GOLD SERIES(遊戯王) 単語

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ゴールドシリーズ

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GOLD SERIESゴールドシリーズ)とは、遊戯王OCGカードパックの1つ。過去人気カードを中心とした再録カードパックのことである。カードナンバーなどで用いられる略号は「GS01」。以降、02,03……と続く。
本項では「GOLD SERIES」の名を冠する同様の趣旨のパックや後継シリーズの「GOLD PACK 2016」、および「THE GOLD BOX」も取り扱う。

概要

正式名称は「遊☆戯☆王5D's OCG GOLD SERIES」。2009年1月17日に発売。

伝説カードが、新たな姿でる!」、「黄金カードで君のデッキれ!」をキャッチコピーに、遊戯王OCGにおいて「伝説」と呼ばれる20種類のカードノーマルゴールドレアの2種類のレアリティで再録されている。
ゴールドレアは基本的にこのパックでしか手に入らない特別なレアリティである(一応、ごく一部の雑誌付録カードなどでも用いられている)。
ただ、り方がかなり暗く、イラストが見にくいなどの理由で、ゴールドレアを好まない人もいる。

基本的に、1パックは300円で7枚入り、内ノーマルカードが5枚、残り2枚がゴールドレアカードという構成である。

パックには一切モンスターイラストが登場しない異例のデザインだが、公式サイトでは「氷結界の龍 ブリューナク」がでかでかと載っている。しかし、この「氷結界の龍 ブリューナク」と「ダンディライオン」は、1BOX(10パック)の中にノーマルゴールドを問わず、どちらか1枚入っているかどうかわからない程の高レアカードである(以下、ノーマルレアと呼ぶ。ただし、公式には他のカードと同じ扱いであり、その存在を認めていないことには注意)。

なんだかんだいっても好評であったためか、その後も同様のパックが発売されている。

GOLD SERIES 2010

正式名称は「遊☆戯☆王5D's OCG GOLD SERIES 2010」。2010年1月23日発売。

基本的な商品仕様コンセプトは前回と同様。
絶版であり入手困難であった「神獣王バルバロス」と「マジシャンズ・ヴァルキリア」が再録されたが、案の定というかノーマルレア。その他、「神の宣告」などの優良カードが再録される一方、往時には活躍したものの現在はあまり勢いのカードも収録されており、その点では少々見劣りする(「伝説」というコンセプトには合うだろうが)。

それでもな再録カードがあったため、好評ではあった。

GOLD SERIES 2011

正式名称は「遊☆戯☆王5D's OCG GOLD SERIES 2011」。2011年1月15日発売。

商品仕様等は前回と同様。
宣伝の仕方からしても玉は「氷結界の龍 トリシューラ」。元々デュエリストの間では人気の高い強カードでありながら、入手が困難レアカードであったため、予約直後に売となる大人気であった(前年までのGSも同様の状態ではあったが)。しかし恒例のノーマルレア
もう1枚のノーマルレアは「キメラテック・フォートレス・ドラゴン」。

その他過去禁止カードを経験したカードもいくつか収録されている。一方で、「フォース」のような伝説を作ったかすら怪しいカードもちらほら。

GOLD SERIES 2012

正式名称は「遊☆戯☆王ゼアル OCG GOLD SERIES 2012」。2012年1月7日発売。

商品仕様等は前回と同様。
前年に禁止カードから緩和された「カオス・ソルジャー -開闢の使者-」を再録。絶版ではなかったものの、入手困難であったため、まだそれを持っていなかったいわゆる「開闢難民」にはうれしい……のかと思ったけど当然ノーマルレアでしたね。
もう1枚のノーマルレアは「強欲で謙虚な壺」。ほぼ必須扱いの強カードであり、カードショップでのシングル(単品)価格が非常に高く入手困難であるため、需要は高い。繰り返すが、ノーマルレア

その他「ローンファイアブロッサム」などの優良カードも再録しているが、今回は再録という方向性から外れ、日本未発売であった「発条機ゼンマイン」も収録していた(つまり、日本ではこのパックで初登場)。

ウィジャ盤」のような需要があるのかわからないカードも収録されている(「伝説」の範囲を原作アニメにも広げれば間違いではないが)。その割には死のメッセージカードが1枚も収録されていないため、このパックだけでは全く使いのないカードと化している。もっとも、死のメッセージカードも一緒に収録した日には、「(再録の)をつぶすな」、「外れカードを増やすな」といった批判が飛び交うことになろうが……。

