GODSGARDEN Online #1とは、GODSGARDEN Onlineの第1回大会のことである。
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GODSGARDEN Online #1は、2010年6月24日から7月31日にかけて実施された。
トッププレイヤーであるウメハラによる人選、10ゲーム先取という異例の対戦形式、試合の全てをオンライン上で行い、さらに有志によるサブストリーム配信を推奨する、という史上初の開催形態、そしてsako、餅といった、これまで表舞台にあまり登場しなかった強豪プレイヤーの参戦などから、開催前より国内のみならず海外からも高い注目を浴びており、英語・フランス語による海外有志のサブストリーム配信も実施された。
第1試合、第2試合の延べ視聴者数が共に1万人を大幅に突破。また実況配信のみながら、総視聴者数が7万人を突破した。
順番は第1回戦の指名順。凡例はプレイヤー名、ゲーマータグ、使用キャラクターの順。
回戦 | 対戦者1 | 対戦者2 | 対戦日時 | 状態 |
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1 | sako(キャミィ) | ときど(豪鬼) | 2010年6月24日 21:00~ | 終了 |
1 | 餅(ダルシム) | マゴ(フェイロン) | 2010年6月26日 21:00~ | 終了 |
1 | ももち(いぶき) | ウメハラ(リュウ) | 2010年6月28日 22:00~ | 終了 |
1 | 誠(バルログ) | うりょ(C.ヴァイパー) | 2010年7月3日 22:00~ | 終了 |
sako vs ときど 6月24日 |
餅 vs マゴ 6月26日 |
ももち vs ウメハラ 6月28日 |
誠 vs うりょ 7月3日 |
この項目は、ネタバレ 成分を多く含んでいます。 結果を知らない方は先に上記試合動画等の視聴をお勧めします。 第1回戦結果、及び第2回戦以降の組み合わせ・日程・結果は この下に記述しています。 |
sako vs ときど 6月24日(木) 21:00~ 結果:sako 10-7 ときど sakoの勝利
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sakoが3ゲーム先行後、ときどが追いつくという手に汗握る展開に。ときどはsakoの戦術に対しすばやい対応を見せ、7ゲームまでは食らいついたものの、最後はsakoが接戦を物にしながら3勝を上げ、逃げ切る形で勝利した。
敗退したときどはビジョン側配信でうつむいたまま悔恨の表情を浮かべ、「強かった…」「つけこむことはできたんですよ、でも、つけこみ切れなかった」「これは悔しいなあ…」「まあ、結果は結果ということですね」とコメント。最後は「申し訳ないです」と頭を下げた。
試合をゲーマーズビジョンを見ていたウメハラは「二人ともうまかった」「いくつかアドバイスはあったんだけど、混乱させるだけだから言わなかった」とコメントした。
勝利したsakoは、sakamoto氏によるセイヴァー勢サブストリーム配信で電話(skype)インタビューに応え、「(勝った瞬間どう思いましたか? の問いに)嬉しかったですね」「「(次の対戦は? との問いに)10戦は長いんで、心理戦みたいになります。集中力が途切れたほうが負けるから、誰が入ってくるかはわからないですね」「(格ゲー五神と言われることについては? の問いに)どうでもいいです(笑)」と回答した。
ゲーマーズビジョン側にはウメハラ、大須SKYのがまの油実況側にはこくじん、金デヴ、えいたが登場するなど著名プレイヤーが顔を出し、最終的にsakamoto氏配信で1,600人、ビジョン側配信で4,000人、SKY実況側配信に至っては5,000人をオーバーするほど多くの視聴者がアクセス。最終ゲームではSKY実況側Ustreamでアクセス過多のためにサーバ切り替えが発生し、勝利の直前で配信がストップするほど、大盛況の中試合は終了した。
