる。本大会は、カナダ2都市2会場・アメリカ11都市11会場・メキシコ3都市3会場の計16都市16会場で開催される。
大会公式アンセムは『DNA』。アンドレア・ボッチェリをはじめ、デイヴィッド・ゲッタ、ミーガン・ジー・スタリオンにEJAEと、世界的アーティストが集った合作となっている。なお決勝でも大会史上初となる本格的なハーフタイムショーが実施される予定であり、こちらにはヘッドライナーにマドンナ、シャキーラ、BTSらが出演する模様。
今大会から出場国が従来の32ヶ国から48ヶ国に拡大され、それに伴い各大陸の出場枠も拡大されている。
この出場国の拡大は早くから構想されており、FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長は2016年に現職に当選した際に公約としており、拡大のメリットを「出場枠の拡大によって収益が増えること」を述べている。その背景には商業主義を優先させるFIFAの思惑があり、経済規模が大きい中国やインド、中東の産油国が本大会に出場できる可能性を上げようというものである。一方でこの決定には批判も多く、試合の質の低下から「ワールドカップの価値を下げる」と指摘されており、試合数が従来の64試合から104試合に増加し、決勝までの試合数も7試合から8試合に増加することから選手にかかる負担の増大も懸念材料として挙げられている。また、各大陸予選の緊張感がなくなり、形骸化されることも問題視されている。
本大会のレギュレーションは、当初は48のチームを1組が3チームの全16組に分けグループリーグを戦い、その後は各グループの上位2チームが決勝トーナメントという方向になっていたが、グループリーグを従来どおりの4チームずつで構成することとし、各組の上位2チームと3位の成績上位8チームが32チーム参加の決勝トーナメントに進出するという仕組みとなった。このため従来に比べて、優勝までに必要な試合数が1つ増加している(従来は7試合、今大会からは8試合)。
試合中継はFOXなどが放送権を取得し、日本ではDAZNとNHK BSプレミアム 4Kが全104試合を放送・配信。またNHK(総合・BS)と日本テレビ・フジテレビが日本代表戦を中心に主要な試合を放送する(NHKはNHK ONEでのサイマル・見逃し配信あり)。
前述のように今大会から出場枠が大幅に増加しており、これまで大陸間プレーオフを勝ち抜かないと出場権を獲得できなかったオセアニア地区も出場枠が1つ与えられている。各大陸予選に加え、欧州以外は大陸間プレーオフを戦い、最後の2ヵ国が出場権を獲得するシステムになっている。なお、北中米カリブ海の出場枠は予選免除となる開催国のアメリカ、メキシコ、カナダを含めた6ヶ国となっている。
大陸間プレーオフは従来の1対1の対戦ではなく、6チームから本大会出場2チームを決めるトーナメントを開催する。UEFA以外の各大陸から1ヶ国(CONCACAFは2ヶ国)、計6ヶ国が出場する。FIFAランキングの高い2ヶ国はシードされ、残り4ヶ国がそれぞれ対戦しシードされたチームと決勝を行う。
出場国が拡大されたことに加えて北中米・カリブ海の3カ国が開催国となった影響で、本大会初出場チームが4チーム生じたほか、久々の本大会出場となったチームも多い。
その一方で、4度の優勝歴を誇る強豪イタリアがプレーオフ決勝でPK戦の末にボスニア・ヘルツェゴビナに敗れ、まさかの3大会連続で本大会出場を逃している。また、デンマーク、ナイジェリア、カメルーン、コスタリカなどが予選敗退となった。ちなみに、スウェーデンは欧州予選では未勝利ながらもUEFAネーションズリーグの結果によってPOに進出し、POを勝ち抜くことで2大会ぶりの出場を果たした。
(順位は本大会前最後の発表となった2026年6月5日発表のFIFAランキング)
| グループA | グループB | グループC | グループD | グループE | グループF |
|---|---|---|---|---|---|
メキシコ (14位) |
カナダ (30位) |
ブラジル (6位) |
アメリカ (16位) |
ドイツ (10位) |
オランダ (8位) |
韓国 (25位) |
スイス (19位) |
モロッコ (7位) |
オーストラリア (27位) |
![]() エクアドル (24位) |
日本 (18位) |
南アフリカ (60位) |
カタール (55位) |
スコットランド (43位) |
パラグアイ (40位) |
コートジボワール (33位) |
チュニジア (46位) |
チェコ (39位) |
ボスニア・ヘルツェゴビナ(64位) |
ハイチ (81位) |
トルコ (22位) |
キュラソー (83位) |
スウェーデン (38位) |
| グループG | グループH | グループI | グループJ | グループK | グループL |
ベルギー (9位) |
スペイン (2位) |
フランス (3位) |
アルゼンチン (1位) |
ポルトガル (5位) |
イングランド (4位) |
イラン (20位) |
ウルグアイ (17位) |
セネガル (15位) |
オーストリア (23位) |
![]() コロンビア (13位) |
クロアチア (11位) |
エジプト (29位) |
サウジアラビア (61位) |
ノルウェー (31位) |
アルジェリア (28位) |
ウズベキスタン (50位) |
パナマ (34位) |
ニュージーランド (85位) |
カーボベルデ (68位) |
イラク (56位) |
ヨルダン (63位) |
コンゴ民主共和国 (45位) |
ガーナ (73位) |
勝ち点が同じ場合は以下の順に従い順位が決定される。
| 順 位 |
国名 | 勝点 | 得失 点差 |
得 点 |
失 点 |
||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | メキシコ |
― | ○ 2-0 |
○ 1-0 |
○ 3-0 |
9 | 6 | 6 | 0 |
| 2 | 南アフリカ |
● 0-2 |
― | ○ 1-0 |
△ 1-1 |
4 | -1 | 2 | 3 |
| 3 | 韓国 |
● 0-1 |
● 0-1 |
― | ○ 2-1 |
3 | -1 | 2 | 3 |
| 4 | チェコ |
● 0-3 |
△ 1-1 |
● 1-2 |
― | 1 | -4 | 2 | 6 |
【Before】
メキシコ「1位はもらった」
韓国「1位はもらった」
南アフリカ「3位ならワンチャン・・・」
チェコ「2位ならいける」→ 【After】
メキシコ「Viva México!」
韓国「他グループの奴らめ…」
南アフリカ「韓国乙」
チェコ「無理だった」
開催国のメキシコが有利と見られ、韓国にとってはメディアが「蜜のグループ」と表現したとおり決勝トーナメント進出のためには楽な組に入ったと見られていた。久々の出場となったチェコと南アフリカは苦戦が予想されたが……
今大会のオープニングマッチとなったメキシコと南アフリカの対戦は両チーム合わせて3人が退場となった荒れた試合をメキシコが制する。ホームの後押しを受けるメキシコは続く韓国戦を制して楽々と首位での決勝トーナメント進出を決める。
初戦でチェコを下した韓国は続くメキシコ戦を落としたものの、最終戦が格下と見られていた南アフリカが相手ということで国内では楽観視する声が多数派となっていた。チェコと南アフリカにも可能性は残されており、最終節は2位争いに注目が集まっていた。
すでに突破を決めたメキシコだったが、手を抜くことなくチェコに圧勝。20年ぶりの出場となったチェコは1勝もできないまま敗退が決まる。一方、韓国vs南アフリカではエースのソン・フンミンをスタメンから外す荒療治に出た韓国に対し、堅守速攻が機能した南アフリカが1点を守り切る形で勝利。この結果、南アフリカが2位で初の決勝トーナメント進出を決める。
3位となった韓国もこの時点ではまだ決勝トーナメント進出の希望は残されていた。しかし、ここからが彼らにとって本当の地獄の始まりとなった。当初は突破の確率は94.4%とされていたが、他のグループの結果によって日に日にその確率は低くなり、もはや他力本願の韓国は生殺しの4日間を過ごすしかなかった。
そしてGS最終日にコンゴが勝利したことで韓国が3位チームの上位8チームに入れないことが確定。「韓国ビンゴ」とネットでは呼ばれ、大いに盛り上がったが、韓国敗退という結論を迎える。
| 順 位 |
国名 | 勝点 | 得失 点差 |
得 点 |
失 点 |
||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | スイス |
― | ○ 2-1 |
○ 4-1 |
△ 1-1 |
7 | 4 | 7 | 3 |
| 2 | カナダ |
● 1-2 |
― | △ 1-1 |
○ 6-0 |
4 | 5 | 8 | 3 |
| 3 | ボスニア・ヘルツェゴビナ |
● 1-4 |
△ 1-1 |
― | ○ 3-1 |
4 | -1 | 5 | 6 |
| 4 | カタール |
△ 1-1 |
● 0-6 |
● 1-3 |
― | 1 | -8 | 2 | 10 |
【Before】
スイス「1位通過するよ」
カナダ「開催国の意地を見せる」
ボスニア・ヘルツェゴビナ「カタールには勝つ」
カタール「ボスニアには勝つ」→ 【After】
スイス「本番はここから」
カナダ「ノルマ達成」
ボスニア・ヘルツェゴビナ「初めての決勝トーナメントやったあ!」
カタール「ぐふっ!」
大会の常連になりつつあるスイスに対し、共催国のカナダ、カタール、ボスニア・ヘルツェゴビナと決勝トーナメント未経験の3チームという顔合わせとなったグループ。
