DAY DREAMとは
ギタドラの元サウンドディレクター・泉陸奥彦が作曲した、ギタドラ初のENCORE STAGE楽曲にしてMODEL DDシリーズの始点として知られるインストゥルメンタル曲。
GuitarFreaksでは4作目、DrumManiaは3作目と、ギタドラ黎明期に登場しながらも、今もなお音ゲーにおけるわけのわからないものとして扱われている。
Vシリーズでは全収録曲中2曲だけ存在する、全てのパートの最高難易度が99という楽曲の1つで、シリーズ通して全曲中最高難易度の呼び声が高い。(ちなみに99が付いたもう1曲は、V5初出のRock to Infinity)
ランダム選曲でこの曲を引き当てると称号「大凶」が手に入る。(各種EXT限定)
アーティスト | Mutsuhiko Izumi | |||||||
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ジャンル | DARK PORGRESSIVE | |||||||
BPM | 80-300 | |||||||
難易度 | GITADORA EXCHAIN |
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BASIC | ADVANCED | EXTREME | BASIC | ADVANCED | EXTREME | MASTER | ||
Guitar | 81(8.10) | 94(9.10) | 99(9.99) | 5.85 | 7.80 | 8.90 | 9.97 | |
Bass | 71(7.10) | 92(9.20) | 99(9.90) | 5.75 | 7.65 | 8.45 | 9.60 | |
Open | 83 | 95 | 99(9.99) | - | - | - | - | |
Drum | 62(7.70) | 89(8.80) | 99(9.99) | 7.00 | 7.80 | 9.20 | 9.98 | |
beatmania IIDX | REFLEC BEAT | |||||||
NORMAL | HYPER | ANOTHER | BASIC | MEDIUM | HARD | SPECIAL | ||
SP | 5 | 10 | 12 | 5 | 8 | 10 | 10+ | |
DP | 6 | 10 | 12 |
その難しさたるや泉本人が曲紹介で「世界に2、3人クリアできる人がいれば良いと思って作りました」とコメント、サントラのライナーノーツでも「(難しすぎて)申し訳ない」と謝罪したほどである。
あまりの難易度の高さからクリアどころかプレイすら殆どされず、GF7th&dm6thとGF9th&dm8th~GF11th&dm10thでは基盤の容量の都合上削除されてしまったが、ギタドラVにてギタドタワーの最終解禁曲として復活された。
XGシリーズまでの約10年間(削除された期間を除くと約8年)最強の座を貫いていた、数あるボス曲の中でも例のない待遇である。
GITADORA OverDriveで行われたひなビタ♪との連動イベントでは、「凛として咲く花の如く〜ひなビタ♪edition〜」登場前にめうのお題としてこの曲をクリアする必要があった。いくらフルアルバム「Bitter Sweet Girls!」で唯一めうのカバー曲がGITADORAにないとはいえ、初心者には厳しいお題である。
ドラムパートは譜面自体は非常に単純な物ではあるが、プレイヤー側から見ればとんでもない譜面である。
17/16拍子での16分連打をずっと要求されるシンバル、リズムを崩す事無く踏む必要がある2連バスの嵐、そして最後の鬼の如き速さの不等長タムロール。特に初登場の時はゲージの減少率の高さ、プレイヤーレベルが到底追いついていなかった事から「誰かにシンバルを叩いてもらってもクリア不可能」とまで言われていた。イントロまでは非常に簡単なのだが、その直後襲いかかってくるシンバルの連打に、スタッフは思わず「蒼い柱」と評した。
これに対しプレイヤーたちはドラムスティックを3本使い、シンバルをスティック2本で挟み込み上下する事で処理する特殊奏法「NATI奏法」(ただしこの奏法はKONAMIより不正とのお達しが出ているため、あまり推奨できない。XG筐体では対策が施され、NATI奏法は構造上不可能になっている)を編み出し応戦。その後プレイヤーたちの技術が追いついてきたことにより正攻法(特殊な叩き方無し。通称GATI奏法)でのクリア者も現れるようになった。
これらのことからシンバルと2連バスがこの曲の一番厄介なものと思われがちだが、実際に接続難易度をここまで上げているのは、スネアとハイタム、ロータムがシンバル連打と2連バスドラムの合間合間に絶妙に配置されているためであり、これがフルコンボの一番の壁である。
2本による正攻法でEXTのフルコンボ達成が確認されたのは初登場から8年後。いかにとんでもない時期に登場していたかが分かる。
また、負担軽減方法にはNATI奏法以外にも、スティックを弥次郎兵衛のようにして叩く、「フリーハンドテクニック」という奏法を、シンバルの縁を使って適用するDrumManiaならではの方法がある。
その凶悪な譜面のせいなのかは定かではないが、トップランカーを決めるイベント「BEMANIトップランカー決定戦2008」DrumMania部門の最終予選において、「Lv85以上のEXTを選択してプレイする」というルールにも関わらずこのDAY DREAMは使用禁止という扱いになり、最終決勝の課題曲15曲の中にも含まれなかった。
V6のクエストモードにはこの曲のEXTを「PERFECT率98%以上でクリア」(つまり、GREAT以下15以内)という狂った課題が設定されており、これは達成不可能……と言われていたが、単独での達成者が複数居た模様。人間の可能性って凄いね!