餅 vs マゴ 6月26日(土) 21:00~ 結果:餅 10-9 マゴ 餅の勝利
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第1ゲームを先取したのはマゴ。その後、当初からフェイロンへの対策を進めていた餅が先行するも、その対策にすばやく対応したマゴが取り返すという、まさに一進一退の攻防が続いた。餅、マゴ双方が大幅なリードを許さないまま進んだ終盤戦(8-8)で、餅が繰り出したのはまさかの「ヨガタワー」だった。勝負はついにファイナルゲームまでもつれ込み(9-9)、マゴもファイナルセットまで粘ったが、辛くもウィニングセットを取った餅が勝利した。
敗退したマゴは金デヴによる電話に対し「とても悔しい」「自信はあったんだけど、餅さんの対策がけっこううまくて、うまくいかなかった」とコメントした。
一方、勝利した餅は別のサブストリーム配信者(ちゅっちゅラジオ)によるインタビューに応じ、「勝っても負けても言おうと思っていたんですが、参加させていただいて本当にありがとうございます」「フェイロン対策はずっとやってたんですけど、いざマゴさんとやってみると、やっぱり違いました」「なんとか勝ててよかったです」「マゴさんの烈火が独特で、対応するのが厳しかった。めちゃくちゃ強かったです。対戦していただいてありがとうございます」とコメントした。
大須SKY実況chには金デヴ、かよポリス、えいたが登場。瞬間値ながら実況chの視聴者数が8,000人を突破し、延べで視聴者数が10,000人を大幅に超える結果となった。
また今回はごんゾウさんによるニコニコ生放送を使用したサブストリーム配信も行われた。
ももち vs ウメハラ 6月28日(月) 22:00~ 結果: ももち 3-10 ウメハラ ウメハラの勝利
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開幕はウメハラ、ももち共に1ゲームづつを分け合ったものの、その後はウメハラが優位に試合を進め4ゲームを連取。その後ももちが1ゲームを返すものの、ウメハラがさらに4ゲームを奪うというワンサイドゲームの様相を呈した。このまま負けられないももちは、リーチを迎えた9-2の場面でなんとか1ゲームを返し意地を見せるが、最後はウメハラが10ゲーム目を奪取、ウメハラが勝利した。
ウメハラはがまの油による電話に応え、「キャラ対等万全な準備はできていた」「次にsakoさんに指名されたら受ける」とコメントした。(ウメ速・ウメスレより)
がまの油実況chではUstream側の問題により、「視聴者数が表示されない」「録画した動画が反映しない」などの不具合を抱えたものの実況は滞りなく行われ(こくじん、えいた、前田大尊などが登場)、ユニークビュワー数が11,159人に達した(稲葉氏のツイッターより)。またゲーマーズビジョンchではマゴ、ときどによる解説配信が行われ(こちらは録画を視聴することが可能)、瞬間値ながら5,000人の視聴者数を記録した。
誠 vs うりょ 7月3日(土曜日) 22:00~ 結果: 誠 10-6 うりょ 誠の勝利
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開幕はヴァイパーへの対応を進めていた誠が一歩リードする展開だったが、うりょはここから持ち前の火力の強さを生かしながら、大サンダーをぶっ放しウルコンを決める強気の攻めで一気に4連勝を決める(2-4)。ペースを打開したい誠は、絶妙のタイミングで「仮面を取り」勝利(ダメージアップ、防御力ダウン。3-4)。ここから徐々に流れが誠へと傾いていく。うりょはここぞという場面でウルコンをことごとく通していき流れをそう簡単には渡さないが、徐々に誠の投げが戦況を打開するようになり、星はついにイーブンへ(5-5、6-6)。ここから戦術対応力が冴え渡り始め、ソバットと投げを駆使して攻めに転じた誠が破竹の5連勝をたたき出し、勝利した。