初戦でカタールと引き分けとスタートで躓いたスイスだったが、第2戦以降は20歳のマンザンビが起爆剤となり、ボスニアとカナダに連勝。終わってみれば順当に首位通過となった。
共同開催国のカナダは初戦のボスニア戦で初の勝ち点を獲得すると、第2戦のカタール戦では大量6ゴールを奪っての圧勝でW杯初勝利を飾る。第3戦でスイスに敗れはしたが、他会場でボスニアが勝利したことで2位での決勝トーナメント進出を決め、開催国としての面子を守る。
イタリアを破っての2回目の出場となったボスニア・ヘルツェゴビナは1分1敗で迎えた第3戦でカタール相手に勝利し、勝ち点を4とする。カナダとの直接対決の結果で3位となったが、ワイルドカードによって初の決勝トーナメント進出を果たす。
前回開催国のカタールは初戦で格上のスイス相手に初の勝ち点を獲得し期待されたが、第2戦のカナダ戦では2人の退場者を出したうえに0-6と大敗。第3戦でもボスニア・ヘルツェゴビナに敗れ、今回も未勝利のまま敗退となった。
| 順 位 |
国名 | 勝点 | 得失 点差 |
得 点 |
失 点 |
||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | ブラジル |
― | △ 1-1 |
○ 3-0 |
○ 3-0 |
7 | 6 | 7 | 1 |
| 2 | モロッコ |
△ 1-1 |
― | ○ 1-0 |
○ 4-2 |
7 | 3 | 6 | 3 |
| 3 | スコットランド |
● 0-3 |
● 0-1 |
― | ○ 1-0 |
3 | -3 | 1 | 4 |
| 4 | ハイチ |
● 0-3 |
● 2-4 |
● 0-1 |
― | 0 | -6 | 2 | 8 |
【Before】
ブラジル「余裕」
モロッコ「今回も自信あり」
スコットランド「厳しそう」
ハイチ「\(^o^)/」」→ 【After】
ブラジル「当然」
モロッコ「俺たちをなめるなよ」
スコットランド「厳しかった」
ハイチ「しゃーない」
サッカー王国ブラジル、前回ベスト4のモロッコに対し、35年ぶり出場のスコットランド、52年ぶり出場のハイチという二強二弱の構図となったグループ。
初戦からぶつかり合ったブラジルとモロッコはハイレベルな攻防が繰り広げられる中、両者譲らず1-1のドローに終わる。そしてここからは大方の予想通り、ブラジルとモロッコの二強がひたすら暴れまくる展開となる。スコットランド、ハイチを相手に連勝したブラジル、モロッコが順当に決勝トーナメント進出を決め、総得点の差でブラジルが首位通過となった。
初戦でハイチに勝利したことで3位に入ったスコットランドだったが、他グループとの比較で及ばず敗退。モロッコ相手に2点を奪ったハイチだったが、相手との力の差を埋められず、3戦全敗。この2チームにとっては厳しすぎる組み分けとなった。
| 順 位 |
国名 | 勝点 | 得失 点差 |
得 点 |
失 点 |
||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | アメリカ |
― | ○ 2-0 |
○ 4-1 |
● 2-3 |
6 | 4 | 8 | 4 |
| 2 | オーストラリア |
● 0-2 |
― | △ 0-0 |
○ 2-0 |
4 | 0 | 2 | 2 |
| 3 | パラグアイ |
● 1-4 |
△ 0-0 |
― | ○ 1-0 |
4 | -2 | 2 | 4 |
| 4 | トルコ |
○ 1-0 |
● 0-2 |
● 0-1 |
― | 3 | -2 | 3 | 5 |
【Before】
アメリカ「1位いけるな」
オーストラリア「1位いけるな」
パラグアイ「1位いけるな」
トルコ「1位いけるな」→ 【After】
アメリカ「USA!USA!」
オーストラリア「得失点差で2位!」
パラグアイ「まあ、おk」
トルコ「次は24年かからずに来たい」
共同開催国のアメリカに地の利があるとはいえ、実力的には4チームが拮抗した事前予想が難しかったグループ。
初戦からエンジン全開だったのが開催国のアメリカだった。初戦でパラグアイ相手に快勝すると、勢いのままオーストラリアも下し、2試合で首位通過を決めてしまう。消化試合となった第3戦でトルコに白星を献上したが、順調な仕上がりを印象付けた。
オーストラリアは初戦でトルコに勝利したことで優位に立つと、続くアメリカ戦に敗れはしたが、第3戦で2位を争うパラグアイ相手にスコアレスドローとなり、得失点差で2位に入り、2大会連続での決勝トーナメント進出を果たす。。
初戦でアメリカに完敗したパラグアイだったが、第2戦のトルコ戦で退場者を出しながらも勝利。オーストラリアと引き分けたことで3位となったが、GS突破となった。
3位となった2002年大会以来24年ぶりの出場となったトルコだったが、2連敗と精彩を欠き早々とGS敗退が決定。第3戦でアメリカに勝利したことで一矢を報いたが、不本意な結果となった。
| 順 位 |
国名 |
|
勝点 | 得失 点差 |
得 点 |
失 点 |
|||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | ドイツ |
― | ○ 2-1 |
● 1-2 |
○ 7-1 |
6 | 6 | 10 | 4 |
| 2 | コートジボワール |
● 1-2 |
― | ○ 1-0 |
○ 2-0 |
6 | 2 | 4 | 2 |
| 3 | エクアドル |
○ 2-1 |
● 0-1 |
― | △ 0-0 |
4 | 0 | 2 | 2 |
| 4 | ![]() キュラソー |
● 1-7 |
● 0-2 |
△ 0-0 |
― | 1 | -8 | 1 | 9 |
【Before】
ドイツ「3度目の失敗は許されない」
エクアドル「2位はいけるな」
コートジボワール「2位はいけるな」
キュラソー「頑張るぞー!」→ 【After】
ドイツ「まあこんなもんか」
エクアドル「ドイツには勝った」
コートジボワール「首位もいけたな」
キュラソー「勝ち点ゲットだぜ!」
2大会連続GS敗退という失態から王座復権を目論むドイツが本命、南米予選2位のエクアドル、3大会ぶりの出場となったコートジボワールが対抗、初出場のキュラソーが大穴というのが大方の予想となった。
大本命のドイツは大量7ゴールを奪い、初出場のキュラソーを蹂躙する好スタートを切る。第2戦ではコートジボワールに苦戦するものの、途中出場のウンダフの2ゴールの活躍で逆転し、2連勝。2試合の時点で2014年大会以来の決勝トーナメント進出を決める。消化試合となった第3戦で不覚を取ったが、順当に首位通過を決める。
2位争いとなった重要と見られたエクアドルとの初戦を制して一歩リードしたコートジボワールは第2戦でドイツに逆転負けを喫したが、第3戦でキュラソー相手にきっちり勝利。最終的にドイツと勝ち点で並んだが、直接対決の結果によって2位となり、初の決勝トーナメント進出を果たした。
大会屈指の守備力を持ち、ダークホースの一つと見られたエクアドルだったが、得点力不足に泣かされ、第2戦では格下のキュラソーによもやのドローに終わり、敗退の危機に立たされる。しかし、第3戦ですでに突破を決めたドイツ相手に勝利を収めたことで勝ち点を4に伸ばし、3位での2006年大会以来のGS突破を果たした。
圧倒的不利と見られたキュラソーは流石に他国との実力差は否めなかったが、大敗しながらもドイツから1点を奪い、第2戦でエクアドル相手に決死の守備で引き分けに持ち込み、初の勝ち点を獲得。W杯史上最少人口国は敗退しながらも歴史の一歩を刻み、国民に熱狂をもたらした。
| 順 位 |
国名 |
|
勝点 | 得失 点差 |
得 点 |
失 点 |
|||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | オランダ |
― | △ 2-2 |
○ 5-1 |
○ 3-1 |
7 | 6 | 10 | 4 |
| 2 | 日本 |
△ 2-2 |
― | △ 1-1 |
○ 4-0 |
5 | 4 | 7 | 3 |
| 3 | ![]() スウェーデン |
● 1-5 |
△ 1-1 |
― | ○ 5-1 |
4 | 0 | 7 | 7 |
| 4 | チュニジア |
● 1-3 |
● 0-4 |
● 1-5 |
― | 0 | -10 | 2 | 12 |
【Before】
オランダ「日本戦がカギだな」
日本「最強日本代表の力を見せる」
チュニジア「勝ち点4ならなんとか」
スウェーデン「勝ち点4ならなんとか」→ 【After】
オランダ「まあこんなもんか」
日本「無敗キタ━(゚∀゚)━!」
チュニジア「(コメント拒否)」
スウェーデン「3位通過したよ」
オランダが一歩リードしていると見られたものの、親善試合でドイツ、ブラジル、イングランドといった強豪を撃破し、今大会のダークホースと見られる日本の存在が脅威となったグループ。ただし、このグループは1位もしくは2位突破でブラジルもしくはモロッコ、3位突破でもフランスと当たる可能性が高いという「死の山」となることが予想されていた。
大会前に主力に怪我人が続出するトラブルに見舞われた日本は、重要と見られた初戦のオランダ戦で2度のリードを許し、エースの久保建英が負傷するという逆境にまで見舞われながらも鎌田大地の同点ゴール(鎌田の1mm)によって再び追いつき、両雄の激闘は勝ち点1を分け合うこととなる。その裏でアレクサンドル・イサク、ヴィクトル・ギョケレシュの強力2トップを擁うする古豪スウェーデンが5-1でチュニジアを撃破。
