Angel Beats!

希望を胸に生まれ落ちる命―　天使はそれを見送り続けてきた。

－－－－神への復讐。その最前線

「麻枝准が綴る、最高の人生賛歌」

概要

Angel Beats! ジャンル 学園・SF アニメ 原作 麻枝准 監督 岸誠二 脚本 麻枝准 アニメ制作 P.A.Works 放送期間 2010年4月-6月 話数 全14話（TV未放送1話） 小説 イラスト ごとP 出版社 アスキー・メディアワークス 掲載誌 電撃G's magazine 話数 全9話（番外編2話） テンプレート

Angel Beats!とはkey・アニプレックス・電撃G's magazine・P.A.Worksが共同制作をしたアニメオリジナル作品である。
2010年4月～6月に、TBS、MBS、CBC、TUT、RKBなどで放送された。

2009年4月26日、突然この新プロジェクトが発表された。

麻枝准は「リトルバスターズ！」以来、1年半ぶりに執筆することになる。Na-Gaが単独で原画を手がけるのは「儚想～あねもね～」以来である。

2009年5月30日発売の電撃G's magazineにてテレビアニメであることが明かされ、2009年09月28日には制作がP.A.Worksであることも公式に発表。

また、2009年11月末に、OP曲をkey作品ではお馴染みの女性シンガーLia、ED曲を多田葵が担当する事が発表された。なおどちらの曲も作詞・作曲は麻枝准。

1月末には主人公の音無を含めた主要キャラ４人､2月末にはほぼ全てのキャストが公式に発表された。

作品の内容はドラマ＋コメディー＋バンド＋バトルというかなり異なる要素を織り交ぜたものとなっており、また各シーン、特にバンド演奏シーンは監督が「演奏シーンのクォリティ競争に終止符を打つ」と言うほどの、非常に強いこだわりを持っているとのこと。

他にも制作に当たってはかなり無茶苦茶なリクエストがあったらしく、シナリオを担当した麻枝准曰く「Angel Beats!は無茶ぶり（笑）」だそうである。

2010年10月、麻枝氏が所属するブランドkeyから重大発表があるとの声明があり、その際に「Angel Beats!ゲーム化」との情報が流れたが、実際は最新作Rewriteの発売日が決定したというもので情報自体はデマだという結論に終わった。
しかし、一ヶ月後の2010年11月。京都大学での講演にて麻枝氏本人からカミングアウトがあり、どうやらホントにゲーム化が決定したようで、この時点で既にシナリオを書き始めていた模様。それから5年近く後の2015年6月26日にPCゲーム第1弾「Angel Beats! -1st beat-」が発売された。第2弾以降の発売は未定。

2012年7月22日、ニコニコ生放送で一挙放送が行われ、同日チャンネル開設・全話動画配信が開始された。ただし、1話のみ無料であり、2話以降は有料配信となっている。

ストーリー・テーマ

死後の世界はあった。
そこには天使がいた。
彼らは戦いを続けていた。すでに終わってしまった命運と未来をかけて

舞台となるのは「死後の世界」。
ある日突然、現実世界で命を絶った主人公・音無は死後の世界の学園へ行く事に。

全てが終わってしまった死後の世界。
その世界では理不尽な人生を与えた神に反抗するため、一人の少女・ゆりが率いる「死んだ世界戦線（SSS）」が、神の使いである「天使」と日夜激しい戦いを繰り広げていた。

突然の環境の変化に戸惑う音無。

死後の世界とは何なのか？SSSのメンバーは戦いの末に何を見るのか？

「人生」をテーマに、死後の世界を舞台とした物語がはじまる。

登場人物

音無（Otonashi）　・・・　環境の急変に戸惑う少年　　CV：神谷浩史

本作の主人公。生前の記憶を失っており、自分が何故死んだのかすら分からない。SSSメンバーとの出会いなど、突然の環境の変化に戸惑う。

ゆり（Yuri）　・・・　運命と神に抗いつづける少女　CV：櫻井浩美

リーダーとしてSSSを率いる少女。勝気で強気な性格だが、周囲の人間からは非常に好かれている。愛称は「ゆりっぺ」。武器として拳銃を腰に挿して携行している。余談だが企画発表の際、その見た目が「涼宮ハルヒ」に似てるとファンの間で噂になった。

天使（Angel）　・・・　秩序を守る神秘的な少女　CV：花澤香菜

少女の姿をしているものの、神の使いである天使。神に反抗するSSSと日々激しい争いを繰り広げている。呼び名は「天使」。5話にて『立華奏（たちばなかなで）』という名前が判明した。表情の変化が非常に乏しく、その心の内を探る事は難しい。