終わってみれば、2-0のストレート勝ちがわずか3戦という、まさに実力が伯仲した接戦というべき試合内容となった。
勝った誠はがまの油による電話インタビューに応じ、「ちょっとコンボミスが酷くて、ウルコンもなかなか出せなかったんですけど、バクステ大パンが使えることはわかっていたので、中盤でいっぱい使いました」「割と泥仕合になったときにヴァイパー戦には強いのがわかっていました」「接戦を制した形でした」「(二回戦は)ダルシム(餅)と闘いたいです」「私事なんですけど奥さんが臨月を迎えまして…(笑)」とコメントした。
負けたうりょはツイッターにて「恥ずかしい試合で申し訳ない。応援してくれた人ありがとうございました。」とコメントしている。
がまの油実況chはNSB15の開催を翌日に控え、がまの油自宅にて行われた(こくじんがコメンテーターとしてこくじん自宅から参加)。途中こくじんの映像が止まったり、がまの油が大声を出して奥さんに怒られるなどのハプニングがあったものの、視聴者数は瞬間値で7,000人をオーバーした。
また、ゲーマーズビジョンchではときど、冷血による解説配信が行われこちらも4,000人を軽く突破。特に冷血によるバルログ視点からの詳細な解説が行われた。なお、ゲーマーズビジョンchにはウメハラも顔を見せていたが、ピザをほお張るウメハラが画面に映ると「ピザハラ」コメントががまの油実況chにも飛び火するという珍現象も見られた。2窓での観賞をしている視聴者によるものと推測される。
これにより、sako、餅、ウメハラ、誠が第2回戦へと駒を進めた。
回戦 | 対戦者1 | 対戦者2 | 対戦日時 | 状態 |
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2 | ウメハラ(リュウ) | 餅(ダルシム) | 2010年7月16日 22:00~ | 終了 |
2 | 誠(バルログ) | sako(キャミィ) | 2010年7月17日 22:00~ | 終了 |
ウメハラ vs 餅 7月16日 |
誠 vs sako 7月17日 |
ウメハラ vs 餅 7月16日(金) 22:00~ 結果:ウメハラ 8-10 餅 餅の勝利
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開幕を制したのは餅だった。持ち前のリーチの長さと火力の強さを生かしながら、リュウ対策を確実に進めていた餅が序盤から有利に試合を進め、実に開幕から5連勝を叩き出す。ウメハラはウルコンなどを駆使して戦況を打開しようとするが、ゲージのたまったダルシムに対し前へ踏み込めず、なかなかゲーム奪取に繋げることができない。EX竜巻滅のコンボミスなども目立つウメハラはここで動きを変え、画面端へ追い込むチャンスを伺う戦術に転じて1ゲームを返す(1-5)も、餅は連勝を許さずさらに2勝を積み上げた(1-7)。
しかし、画面端の投げがここへ来て決まり始め、リーチを詰めて畳み掛ける戦術がかみ合い始めたウメハラが一気に3連勝を決める(4-7)。遠距離戦に絶対の自信を持つ餅が勝利を返す(4-8)も、そこからウメハラがさらに2連勝(6-8)。近づければ強いウメハラと、近づかせない餅。闘いは1-7のワンサイドゲームから終盤戦へともつれ込んだ。
15ゲーム目、餅は徹底的な遠距離戦で近づこうとするウメハラを迎撃し、ついにリーチをかける(6-9)。餅が1本目を制して1度目のマッチポイントを迎えた16ゲーム・2セット目、遠距離から餅が攻撃を当て続けているところで実況chが2度目のラグフリーズ。ラグが開けたとき、リードしていたはずの餅ダルシムのHPは、後わずかになっていた。がまの油が「ウメ瞬獄」と名づけたこの闘いでウメハラは辛くも逃げ切り、次の17ゲーム目も滅からの削りで制して、カウントはいよいよ(8-9)に。