第2節を前に初戦で惨敗したチュニジアは監督交代という荒療治を断行。しかし、流石にそんな短期間でチームを立て直すことができず、攻守ともに盤石の戦いを見せた日本は上田綺世の2ゴールなど4ゴールを奪っての大勝。一方、スウェーデンはオランダ相手に守備が崩壊し、1-5と大敗。最終節を前に本命のオランダと日本が一歩リードする形となった。
第3節ではゴタゴタばかりが目立つチュニジアをオランダが順当に「死体蹴り」し、首位でのGS突破を決める。事実上の2位争奪戦となった初戦の貯金を使い果たしたスウェーデンと日本の対決は1-1で引き分けに終わり、日本が2位で3大会連続での決勝トーナメント進出を決める。スウェーデンも3位の中でも上位に入ることが確定し、決勝トーナメント進出を果たす。
結果、突破を決めた3チーム全てがラウンド32で強豪と戦うことになり、3連敗のチュニジアはいいところなく大会を去ることとなった。
| 順 位 |
国名 | 勝点 | 得失 点差 |
得 点 |
失 点 |
||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | ベルギー |
― | △ 1-1 |
△ 0-0 |
○ 5-1 |
5 | 4 | 6 | 1 |
| 2 | エジプト |
△ 0-0 |
― | △ 1-1 |
○ 3-1 |
5 | 2 | 5 | 3 |
| 3 | イラン |
△ 0-0 |
△ 1-1 |
― | △ 2-2 |
3 | 0 | 3 | 3 |
| 4 | ニュージーランド |
● 1-5 |
● 1-3 |
△ 2-2 |
― | 1 | -6 | 4 | 10 |
【Before】
ベルギー「まあおk」
イラン「米国ふざけんな」
エジプト「2位ならいけるかな」
ニュージーランド「2位ならいけるかな」→ 【After】
ベルギー「結果オーライ」
イラン「アルジェリアふざけんな」
エジプト「2位通過もらった」
ニュージーランド「壁は厚かった」
近年国際大会で思ったような結果を出せていないとはいえFIFAランキング9位のベルギーが有力候補であり、イラン、エジプト、ニュージーランドの3チームがほぼ横一線という印象のグループ。なお、同年2月に勃発したアメリカとイスラエルによるイラン攻撃の影響により、イランはアメリカでの滞在が制限されるなど、厳しい環境下での出場となった。
有力候補と見られたベルギーだったがエジプト戦、イラン戦と2試合連続でドローに終わる。これにより、このグループは大混戦となり、初戦でベルギーと引き分けたエジプトは第2戦で英雄モハメド・サラーにゴールが生まれ、ニュージーランドに3-1と勝利。この結果、最終節を前にエジプト以外の3チームが未勝利という状況にあった。
2大会連続でのGS敗退は避けたいベルギーは最終節でここまで沈黙していた攻撃陣が爆発。レアンドロ・トロサール、ケヴィン・デ・ブライネ、ロメル・ルカクと取るべき人がゴールを決め、5-1とニュージーランドに大勝。一方、エジプトとイランの対戦は引き分けに終わり、総得点で上回ったベルギーが首位、エジプトが2位で決勝トーナメント進出。エジプトにとっては4度目の出場で初の決勝トーナメント進出となった。
ニュージーランドは最終節でベルギーに完敗したことで終戦。またも1勝を挙げることはできず、2010年大会に見せたミラクルを再現とはいかなかった。
3位となったイランは他グループの3位との比較でギリギリのラインとなり、最後の最後まで結果を待つこととなった。グループJのアルジェリアvsオーストリアの試合で試合終了間際にアルジェリアが勝ち越しゴールを決めたことで一度は突破ラインに入ったが、そのわずか3分後になんとオーストリアが同点ゴールを決めたことで一転して敗退圏に転落。試合はこのまま引き分けに終わり、天国から地獄へと突き落とされる形で敗退となる。
| 順 位 |
国名 | 勝点 | 得失 点差 |
得 点 |
失 点 |
||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | スペイン |
― | △ 0-0 |
○ 1-0 |
○ 4-0 |
7 | 5 | 5 | 0 |
| 2 | カーボベルデ |
△ 0-0 |
― | △ 2-2 |
△ 0-0 |
3 | 0 | 2 | 2 |
| 3 | ウルグアイ |
● 0-1 |
△ 2-2 |
― | △ 1-1 |
2 | -1 | 3 | 4 |
| 4 | サウジアラビア |
● 0-4 |
△ 0-0 |
△ 1-1 |
― | 2 | -4 | 1 | 5 |
【Before】
スペイン「余裕」
ウルグアイ「2位なら楽勝」
サウジアラビア「カーボベルデには勝つとして…」
カーボベルデ「初出場を楽しむ」→ 【After】
スペイン「カーボベルデなんなん?(困惑)」
ウルグアイ「カーボベルデなんなん?(唖然)」
サウジアラビア「カーボベルデなんなん?(絶望)」
カーボベルデ「カーボベルデなんなん?(歓喜)」
EURO2024王者のスペインが頭一つ抜け、古豪ウルグアイが後に続くと見られたグループだったが、蓋を開けてみるとこのグループの主役となったのは初出場のカーボベルデだった。
誰もがスペインの圧勝を予想した初戦でカーボベルデは40歳のGKヴォジーニャが決定機を次々とビッグセーブで阻止することでクリーンシートを達成。優勝候補の強豪を相手に勝ち点1を獲得し、世界を驚かせる。また、ウルグアイもサウジアラビアを相手に痛恨のドロースタートとなり、第1節を終えて4チームが勝ち点1で並ぶ波乱の幕開けとなる。
それでもスペインは第2節で怪我で出遅れていた神童ラミン・ヤマルがスタメンに復帰すると、そのヤマルのW杯初ゴールを含めた4ゴールによってサウジアラビアに圧勝。一方、カーボベルデはウルグアイを相手に一度は逆転を許しながらも同点に追いつき、またしても勝ち点1を獲得。格下と見られた2チーム相手に勝ち切れなかったウルグアイは崖っぷちに立たされることとなった。
迎えた最終戦、調子の上がらないウルグアイに対してスペインはきっちりと勝利し、終わってみれば順当に首位通過を果たす。一方、進撃のカーボベルデはサウジアラビア相手にも引き分け、3引き分けながらもグループ2位を確保し、人口50万人の小国が初出場ながらも決勝トーナメントに進出するという歴史的快挙を成し遂げる。
勝ち点2にとどまったウルグアイは3位となったものの、この時点で他グループの3位の上位8チームに入れないことが確定し、GS敗退となる。また、サウジアラビアも最下位で敗退となった。
余談であるが、大活躍のヴォジーニャは大会前のインスタグラムのフォロワー数が5万人だったのがスペイン戦後に600万人に、ウルグアイ戦後には1500万人に急増。40歳にしてその名を世界に知らしめることとなった。
| 順 位 |
国名 | 勝点 | 得失 点差 |
得 点 |
失 点 |
||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | フランス |
― | ○ 4-1 |
○ 3-1 |
○ 3-0 |
9 | 8 | 10 | 2 |
| 2 | ノルウェー |
● 1-4 |
― | ○ 3-2 |
○ 4-1 |
6 | 1 | 8 | 7 |
| 3 | セネガル |
● 1-3 |
● 2-3 |
― | ○ 5-0 |
4 | 2 | 8 | 6 |
| 4 | イラク |
● 0-3 |
● 1-4 |
● 0-5 |
― | 0 | -11 | 1 | 12 |
【Before】
フランス「今回は優勝するぞ!」
セネガル「なぁにこれぇ」
ノルウェー「俺たちがノルウェーだ!」
イラク「(゚д゚lll)」→ 【After】
フランス「いい調子」
セネガル「最低限のことはやった」
ノルウェー「予定通り」
イラク「\(^o^)/」
キリアン・エムバペを筆頭に大会随一のタレントをズラりと揃えるフランス、怪物アーリング・ハーランドを擁するノルウェー、アフリカ屈指のタレント軍団セネガルが顔を合わせた今大会の「死のグループ」。40年ぶり出場のイラクは猛獣たちの中に放り込まれる形となった。
このグループで抜け出したのは大本命のフランスと台風の目とされるノルウェーの2チームだった。フランスはエムバペ、ノルウェーはハーランドが2試合連続で2ゴールと世界トップクラスのエースストライカーが前評判通りの怪物ぶりを発揮。セネガルも試合内容的には奮闘したものの相手が悪すぎ、2試合の時点でフランスとノルウェーが決勝トーナメント進出を決める。
最終節で顔を合わせることとなったフランスとノルウェーだったが、主力10人を温存してきた二軍のノルウェーをフランスが4-1で破り、3戦全勝でグループ首位の座に就く。
一方、善戦しながらも2連敗という結果に終わっていたセネガルだったが、最終節で格下のイラクから大量5ゴールを奪ったことで3位の中でも上位に入ることを確定され、こちらも決勝トーナメントに進むこととなった。
| 順 位 |
国名 | 勝点 | 得失 点差 |
得 点 |
失 点 |
||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | アルゼンチン |
― | ○ 2-0 |
○ 3-0 |
○ 3-1 |
9 | 7 | 8 | 1 |
| 2 | オーストリア |
● 0-2 |
― | △ 3-3 |
○ 3-1 |
4 | 0 | 6 | 6 |
| 3 | アルジェリア |
● 0-3 |
△ 3-3 |
― | ○ 2-1 |
4 | -2 | 5 | 7 |
| 4 | ヨルダン |
● 1-3 |
● 1-3 |
● 1-2 |
― | 0 | -5 | 3 | 8 |
【Before】
