BeatStreamとは (ビートストリームとは) [単語記事]

BeatStream（ビートストリーム）とは、コナミデジタルエンタテインメント社から発売されている音楽ゲームである。公式略称はビースト。2015年 12月21日より新要素を多数導入した最新作、BeatStream アニムトライヴが稼働開始。

BEMANI シリーズでお馴染み、DJ YOSHITAKAがプロデューサーを務めている他、(公式からのアナウンスが無いが)Qrispy JoyboxがSDとして関わっている。

概要

2つの大きな画面を持った、猫をイメージした筐体が特徴のBEMANI シリーズの音楽ゲーム。初代は2014年 7月17日より稼働開始。

2つの画面のうち下画面はタッチパネルになっており、この下画面をタッチして操作する。同じくタッチパネルを使うREFLEC BEATよりも大きな画面で、操作も画面全体を大きくスライドしたり、より体を動かすゲームになっている。

本機種の特徴としてムービーがプレイ画面の背景、そして上画面に表示されることがあげられる。 IIDXにもムービーという要素はあったが、プレイ中にムービーを見るには譜面から目を逸らす必要がありムービーを見ながらプレイすることが難しかった。しかしビーストではプレイ画面の背景にムービーが流れるのでゲームをプレイしながらムービーを楽しむことができる。
また、上画面にもムービーが表示され、順番を待っている間などもプレイヤーの後ろからムービーを楽しむことができる。なお、上画面にはプレイの様子は表示されないので、自分のプレイを見られるのが苦手なプレイヤーでも大丈夫！

最大4台まで筐体を繋げることが出来、SOUND VOLTEXなどと同様に最大4人までのマッチング対戦が可能。

機種の売りであるムービーのためにムービーが付いていないBEMANI既存曲の移植が難しく、他機種よりも版権曲に頼っている面が強かった。その分版権料やライセンス期限の都合で削除される楽曲も多く、入れ替わりも激しかった。楽曲移植を早めるため汎用ムービーも作られたが、元々ムービーのある版権曲にも汎用ムービーを使うようになり、当初のコンセプトが軽視されていく。

2016年初頭のKAC 5th以降は更新ペースも下がり、次のKAC 6thの対象機種から外れた辺りからユーザーの不安の声が上がっていた。そしてついに公式から「2017年 8月31日をもってサービス終了」と告知されてしまった。公式サイトを見る限り、ミライダガッキやDanceEvolution Arcadeのようなオフライン化対応キットの販売も予定されておらず、2017年 9月1日以降は完全にプレイができなくなる。

なおBeatStreamの筐体は2017年 3月1日から稼働開始したノスタルジアへのコンバージョンが可能で、店舗にはBeatStreamからノスタルジアへの移行が勧められており、ほとんどの店舗が稼働日にノスタルジア仕様へと換装した。

キャラクター

BisCo(びすこ)　CV:洲崎綾
- 本作のメインキャラクターのひとり。猫耳を付けた女の子型アンドロイド。おっぱいかわいい。
タカハシサン
- BeatStreamの筐体がモチーフの黒いネコ。「タカハシサン」までが名前である。かわいい。
にゃん
- タカハシサンと同じくBeatStreamの筐体がモチーフの白いネコ。体長5cmと、タカハシサンより小さい。かわいい。
ロボ猫
- タカハシサンが製作した灰色のネコ。プレー時のカスタマイズを主に担当している。可愛い女の子大好きな俺ら。
ガンバル猫
- 惑星 B-10から自力でやって来た熱い猫。努力を重んじ、決して諦めない。その想いを周りにも強制する節があるのでやや面倒くさい。
Mei
- BisCo達に続いて地球にやってきたアンドロイド。製造番号がBisCoより早いお姉さん的存在。スイーツが大好きで、某ちくわスイーツも気に入ってしまったとか…。
ToRa
- Meiと共に地球にやってきたアンドロイド。製造番号は3人の中で一番新しいやんちゃな弟分。ヒーロー大好き。
サトウサン
- BEASTHACKERの案内人を務める女性で、タカハシサンの同期的存在。アニムトライヴから地球のBisCo達と合流した。ギャグのセンスが微妙に古い。おっぱいがでっかい。
スズキサン
- BEAST CRISISで色々悪いことをけしかけるオネエ系のお兄さんで、サトウサンの同期。タカハシサンにぞっこん(サトウサン談)の困ったさん。
PA PPUS
- 初代BeatStreamの4thKAC チャンピオン。優勝特典としてキャラクター化され、コースモードLv8に登場している。Lv11ではメカ化した。