運命の18ゲーム目。ウメハラは積極的に前へ詰めていくが、餅は冷静に対処してこれを迎撃し、とうとう餅は2度目のマッチポイントを迎えた。2セット目、ウメハラは後がない中ゲージを使い後一歩まで餅を追い詰めるが、ここで餅の大ゴスを見逃し、さらにファイアを食らってしまうというミスを犯す。互いのゲージがほぼなくなった状態で削り勝負になった結果、最後はまさかの「ダブルKO」。ついに餅がウメハラを破り、決勝に駒を進めた。
餅は島根勢配信(ちゅっちゅラジオ・リンク先はUstreamのアーカイブ)のインタビューに応じ、「非常に、嬉しいです!」「勝つぞ! という気持ちでやってました」「後半ちょっとやばいかな、と思ってたんですけど、前半調子よかったんで、この調子で気を抜かないようにしてました。最後は集中し切れて、よかったです」「前からずっと(オンラインで)試合していて、お互いが進化していました」「前回より緊張感はなかったですね。普段どおりやろうと思ってました」「誠さんに上がってきてほしいです。sakoさんだと(キャラ的に)キツイです」「組み合わせ抽選で誠さんも選べる状態だったんですけど、ここでsakoさんが上がったらキツイ対戦が続くと思ったので、(キャラ的に)有利で対戦し慣れているウメハラさんを選びました」「ネットでウメハラさんより強いリュウはいません」「戦術ではウメハラさんに勝てないので、『戦略』で勝とうと思いました。飛ばざるを得ないというか、飛びが通った、と思わせるような戦略を練りました」「最初のアドバンテージ(開幕5連勝)が本当に大きかったです。前ステ中足とかホントビビりました(笑)」「どちらがきてもまた勝つだけです。1週間後くらいと思いますが、恥ずかしくない対戦をして勝ちに行きたいと思います」「島根をみせてやりたいと思います。(『これが島根だ』って言ったら叩くよ、という声に)それはやめといた(笑)」とコメントした。
また、このインタビューの際に「最初は7:3でウメハラに勝てていたが、徐々に追いつかれ、EVOの10日前くらいには負け越していた」ことを明かした。
がまの油実況chにはチョコ、金デヴ、前田太尊、ニクソン、Y24らが登場。ゲーマーズビジョンchはスポンサーである「マスプロ」宅にて行われ、ときど、マゴが実況解説を実施した。また、マスプロより大会賞金(5万円)、及び賞品(賞品内容は視聴者より公募を呼びかけている)の提供が合わせて発表された。視聴者数はがまの油chで4,500名オーバー、ビジョンchで6,500名オーバーを記録している。
誠 vs sako 7月17日(土) 22:00~ 結果:誠 6-10 sako sakoの勝利
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『バルログ全一』と『セイヴァー勢の雄』による闘いは、1試合目からお互いの読み合いと間合いの攻防が炸裂し、3セット目には互いのHPが1ドットまで減るという、初戦からいきなりハイレベルな戦闘で始まった。
序盤は誠が2戦を連取するが、sakoも1セットをきっちりと押さえるなど拮抗した試合が続く。2戦先行されたsakoはここから3連勝を決め、逆転(3-2)。読みの鋭さで勝る誠に対し、状況判断の高さと緻密な戦術でこれに対応するsako。ここまでお互いのよさがかみ合った、まさに拮抗した戦いが続いた。
6ゲーム目、転んだところを攻められる展開で星を追いつかれた誠は、sakoの投げに対して投げ抜けを決め、徐々に戦況を打開するようになる。7ゲーム目には超高度の指し合いの中最後にウルコンを決めるなど、間合いの攻防を制するようになった誠が星を重ね、実に4連勝をたたき出した(3-6)。戦況としては依然として高度な差し合いと牽制合戦により、まさに伯仲。攻めて畳み掛けたいsakoと、間合いを取って反撃したい誠の攻防が続く中、このままセットの取り合いが続く…かと思われた。
しかし。ここからsakoの本領が牙をむき始める。キャミィが本来持つ火力の強さを生かしたsakoの怒涛の攻めがキレを増していく。誠は投げやEXバルセロナなどで応戦しセットを取るものの、徐々に指し合いを制し始めたsakoがついに星を五分に戻し(6-6)、逆転に成功した(6-7)。
