Dishonored 単語

1121件

ディスオナード

7.5千文字の記事
  • twitter
  • facebook
  • はてな
  • LINE

What will we do with the drunken whaler?
(酔いどれ捕鯨夫をどうしてくれよう?)

Early in the morning
くから)

Stuff him in a sack and throw him over
(袋詰めにして投げ捨てろ)

Feed him to the hungry rats for dinner
はらぺこネズミのご馳走にしちまいな)

Shoot him through the heart with a loaded pistol
(弾を込めた心臓をぶち抜きな)

Slice his throat with a rusty cleaver
錆び包丁で喉をバッサリだ)

Way, hey and up she rises
ウェイ、ヘイ、帆を上げろ)

Early in the morning
くから)

 

LA VENGEANCE EST LE REMEDE A TOUS LES MAUX

(復讐に命をげん)

 

Dishonored(ディスオナード)とは、2012年発売のファーストパーソンステルスアクションアドベンチャーゲームである。

ラットフォームはPCPlayStation3Xbox 360
開発Arkane StudiosパブリッシャーBethesda Softworks

日本での知名度は低いものの、海外では数多くの賞を受賞しており、メタスコアPCが92/100exitPS3が89/100exit360が88/100exitと評価が高い。

DLCによる外伝の他、短編アニメーションとして、前日譚ダンウォール物語(The Tales from Dunwall)」が公式サイト及びYoutubeで視聴可

2016年、続編「Dishonored2」が発売された。

世界観

舞台

汚された名誉」というタイトルに相応しい、ダークスチームパンクな独特の世界観を持つ。

舞台となるのは、帝国Empire of Isles)都「ダンウォール(Dunwall」。
産業革命明期のイギリスを彷彿とさせるだが、ネズミが媒介する「疫病(Rat Plague)」により、暴化した感染者ウィーパーWeeper)」の増加という問題に悩まされている。
そこに技術革新によりもたらされた新エネルギー、未知のを持つの存在といった要素が加わり、産業革命熱量社会に漂うデカダンス、未だ残る義を色濃く描き出している。
未来への希望現実への失望で混沌とするこので、プレイヤーは陰謀や犯罪といった世界の裏側に触れていくことになる。

練り込まれた世界観は、膨大に用意されたNPCの会話だけでなく、あちこちに配された本やノートでより深く楽しむこともできる。これにより、イベント中にはられない真実を探し歩くのもこのゲームの楽しみの一つになっている。

登場人物

ネタバレ部分は反転

コルヴォ・アッターノ(Corvo Attano)

ゲーム主人公。ちなみにコルヴォとは「」を意味する。
カルドウィン女王直属の王室護衛官 (Lord Protector)であり、極めて優秀。隠密行動と格闘の高い技を持つ。女王の命を受け、「疫病」に対する救援を要請する為に外を訪問していた。
ゲーム内では一切喋らず、性格等はプレイヤーの想像に任されている。続編「Dishonored2」にも登場。
謁見の場に突如現れた暗殺者を交えるが、暗殺者の異敗北して女王を殺されてしまう。更には女王暗殺の実行犯の汚名を着せられて虜囚の身となり、死刑を宣告されるが、アウトサイダーから異を与えられて脱獄に成功。王政支持に協し、自らの汚された名誉を回復し、自身を陥れた者への復讐と、エミリーの救出の為に動き出す。

ジェサミン・カルドウィン(Jessamine Kaldwin)

帝国女王。コルヴォに全幅の信頼を寄せる。
その美貌と高潔な精、慈悲深さで民からされている。
蔓延する「疫病」を憂い、コルヴォを派遣して外に救援を要請するが、協を得られずに苦悩する。
直後に現れた暗殺者によって暗殺され、コルヴォの腕の中で息を引き取った。
その後アウトサイダーによってを奇怪な装置「心臓」に移植され、コルヴォの手に渡った。「心臓」に封じられて以降は性格が変わり、皮屋の一面を覗かせながらも密かにする者を心配している。

エミリー・カルドウィン(Emily Kaldwin)

カルドウィン女王の一人
あどけなさの残る少女だが、正統王位継承者であり、誇り高さと気の強さを持ち合わせている。
幼い頃から傍にいるコルヴォをとても慕っている。続編「Dishonored2」では成長した姿で登場。
物語序盤においての前でを失い、更にはを暗殺した勢に誘拐・監禁されてしまう。また彼女は世間には表されていないが、実は……。

ハイラム・バローズ摂政伯爵(Lord Regent Hiram Burrows) 

