B-25 単語

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ビーニジュウゴ

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B-25とは、アメリカ爆撃機である。

概要

以下、断りがければ最多生産であるJを基準に記します。

ノースアメリカン社製のレシプロ双発機。爆撃機の他にも輸送機偵察機などもある。
 第二次世界大戦で使用されたが、優れた性から戦後も長らく各で使用された。
 称はミッチェル(Mitchell)。これはアメリカ陸軍航空隊の創設者のひとりウィリアム・ミッチェル将軍にちなむ。現在まで、アメリカ軍において一個人名が称になっている航空機である。

1938年。これまでの戦訓から、防御の優れた中爆撃機を必要とされて出された要書に従い、ノースアメリカン社が以前より自社資開発していたNB-40を元に作られた。
そうして作られた本機は固定機4門、防御機7門の計11門という同クラスの中でも飛びぬけた重武装である。ちなみに全てあの重いことで有名なブローニンM2(の航空機搭載AN/M2)である。
さらに防弾装備も充実している。各人員の周りには防弾版が取り付けられ、搭乗員は防弾ベストを着用した。燃料タンクも防漏式である。
 他にも、前輪式でラクラク地上走行、左右座を前後にずらした干渉対策など、細かい気配りの出来た設計である。
これだけ重い装備でも搭載量は約3.000lbときっちり確保。
 欲ったこの性を実現させた動ライトR-2600。大体1.750ほどを2基搭載。
そしてアメリカ製らしい優れた耐久力により抜群の汎用性。ロシアの凍てつく大地から常ニューギニアまで、爆撃、攻撃、偵察、輸送、とあらゆる場所、任務で使用された。戦後世界中に売り飛ばされ、最後まで使用されたインドネシア軍の機体が退役したのは1979年の事であった。総生産数はなんと9.816機。1万えてくて少なく感じるが、十分多い。一部の米軍機の生産数が異常なだけです。
  現存する機体も多く、飛行可なものも多い。各地の航空ショーでその雄姿を見ることができるだろう。

エピソード

ドゥーリットル空襲

B-25についてる上で外せない出来事。空母から陸上機を発進させ東京爆、そのまま大陸へ抜けるという片切符の作戦。何故陸上機を使う必要があったのかというと

1.日本本土近くに飛行場がない為重爆撃機を使っても届かない。

2.ソ連の飛行場は日ソ不可侵条約を理由にソ連が使わせてくれない。

3.艦載機を収容している暇はない為大陸まで飛ぶ必要があったが、それでは航続距離が足りない

4.重な空母日本本土に近づけて危険にす訳にはいかない。

「だったら航続距離の長い陸上爆撃機空母に載せればいいんじゃね?

結果は大成功。ただし全てのB-25が不時着し、一部はソ連拘束されたりしている。成果は大々的に宣伝されたが、しばらく作戦内容は秘匿された。そして記者会見記者に、「爆撃機はどこから発進したのか?」と聞かれたルーズベルト大統領が、小説「失われた地平線」に登場する架の地名「シャングリラ」と答えた。が、一部ではこれが通じず、「空母シャングリラから発進した」と誤って報じられた。その結果↓

空母での発着艦試験

1944年11月エセックス級12番艦「シャングリラ」にて、B-25Hの海軍海兵隊PBJ-1Hを使用した発着艦試験が行われた。機体は軽量化、着艦フックの装備等の改造をされ、見事発艦、着艦に成功した。しかし実戦での空母運用はかった。
アメリカ軍の優れたジョークセンスが最大限発揮された出来事だろう。

エンパイア・ステート・ビルへの衝突

1945年7月28日空港に着陸しようとしていたB-25が衝突する事故が発生。乗員3名を含む死者14名を出したが、幸いにも着陸間際で燃料が少なかったためそれほど大事には至らなかった。

海鷹への接触

終戦直前の1945年8月9日、B-25の編隊が別府湾に隠されていた航空母艦海鷹へ攻撃を加えた。そのうちの1機がで飛びすぎたせいで甲上の支柱に接触し、そのまま墜落。乗員6名が全員死亡している。8月14日、一部の遺体が漂着しているのを地元住民に発見された。

ちなみに海鷹体は既に放棄されており、しかも座礁していたので海鷹動的に攻撃した訳ではない。

主な型

NB-40
  原機。操縦席は直列、は高配置と形状が大きく異なる。エンジンP&W R1830。

B-25、B-25A
初期生産。機首、部、胴体左右にM1919を1門ずつ、尾部にM2を1門装備。
B-25の特徴の一つに、中ガルというしい形があるが、最初に生産された9機はガルではなかった。しかし安定性が非常に悪いことが判明したため、外側のの上反くした。そうすると安定性は向上した。
A型は燃料タンクを防漏式にした

B-25B
背中部にM2の連装座を追加したもの。部の座は遠隔操作式で、格納できる。
ドゥーリットル襲に使用されたのはこの

B-25G、H
 座の止、尾部座を防弾化し、寝そべる形から座る形に変更、上部座の位置を胴体後部から操縦席の後ろに変更し、左右に単装座を新設する等の良が施された。
HはGの機首の爆撃手をM2 4門と75mを搭載、さらに操縦席下にM2を左右2門ずつ計4門、機首の物も合わせると計8門搭載した。75mm機関ではなく、装填手が手動で装填する。
 対艦攻撃用に1.000機ほどが作られ使用されたが、機と違って撃ちながらの照準修正が出来ないし、撃った反動で照準がぶれるし、近づけばただでさえ少ない射撃弾数が減るし、発射ガスが機内に充満して煙いし、だったら機だけでいいよねと、非常に評判は悪かった。
後にこの75mm良した物がM24戦車となった。

B-25J
決定版。Hの機首を従来通りの爆撃手席に戻した。最も多く生産された。

PBJ-1
 B-25の海軍海兵隊仕様だが、どが海兵隊で使用された。1の後に陸軍と同じアルファベットが入る。
任務等に使用された。右翼端や、座を撤去してそこにレーダーを搭載していた。

他には、Cが付けば輸送機。Tが付けば練習である。

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最終更新:2024/04/24(水) 21:00

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