14ゲーム目、1-1で迎えた3セット目でsakoの攻めに押された誠は痛恨のミスを犯し、sakoの5連勝を許してしまう(6-8)。ここへ来てsakoの超絶的な対応力の高さは激しさを増し、投げなどで応戦する誠に勝利を渡さず、とうとう怒涛の6連勝でリーチを迎えた(6-9)。そして最後の16ゲーム目、sakoの立ち強Pがここでも冴え渡り、最後は2タテで勝利(6-10)。sakoがいよいよ決勝へ進んだ。
終わってみれば、最後はsakoが実に7連勝をたたき出しての勝利という結果となった。誠も持ち前の読みの鋭さで2タテを相次いで阻止するなど、白熱した闘いが数多く見られた、まさしくハイレベルな試合だった。
sakoは実況chによるインタビューに応じ、「知り合いのバルログ使いとたくさん練習しました」「キャミィのコンボが強いので、一気にまくろうかなあ、と」「(後半、強気の選択肢で勢いで押し切ろうと思ったんですか、との問いに)そうですね」「ダルシムは(キャラ差的に)キツイと思うんですけど、キャミィは(相手に)寄るまでがかなりしんどいので、そこをどうにかしたいですね」「(ウメハラvs餅戦におけるウメハラについて)後半の巻き返しはすごかったですね。ウメハラにしかできないと思います」「(ウメハラとやってみたいですか)全然やりたいですね」とコメントした。
がまの油配信にはこくじん、チョコ、金デヴ、Y24、そしてセイヴァー勢配信で知られるサカモト氏が登場。誠側の視点で声援を送るこくじんと、セイヴァー勢側の視点で解説するサカモト氏の掛け合いが印象的だった。またゲーマーズビジョン側はときど、マゴ、冷血が登場し解説配信を行った。
これにより、GODSGARDEN Online決勝は「餅」vs「sako」という組み合わせとなった。
回戦 | 対戦者1 | 対戦者2 | 対戦日時 | 状態 |
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決勝 | 餅(ダルシム) | sako(キャミィ) | 2010年7月31日 20:00~ | 終了 |
餅 vs sako 7月31日 |
餅 vs sako 7月31日(土) 20:00~ 結果:餅 5-10 sako sakoの勝利
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(前口上・ナレーション:三宅正治アナウンサー(フジテレビ)風)
『島根のラスボス』。5月の時点でウメハラがニコニコ生放送で呟いた「唯一負け越す人がいる。たしか地方のダルシム使い…」という言葉は、そのときのコメントを驚きの弾幕に変貌させるほどの衝撃を与えた。ウメハラが今大会で彼を指名したのは、もはや必然だったと言っても良いだろう。果たして、彼は我々に快進撃を見せ付けてくれた。『2D神』マゴを10-9の僅差で退けたばかりでなく、その指名したウメハラをも破る大金星。その華々しい戦歴の陰には、脱衣の波動のザンギ氏を初めとする島根勢や(島根動画を参照のこと)、応援配信を担当したアベル使いのちゅっちゅラジオらの支援があることを、決して忘れてはならない。多くの支援者と共にいざ行かん、最強への道を!
島根県・ダルシム、YHC-餅!
『格ゲー五神』、この輝かしき二つ名に彼の名前が刻まれてから幾年がたったであろうか。彼はその名に甘んじることなく、あくまでわが道を歩んできた。ヴァンパイアセイヴァーでの輝かしい戦績、一世を風靡した『sakoコンボ』『sakoスペ』の発案者としての姿。そのどれもが熱狂的なファンの心を動かし続けてきたことは、数多の動画が証明している。GODSGARDEN#1、#2の人気投票で彼の名前が上がりながらも参戦が叶わない中、ついに今大会で彼の名前がコールされる。沸き立つ観衆。そんな喧騒をよそに、彼はセイヴァー勢による応援の元、戦場で軽やかに舞い続けた。『アイスエイジ』ときど、『バルログ全一』誠を退けた彼の目前にあるのは、もはや優勝の二文字しかない!