アルゼンチン「2連覇狙うよ」
オーストリア「アルジェリアには勝つ」
アルジェリア「44年前の恨みを晴らす」
ヨルダン「まぁ、がんばる」→ 【After】
アルゼンチン「すべては神の思し召し」
オーストリア「アルジェリアに勝ちたかった…」
アルジェリア「オーストリアに勝ちたかった…」
ヨルダン「最初から無理だった」
前回王者であるアルゼンチンが大本命であり、28年ぶりの出場となったオーストリアと2014年大会以来の出場となるアルジェリアが2位を争うと予想され、初出場のヨルダンは苦戦が予想されるグループとなった。
前回大会で神となったリオネル・メッシだったが、38歳となった今大会でもその神通力は健在だった。初戦のアルジェリア戦でハットトリックを達成すれば、第2戦のオーストリア戦では2ゴールをマークし、ミロスラフ・クローゼを抜いてW杯最多得点者となる。神への信仰心で団結したアルゼンチンは連勝により、2試合で首位通過を決めてしまう。
予想通り2位を争うのはオーストリアとアルジェリアとなった。共にアルゼンチン戦を落としたものの、格下であるヨルダンにはきっちりと勝利し、最終節で2位の座をかけて直接対決をおこなうことになる。そしてこの2チームには44年前に「ヒホンの恥」と呼ばれた出来事による因縁があった(1982 FIFAワールドカップの記事を参照)。
アルゼンチンは最終節でもメッシがゴールを決め、すでに敗退の決まっていたヨルダンを下して3連勝を達成。しかし、その裏ではこのGS最大ともいえるドラマが生まれていた。
オーストリアとアルジェリアの対戦では引き分けでも両国が決勝トーナメントに進出できるため談合試合になると思われ、2-2の同点で迎えた後半終盤に入ると両チーム安全にボールを回し始め、このまま試合が終わるかと思われた。ところが、突然オーストリアを裏切ったアルジェリアが牙を剥き、アディショナルタイムにリヤド・マフレズが勝ち越しゴールを決める。
このままではオーストリアは敗退となり、3位グループギリギリの順位にいたイランが決勝トーナメント進出ということになる。しかし、この試合のドラマはこれで終わりではなかった。諦めなかったオーストリアは3分後にサーシャ・カライジッチが奇跡の同点ゴールを決める。試合はこのまま引き分けで終了。この結果、地獄からしぶとく生還したオーストリアが2位、アルジェリアが3位で決勝トーナメントに進出。
そして誰よりも「伝説の4分間」の犠牲者となったのはジェットコースターのような感情のふり幅を体感したイランだった。
| 順 位 |
国名 | 勝点 | 得失 点差 |
得 点 |
失 点 |
||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | コロンビア |
― | △ 0-0 |
○ 1-0 |
○ 3-1 |
7 | 3 | 4 | 1 |
| 2 | ポルトガル |
△ 0-0 |
― | △ 1-1 |
○ 5-0 |
5 | 5 | 6 | 1 |
| 3 | コンゴ民主共和国 |
● 0-1 |
△ 1-1 |
― | ○ 3-1 |
4 | 1 | 4 | 3 |
| 4 | ウズベキスタン |
● 1-3 |
● 0-5 |
● 1-3 |
― | 0 | -9 | 2 | 11 |
【Before】
ポルトガル「狙うは初優勝」
コロンビア「2位以内なら堅いな」
コンゴ「舐められちゃ困る」
ウズベキスタン「まずは1勝」→ 【After】
ポルトガル「微妙…」
コロンビア「1位通過キタ」
コンゴ「突破できた」
ウズベキスタン「ゴールは決めた」
本命のポルトガル、対抗のコロンビアに52年ぶり出場のコンゴ民主共和国と初出場のウズベキスタンという二強二弱のグループ。ポルトガルは42歳となったクリスティアーノ・ロナウドの6大会連続ゴールにも期待がかかっていた。
優勝候補の一角であるポルトガルだったが、初戦で伏兵コンゴを相手に攻撃陣が不発に終わり、ドロースタートとなる。一方、南米の強豪コロンビアはルイス・ディアスの1ゴール1アシストの活躍によりウズベキスタンを破ると、第2節でもコンゴ相手に勝利し、ひと足早く決勝トーナメント進出を決める。
スタートで躓いたポルトガルだったが、第2節のウズベキスタン戦でクリスティアーノ・ロナウドが2ゴールを決め、5-0と大勝。クリスティアーノ・ロナウドは前人未到となる6大会連続ゴールを達成した。最終節ではコロンビアと引き分け、結果としてコロンビアが首位通過となり、ポルトガルは2位通過となった。
初戦でポルトガル相手に勝ち点1を獲得したコンゴだったが、第2節ではコロンビア相手に2点差を付けられて敗退。3位での生き残りをかけた最終節でウズベキスタンに先制されながらも逆転勝利を飾り、見事3位での決勝トーナメント進出を決める。そして韓国のW杯が終了。
初出場となったウズベキスタンは初戦のコロンビア戦で初ゴールが生まれたものの、大舞台での力不足、経験不足が出てしまい、3連敗での敗退となった。
| 順 位 |
国名 | 勝点 | 得失 点差 |
得 点 |
失 点 |
||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | イングランド |
― | ○ 4-2 |
△ 0-0 |
○ 2-0 |
7 | 4 | 7 | 3 |
| 2 | クロアチア |
● 2-4 |
― | ○ 2-1 |
○ 1-0 |
6 | 0 | 5 | 5 |
| 3 | ガーナ |
△ 0-0 |
● 1-2 |
― | ○ 1-0 |
4 | 0 | 2 | 2 |
| 4 | パナマ |
● 0-2 |
● 0-1 |
● 0-1 |
― | 0 | -4 | 0 | 4 |
【Before】
イングランド「1位通過するよ」
クロアチア「今回も上位を狙いたい」
パナマ「無理じゃね?」
ガーナ「3位ならなんとか」→ 【After】
イングランド「まあまあだな」
クロアチア「まあこんなもんか」
パナマ「無理だった」
ガーナ「ノルマは果たした」
優勝候補に挙げられるイングランドと2大会連続ベスト4以上のクロアチアが同組となり、前評判は二強二弱。大会直前にカルロス・ケイロス監督が就任したガーナがやや不気味な存在であり、パナマは苦しい立場と見られていた。
初戦で激突したイングランドとクロアチアの直接対決はハリー・ケインの2ゴールによってイングランドが勝利し、ポールポジションに立つ。一方、パナマを相手に1-0で勝利したガーナがこれを追う格好となる。
ところが、第2節でイングランドはガーナの堅守の前にいつも塩試合に持ち込まれ、スコアレスに終わる。初戦を落としたクロアチアもパナマ相手に予想以上に苦戦しながらも1-0で勝利し、望みを繋ぐ。
最終節でもパナマ相手に攻めあぐねたイングランドだったが、後半にジュード・ベリンガム、ケインの両雄がゴールを決め、首位通過を決める。ガーナ相手に先制ゴールを許し窮地に立たされたクロアチアだったが、しぶとく逆転し、2位での突破を決める。一方、ガーナも3位での決勝トーナメント進出となった。
パナマは3試合とも健闘はし、イングランドやクロアチアを苦しめはしたが、ゴールを決めることができず、3連敗で最下位での敗退となった。
| 順位 | チーム名 | 勝点 | 得失 点差 |
得点 | グル ープ |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 4 | 1 | 4 | K | |
| 2 | 4 | 0 | 7 | F | |
| 3 | 4 | 0 | 2 | L | |
| 4 | 4 | 0 | 2 | E | |
| 5 | 4 | -1 | 5 | B | |
| 6 | 4 | -1 | 5 | J | |
| 7 | 4 | -2 | 2 | D | |
| 8 | 4 | -2 | 8 | I | |
| 9 | 3 | 0 | 3 | G | |
| 10 | 3 | -1 | 2 | A | |
| 11 | 3 | -3 | 1 | C | |
| 12 | 2 | -1 | 3 | H |
今回から48チームに増えたうえに3位チームも8チームは残れるということから前回のような大きな波乱はなく、強豪国、ダークホースとされたチームは順当に決勝トーナメントに駒を進めている。その中で大きなサプライズとなったのが初出場であるカーボベルデの躍進ぶりであり、1勝を挙げることはできなかったが、3引き分けでグループHの2位に入り、古豪ウルグアイを敗退に追い込んだ。
出場国が増えたことで明らかにレベルの落ちるチームが各グループに存在したことは否めず、出場枠が9と大幅に増えたアジア勢は日本とオーストラリアを除いた7チームが敗退という厳しい結果となった。また、共同開催国3チームを除いた北中米・カリブ海の3チームも全滅。しかも勝ち点を獲得できたのはキュラソーの1のみだった。
その反面、リオネル・メッシ、キリアン・エムバペ、ヴィニシウス・ジュニオール、アーリング・ハーランドといったスター選手は期待通りの活躍でファンを魅了し、中でも大会中に39歳となったメッシは3試合で6ゴールという驚愕の暴れぶりで大会通算得点記録トップに立った。また、42歳のクリスティアーノ・ロナウドも6大会連続ゴールという初の偉業を達成。
物議を醸した3位チームでも突破できるというレギュレーションだが、GS最終日で大きなドラマを生み、韓国の生殺しからの敗退決定やアルジェリアvsオーストリアの激闘からイランが天国から地獄へ一気に転落するなど話題を呼び、GSに最後まで緊張感をもたらした。
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( ^ω^) ^ω^) ♪ どうしてこうなった!
