Dropboxとは、 |
Dropbox(ドロップボックス)とは、2008年に正式公開となったオンラインストレージサービスである。
様々なファイル(写真・動画・文書など)をWeb上に保存し、フォルダごとに任意のメンバーの間で共有ができる。
アクセス性(各種端末との自動同期)やイベント履歴システム(ファイル編集者が記録されたり、差戻しや削除ファイルの復元もできる←重要)、更新システム(ファイル更新の手軽さや編集競合時の対処)などに非常に優れていて、単なる共有ストレージとしてだけではなく、「どこで作業していても最新のファイルに一瞬でアクセスできる」という意味でEvernoteやGoogle Documentに近い強みをあわせ持った最初の本格的サービスだと思われる。
特に2011年4月に日本語版が出て以降は、日本でも一般人の間でも定番のツールとなり、猫も杓子も「クラウドコンピューティング」とか「ノマドワーキング」とかいうカタカナ語を信奉してしまう一因となった。
正確なユーザー数は逐次公開していないが、2012年11月に全世界の利用者数が1億を突破したと発表された。
しかし大部分は個人や比較的プライベートなグループ単位でのフリーウェアとしての使用であり、社会的責任の大きい大企業や公的団体が導入するには、インターネットクラウド上に預けられた情報に対するセキュリティ管理の面で、根本的な問題があると指摘されている。
一つのアカウントに同期保存できる現存データの容量は、初期設定では2GBまでとなっている。
しかし友人を招待したり(1人招待すれば500MBアップする)、様々なキャンペーンに応えることで、やろうと思えば18GBまで増やすことができる。
さらに実はあの手この手で20GBまでは無料で増やす方法もあるとかないとか。
さらに、年額$99で100GB、$199で200GB、$499で500GBのプランがある。
各機種対応の専用アプリをインストールすることで、デバイス内に(内部メモリを食わずに)自動同期指定フォルダを置くことができる。
Windows / Mac OS X / Linux / iOS / Android / BlackBerry / Kindle Fire
さらっと書いたけれど、たぶんDropboxってこれが一番のウリだったと思う。
Dropboxは一つのアカウントから複数のデバイスに同期することができる。だから、他人と共有しない自分専用のフォルダを作っておいて、その中身を自分の複数のPCとスマートフォンの間で同期させるという意味でも重要なツールになる。
PCで作成した文書が自動で同期され、スマートフォンで見られるというのは今や当たり前だが、Dropboxのデータはスマートフォン上でこそ力を発揮する。
Dropbox内に置いた「.txt」ファイルは、スマートフォンにおいて最もシンプルなメモ帳の機能を果たす。この簡易エディタ機能を使えば、スマートフォンでとっているメモが数秒で同期されるべき各所へ同期される。
写真も同じで、スマホで撮ってすぐ保存場所にDropboxを選べば、シンプルにPCにも写真データが同期される。
また、フォルダ内にある「.mp3」ファイルはスマホでも逐次ストレージ再生できるので(デバイスによっては設定が必要なこともある)、内部やSDカード等のメモリをまったく食わずにスマホを音楽再生プレイヤーにすることができる。
ただし音楽再生に関しては、類似サービスでフォルダにある曲を連続再生できたり、複数曲まとめてバッファリングされ後からオフラインでも聴けるSugarSync等に比べれば、デフォルトの機能としてははるかに劣るのも事実である。それでもDropboxと連携できる無料の再生用アプリもあるので、それらを使えば機能を充実させられるかもしれない。
Dropboxが類似の後発フリーウェアと比して優れているのは、恵まれたインフラから来るデータアップロード等の速さやスマホ用アプリの動きのスムーズさ(※筆者の主観ですが)なので、使う機能によって使い分けるのも良いだろう。
2012年から、Dropbox内の任意のフォルダやファイルに対して、一般からアクセス可能なURLのリンクを作成する機能がついた。
例えば画像フォルダをフォルダごと共有リンクにすれば、スライドショーや全画面表示、サムネイル一覧つきになるなど、動画やドキュメントなど各形式に応じてウェブ版ビューアで表示されるようになっている。
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最終更新:2024/04/18(木) 12:00
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