4番抜いてくださいとは、NiCOD祭4内で生まれた名言である。
投稿者同士の交流を目的にCoD投稿者コミュニティで開かれる「NiCod祭」。『COD:BO』をメインタイトルに催された第4回目の2011年、2日目に行われた番外編(エキシビジョンマッチ)。祭の主催者であるXBox版プレイヤー・追剥氏vsPC版1on1トーナメント優勝者・アイアン氏との試合においてこの名言は生まれた。
PC版1on1トーナメントは衝撃の連続だった。マウスエイムやxkmodによる足音での敵位置把握、壁抜き等、コンシューマ版とは一味違ったPC特有のプレイや、参加者達の妙技に運営や視聴者はただただ驚愕させられる事となる。事実、この企画の実況者として参加していたPC版プレイヤーのミルク氏が終始冷静に実況していたのに対し、XBox版プレイヤーの教育氏は初めて見るプレイに驚き、目の前で何が起きているのか分からず笑うしかないという状態であった。
これでは試合開始前からただならぬ空気が漂うのも無理からぬ事。その雰囲気を察知し、運営は追剥氏にかなり有利と思われるハンデを用意した。内容は「アイアン氏が15キルする前に追剥氏が2キルすれば追剥氏の勝利」。
2キルで勝ちという破格の条件に意気揚々と試合に臨んだ追剥氏だったが、圧倒的な実力差からくるワンサイドゲームに意気消沈。実況者として観戦していたPC版プレイヤーの馬(動画投稿者)氏に「馬さんどっちいけばいい?」「馬さんここ通っていい?」と助けを求めるまでに追い詰められてしまう。
彼の的確かつ具体的なアドバイスによりアイアン氏に命中弾を与える事が出来た追剥氏だが、彼我の実力差は大きく、遂に1キルも出来ないままアイアン氏に14キルを奪われる。もはや猶予はない。
そんな絶体絶命のピンチに、馬氏が追剥氏に送ったアドバイスがこれ。
左の方、抜いちゃっていいですよ。4て書いてあるとこ。
その時、追剥氏の左前方には4と書かれた壁があり、馬氏はその壁に向けて射撃するように言ったのである。
追剥氏は一瞬戸惑ったものの、意味を理解し「壁抜き」を試みるが、直後にアイアン氏が4の壁から現れ追剥氏を射殺。試合は終了してしまった。…馬氏の言葉通りだったのである。
馬氏は試合開始時からずっと追剥氏の視点で観戦し、アイアン氏の位置を予想しアドバイスをしていた。特に最後のシーンは、追剥氏の一瞬の躊躇がなければ「壁抜き」が出来たであろうタイミングと位置であり、索敵手段が追剥氏の視点のみであるという制限の中、上記のような的確な予想とアドバイスをなし得た馬氏に多数の驚愕コメントが流れた。
『CoD:BO』などのFPSの中には「薄い壁ならば銃弾を貫通させられる」作品がいくつかあり、それを利用して壁越しに敵を攻撃することを「壁抜き」と呼ぶ。また、狭いステージではプレイヤーが身を隠せる場所は限られる為、リスポーン(復帰)からの経過時間や足音で敵プレイヤーの位置を予測し、待ち伏せや壁抜きで敵を倒すというテクニックがある。
大会動画。
02:04:0掲示板
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最終更新:2025/12/09(火) 11:00
最終更新:2025/12/09(火) 10:00
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