(っ )っ ) ♪ どうしてこうなった!
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↑ウルグアイ↑韓国
開催国カナダ、試合終了間際の劇的な決勝ゴールで一番乗りでベスト16へ。
共に初の決勝トーナメント進出となった両チームの対戦はお互いに攻めあぐねる膠着状態が続く。後半も互いに慎重さを崩さなかったことからゴールが遠い試合展開となっていた。徐々にペースを掴み始めたカナダは後半30分切り札のアルフォンソ・デイヴィスを投入。すると、スタジアムの空気が変わり、カナダが攻勢を強めるようになる。それでも耐え凌いでいた南アフリカだったが、このまま延長戦突入かと思われた後半AT2分にエウスタキオが値千金のミドルシュートを決め、拮抗した一戦を制したカナダがベスト16進出。劇的な形で歴史をまた一つ塗り替える。
粘り強く守りながら敗れた南アフリカだったが、12年前と違って決勝トーナメントに進出することができ、こちらも新たな歴史を作り出すことはできた。
"最強"日本、王国ブラジルの底力の前に最後の最後で力尽きる。またしても決勝トーナメント初戦の壁を破れず!!
前半は集中した試合の入りを見せた日本がコンパクトな守備からのカウンターで牽制し、ブラジル相手に互角以上に渡り合う。すると、29分インターセプトからドリブルで持ち上がった佐野海舟がそのままミドルシュートを決め、日本が先制。ここまでは日本のゲームプランがうまく機能していた。
前半どこか緩さがあったブラジルだったが、後半にアンチェロッティ監督が修正策を施すと目を覚まし、後半5分にカゼミーロが同点ゴールを決める。その後も猛攻を続けるブラジルの前に日本は防戦一方となってしまい、有効な攻め手を見出せなくなっていた。
それでもGK鈴木彩艶のビッグセーブもあってどうにか耐えていた日本だったが、後半AT5分にミスの流れからマルティネッリが決勝ゴールを決め、万事休す。王国の意地を見せたブラジルが地力の差を最後に見せ、ベスト16に進出。
前回大会から進化し、世界を相手に戦えることを証明した日本だったが、「新しい景色」を見るにはまだ何かが足りなかった。
守護神躍動のパラグアイがジャイキリ成功!3大会ぶりGL突破のドイツは得意のPK戦で敗れ、まさかのベスト32で姿を消す。
試合開始から持ち前の堅守速攻を武器にパラグアイがペースを握り、ボールこそ保持するドイツだったが、攻撃のアイディアが乏しく、攻めあぐねていた。すると、前半42分セットプレーの流れからエンシソがゴールを決め、パラグアイが先制。予想外の苦戦を強いられたドイツだったが、後半9分ハフェルツが同点ゴールを決め、試合を振り出しに戻す。その後は攻めるドイツ、守るパラグアイの構図のまま試合が進むが、互いに攻め手を欠き、延長戦に突入。PK戦を意識し守りを固めるパラグアイを攻め立てるドイツは延長前半12分セットプレーからゴールをこじ開けるもVARの判定によりゴールは取り消され、このままPK戦に突入。
PK戦ではパラグアイのGKヒルが2人をストップする活躍を見せ、パラグアイが勝利。2010年大会以来のベスト16進出を果たす。
敗れたドイツは、またも復権はならず。W杯でのPK戦敗退は史上初となった。
ラウンド32屈指の好カードを制したのはモロッコ。ドイツに続きオランダがベスト32で敗退。
ラウンド32で実現したランキング7位と8位による強豪対決は、期待通りのハイレベルで強度の高い攻防が繰り広げられる。その中で右SBのハキミの攻撃参加からチャンスを作るモロッコが次々とチャンスを作り出し、優位に進めていたが、オランダもファン・ダイクを中心に凌ぐ。
すると、後半27分カウンターからサマーフィルの倒れ込みながらのラストパスに反応したガクポがゴールを決め、劣勢だったオランダが先制。窮地に立たされたモロッコだったが、このまま試合終了と思われたAT1分ディオプのヘディングにより土壇場で同点に追いつく。
互いに一歩も譲らない激闘は延長戦でも決着はつかず、試合の行方はPKに委ねられる。互いに2人ずつが失敗して迎えた5人目でオランダはサマーフィルがGKブヌに止められたのに対し、モロッコはサイバリが成功。
この結果、モロッコがベスト16に進出。好勝負を演じたオランダだったが、通算4度目のPK負けとなり、ドイツ同様に敗退となった。
"怪物"ハーランドの決勝ゴールで熱戦を制したノルウェーが苦しみながらもベスト16進出。
GSでは印象に残る戦いを見せた両チームによるダークホース対決は序盤から一進一退の好ゲームとなる。そんな中、前半39分左からのカットインからヌサの見事な一振りでノルウェーが先制。
後半になると1点を追うコートジボワールが攻勢を増し、31分にペペとのワンツーで抜け出したアマド・ディアロが同点ゴールを決める。
再び振り出しに戻った熱戦に決着を付けたのはやはりこの男だった。41分右からの折り返しに反応したハーランドが優しいタッチでゴールに押し込み、ノルウェーが勝ち越し。苦しみながらも決定力の差を見せたノルウェーがベスト16へ進み、ブラジルとの対戦が決定。
初の決勝トーナメント進出となったコートジボワールだったが、善戦しながら初戦敗退となった。
圧巻の強さを見せつけたフランスがエムバペの2ゴールでスウェーデンを撃沈。
共にワールドクラスのストライカーを擁する両チームの対戦は、序盤こそスウェーデンが自分たちの時間を作ったが、予想通り大会最高のタレントを揃えるフランスが主導権を握る。前半45分デンベレのスルーパスからエムバペがゴールを決め、フランスが先制。
後半立ち上がりの8分にはオリーセのスルーパスからバルコラが強烈なシュートを決め、フランスが追加点を奪う。手を緩めないフランスは31分にまたもオリーセのスルーパスからエムバペが大会6ゴールを決め、勝負あり。圧倒的な個の力を見せたフランスが堂々のベスト16進出。
スウェーデンはイサク&ギョケレシュの両エースが仕事をさせてもらえず、格の違いを見せつけられた。
開催国メキシコがエクアドルの堅守を攻略。4試合連続の完封勝利で危なげなく駒を進める。
悪天候によって予定より1時間遅れてのキックオフとなった試合はホームのメキシコが序盤からスピーディーな攻撃でエクアドルを圧倒。22分にはディフェンスラインの裏を取ったキニョーネスが強烈なシュートをニアに決め、メキシコが先制。勢いの止まらないメキシコは31分にもキニョーネスのラストパスを受けたラウール・ヒメネスがDFに囲まれながらゴールをこじ開ける。
2点リードで余裕のできたメキシコは後半はエクアドルにボールを持たせながら集中した守備からの鋭いカウンターで主導権を握り続ける。有効な攻め手を見出せないエクアドルは試合終盤にインカピエが退場となり、万事休す。
試合巧者ぶりが際立ったメキシコが4試合連続完封勝利。攻撃に転じたエクアドルだったが、最後までペースを掴めなかった。
DRコンゴの奮闘に苦戦を強いられたイングランドだが、ハリー・ケインの2ゴールで逆転勝利。
予想外の4バックで試合に入り、アグレッシブな姿勢を見せたDRコンゴがペースを握ると、前半7分シペンガの代表初ゴールでDRコンゴが先制。相手の想定外の戦いぶりにしてやられたイングランドだったが、時間と共に順応するようになる。しかし、集中した守備を見せるDRコンゴの前に攻めあぐねてしまう。
後半に入ってもなかなかリズムを掴めないイングランドだったが、後半30分ライスの右からのクロスからケインが頭でゴールをこじ開ける。41分にもケインがダメ押しの2点目を決め、頼れるエースの活躍でイングランドが逆転勝利。
優勝候補相手に堂々とした戦いぶりを見せたDRコンゴ。最後は地力の差で無念の逆転負けとなったが、52年ぶりのワールドカップで確かな爪痕を残した。
| ベルギー |
|
3 - 2 | セネガル |
|---|
| アメリカ | 2 - 0 | ボスニア・ヘルツェゴビナ |
|---|
終盤まで2点ビハインドも3分間で追いつき、奇跡の大逆転勝でベルギーがベスト16へ。
序盤から強度の高さで上回るセネガルがベルギー相手に優位に立ち、前半24分ポストの跳ね返りを押し込んだディアッラのゴールで先制。後半も球際の勝負で優位に立つセネガルのペースで試合が進み、後半6分にはロングフィードから抜け出したイスマイラ・サールが追加点を決める。
