第二次世界大戦後の1955年にフランス国防省が開始したELC計画によって誕生した軽戦車。
計画名の「ELC」とは「Engin Léger de Combat」の略で、日本語で訳すと「軽戦闘車」の意味。
この計画は、軽量で空輸により迅速な展開が可能で重武装な軽戦車を作ることを目的としていた。
開発はAMX社が担当。オチキスCC 2装甲車をベースにした車体に、90㎜対戦車砲を装備した回転砲塔を搭載しており、静止時のみ360度の回転が可能であった。乗員は砲塔に2名。
1961年に完成した改良型のELC Bisでは転輪が1つ追加され、転輪が片側5つとなった。
1両の車両が試作されたのみで、制式採用には至らなかった。
現在、ELC Bisの1両がフランスのソミュール戦車博物館に展示されている。
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最終更新:2024/04/19(金) 16:00
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