FNo.0 未来皇ホープ-フューチャー・スラッシュとは、遊戯王OCGのカードである。
「ザ・ヴァリュアブル・ブック19」(2017年2月24日発売)で登場。
エクシーズ・効果モンスター
ランク0/光属性/戦士族/ATK 0/DEF 0
「No.」モンスター以外の同じランクのXモンスター×2
ルール上、このカードのランクは1として扱う。
このカードは自分フィールドの「希望皇ホープ」モンスターまたは
「FNo.0 未来皇ホープ」の上に重ねてX召喚する事もできる。
(1):このカードの攻撃力はお互いの墓地の「No.」Xモンスターの数×500アップする。
(2):このカードは戦闘では破壊されない。
(3):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
このターン、このカードは1度のバトルフェイズ中に2回攻撃できる。
「FNo.0 未来皇ホープ」のリメイクカードであり、「希望皇ホープ」モンスターか「FNo.0 未来皇ホープ」に重ねてX召喚できる。
通常の素材指定はあるが、(1)の効果でNo.を要求するのにNo.以外のモンスターを必要としており、相性が悪い。新マスタールールではエクシーズモンスターを複数並べるのが面倒なこともあり、基本的には「No.39 希望皇ホープ」の上に重ねて出したほうが楽である。ランク4を出せるギミックさえ持っていれば、「No.39 希望皇ホープ」を出すのは容易。
「マスター・ピース」を使えば正規の素材指定を活かせるが、この場合は同じ素材で出せる「FNo.0 未来皇ホープ」との選択になる。
(1)はNo.の数に応じた強化。No.には汎用性の高いモンスターもいるので相手の墓地にも1,2体くらいならば期待できるが、基本的には自分から墓地に溜めていきたい。「No.39 希望皇ホープ」の攻撃力が2500であることを考えると、少なくとも6枚は欲しいところ。
(2)は戦闘破壊耐性。攻撃力が十分でない場合に役立つが、そのような場合ではあまりこのカードを出す意義がない。一応、急場しのぎの壁にはできる。あって困る効果ではないだろう。
(3)は素材と引き換えにした2回攻撃。(1)で得た高攻撃力を活かせる。また、素材の希望皇ホープなどを墓地へ送ればNo.が増えて攻撃力を上げられる。
手っ取り早くNo.を墓地へ送るならば「轟雷帝ザボルグ」があり、8体以上のNo.を墓地へ送って1ターンキルも視野に入るレベルの攻撃力を叩き出せる。ただし、アドバンス召喚を行うザボルグとランク4(か「No.39 希望皇ホープ・ルーツ」のランク1)を共存させる必要がある。
また、ザボルグ以外にエクストラデッキから大量のNo.を墓地へ送る手段はあまりないため、それ以外の方法で墓地に溜めたいならば基本的には素直にエクシーズ召喚していく必要がある。希望皇ホープは上に重ねてエクシーズ召喚できるモンスターが多いため、墓地に溜まりやすく、相性は良い。
弱点は効果無効と墓地の除外。攻撃力を墓地を参照する自身の効果に完全に依存しているため、どちらかを封じられると途端に貧弱なモンスターと化す。また、戦闘破壊以外への耐性は全くないので、容易に除去されてしまう。
また、効果の性質上、エクストラデッキの多くをNo.で埋めなければ十分に活用できない。そのため、No.以外のエクストラデッキのモンスターを利用しづらく、エクストラデッキのモンスターに幅を持たせられないことから、デッキ全体の対応力を低下させてしまうことになる。元々エクストラデッキが希望皇ホープで埋まりやすい【希望皇ホープ】デッキならば、この点は気になりにくい。
弱点はあるものの、はまれば強力なカード。素材指定の都合から、希望皇ホープと組み合わせて使うのが良いだろう。
リメイク元と同様、素材にしたエクシーズモンスターが持っていたエクシーズ素材はこのカードに引き継がれず墓地へ送られる。この点を利用すれば、エクシーズモンスターの素材を素早く墓地へ送ることが可能。
このカード自身は希望皇ホープではないため、「エクシーズ・チェンジ・タクティクス」などの効果に使うことはできない。一方で、「No.98 絶望皇ホープレス」に除去される心配はない(素材にしたい希望皇ホープが先に除去される可能性はある)。
「No.93 希望皇ホープ・カイザー」はエクストラデッキからNo.を効果無効でガンガン出すので、墓地にNo.が溜まりやすく、このカードとの相性は良い。ホープ・カイザーも希望皇ホープなので、いざとなればこのカードを重ねられる。しかし、ホープ・カイザー自体が新マスタールールの影響でNo.を展開しづらくなっているのが難点。
「SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング」は容易に5000の攻撃力となる。このカードでその値を狙う場合、墓地に10枚ものNo.を溜める必要がある。このカードを使うならば2回攻撃を活かしたい。攻撃力3000以上で2回攻撃できれば総攻撃力では上回れる。
ホープ・ザ・ライトニング(と素材用のホープ)は一般的なデッキでも採用されやすいので、相手が使っていればこのカードの攻撃力に寄与できるかもしれない。
「No.39 希望皇ビヨンド・ザ・ホープ」(「希望皇ホープ」カードとしても扱う)は、エクシーズ召喚時に相手モンスターの攻撃力を0にできるため、このカードの2回攻撃との相性が良い。ビヨンド・ザ・ホープの効果で蘇生させた希望皇ホープにこのカードを重ねることもできる(状況次第ではビヨンド・ザ・ホープに重ねても良い)。ただし、ビヨンド・ザ・ホープはフィールドのエクシーズモンスターを除外し、希望皇ホープを墓地から蘇生させるため、墓地にNo.が溜まりにくくなる点には注意が必要。蘇生には素材を必要とするので、それがNo.ならばその時点で墓地のNo.は増減しないことになるが。
「No.99 希望皇龍ホープドラグーン」は墓地からNo.を蘇生させる効果を持つため、墓地に溜めたNo.を活かせる。蘇生した希望皇ホープからこのカードを出すことも可能(ホープドラグーンに重ねるのは不可)。こちらも蘇生でNo.が減ってしまうが、除外しない分ビヨンド・ザ・ホープよりは損失が少ない。蘇生に素材が不要なので、No.は必ず1枚減ってしまうが。
希望皇ホープ全般に重ねられるエクシーズモンスターの中でも、「No.99 希望皇龍ホープドラグーン」や「SNo.0 ホープ・ゼアル」と違ってRUMを必要としないため、ランク1で「No.39 希望皇ホープ・ルーツ」を採用するデッキならば、RUMを使わずに高攻撃力を出せるカードとして使えないこともない。もっとも、No.を大量に墓地に溜めるのが難しいため、攻撃力では前記の2体に劣りがちだが。
上ではあまり触れていないが、エクストラデッキから複数のエクシーズモンスターを展開したい場合は基本的にリンクモンスターが必要。そのため、ビヨンド・ザ・ホープやホープドラグーンとこのカードを並べる戦術は少々狙いづらい。並べたい場合、No.を多く必要とする一方で、エクストラデッキにリンクモンスターの採用も検討しなければならない。
並べることにこだわらなければ、希望皇ホープ1体を出せばそこに重ねられるので、出すのは難しくない。
登場から約1か月で新マスタールールが施行されたため、少し使いづらくなってしまった。ホープ・カイザーやリメイク元の未来皇ホープほどではないが。
シリーズ20周年記念に行われた投票企画「20thデュエルセレクション」で、アニメシリーズ各作品のベストデュエルの1シーンをモチーフにしたカードをOCG化させるというものがあり、このカードはアニメZEXALのデュエルで1位となった、ラストデュエルの遊馬VSアストラルからの登場である。カード名の「フューチャー・スラッシュ」はその際の攻撃名「ホープ剣・フューチャー・スラッシュ」から。
このカードのモデルは「FNo.0 未来皇ホープ」がラストターンに攻撃したシーンであり、このカードが持つ3つの効果はその時に効果を受けた罠カード「ブレイビング・メモリー」のものである(実用性の問題もあり、効果の発動条件などは緩められている)。元の未来皇ホープが持っていた効果は受け継いでいないが、これは「かっとビング・チャレンジ」(アニメ版)で効果が無効になっていたためか。
未来皇ホープを使用した遊馬はこの時点でそれ以外のNo.を持っていなかったが、希望皇ホープを中心としたファンデッキとの兼ね合いも考えてか、あるいは「ブレイビング・メモリー」で希望皇ホープがこのカードの力になったからなのか、このカードは希望皇ホープに重ねて出すこともできるようになっている。
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最終更新:2024/04/25(木) 13:00
最終更新:2024/04/25(木) 13:00
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