絶体絶命の危機に立たされたベルギーはデ・ブライネ、ドクというキープレイヤー二人を下げる大胆な策に出る。このままセネガルの勝利で終わるかと思われた後半41分ルカクのゴールでベルギーが1点を返すと、44分にもティーレマンスがゴールを決め、土壇場で同点に追いつく。さらに延長後半終了間際に得たPKをティーレマンスが決め、2018年の日本戦を彷彿とさせる大逆転劇でベルギーが2大会ぶりにベスト16に進出。
敗れたセネガルは最後の5分間で勝利の女神から見放される悲劇的な結末となった。
エース退場のアクシデントも動じずに攻めの姿勢を貫いた開催国アメリカが2大会連続でのベスト16進出。
序盤からアメリカがボールを保持して攻め続けるの対し、5バックで自陣に引くボスニア・ヘルツェゴビナが耐え凌ぐという構図となっていた。なかなかゴールをこじ開けられずにいたアメリカだったが、前半終了間際の45分バログンがゴールを決め、前半のうちに先制する。
後半もアメリカのペースで試合が進むが、後半19分ラフプレーによりバログンが一発退場となってしまう。これで息を吹き返し始めたボスニアだったが、10人になっても強気に攻め続けるアメリカは37分にティルマンが直接FKを決め勝負あり。開催国が24年ぶりとなるノックアウトステージでの勝利を飾る。
敗れたボスニアは反撃に出たものの攻め手を見出せず、数的優位のチャンスを活かせなかった。
本領を発揮のスペインがオーストリアを枠内シュート0本に抑えたうえでの完勝。オヤルサバルが2ゴール。
予想通りスペインが圧倒的にボールを保持して試合を進め、もはやゴールは時間の問題という流れとなっていた。前半36分ククレジャの絶妙なラストパスからオヤルサバルが先制ゴールを決める。後半もオーストリアの生命線であるプレッシングはことごとくスペインの中盤に外され、攻守の切り替えでもスペインが上回っていた。後半21分には左からのクロスをペドロ・ポロがヘディングで押し込み、スペインが追加点。後半44分にも再びククレジャからオヤルサバルのラインで3点目を奪う。スペインはGSから4試合連続での無失点を達成し、優勝候補が本領を発揮。
オーストリアは自分たちの得意分野であるはずのトランジションで下回ったことで手も足も出ず、枠内シュート0本に抑えられての完敗となった。
強豪対決はCR7の同点PKで息を吹き返したポルトガルが終了間際の逆転ゴールで勝利。最後はVARが命運を分ける。
クリスティアーノ・ロナウドとモドリッチの再会という点でも注目された試合となった。膠着状態が続いた前半を経て、後半8分ペリシッチのゴールでクロアチアが先に試合を動かす。ポルトガルもC・ロナウドが次々とゴールネットを揺らすが、オフサイドの判定でノーゴールに。
だが、4人を同時に交代させる大胆策に打って出たポルトガルは後半23分セットプレーの流れからVARの判定で得たPKをC・ロナウドが決め、同点に追いつく。AT4分にはラファエル・レオンのクロスをゴンサロ・ラモスが頭で合わせ、ポルトガルが終了間際に逆転。このまま終了と思われたAT13分今度はクロアチアがラストプレーでゴールネットを揺らすが、VARの判定によってゴールは取り消され、ポルトガルが激闘を制する。
ベスト32敗退となったクロアチアは持ち前の勝負強さを見せたかと思われたが判定に泣かされ敗退。40歳となった英雄モドリッチの代表キャリアが終了となった。
日程面の有利性もあり、スイスが盤石の試合運びでアルジェリアを下し、初の決勝トーナメントでの白星を飾る。
立ち上がり主導権を取りに来たアルジェリアだったが、前半10分サイドを突破したマンザンビの折り返しからエンボロがゴールを決め、スイスが先制。その後はスイスが堅守をベースにアルジェリアに付け入る隙を与えない盤石のゲームコントロールを見せる。
後半7分には相手のクリアボールを拾ったエンドイェのゴールによりスイスが追加点を奪う。攻撃的な選手を次々に投入するアルジェリアだったが、高い集中力を保つスイスに対して決定機を作ることができない。結局、危なげなく時間を進めたスイスがベスト16へと駒を進める。
アルジェリアはチームの完成度でスイスが上回ったことは間違いないが、中7日のスイスに対して中4日という日程面の不利さものしかかった。
PK戦までもつれた死闘を制したエジプトが初のベスト16へ。オーストラリア敗退でアジア勢は全滅。
前半13分セットプレーの流れからアシュールが強烈なシュートを決め、エジプトが先制。オーストラリアも徐々にペースを握り始め、ボールを保持するようになると、後半セットプレーから得意の空中戦に持ち込み、オウンゴールによって同点に追いつく。
その後、試合は互いに攻めきれない時間帯が続き、エジプトに訪れた決定機もGKビーチがビッグセーブで阻止。試合は120分間で決着はつかず、PK戦へ突入。1人目、4人目が失敗したオーストラリアに対し、3人全員が決めていたエジプトは4人目のサラーがパネンカで成功させ、死闘を制して初のベスト16進出を果たす。
押し込まれ時間帯を耐えていたオーストラリアだったが、勝ち切ることができなかった。
初出場の小国カーボベルデ、歴史的名勝負で世界王者アルゼンチンをあと一歩まで追い詰める。
王者アルゼンチンと快進撃でここまで駒を進めてきたカーボベルデの対戦は予想外の展開となった。序盤からカーボベルデの積極的な戦いぶりに面を喰らったアルゼンチンはGSとは一転して苦しむことになる。それでも前半29分浮き球パスを神業トラップで収めたメッシが大会通算20ゴールの大台に乗せる先制ゴールを決め、アルゼンチンが先制。
ところが、カーボベルデは気落ちすることなく勇敢に立ち向かっていくと、後半14分D・ドゥアルテが角度のない位置から強烈なシュートを決め、同点に追いつく。予想以上の苦戦を強いられたアルゼンチンはメッシにチャンスが訪れるも、今大会で一躍大ブレイクしたGKヴォジーニャがビッグセーブを連発。試合は90分では決着が付かず、延長戦へと突入。
延長開始早々の延長前半3分CKの流れでリサンドロ・マルティネスがゴールを決め、アルゼンチンが勝ち越しに成功する。しかし、カーボベルデの心は折れていなかった。反撃のために再び前に出ると、延長前半13分カブラルがスーパーゴールを決め、またも同点に追いつく。それでもアルゼンチンは延長後半6分メッシのCKからオウンゴールを誘い、リードを奪う。それでも諦めず猛攻を続けるカーボベルデはあわやという場面を作り、アルゼンチンはメッシまでもが守備に戻る必死さを見せ、疲弊しながらも辛うじて逃げ切りに成功し、ベスト16進出を果たす。
王者をあと一歩まで追い詰めながら惜しくも敗れたカーボベルデだったが、彼らの最後まで諦めない戦いぶりは世界中のファンに感動を呼び、称賛された。
試合巧者のコロンビアが危なげなく1点のリードを守り切り、2大会ぶりのベスト16進出。
開始8分にコロンビア、前半13分にガーナと互いに序盤に負傷者が出る幕あけとなった中、直後の前半14分投入されたばかりのスアレスのクロスからジョン・アリアスがゴールを決め、コロンビアが先制。その後もコロンビアがボールを保持しながら試合をコントロールし、主導権を握る。
後半も半ばに入るとコロンビアが無理をしなくなったことでガーナが攻撃に転じるようになるが、攻撃のクオリティを欠き、エースのセメンヨになかなかいい形でボールが入らない。追加点こそ奪えなかったコロンビアだが、集中した守備でガーナに決定機を作らせず、危なげなく1点のリードを守り切る。
ガーナは効果的な攻撃を見せることができず、もう一人のエースであるクドゥスの不在が大きく響く結果となった。
開催国カナダ、モロッコの鋭いカウンターの前に散る。モロッコはアフリカ勢初の2大会連続でのベスト8進出。
立ち上がりから積極的な入りを見せたカナダが激しいプレッシングでモロッコにボールを持つ時間を与えず、次々とチャンスを作り出す。劣勢のモロッコは前半22分にエースのサイバリが負傷交代を強いられる。その後も優位に試合を進めるカナダだったが、前半のうちにゴールを決めることができなかった。
守勢の続いたモロッコだったが、後半5分セットプレーからウナヒがゴールを決め、先制。その後は立ち上がりから飛ばしてきたカナダのペースが落ちるのを尻目にモロッコは鋭いカウンターで応戦。後半37分にウナヒが追加点を奪えば、AT8分にもラヒミがダメ押しの3点目を決め、モロッコがアフリカ勢初となる2大会連続ベスト8進出を果たす。
カナダは前半のうちにリードを奪えなかったことが響き、ベスト16で姿を消すこととなった。
パラグアイの堅守とラフプレーに苦しみながらもフランスがエムバペのPKで勝利。