日向（Hinata）　・・・　戦線のムードメーカー　CV：木村良平

明るい性格でSSSのムードメーカー的存在である。音無にも非常に好意的に接し、死後の世界のことを色々と教えてくれる。

ユイ（Yui）　・・・　ガルデモの大ファン　CV：喜多村英梨

音楽を使った陽動部隊『Girls　Dead　Monster（通称：ガルデモ）』のファンであり、自身もその影響で音楽を好んでいる。

高松（Takamatsu）　・・・　戦線唯一の参謀役　CV：水島大宙

同年代のSSSメンバーも含め、誰にでも丁寧な言葉遣いをする少年。SSSでは参謀のようなポジションにいる。眼鏡をかけており、何かと知的な言動が目立つが「本当はバカ」。

野田（Noda）　・・・　ゆりに心酔する一匹狼　CV：髙木俊

作戦実行班に所属しており、武器として長い柄の付いた斧のような武器「ハルバード」を使う。直情的で、音無にも何かと突っかかってくる。一匹狼であり、ゆりの命令にしか従わない。

椎名（Shiina）　・・・　くの一のような戦闘員　CV：斉藤楓子

寡黙で、余計なことは口にしない少女。武器として両手に小太刀を構える。実はかわいいものに弱いらしい。

遊佐（Yusa）　・・・　冷静なオペレーター　CV：牧野由依

冷静な性格で、SSSのオペレーターとして作戦の遂行状況を逐一リーダーのゆりに報告する。

藤巻（Fujimaki）　・・・　永遠の噛ませ犬キャラ　CV：増田裕生

主人公達と同年代だが非常にガラの悪い見た目をしており、武器も木刀や長ドスといったものを好んで使う。

TK　・・・　メンバーいち謎に満ちた男　CV：Michael　Rivas

年齢・本名など素性が全て不明な他、常にバンダナのようなものを顔に巻いているため素顔まで不明。

松下（Matsushita）　・・・　寡黙な柔道の達人　CV：徳本英一郎

熊のような体格を持つ柔道の達人。何ともいえない風格を漂わせている。

大山（Oyama）　・・・　個性が無いのが個性　CV：小林由美子

性格や外見など、全てが「普通」の青年。俗に言う空気キャラだが、そこが逆においしい。

チャー(Char)　・・・　製造集団「ギルド」の古株　CV：東地宏樹

SSSのメンバーが使う武器や兵器の製造を一手に引き受ける集団「ギルド」の古株メンバー。老けた外見をしているが、SSSのメンバーと同世代。

岩沢（Iwasawa）　・・・　想いを唄に乗せるリーダー　CV：沢城みゆき

音楽を使った陽動部隊「Girls　Dead　Monster（通称・ガルデモ）」のリーダー。担当はボーカル＆リズムギターで作詞作曲も担当。生粋のミュージシャン。

ひさ子（Hisako）　・・・　シャキシャキした姉御肌　CV：松浦チエ

ガルデモのサブリーダー的存在で、リードギター担当。見た目通りのサバサバした性格で、SSSの男メンバーと一緒に麻雀をやることもあるほど。

入江（Irie）　・・・　オドオドした小動物系　CV：阿澄佳奈

ガルデモのドラム担当。極度のビビリキャラであり、自分も死んでるのに幽霊が怖く、怪談話が苦手。

関根（Sekine）　・・・　イタズラ好きな問題児　CV：加藤英美里

ガルデモのベース担当。みんなが驚いた顔を見るのが大好きでイタズラばかりするなど、やりたい放題。

竹山(Takeyama)　・・・　「クライスト」とお呼びください　CV：市来光弘

第3話より登場。アホばかりの戦線メンバーの中で、数少ない頭脳派。ハッキング技術にも長けており、パスワードの解析なども行える。ちなみにゆり曰くハンドルネーム「竹山君」だが、その都度「クライストとお呼びください」と反論している。

直井(Naoi)　・・・　謎の多い生徒会長代理　CV:緒方恵美

第4話にて初登場。元は生徒会の副会長であったが、諸事情により生徒会長代理となる。SSSのメンバーに対して、他のNPC(一般生徒)とは明らかに異なる対応をするなど、謎の多い人物。

斉藤(Saito)　・・・　鍵っ子へのファンサービス　CV:ご自身でご確認ください

通称『フィッシュ斉藤』、第7話にゲスト登場。鍵っ子なら誰でも分かるその名前と声で、彼らを大爆笑させた。

（以上、公式HPより一部引用）

スタッフ

• 原作 - 麻枝准
• 監督 - 岸誠二
• キャラクター原案 - Na-Ga
• キャラクターデザイン・総作画監督 - 平田雄三
• 音響監督 - 飯田里樹
• プロデューサー - 鳥羽洋典、堀川憲司、丸山博雄
• アニメーション制作 - P.A.Works

楽曲

「My Soul,Your Beats!」オープニング映像より

OP　・・・　My Soul,Your Beats!