しかしその一方で、一部の多人数プレイヤーによって無理矢理達成させたケースも存在している。
XGシリーズではJukebox#2で登場。MASTER譜面へと進化された事により、さらなる猛威を奮うかと思いきや、登場してすぐにGATI奏法でのフルコン者が数人確認された。
さらに2012年8月25日、XG3において遂にMASTERのEXCELLENT達成者が登場。初登場から12年、人類と蒼い柱の戦いはここに終わった。
余談となるが、シンバルビームのインパクトの強さから、V6で登場したボス曲メドレーのENCORE CONQUEST、OverDriveで登場したMODEL DD ULTIMATESにも、その譜面が引用されている。
GITADORA EXCHAINでは、かつてのVシリーズまでの譜面がCLASSICの形で復活を遂げた。登場から20年以上経った現在でもEXTのレベルが最高値9.99になっていることからも、凶悪な譜面であることを窺わせる。
GUITAR・OPENPICKパートは全体難であり、作曲者である泉の即興ギターソロをそのまま譜面化している。実際のギターではライトハンド奏法も入るため、ピッキングは大抵2ノート(2音)/1回になるが、ゲームの仕様上1ノート(1音)/1回となってしまう為、通常では考えられないような超絶的な速さのオルタ処理が必要となってくる。
加えて譜面間隔がクオンタイズされておらず、バラバラの密度の中に上記の超速オルタも混ざっている為、正確に演奏する事が極めて困難とされている。
GUITAR・OPENPICK共にフルコンは不可能と言われていたが、V5にてフルコン達成者が現れた。人間ってすごいね!
しかしそれに対抗してか、V6のクエストモードの課題にEXTREMEのOPENパートをEXCELLENTでクリア、その上正規譜面縛りという、トチ狂ったとしか思えない無理難題を押し付けてきた。
ドラム側と違い、達成者はV6稼働終了まで現れなかった。やっぱりな。
XGシリーズにはJukebox#2で登場。ただでさえキツイ3色運指が5色に増加し、更に難しくなっているが、ドラム同様さらに上の難度に位置する楽曲が存在する。
それでも攻略が進んだ現在はGr1個のフルコンボが確認されており、ドラムと同じくEXCELLENT達成者が出るのもそう遠い出来事じゃないかもしれない。
どういうことなの・・・
GITADORA EXCHAINでは、こちらもかつてのVシリーズまでの譜面がCLASSICの形で復活を遂げた。こちらもGUITARパート側のEXTREMEとMASTER(OPENPICK EXTREME)が9.99の最高値となっている。
2013年1月2日、beatmaniaIIDX 20 tricoroにてLIMIT BURST(EXTRA STAGE専用曲)枠で移植された。GF4th & dm3rdから12年弱経っているにも関わらず収録された事には誰もが度肝を抜いただろう。(なお、他の曲ではあるがAcross the nightmareは登場から13年の時を経てjubeatにて収録されている)ムービーは現在と同じ新クリップの方が流れる。
譜面は大方の期待通りかなりの癖モノ。BPM80-300という大幅なBPM変動やギターの縦連打が脅威。イントロの低速の後から間髪入れずにものすごい速度(BPM300)でノーツが流れてくるというとんでもない有様となっている。ラストのドラム地帯も結構なラス殺し。ちなみに曲中でのBPM変化は80-300-170-90-170。HYPERは前半難だが、後半は回復なのでノマゲ推奨。なお、全☆10譜面中最少総ノート数の譜面でもある。
また、登場したのが三が日であったことに因み「大凶の初夢」とも呼ばれることも。
前述の通りDrumManiaでは公式大会で出禁をくらった当楽曲だが、なんとKAC2013 IIDX部門の決勝戦で選曲されている。強烈なソフランに他プレーヤーが苦戦する中、選曲者のK-CHA*は宣言通りギアチェンジ(プレー中のハイスピード変更)を成功させ、会場を大いに沸かせていた。
K-CHA*「ギアチェン3回します!」→「頼む4回に訂正させてくれ」
groovin'!! Upperにて2015年9月、BEMANI MUSIC FOCUSの最終回”CONTENTS SELECTION”にて隠された4曲目として登場。解禁には400万アッパー、SPECIAL譜面も含むと500万アッパーを要する。ただ、この回のみ解禁期限がVOLZZA稼働までとなっているので、過去回と比べるとやや余裕がある。
これまでの対象曲が一括してリフレクショップに入ったし、流石にBMFも打ち止めだろうな……と思っていたユーザーの度肝を抜くギタドラ枠として収録された。ちなみにジャケットはGITADORAのものとは異なり、4th&3rd当時の旧クリップから抜粋したものになっている。
この曲には新旧2種類のクリップが存在する。
初出の4th&3rdでは完全にイッてしまっている夢世界が描かれていたスタッフロールだったが、8th&7th以降は歯車が登場する機械的なイメージにリメイクされている。IIDXでは後者のムービーが使われている。
旧クリップに関してはパグの群れや、横から見た角刈りの男、色とりどりの宇宙人がウィンクしてくるという、あまりにインパクトが強いクリップになっている。途中には泉氏とJimmy氏らしき人物も出てくる。
ちなみにドラムの休憩地点に現れる化学式から、LSDという薬物を表現しているのでは?、という説も。
尚、家庭用では新クリップ版がV2、旧クリップ版がGF4th&dm3rdにそれぞれ収録されている。
現行作のGITADORAでは汎用ムービーに差し替わっており、移植先でしかムービーが見れないのが残念である。
GITADORA Tri-Boostで登場した「MODEL DD11」で新旧クリップが夢の競演。
錆びた歯車はMODEL DD ULTIMATESでリメイクされた素材を使用したもの。何年経っても歯車は有り得ない回転をしている模様。
家庭用ソフトを用い、他ゲームのコントローラーで挑戦した動画も存在する。
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最終更新:2024/04/26(金) 04:00
最終更新:2024/04/26(金) 04:00
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