北陸本線の特急「雷鳥・スーパー雷鳥」の485系の置き換え用として設計・製造された。なお、民営化後のJR製特急車両としてはJR西日本が最後発となっている(最初はJR九州の783系)。
日本の交直流車両としては初めてVVVFインバータ(GTO)を採用した車両でもある。
車体には普通鋼が使用されているが、後にコストダウンと高調波問題の関係でマイナーチェンジした683系へと移行すると、車体はアルミダブルスキン構造へと変更された。
最高速度は130km/hである。元はくたか用のW編成及び元北越急行所有の2000番台は160km/hであった。高速運転を視野に入れて開発されたため低重心化が徹底されており、曲線運行速度も初期振り子車両の381系に匹敵する本則+20km/h(半径600m以上)を達成している(半径600未満で+15、半径700以上で+25)。
なお、160km/h運転を視野に入れたのは「スーパー特急」計画が北陸にあり、それに対応する為でもあった。だが結局はフル規格で北陸新幹線の建設が進められる事となった為、力を持て余している状態でもある。
2015年3月14日のダイヤ改正に合わせて全編成の方転が行われている。
2024年春の北陸新幹線敦賀延伸開業でサンダーバード・しらさぎに余剰車が出るため今後の動向が気になるところ
1992年7月に1編成が投入され、臨時「雷鳥」として導入された。当初は9両固定編成であったが、2001年の先頭車改造で量産車同様に6+3編成となった。
編成番号は金沢所属時代がU01(9両編成)→T07(6両編成)+T18(3両編成)、京都転属後はW01(6両編成)+V01(3両編成)となっていた。
2015年2月以降に、「しらさぎ」編成仕様の帯が追加され、その後「THUNDERBIRD」のロゴが塗りつぶされた。2015年3月14日のダイヤ改正からは、同年6月頃まで金沢所属車と共通運用で、「しらさぎ」の運用に就いていた。その後、元北越急行所有車の塗装変更が終了したため、2015年7月に京都に返却。W01編成は、「サンダーバード」色へ再度変更の上、京都所属の683系0番台と共通運用で「サンダーバード」運用に復帰した。一方、V01編成は「しらさぎ」の運用から外れた後も塗装変更されず、運用に復帰することなく同年9月9日に681系初の廃車となった。W01編成も2019年に廃車となった。
1995年に登場し、同年4月のダイヤ改正(阪神・淡路大震災により3月から延期されていた)より特急「スーパー雷鳥サンダーバード」として営業運転を開始した。基本編成6両+付属編成3両の形態を採る。また1997年には特急「はくたか」としても営業運転を開始している。なお、「サンダーバード」用編成は683系0番台導入時に、元「はくたか」編成は「しらさぎ」運用開始前後に、683系と車内設備の仕様を合わせる編成の組み換え、改造が行われた。
当時、「サンダーバード」編成と「はくたか」編成では一部仕様が異った為、「サンダーバード」編成は「はくたか」運用には気密性の関係で就けなかった。この為旧T04-06・T14・16・17編成をW03-05・13-15編成とする際には気密性を高める改造が行われている。
2014年8月20日に京都から金沢に9両(W06+W16)が再転属し、元はくたか・サンダーバード編成の大半には2015年2月以降に「しらさぎ」へ転用を見越し、「しらさぎ」編成仕様の帯が追加された。
しらさぎ化された元はくたか編成は帯追加の他にも「White Wing」のロゴが覆われている状態で、サンダーバード編成は「THUNDERBIRD」のロゴを残した状態で、ダイヤ改正前の「はくたか」・「サンダーバード」等の運用に就いていた。そして、ダイヤ改正直前に「しらさぎ」編成化されたすべての編成のロゴが塗りつぶされ、ダイヤ改正以降は主に「しらさぎ」の運用に就いている。
同時に「サンダーバード」運用から「しらさぎ」に転用されたW12・13、V12編成が、金沢に再転属し、W07・08、W17編成となった。
ダイヤ改正後の2015年3月14日から同年6月頃までは、青帯を纏っている681系はT11編成とW16→T12編成(当時、現V12編成)の2編成にまで減少した。
W14編成は、同ダイヤ改正直後、「しらさぎ」塗装で「しらさぎ」の運用に入っていたが、T13編成として「サンダーバード」塗装に変更の上転用された。その後W17→T14編成と入れ替わりでW14編成に戻り、「しらさぎ」運用に復帰した。
T14編成はW17編成として「しらさぎ」運用に就いていたが、先述の通りT13→W14編成と入れ替わる形で「サンダーバード」運用に復帰した。
2015年のダイヤ改正以降、唯一の京都所属の0番台となったV11編成は一時期、先述の1000番台W01編成と共に「しらさぎ」塗装に変更され、「しらさぎ」運用に就いていた。
2019年にかつてV13編成として配置されていたT12編成がV12編成として再々転属、復帰している。
現在、T11・T14・V11編成にはリニューアル工事が施工されており、681系で原色の「サンダーバード」塗装を保つのは、京都所属のV12編成のみである。(ただし「THUNDERBIRD」のロゴは残っていないため正確には原色ではない。)
「サンダーバード」編成は金沢所属編成はT編成(TはTHUNDERBIRD)、京都所属編成はV編成を、「しらさぎ」編成は「はくたか」編成時代のW編成(WはWhite Wing)をそのまま名乗っている。
なお、先述の通り、転属や他列車への転用が多数行われたため、編成番号と先頭車の車番の末尾が一致している編成はT11編成の1編成のみである。
2023年3月18日に「サンダーバード」用のT11・T14編成は北陸新幹線敦賀開業に備え683系4000番台とともに京都に転属。0番台は「しらさぎ」用のみが金沢に残存している。
元北越急行所有。JR西日本のOEMであるが、JR西日本の許可を得て独自の塗装を行っていた。1997年の登場から2015年3月13日まで在来線特急時代の「はくたか」に使用されていた。
北越急行所有時代の愛称は「スノーラビットエクスプレス」(ちなみに、JR西日本所有車の愛称は「ホワイトウイング」)。
基本編成がN01・02編成、付属編成がN11・12編成を名乗っおり、編成番号は683系8000番台と連続する形を採っている。
北陸新幹線開業後の2015年3月14日に683系を含んだ北越急行所有の全車が、JR西日本に売却、後に「しらさぎ」塗装への変更がされ、現在は「しらさぎ」の運用に就いている。
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681系2000番台 スノーラビット |
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最終更新:2023/12/08(金) 09:00
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