Core i7 単語

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コアアイセブン

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Core i7とは、intelCPUで、Core 2 Quadの後継にあたる。

概要

2008年に生産開始、11月に発表。

最初期はTDP130Wと発表された間「プレスコ再来だ…」とか恐れられたが、Core 2シリーズ譲りの可変クロックを搭載しているため、蓋をあけてみればそこまで爆熱という訳ではなく一安心された。

CPUクーラーCore 2シリーズとほぼ同様の物が付くが、一部のハイクロック品にはサードパーティクーラーもびっくりなサイドファンクラーが付属され「それだけくれ」というユーザーも居たらしいので、i7-980Xなどに付属するものや、それよりも小簡略化されたLGA1156用CPUクーラーが単品で発売された。

CPUコアは、スタンダードモデルでは4コアに据え置かれたものの、Pentium 4で採用されたハイパースレディンテクノロジー復活搭載され、OS側からは8コアとして処理されるようになった。

第8世代からはメインストリームも6コア12スレッドに、第10世代では8コア16スレッドになった
一方でワークステーションモデル向けとしては、6コア搭載のものが投入された。第8世代以降は差別化が難しくなった為ワークステーション向けはXeonに統一されブランドくなった。

二世代に当たるSandy Bridgeコアにおいては、TDPが善されたのに伴い、ハイエンド向けにはクロック倍率の制限を解除した、末尾にKのつくモデルが登場、再びオーバークロック人気復活することとなった。
それに加え、従来はチップセットに組み込まれたグラフィックが一部を除いて内蔵され、AVXといわれるより高速な並列か処理命が加えられた。これによって、動画エンコードなどを高速処理できるようになった。

2015年リリースされたSkylakeコアの倍率フリーモデルでは、サードパーティクーラーを使用することが多いこともあって、リテールクーラー提供は行われなくなった。

2024年1月現在では、第14世代のアーキテクチャ採用の製品がリリースされている。

息の長いCPUブランドということもあり同じcorei7ネームCPUでも初代と第14世代では性が大幅に変わるので「corei7搭載PC」とだけ書いてあるPCに飛びついて買うと痛いを見る。中古で買う場合もそのモデルを狙って買う場合を除いて第七世代以前は避けると良い。(第7世代最高性のcorei7-7700kを第8世代以降のcorei5どころかcorei3が軽々と追い抜いて行くこともある。)

Nehalemアーキテクチャ世代

LGA1156版

LGA1366版

Sandy Bridgeアーキテクチャ世代

LGA1155版

LGA2011版

Ivy Bridgeアーキテクチャ世代

LGA1155版

Haswellアーキテクチャ世代

LGA1150版

  • 2013年発売。
  • LGA1155版Ivy Bridgeの後継。
  • それまで採用されていたAVXがAVX2にバージョンアップし、計算処理が向上した。
  • FIVRが導入され、電流をより細かく制御できるようになった。これに関連して、省電モード「C6/C7ステート」が追加されている。

2014年Haswell refreshが発売された際に、その倍率フリーモデルであるDevil's Canyonが登場した。従来の倍率フリーモデル事実上、倍率ロックを解除しただけのようなものであったが、このモデルではそれに加えて、

  • グリスがより熱伝導率の高いものに変更される
  • CPU上のコンデンサーが増やされる

などの変更がなされており、よりオーバークロックしやすくなっている。

Broadwellアーキテクチャ世代

LGA1150版

当初はモバイル向けのみの提供を予定していたため、デスクトップ向けは開発が遅れ、ハイパフォーマンス版の投入は見送られてHaswell Refreshベースに置き換えられた。
実際に発売されたのも、TDPを抑えて小デスクトップターゲットとしたBroadwell-Cで、それほど積極的なプロモーションも行われなかった。

Skylakeアーキテクチャ世代

LGA1151版

デスクトップ向けとしては2世代ぶりのハイパフォーマンス版の投入が行われ、オーバークロック対応の6700Kも登場した。
一方でLGA2011向けにはHaswell-Eが引き続き提供され、Skylakeコアの投入は未定である。

マイクロソフトは、2016年1月に、Skylakeコア搭載CPUでのWindows 7および8.1のサポート2017年7月で打ち切る発表をしたが、3月には2018年7月までのサポートに延期、緊急的なバグセキュリティホールへの修正プログラム適用は、それぞれのWindowsサポート終了まで行うと変更した。

Kaby Lakeアーキテクチャ世代

この世代の7700kを買った人は色々とハズレくじ引いた感ある。

Coffee Lakeアーキテクチャ世代

2017年10月5日発売(日本未定)。日本での発売が遅れるのには、販売店側が旧製品の在庫が捌けるまで待って欲しいと申し出たこと、製造が追いつかないなど諸説がある。

socketはLGA1151だが、電気的構造が変わったために旧製品とは互換性がない。だったらsocketごと変えてくれよ……

この世代からRyzen対策で6コア12スレッドになった。Windows11対応なのはこの世代から

Comet Lakeアーキテクチャ世代

2020年4月30日に発表され、5月20日に発売された。8コア16スレッドになった。

Rocket Lakeアーキテクチャ世代

USB3.2に対応された、あんまり変わらない。

Alder Lakeアーキテクチャ世代

2021年11月4日から発売された。プロセスルールがようやく10nmに刷新された。スマホ同様高性コア(Pコア-Performance Core)と高効率コア(Eコア-Efficient Core)のハイブリッドスタイルになり、シングルコアの性向上・マルチコアの挽回を行った。DDR5メモリPCI Express 5.0に対応している。corei7はPコア8コアEコア4コアの12コア20スレッドと変則スタイルである。

Raptor Lakeアーキテクチャ世代

corei7はPコア8コアEコア8コアの16コア24スレッドとなった。「Core i7」ネームはこの世代で最後になる。

Meteor Lakeアーキテクチャ世代

この世代以降はCore Ultra7 / Core7にネームチェンジする模様

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最終更新:2024/04/25(木) 20:00

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