情報機関である王室間諜責任者。
女王政治手腕を柔弱なものと考え、より強く出るようにめている。
女王暗殺の首謀者で、コルヴォに罪を着せて投した本人。女王が殺され、後継者たる王女が「失踪」した後、ダンウォールの導者となる。
女王が取っていた従来路線に反発する形で、強硬な政治姿勢を維持。強権によって軍を支配し、他の政治暴動を抑圧している。彼が摂政に就任後、ダンウォールの荒が大きく進んだ。

サディアス・キャンベル (Thaddeus Campbell)

宗教組織「大衆の大修院」の導者「上級監督官」を務める。
近年の「疫病」に始まる諸問題を、宗教家として憂いている様子。
宗教導者でありながら職場に婦を派遣させるなど典的な悪党で、ハイラムに加担して女王暗殺に協した。その後コルヴォにより「排除」されるが、生かして「排除」した場合、後に思わぬ形で再会する事となる。

アントン・ソコロフ (Anton Sokolov)

王室医師にして画
ダンウォールの礎となった新技術の生みので、文字通りの天才。「疫病」に対する一の対抗策である予防開発に成功しており、高値で取引されている。
彼の描いた肖像画は貴族の間で人気が高く、探索中に見つける事が出来る。
その思考は善悪を越しており、「疫病」の特効を作る為なら人体実験も厭わない。
ルートによってはピエロと共同戦線を組んで「疫病」の治療に全を注ぐ。

ハブロック提督 (Admiral Farley Havelock)

コルヴォの協者。厳めしく軍人然とした初老の男。
良くも悪くも体育会系的気質で、過去武勇伝にすがる一面も見られる。
王政支持リーダーで、エミリーを救出し、ハイラムを排除しようとしている。
愛国義者であり、そもそもは善意によって活動していたが、コルヴォの活躍によって情勢が変わっていく中、彼の的も変質してゆく。

トレバー・ペンドルトン (Treavor Pendleton)

ハブロック提督に協する貴族
が二人いるが、長年いじめられ続けた事もあり、政治思想の違いから対立している。
女性遍歴が手だが、それに関連して自分が受けた決闘をコルヴォに代理してもらうほどのヘタレ
ハブロック提督に迎合し、自らの臆病さも手伝って彼らに加担していくようになる。

テーグ・マーティン (Teague Martin)

宗教組織「大衆の大修院」の職者「監督官」を務めている。
ハブロック提督の協者だったが、物語の序盤ではそれが災いして拘束されていた。
後にコルヴォに救出され、王政支持に合流。実な男だったが、次第に権に取り憑かれていく。

ピエロ・ジョプリン (Piero Joplin)

稀代の発明にして、ソコロフと並ぶ天才。コルヴォの協者の一人。
様々なガジェットを発明してはコルヴォに販売・アップグレードの手伝いをしてくれる。
密かに惚れた女性入浴を覗き見るスケベオヤジ
の中で垣間見た「死」の姿をり、コルヴォの為のマスク製作した。

サミュエル・ビーチワース (Samuel Beechworth)

乗りの老人で、コルヴォの協者の一人。元は海軍に所属していた。
コルヴォを的地まで送り届け、本拠地に連れ帰る役を担う。
ゲーム中で最も素な人物であり、コルヴォのカオス値によって態度が大きく変わる。
カオス値が低ければ尊敬を示し、友好的になるが、高い場合はその所業を非難し、任務の妨さえ行う。

グラニー・ラグス (Granny Rags)

スラム一人暮らしをする盲目の老婦人。
かつては貴婦人だったがある事件によって発狂してしまい、いつも意味深独り言いている。
彼女と敵対するスラックジョーく、自分が子供の時分からババアだったらしい。
アウトサイダーからを授かっており、人食いネズミを自在に操る。またある理由から事実上の不死となっている。

スラックジョー (Slackjaw)

スラムを支配するギャングのリーダー。部下の不始末に関連し、コルヴォに仕事依頼する。
強盗、誘拐、疫病予防増し販売など、様々な悪事に手を染めている。
グラニー・ラグスとは長年敵対しており、物語終盤では彼らの抗争に巻き込まれる事となる。
心臓』によると王族の末裔らしいが、本人は知らないらしい。

アウトサイダー(The Outsider)

の存在。若い青年
悪魔、どちらでもありどちらでもない常的な存在。通常は「虚無世界(The Void)」に住んでおり、を通じて人々の前に姿を見せる。コルヴォに異を与え、女王を「心臓」に封じた本人。
コルヴォ以外にも様々な人間を授けているが、そのをどのように扱うかまでは関与せず、大半はその末路にさえ興味を示さない。その一方で興味を持った人間の前にたびたび現れ、助言さえ行う。
道徳観念とはおおよそ縁の、気まぐれで動くトリックスター