京都府・キャミィ、sako!
(本戦)
#1 ファーストアタックを決めたのは餅だったが、接近に成功したsakoが1本目を難なく奪取。2本目は間合いを詰めさせなかった餅が取り返したが、細かいミスを見逃さなかったsakoが3本目を取り、sakoが緒戦を制した。(0-1)
#2 踏みつけが機能しているsakoは積極的に間合いを詰め、ウルコンを決めて1本目をゲット。ウルコンゲージ貯めを大パンに頼る餅はゲージ貯めに苦戦するものの、2本目を取った勢いで攻勢に転じsakoを後一歩まで追い詰める。しかしここで心を折らないのがsakoの強みか。sakoは餅の懐に飛び込んで3本目を手にし、2連勝。(0-2)
#3 sakoの猛攻に磨きがかかってきた。間合いを取り寄せ付けない餅に対し、sakoは踏み付けを足がかりに接近し畳み掛け、3連勝。(0-3)
#4 餅はパンチを散らす一方で炎を多用、その上でsakoの接近をガード、投げやワープ、そして牽制のヨガタワーなどでかわし1本目を制するも、sakoのコンボが依然として火を噴き続ける。最後は餅のウルコンをかわしたsakoが4連勝を決めた。(0-4)
#5 sakoの怒涛の読みスキルは熾烈さを増し、餅の懸命な間合い取りを跳ね除けていく。ここでも餅のウルコンを交わし逆にsakoがウルコンを決め、実に5連勝を叩き出した。(0-5)
#6 しかし、ここから餅の読みが徐々に冴えを見せ始める。パンチ・炎を軸にしたヒット&アウェイでsakoの体力を削り、接近戦にもつれ込んでもワープなどで切り抜け始めるようになった餅が、待望の1勝目。sakoの戦術に対応し始めたか。(1-5)
#7 餅は勝った勢いでこのゲーム1本目も奪取するが、開始直後の間合い詰めを決めながら、接近できると見るや怒涛のコンボ攻勢を仕掛けるsakoが連取を許さず、6勝目をものにする。近づきたいsako、近づかせたくない餅の超ハイレベルな読み合いは、いよいよ壮絶なものになってきた。(1-6)
#8 ここで餅は大パン中心の当てを中パンにチェンジする。戦術チェンジが功を奏し、1本目こそsakoならではの粘り→超絶的なコンボ攻勢に敗れるも、ヒット&アウェイが機能。餅が2勝目を奪い返した。(2-6)
#9 餅はあらゆるパンチをばら撒きながら技のタイミングを若干遅らせるなど、sakoをけん制する作戦に出る。しかし、sakoの読み能力は衰えることなくフルに発揮されたまま。3本目は餅のウルコンがヒットするも、sakoがすかさず接近し怒涛のコンボで舞い続け、最後はウルコンを決めて7勝目。(2-7)
#10 1本目、ハイレベルな読み合いの中、餅が放ったウルコンをsakoはよけるものの、次に出した攻撃がガードされた弾みで炎に被弾し餅が先取。2本目、sakoのウルコンで追い込まれた餅は突如攻勢に転じて怒涛の連続攻撃を決め、逆転でこのゲームを制する。まさしく餅の意地がにじみ出た勝利だった。(3-7)
#11 しかし、sakoの読み、そして対応力の高さが単騎翔けを許さない。特に餅のワープに対する読みが冴え渡ってきた。2本目こそ餅のウルコン2連発が決まるものの、一瞬の隙を見逃さないsakoがコンボを決めまくり、いよいよ8勝目をスコア。(3-8)
#12 sakoの読みスキルの高さが絶好調であるならば、餅の根性値だって負けてはいない。sakoのアローに徐々に対応するようになった餅が徹底した遠距離戦で削り、ここぞのタイミングでウルコンを放つ戦術が成功。4勝目。(4-8)
#13 アローを通したいsakoは、徹底したアウェイポジションの餅に襲い掛かる。アローさえ通せれば、その後にはコンボの舞を踊るだけ。卓越した対応力は激しさを増し、2タテでついにsakoがリーチを決めた。(4-9)