歌唱：Lia　　作詞・作曲：麻枝准　　編曲：ANANT-GARDE EYES

ED　・・・　Brave Song

歌唱：多田葵　　作詞・作曲：麻枝准　　編曲：ANANT-GARDE EYES

挿入歌、ライブシーンの楽曲に関しては「Girls Dead Monster」の記事を参照

放送局

放送局	放送開始日	放送時間
中部日本放送（CBC）	2010年04月02日	金曜日 26:00～26:30
TBSテレビ（TBS）		金曜日 26:25～26:55
毎日放送（MBS)	2010年04月03日	土曜日 25:58～26:28
チューリップテレビ（TUT）	2010年04月04日	日曜日 25:45～26:15
RKB毎日放送（RKB）	2010年04月07日	水曜日 26:55～27:25
BS11	2010年04月17日	土曜日 23:30～24:00
アニマックス	2010年08月03日	火曜日 22:00～22:30
TOKYO MX	2010年10月03日	日曜日 23:00～23:30

各話リスト

話数	サブタイトル	脚本	絵コンテ	演出	作画監督	動画
EPISODE.1	Departure	麻枝准	岸誠二		平田雄三
EPISODE.2	Guild		平井義通		川面恒介
EPISODE.3	My Song		あおきえい	安斎剛文	海谷敏文・岩岡優子
EPISODE.4	Day Game		湖山禎崇	橋本裕之	宮下雄次
EPISODE.5	Favorite Flavor		浅井義之	平井義道	川面恒介・朱炫裕 許箕棟
EPISODE.6	Family Affair		平松禎史	許琮	平松禎史
EPISODE.7	Alive		安斎剛文		松本剛彦・岩岡優子
EPISODE.8	Dancer in the Dark		橋本裕之		宮下雄次
EPISODE.9	In Your Memory		あおきえい	柿本広大	関口可奈味
EPISODE.10	Goodbye Days		政木伸一	安斎剛文 高橋正典	石井百合子 川面恒介・鈴木美咲
EPISODE.11	Change the World		許琮		金祈南・許箕棟 川面恒介
EPISODE.12	Knockin' on heaven's door		小倉陳利	平井義道	平田雄三・倉川英揚
EPISODE.13	Graduation		橋本昌和	橋本裕之	宮下雄次・川面恒介 鈴木美咲
Special Episode	Stairway to Heaven		浅井義之	安斎剛文	宮下雄次・川面恒介 鈴木美咲・奥田陽介 岩岡優子

Angel Beats! SSS（死んだ 世界 戦線）RADIO

パーソナリティはゆり役の櫻井浩美。天使役の花澤香菜、ユイ役の喜多村英梨が交互に相方をつとめた。

2010年4月1日から毎週木曜日、響ラジオステーションで配信された。

Angel Beats!と金沢大学

Angel Beats!の舞台となっている学校には、実はモデルとなっている学舎がある。それは、金沢市内にある金沢大学角間キャンパスで、公式発表ではどこをモデルにしているか明かされていないが、作中に登場する学舎や連絡橋が酷似している。また、製作には富山県南砺市に拠点を置くP.A.Worksが関わっているため、金沢大学がモデルであるという説はほぼ確定的となっている。そのため、同じ金沢市をモデルとしている「花咲くいろは」と合わせて聖地巡礼する人や、実際に入学を目指す学生も現れている。

また、放送終了後の2011年9月に行われた「精密工学会秋季大会」では、告知ポスターにAngel Beats!の描きおろしイラストを起用したり秋季大会＠金沢広報キャンペーン、劇中に登場する「激辛麻婆豆腐」を実際の学食で提供するなど、独自のタイアップを行っている。

ちなみに金沢大学は卒業した人物の中に、「氷菓」などの「古典部シリーズ」を書いた米澤穂信がおり、「『氷菓』作者を輩出した大学」として知られている。

関連生放送

関連動画

関連コミュニティ

関連チャンネル

関連静画

関連項目

• Key
• アニプレックス
• P.A.Works
• 麻枝准
• アニメ作品一覧
• 2010年春アニメ
• Girls Dead Monster
• Joint Beats! (Angel Beats!×鉄道)
• Angel Beats!を演奏してみた
• Angel Beats! SSS RADIO
• Angel Heats!
• ○○マジ××
• お前・・・消えるのか?
• 要はアホですね！
• 死んだ世界戦線戦歌
• 金沢大学

関連サイト

• 公式サイト
• 公式Twitter (kamisama_Ch_AB) - 2020/5/10～
• 公式Twitter (Charlotte_AB_) - 2014/12/22～2020/5/10までのID、変更後は第三者が使用中
• 公式Twitter (AngelBeats_SSS) - ～2014/12/22までのID、変更後は第三者が使用中