ラウンド32でドイツ相手にジャイキリを果たしたパラグアイはこの試合も自陣に5バックを並べて裏のスペースを消しつつ、激しい肉弾戦でフランスの攻撃陣を文字通り削っていく。フランスは相手のラフプレーに加え、主審のジャッジの曖昧さもあってペースを乱されていた。
後半に入ってもゴールをこじ開けられないフランスだったが、後半25分ドゥエがファウルを受けて得たPKをエムバペがきっちりと決め、待望の先制ゴールを決める。ゴール直後、エムバペは相手選手を煽るペースを見せる。その後も無法地帯状態が続き、乱闘騒ぎが起きるなど最後まで荒れた試合展開となったが、チャンスらしいチャンスを与えなかったフランスが4大会連続でのベスト8進出を果たす。
試合後も選手同士が揉めるなど後味の悪さが残った試合となり、敗れたパラグアイの悪い意味でのらしさ全開が際立った試合となった。
バイキングの末裔たちが”ハーランド砲”2発で王国を撃沈。ブラジル復権の夢はベスト16で潰え、ノルウェーは初のベスト8進出。
注目の一戦は序盤から動きを見せる。開始3分にノルウェーはベルグのゴールがオフサイドの判定で取り消しとなり、ブラジルは前半10分にPKの絶好のチャンスを得るが、ギマラインスのPKはGKニーランの好セーブによって阻止される。その後も互いに決定機を作りながらも前半にゴールを決めることはできなかった。
後半はギアを上げてきたブラジルが猛攻を見せるが、ニーランの牙城を崩すことができない。ゴールが遠いブラジルはネイマールを投入するが、後半34分左からのクロスに反応したハーランドが宿敵ガブリエウとの空中戦を制し、ヘディングシュートを決め、ノルウェーが先制。
さらに後半45分ハーランドが左足での豪快なミドルシュートを決め、試合の行方を決めてしまう。ブラジルはAT10分にネイマールのPKで1点を返すが、反撃はここまでだった。エースの2ゴールで勝利したノルウェーが初のベスト8進出。試合後にはもはや名物となった歓喜の「バイキング・ロー」がスタジアムに響き渡った。
ブラジルは1990年大会以来のベスト16敗退となり、ノルウェー相手には5戦未勝利となった。さらに6大会連続で欧州勢に屈する結果に。
逆境を乗り越え、取るべき人が取ったイングランドが開催国メキシコを撃破。
ホームの圧倒的優位性を持つメキシコは立ち上がりから主導権を握り、鋭い攻撃を見せる。耐える展開が続いていたイングランドだったが、前半36分ロングカウンターの流れからベリンガムが先制ゴールを決める。メキシコにとっては今大会初失点となった。さらに38分またもカウンターからケインとのワンツーでゴール前に侵入したベリンガムが再びゴールを決め、イングランドが2点リードで折り返す。メキシコも前半42分にキニョーネスが強烈なボレーを決め、1点差に詰め寄り前半を終える。
後半7分にクアンサーが一発退場となり、10人で戦う窮地に立たされたイングランドだったが後半13分PKをケインが決め、数的不利ながらもリードを3点に広げる。このままでは終われないメキシコはR・ヒメネスのPKで1点差にまで迫るが、最後は自陣で忍耐強く逃げ切ったイングランドが逆境を乗り切る形で3大会連続でのベスト8進出を決める。
メキシコはホームアドバンテージも数的アドバンテージも活かすことができず、要所で個の力の差が浮き彫りとなってしまった。
イベリアダービーは後半ATの劇的ゴールでスペインが制する。C・ロナウドの最後のW杯はベスト16で終了。
多くのタレントを擁する両雄によるイベリアダービーは拮抗した試合展開となる。序盤にスペインが立て続けに決定機を作るが、GKジオゴ・コスタの連続ビッグセーブによって阻止される。ポルトガルもC・ロナウドに決定機が訪れるが、こちらもウナイ・シモンにセーブされる。
後半、ポルトガルはヤマルとのマッチアップで優位に立っていたヌーノ・メンデスが負傷交代となる。これをきっかけにスペインがポゼッションを高めて押し込んでいくが、ポルトガルの集中した守備を崩すことができず、試合はこのまま延長戦に突入するかに見えた。
しかし、後半AT1分フェラン・トーレスのスルーパスに反応したメリーノが値千金の決勝ゴールを決め、劇的な形でスペインが2010年大会以来となるベスト8進出を決める。
試合後に涙を見せたC・ロナウドの最後のW杯はベスト16で終えることとなった。
世界中を敵に回したアメリカをベルギーが4ゴールの鉄槌。共同開催国はベスト16で全滅。
トランプ大統領の電話によってFIFAがベスト16で退場したバログンの出場停止を1年間保留するというまさかの裁定を下したことで世界中からアメリカへの批判が飛び交うこととなった一戦は、デ・ブライネとドクをスタメンから外したベルギーが序盤から攻勢に出る。前半9分にはデ・ケテラーレがゴールを決め、ベルギーが先制。
ホームの大声援を受けるアメリカも前半31分ティルマンのFKで同点に追いつくが、直後の33分ベルギーはトロサールのクロスから再びデ・ケテラーレが決め、リードを奪う。
後半、反撃モードのアメリカだったが、12分GKフリースのミスからヴァナケンにゴールを許し、3失点目を許す。攻撃の手を緩めないベルギーは後半AT3分今大会スーパーサブとして大活躍のルカクが4試合連続となるゴールを決め、試合を締める。すっかりヒールと化したアメリカを全てで上回った会心の試合を見せたベルギーは試合後、”トランプダンス"で勝利を祝うのだった。
またも大激戦を大逆転で制したアルゼンチンがベスト8へ。試合後、神の目にも涙。王者を追いつめたエジプトは判定に泣かされる結果に。
徐々にアルゼンチンを押し込み始めたエジプトは前半15分CKの流れからイブラヒムがヘディングシュートを決め、先制。アルゼンチンも前半19分にPKのビッグチャンスを得るが、なんとメッシが今大会2度目の失敗。その後はハーフコートで押し込み続けるアルゼンチンだったが、エジプトは耐えながらその牙を忍ばせていた。直前にVARでゴールを取り消されていた後半23分サラーのドリブルでカウンターを発動させると、最後はジーコがゴールを決め、2点差とする。
絶望的な状況に立たされたアルゼンチンだったが、ここから底力を発揮。後半34分メッシのクロスからロメロが頭で決め、1点を返す。さらに38分ゴール前の混戦からメッシが豪快なボレーでW杯8試合連続となるゴールを決め、同点に追いつく。そしてAT2分ラウタロ・マルティネスのクロスをエンソ・フェルナンデスがヘディングシュートを決め、ついに逆転に成功。敗色濃厚から残り10分で劇的な逆転勝利を収めたアルゼンチンが薄氷の勝利でベスト8進出。試合後、まるで優勝したかのような雰囲気で喜びを見せ、メッシの目には涙が浮かんでいた。
あと一歩で歴史的大金星を逃したエジプトはVARでのゴール取り消しなど、度重なる不利な判定に泣かされる形に。この試合大活躍のジーコは試合後、「八百長だ」と吐き捨てた。
堅守同士の堅い死闘は守護神コベルが躍動したスイスがPK戦の末に72年ぶりのベスト8進出。
ベスト16最後の椅子を賭けた一戦は、堅守を持ち味とする両チームの対戦らしく限られたチャンスをいかに決めるかという試合展開となる。その限られた中での決定機もスイスのコベル、コロンビアのバルガスという両チームのGKの好セーブによってなかなかゴールが生まれない。
延長戦に入り驚異のタフさを見せるルイス・ディアスを軸にコロンビアが優位に試合を進めるが、スイスの堅守はそう簡単に崩れず、互いに譲らないまま120分間の死闘を終え、PK戦に突入。
PK戦ではスイスはアカンジが失敗したものの、4人目のクチョ・エルナンデスのシュートを守護神コベルが見事にストップ。この結果、ついにベスト16の壁を破ったスイスが72年ぶりとなるベスト8進出を果たす。
今大会わずか1失点とベスト8に値するだけの力は見せたコロンビアだったが、無敗のまま大会を去ることとなった。
エムバペ、デンベレの理不尽な個の力でモロッコを撃破したフランスがベスト4進出。
盤石の強さで勝ち上がってきたフランスはモロッコ相手でもいとも簡単にアタッキングサードまでボールを運び、前半から圧倒。前半25分にはPKを獲得するが、エムバペのシュートをGKブヌがキャッチ。その後も一方的に押し込まれ続けるモロッコだったが、ブヌの奮闘によって前半を無失点で折り返す。
後半も試合を支配するフランスだったが、なかなかゴールが生まれずにいた。だが、後半15分PA手前左でボールを受けたエムバペがゴラッソを決め、ついにブヌの牙城を崩す。さらに後半21分中央からドリブルで仕掛けたデンベレがミドルシュートを決め、理不尽な個の力でリードを広げる。その後も盤石の試合運びで反撃を許さなかったフランスが1番乗りでベスト4に進出。