#14 指しあいに次ぐ差し合い、読み合いのさらに上を行く読み合い。炎すら出さずにあらゆる技で牽制をし続けた餅は、この超ハイレベルな読み勝負を制する。最後は渾身のウルコン。この試合、そう簡単には終わらせない。(5-9)
#15 それでもsakoは極みに極まった対応力をフルに発揮する。1本目、ダメージを背負う中、一瞬の隙を捉えまさかの昇竜を決めて、ウィニングポイント。そして2本目。sakoの操るキャミィは、フィールドでコンボの舞を高らかに踊り続けた。最後は2タテでこのゲームを制し、1ヶ月以上に渡って続いた「神々の闘い」が、その幕を閉じた。
sako、GODSGARDEN Online #1、優勝!(5-10)
sakoはゲーム終了後のインタビューに応じ、「まいどー」「全力で挑みました。……強かったです」「(プレゼント候補「室外機」に対し)いらねー(笑)」とコメントした。
また、サカモト氏、シュウ氏らによるセイヴァー勢応援配信(リンク先はUstreamのアーカイヴ)でもインタビューが行われ、「ありがとうございます」「(#3の前歩きについて)歩いて詰めないと動かないんで、当てに行きました」「(餅は)やっぱり強かったですね。立ち回りがしんどくて…」「(今後のスパIVは?)家の近くにやる環境があれば(アーケードでも活動したい)」「(年齢による反応速度の衰えはありますか)60代になれば影響があると思いますけど…(笑)」「(海外からのオファーがあったら)日程が合えば、出てもいいですかね」「(旅行券の使い道は?)たぶん北海道行くとちゃいますか?」「(これからは)ドラゴンクエスト一本ですね(笑)」とコメントした。
名古屋大須ゲームスカイで行われたがまの油実況配信には、こくじん、金デヴ、えいた、チョコが登場。横浜ゲーマーズビジョン配信ではマゴ、ときどが登場し解説配信を行った。
優勝したsakoには賞品スポンサーであるますぷろ氏より、8万円分の旅行券が授与された。
GODSGARDEN公式サイトでは、実況配信のみの全試合視聴者数が70,000人に達したと公表された。
掲示板
80 alicebooska
2010/09/12(日) 02:49:48 ID: /96cgujpqi
>>79
おお! ご教示ありがとうございます!
あああ、なるほど、そういう感じでやればよかったんですね。よくわかりました~。
>>77 のご意見を受けて、以下のような形にできればと思います。
1 この記事を「GODSGARDEN Online #1」に記事名変更。
2 新たに「GODSGARDEN Online」を立ち上げ、この記事の中にある「概要」を移して記事化。
3 新たに「GODSGARDEN Online #2」を立ち上げて、#2の内容を記事化
4 「ウメゲーム」のリダイレクト先指定に不具合があるようであれば、それを修正
よろしくお願いします~。
81 alicebooska
2010/09/14(火) 23:05:07 ID: /96cgujpqi
では、>>80を実施しますねー。
82 ななしのよっしん
2010/09/15(水) 01:10:26 ID: /96cgujpqi
完了しましたー。ご意見頂いた皆様に感謝。
では名無しに戻ります~。ID変わんないので意味ないですがw
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最終更新:2024/04/24(水) 11:00
最終更新:2024/04/24(水) 11:00
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