以下、1.について記述する。
アメリカ合衆国の医師、ダンカン・マクドゥーガルが行った実験が由来。
人間6人と犬15匹の死亡時の重量の変化を計測した結果、人間の場合は水分の蒸発等を除いて重量が失われたケースがあった、それが人間の魂の重量である。と言う物。犬では同様の重量変化が起こらなかったという。1907年に学術誌に掲載された。
測定の曖昧さやサンプルの少なさ等から科学的な信憑性は認められていない。人間6人の結果は全てまちまちで、「死の瞬間の重量の変化」とやらが記録されたケースもあればそうでないケースもあったし、測定に失敗しているケースすらある。有名な「21グラム」という数値の由来も「あるケースでは死の瞬間に4分の3オンス(約21グラム)減少した」というだけであって様々な結果が出たうちのひとつでしかなく、平均値ですらないのだ。
呼吸が停止し血液の冷却が止まった事による一時的な体温の上昇に伴う発汗が蒸発して起きた変化ではないのか?と言った疑問などが挙げられることもある。そんなにすぐに蒸発するのかと言う再反論はあるものの、犬は人間のようには汗をかかないのでもっともらしく見える。ってか人間には魂があって犬には魂が無いと言う前提がそもそもどうかと思う。
専門的な事はともかく、何となくオカルトチックでロマンのある話でもある為、俗説として一定の定着を見せフィクションにも影響を与えている。
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最終更新:2024/04/20(土) 08:00
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