Bガンダムとは (ボールガンダムとは) [単語記事]

Bガンダムとは、「機動戦士クロスボーン・ガンダムスカルハート」に収録された一年戦争エピソード「バカがボオルでやってくる！」に登場するMSである。

概要

前面にガンダムの顔を模した追加装甲をつけただけのただのボールである。
ボールの制御OSを変えていないため、重量が増加したことによってバランスが悪くなっている。一度バランスが崩せばくるくると回っていく。
さらに、ガンダム顔を模した鉄板を前面に取り付けたことで、ボールの前面の窓が半分以上隠れてしまい、外が見えづらくなっている。
結果的に通常のボールがさらに不安定になったことで実質弱体化したが、ジオン側のガンダムへの恐怖心・警戒心を突くことで威嚇効果をもたらしている。ウモン・サモンはこれでソロモン攻略戦を生き延びられると自信満々だった。
ガンダム顔の部分は射出することも可能となっている。
首から下を隠すため、ジムなどと行動しなければ一瞬でボールだとばれてしまう。そのため、本編では上司のジムと一緒に行動している。

この機体は作者によって「機動戦士Bガンダム」と銘打たれている。（ただし、万が一「Bガンダム」が登場したら改名するとのこと）
名前は他に「ボール戦地改造型」がある。

ソロモン攻略戦（本編）

ガンダム顔の威嚇効果は良かったようで、あっという間にビビっているドムを３体撃破。
さらに対ガンダム用に配属されたドム隊を呼び込む事に成功。（この時、本物のガンダムも確認された）
ドム隊にボールだと見破られ、上司のジムも攻撃されてしまうが、砲撃の反動とバーニアの噴射を利用してぐるぐる回ってすべて回避。
不用意に近づいてきた一機のドムをキャノン砲で殴打し、撃破することに成功。
そして、近くにあった岩塊を掴み軌道変更。近づく巨大なガンダム顔にビビったドムを岩塊で殴り、撃破。
その後、ようやく動きが安定したところでボールのあまりのバカさにキレた隊長機のドムが近づいて殴られるが、追加装甲でかろうじて耐えきれ、逆ギレしたウモンはマジックハンドでドムのメインカメラを破壊。
ボタン１つで射出できるようになっていたガンダム顔の部分を飛ばして隊長機のドムを撃破。
ボールでドムを６機倒すという成果をあげた。

こと時の経験が元でウモンはＸ－１受領時に「ハッタリでドクロでも書いておくとよい」とアドバイスした。
このＢガンダムがあったからこそクロスボーンガンダムにドクロがついたのである。

戦況への影響

宇宙空間では、遠近感がつかみづらいため、この機体をジオン側が撃破されたガンダムの頭部と確認。アナベル・ガトーがこの情報を鵜呑みにし、ガンダム撃破に向かわなかった。（という説がある）
上司のジムと一緒に行動していたとき、ジムとの対比からジオン側はガンダムを40m級だと誤認。ジオングは完成されていれば40m級になったのは対大型ガンダム用に設計されていたから。（あくまで説である）
このエピソードを評価した連邦関係者が「ガンダムヘッドはジオン兵への心理的な恐怖をもたらす」と考え、ヘイズルの「ガンダムヘッドでのジオン兵への威圧」などの大元になったとされているが、真相は不明。（都市伝説レベル）

ガンダムウォー

まさかのカード化。

ガンダムエースパックのＡレア、バラエティカードとして登場した。
裏面が本来と異なり黄色で、公式では使うことができないカード。
能力は貧弱だが、効果は「このカードの上からゴルフボールを転がし、ボールに触れたカードを全て破壊する（このカード含む）」と強力。
ボールをコントロールすればとんでもない強さだが、前述の通り、公式では使用できない。