A定食(エーていしょく)とは、定食の一種である。
転じて、トレーディングカードゲームなどにおける定番の展開を表す慣用表現。
大衆食堂では、定番の定食を「A定食」「B定食」などのように呼んでいる場合がある。
分け方は食堂によって様々だが、一方が高級で一方が廉価版、またはメインが魚と肉で異なる、などがある。
サラリーマンが昼休み中に立ち寄り、とりあえずA定食を注文する、という光景から、「A定食」に「定番の展開」という意味の慣用表現が生まれたものと思われる。
発祥は『マジック:ザ・ギャザリング』初期で、黒使いにおける第1ターンの以下の展開を指した。
《惑乱の死霊》は3マナだが、《暗黒の儀式》によって第1ターンに展開できる。
相手がブロック手段や除去手段を持っていなければ、次のターンで攻撃され、サボタージュ能力(攻撃がプレイヤーに通ったときに誘発する能力)によって、手札を無作為に捨てさせられる。
マナ基盤の確保が重要な序盤において土地を落とされる可能性がある凶悪極まりない能力で、しかも飛行持ちなので妨害もされにくい。したがって黒使いのこの動きは定番とされていた。
一方、1マナの除去手段で対抗するのも同じく定番となっており、これをA定食に含むこともある。
《暗黒の儀式》がスタンダード落ちし、1マナのマナ加速が激減したことから、この定石はなくなった。
しかし、その環境下での定番の展開が、今でも第2第3の「A定食」と呼ばれることがある。
なお、序盤の定番であっても、そのまま勝負がついてしまう場合は「瞬殺コンボ」と言われる。
「A定食」と名前がついているとは限らないが、(特に序盤の)定番の展開を例示する。
名前がついている場合は、()書きで示す。
「定石(定跡)」と呼ばれる。詳しくは当該記事を参照。
(45:46頃)
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最終更新:2024/03/29(金) 10:00
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