システム(アニムトライヴ時点)

基本部分

画面中央に表示される八角形のジャッジリングに、8つの方向から飛んでくるノーツが重なった瞬間に
タァーッチ!!!＼|●≧Д≦|>
タッチのタイミングにより「サイコー(Fanta stic)」「ヨッシャ(Great)」「オシイ(Fine)」「スカッ(Miss)」の4段階で評価される。
ジャッジリングの中にはゲージが表示され、30%からスタート、楽曲終了時に70%を超えていればクリア。

譜面難易度は簡単な順に「LIGHT」「MEDIUM」「BEAST」「NIGHTMARE」の4種類。難易度はLv1～8、9と10はそれぞれ+、無し、-が付く3段階、そして神の15段階。選曲中は上画面にも譜面のデータが表示される。ハイスピードは×0.5～×2.0まで使用可能。アニムトライヴからは選曲画面中でも変更可能で、誤動作防止のロック機能もついている。

カスタマイズではリップルノーツや判定評価、ムービーの明るさを変更できる。前作のスタイルに戻してプレーすることもできるので、お好みでどうぞ。アニムトライヴでは新たに「アイボウ」と呼ばれるキャラクターを設定できるようになった。リザルト画面ではアイボウが大きく表示されるうえ、タッチごとに台詞がランダムで表示される。πタッチし放題!!

マッチング

アニムトライヴにおけるオンラインマッチングは、SOUND VOLTEX同様に1曲単位、最大4人でのマッチングとなる。選択したアイボウが表示されるほか、コースモードで獲得したランク猫も表示される。

ノーツの種類

ノーマルノーツ
- 中央のジャッジリングに向けて8方向から飛んでくる。
- ジャッジリングに重なった瞬間にタァーッチ!!!＼|●≧Д≦|>
- アニムトライヴからリングが半透明化。判定ラインが点滅するようになり、どこからノーツが来るのかわかりやすくなっている。
同時押しノーツ
- 基本はノーマルノーツと同じ。
- 黄色と青色の2色があり、複数の同時押しが飛んできた場合、1回目の同時押しは黄色、2回目は青色、3回目は再び黄色…と交互に色が変わる。
- スラッシュノーツやリップルノーツの同時押しの際も同じように黄色と青色のノーツになる。
ロングノーツ
- ジャッジリングに重なった瞬間にタッチしたら終点までタッチし続ける。DDRやリフレクと同じく終点で手を離す必要はない。
スラッシュノーツ
- 四角形のノーツ。
- タッチしたらそのまま切るようにスライドさせる（スライドさせる方向は自由）。スマホでいうとフリック、リフレクでいうとJUST REFLECのような感覚。
ストリームノーツ
- ジャッジリングの外側に表示される。
- レーンとその上に三角形が表示されるので、三角をレーンに沿ってスライドさせる。maimaiのスライドみたいな感じ、ではあるがスライド速度は自由。
- アニムトライヴからは方向や形が更に多様化。文字ストリームも思いのままに描けるようになる。また、最後までストリームをなぞる必要がなくなり、慣性挙動によるスライド処理ができるようになった。
リップルノーツ
- ジャッジリングの外側の6つの小さな円にノーツが表示されたときにタッチする。jubeatのマーカーのような感覚。カスタマイズでノーツの種類を変更できる。
- 「NIGHTMARE」やアニムトライヴ新曲の上位譜面では普段ゲージが表示されている真ん中の部分にもリップルノーツが出てくる。
ハイテンションタイム
- アニムトライヴから追加される新要素で、楽曲内の特定の範囲内においてノーツ処理時のエフェクトが強化される時間帯。スコアに関連性はなく、エフェクトは楽曲ごとに異なる。形式はミライダガッキのヒートアップみたいなもの、と言えば分かりやすいか。

収録楽曲

収録楽曲はタイアップ作品をはじめとしたアニメ楽曲やEXIT TUNES、東方アレンジ楽曲にIIDXをはじめとしたムービー付きBEMANI他機種が中心。ゲームミュージックやアニメ曲の関連キャラソンなどはバラエティにカテゴライズされる。BeatStream収録にあたり新規書き下ろしムービーがついている楽曲は太字表記。