サイバリの欠場で攻め手を失ったモロッコは何もさせてもらえずに完敗。スコアは4年前の準決勝と同じだが、内容は圧倒的に差があった。
メリーノが2試合続けての劇的決勝ゴールでスペインがベスト4進出。ベルギー黄金世代4度目の挑戦はベスト8で終焉。
序盤からスペインがボールを保持しながら押し込み、ベルギーがカウンターで応戦する拮抗した試合展開となる。前半30分右サイドからのらしい崩しから最後はファビアンが押し込み、スペインが先制。一方のベルギーも前半41分右からのクロスをデ・ケテラーレが頭で合わせ、スペインの無失点記録を649分で途絶えさせる。
後半、ペドリとフェラン・トーレスを投入したスペインが試合の支配力を増すのに対し、ベルギーは切り札のルカクを投入。ところが、後半15分にGKクルトワが足を負傷して交代となるアクシデントに見舞われる。
優位に試合を進めながらゴールが遠いスペインは、ラウンド16で決勝ゴールを決めたメリーノを投入。すると、後半43分クバルシのミドルシュートをGKラメンスが弾いたこぼれ球をメリーノが押し込み、ポルトガル戦と同じパターンでスペインがベスト4進出を果たす。
ベルギーは試合開始直前のティーレマンスの負傷欠場、クルトワの負傷交代と度重なるアクシデントに泣かされ、黄金世代4度目の挑戦が終焉。
ベリンガムの2ゴールでイングランドが逆転勝利。ノルウェーの航海の旅はベスト8で終焉。
両チームのストライカー対決に注目が集まった試合はイングランドがボールを保持して主導権を握り、ノルウェーはミドルブロックに構えてカウンターを狙う構図となる。前半36分ショートカウンターからPA手前左でボールを受けたシェルデルップがゴラッソを決め、ノルウェーが先制。ここまで攻めあぐねていたイングランドだったが、前半AT2分ベリンガムが個の力でゴールをこじ開け、振り出しに戻す。
後半も拮抗した試合が続く中、ノルウェーは後半8分CKの流れからヘッゲムがゴールを決めるが、VARの介入によってゴールは取り消しとなる。その後、両WGを入れ替えたノルウェーが攻勢を強めるが、イングランドも選手交代を駆使しながら均衡した状態を保ち、試合は延長戦に突入。
延長前半4分ロジャーズのミドルシュートのこぼれ球をベリンガムが押し込み、イングランドが逆転。試合はこのまま終了し、苦しみながらも激闘を制したイングランドが2大会ぶりのベスト4進出。試合後スタジアムにこだましたのは話題のバイキングローではなく『Wonderwall』の大合唱だった。
今大会をおおいに盛り上げたノルウェーだったが、快進撃はここでストップ。頼みのハーランドも疲弊し、不発となった。
またも追い詰められたアルゼンチンが激闘を制してベスト4へ。スイスはエンボロの退場が響く。
序盤から積極的な姿勢を見せたスイスだったが、前半10分メッシのCKにマック・アリスターが頭で合わせ、アルゼンチンが先制。早い時間帯にリードを奪ったアルゼンチンはペースを落とし、スイスにボールを持たせながら試合をコントロールしにかかる。
後半に入るとスイスはアルゼンチンの守備の泣き所であるサイドに狙いを定め攻勢を強める。後半22分ワンツーで左サイドを突破したエンドイェがゴールを決め、スイスが同点に追いつく。ところが、その直後にエンボロがシミュレーションによって退場となる愚行を犯し、せっかくのいい流れに水を差してしまう。6バックにして守りを固めざるを得なくなったスイスを攻め続けるアルゼンチンだったが、コベルの牙城を崩せずにいた。
延長戦に入り攻め疲れが見られるアルゼンチンだったが、延長後半7分ここまで不振の続いていたフリアン・アルバレスが美しいゴラッソを決め、勝ち越しに成功。終了間際にもラウタロ・マルティネスがダメ押しの3点目を決め、メッシの連続ゴール記録こど途絶えたものの、アルゼンチンがしぶとくベスト4へ進出。
スイスは優位に立った時間帯でのエンボロの退場で流れが途切れてしまったのが悔やまれる結果となった。
柔よく剛を制す!組織力で個を封じ込めたスペインが"大本命"フランスに完勝で2010年大会以来のファイナル進出。
2年前のEURO2024で顔を合わせた両雄の対戦は、立ち上がりは拮抗した試合展開となる。試合が動いたのは前半20分。クリアを試みたディーニュが死角から忍び込んできたヤマルの足を蹴ってしまい、スペインがPKを獲得。リードを奪ったスペインはお家芸の安定したパスワークでフランスのプレスをことごとく空転させ、主導権を握り続ける。フランスは守備の要のサリバが負傷する痛手まで受け、前半枠内シュート0本に抑えられてしまう。
後半もスペインがボールを保持し続け、奪いどころが定まらないフランスに攻め手を与えない。そして後半13分らしさ全開の華麗なパスワークから最後はダニ・オルモとのワンツーで抜け出したペドロ・ポロが追加点を奪う。今大会初めて劣勢に立たされたフランスも反撃に出るが、スペインの集中した守備の前にエムバペは終始沈黙したままだった。盤石のゲームコントロールを最後まで維持し続けたスペインが2010年大会以来2度目の決勝進出を果たす。
優勝候補筆頭のフランスは天敵ともいえるスペインにEURO2024に続いてベスト4で敗退させられることに。今大会見せていた圧倒的な個の力は最後まで発揮させてもらえなかった。
因縁の対決を制したアルゼンチンが連覇に王手。メッシ2アシスト、ラウタロ決勝ゴールでイングランドに劇的な逆転勝利。
過去に様々な遺恨を持つ因縁の対決は、序盤から球際で激しくぶつかり合う熱量の高い戦いが繰り広げられる。前半は互いに集中力を維持したまま相手の長所を消し合うような展開となり、シュートまで持ち込んだ場面は数えるほどだった。
後半になって試合が動く。後半10分右サイドのロジャーズのクロスにファーサイドへ飛び込んだゴードンが合わせ、イングランドが先制。
リードを奪ったイングランドは自陣に引いて守り切ることを意識するようになり、アルゼンチンが押し込む時間が長くなる。イングランドのトゥヘル監督はDFを一枚増やして5バックに変更したのに対し、アルゼンチンのスカローニ監督はデ・パウル、ラウタロといった攻撃の切り札を投入。
攻勢を強めるアルゼンチンは後半40分メッシからのパスを受けたエンソ・フェルナンデスがミドルシュートを決め、ついに同点に追いつく。さらに後半AT2分メッシの右からの高精度のクロスに反応したラウタロがヘディングで決勝ゴールを決め、アルゼンチンがまたもや劇的な形での勝利を飾り、2大会連続でのファイナル進出を決める。
イングランドはリードを奪ってからの消極的な姿勢が完全に裏目に。footballはまもやhomeに戻らず、60年ぶりの優勝は夢に消えた。
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掲示板
735 ななしのよっしん
2026/07/16(木) 20:18:50 ID: je66l3QY04
決勝はスペインとアルゼンチンか。メッシとヤマルという新旧のバルサの10番がワールドカップの決勝で初めて共演するというのがエモい。しかも、赤ん坊のヤマルをメッシが抱いたことがあるというエピソードもあるし。
そう考えると、3月のフィナリッシマが中止になったのは良かったのかもしれん
イングランドはサカをフルで使えてたらもうちょっと違った気もする
個人的な話になるけど、アルゼンチンのアウェイ用ユニフォームかっこいいなって思ったので購入を決断した
736 ななしのよっしん
2026/07/16(木) 23:02:54 ID: bEMilMUxv1
決勝はメッシにとってのゆかりの地であるスペインになったわけだが、スペインにとっては遠慮なく戦える状況でよかったかもな。
前回メッシが優勝トロフィーを手にしたことで本人も周りもFIFAも一安心してるからな。
仮にメッシが前回優勝できてなかったら今回メッシが負けるとワールドカップのトロフィーだけは取れなかった悲劇性が強くなってしまう。
737 ななしのよっしん
2026/07/16(木) 23:27:46 ID: vepU5qtYX3
5人交代、ハイドレーションブレイク、遅延行為阻止ルール
これらが三種の神器ってぐらい効いてる
交代カードを使って守りを厚くしても持たない試合が激増した
急上昇ワード改
最終更新:2026/07/17(金) 17:00
最終更新:2026/07/17(金) 16:00
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