ダウド (Daud)

DLC「The Knife of Dunwall」「The Brigmore Witches」の主人公
女王を殺した実行犯で、ハイラム依頼されて殺人を引き受けた暗殺者。「捕鯨員」(The Whaler)と呼ばれる配下を率いており、彼らからは忠を誓われている。
女王暗殺によってダンウォールが荒した事を密かに悔やんでおり、自らの遇もあって厭世的な一面を持つ。またコルヴォに対しては自分と同じ出自や悲惨な遇から、同情を感じている。
アウトサイダーから異を授かっており、コルヴォとは似て非なるを複数所持する。そのアウトサイダーからは気にかけられている様子。
DLCでは帝国の支配を論む「魔女」と対立し、を狙われたエミリーを魔の手から救い出している。

ゲームプレイ

システム

FPS視点アクションアドベンチャーゲーム
ステルスゲームベースとしているが、様々なを駆使することで、他のステルスゲームとは一味違う人的なプレイを楽しむこともできる。

オープンワールドではないが、広大な各ステージはほとんどの場所に行くことができ、物理エンジンや様々な反応をするNPCなど、攻略自由度は高い。
また凝った内容のサブクエストも数多く用意されており、様々な形で物語を楽しむことができる。

一見ハードコアゲームだが、難易度が選べる上、使いようによってはチートに近い強スキルもあるので、苦手な人もサクサク楽しめる。Allノーキルノーアラートの達成は難しいが、挑戦する価値はあり。
戦闘では血飛沫などゴア表現もあるが、ターゲットを殺せずとも生かしたまま「排除」する事でクリアできるようにデザインされている。
雑魚ターゲットの殺を繰り返すと「カオス値」が蓄積し、エンディングが分岐する。

能力

物語の序盤から順を追って手に入る異
各地で発見できる「ルーン」によって強化が可

アクティブパワー

使用の際にマナを必要とする。
マナは時間経過の他、特定アイテム用する事で回復できる。

パッシブパワー

常時発動マナを消費しない。

武器

ピストルクロスボウグレネードを使用可
特にクロスボウは麻酔ボルトを放てる為、遠距離から敵を化するのに最適。上記のと組み合わせ、あらゆる戦闘に運用が可

ガジェット

様々なお役立ちアイテム
ピエロ開発・販売する他、各地に落ちているものを拾う事でが強化できる。

グラフィック

全て手描きデザインされたグラフィックは独特の色調で、やや誇された形状と相まって絵画か風刺画のような質感。
空気感のあるの表現が秀逸で、特に陽のに照らし出される建築物や辺の観は非常に見応えがある。

キャラクターの造詣はケレン味が強く、美男美女はいないものの、ハイクオリティで個性的。ヨーロッパを意識したというだけあり、北向けとはまた面持ちが違う。

音楽

音楽ダニエルリヒトが担当。
トレイラーで流れる主題歌The Drunken Whaler」は、イギリスで古くから歌われるシーシャティ乗りの労働歌)「The Drunken Sailor」の替え歌である。
あどけない少女で歌われるが、歌詞は極めて血生臭い感じに仕上がっており、陰な曲調と相まってファンが多い。

PC版要求スペック

Arkane Studios

Arkane Studiosフランスゲームデベロッパー
1999年に設立され、現在ZeniMax Media下。代表作は「Dark Messiah of Might and Magic」。
他にも「Call of Duty: World at War」「Bioshock2」などの開発に参加している。

関連動画

トレイラー

プレイ動画

関連商品

外部リンク

この記事を編集する

掲示板

おすすめトレンド

ニコニ広告で宣伝された記事

記事と一緒に動画もおすすめ!
平沢進[単語]

提供: 樹葉 緑

もっと見る

急上昇ワード改

最終更新:2024/04/23(火) 18:00

ほめられた記事

最終更新:2024/04/23(火) 18:00

スマホで作られた新規記事

ウォッチリストに追加しました!

すでにウォッチリストに
入っています。

OK

追加に失敗しました。

OK

追加にはログインが必要です。

           

ほめた!

すでにほめています。

すでにほめています。

ほめるを取消しました。

OK

ほめるに失敗しました。

OK

ほめるの取消しに失敗しました。

OK

ほめるにはログインが必要です。

タグ編集にはログインが必要です。

タグ編集には利用規約の同意が必要です。

TOP