THE GOLD BOX

正式名称は「遊☆戯☆王ゼアル OCG THE GOLD BOX」。2012年8月25日発売。略号は「GSB1」。

GS01から04(2012)までの歴代GOLD SERIESに収録されたカードを全てまとめたもの。全80種。
1パック5枚入りだが単体では販売されず、4パック入りのを1セットとして、1200円で販売。カードは全てゴールドレア仕様ではあるが、ゴールドレアが嫌いな人にはかえって評判が悪いよう。

特に選別などせず過去に収録されたカードを詰め合わせただけであるため、過去GSで集めきってしまった人には余り用のいパック。ただ、過去ノーマルレアであったカードも通常通りのゴールドレアであることや、封入の仕方の特徴から、ノーマルレアであったカードが集めやすいようになっている。
発売時点で禁止カードであっても、過去GSに収録されたカードはもれなく収録している。

GOLD SERIES 2013

正式名称は「遊☆戯☆王ゼアル OCG GOLD SERIES 2013」。2013年1月12日発売。

商品仕様等はほぼ2012までと同様だが、新たに「ゴールドシークレットレア」が追加。

ノーマルレアは「ラヴァルバル・チェイン」と「森の番人グリーン・バブーン」の2枚。前者は汎用性の高いエクシーズモンスターであるが、TUEEEE少々値段のカードである。後者はかつて制限定を受けるほどの活躍をしたが、裁定変更(効果のルール変更)で大幅に弱体化現在はあまり見かけないカードとなっている。前者は2013年以降も活躍はしたが、2016年禁止カードとなり、値段も低下している。
そして、ノーマルレアは1にどちらか1枚入っているかという封入率である(片方手に入った場合、基本的にもう一方はそのにはない)。

その他、「E・HERO エアーマン」、「THE トリッキー」など、入手に難のあったカードや「神の警告」、「エフェクト・ヴェーラー」などの強カードも再録された。
伝説」と言うコンセプトのためか、過去規制を経験したカードもいくつか入っているが、現在では見るもないようなカードもちらほら。

公式サイトで収録してほしいカード投票が行われたのも特徴(ただし三択)。「ナチュルビースト」が選ばれた。

GOLD SERIES 2014

正式名称は「遊☆戯☆王ゼアル OCG GOLD SERIES 2014」。2014年1月11日発売。

ゴールドシリーズ集大成!」として発売されたKONAMIく最後のゴールドシリーズ。商品仕様に大きな変更があり、まず1パック150円となった代わりに封入枚数が4枚に変更された。その分、1ボックスは20パック入りになり、同価格の1ボックスに収録されるカードの枚数自体は増えている。(過去は7枚入り10パックで70枚であった)
また、全てのカードが(ノーマルレアを除けば)同じ仕様であったこれまでと異なり、各カードごとにレアリティが設定されており、特定レアリティしか存在しないものもある。
たとえば、「No.61 ヴォルカザウルス」・「天狼王 ブルー・セイリオス」・「虚無空間」の場合、ゴールドレアゴールドシークレットレアのどちらかしか存在しないため、ノーマル仕様が存在するカードべると引き当てる確率が低くなる。

このレアリティの変更が購入者にとっては最大の違いで、ノーマルレアの2種類を除けば安定して当てのカードが手に入れられた過去シリーズべて、高レアリティしか存在しないカードが7種類と多くなっているためにそれらが的で購入する場合は当ての物が非常に入手しづらくなる。

三幻神が収録されたのも特徴で、さらに過去に発売したゲームの付属カードと同じイラストが使用されており、カード仕様公式大会で使用できなかったイラストデュエルしたいという人にとっては嬉しい再録ではある。
なお、この3種類も前述のレアリティ仕様を大きく受けており、なんと1ボックスに1枚しかないゴールドシークレットレアしか存在せず非常に当たりにくい。収録20枚全てにその仕様が存在するため、確率は単純に考えても20分の1。1ボックスは定価3000円。20分の1の三幻神を集めるために購入するには覚悟勇気が必須だろう。

海外新規カードであった「対峙するG」が収録されている。また、海外初出のカードとも異なる全新規のカードが収録された。該当するのは「ドラゴン覚めの旋」、「サイバネティック・フュージョンサポート」、「強化蘇生」の3枚。
いずれも漫画アニメ出身で、それぞれ海馬瀬人丸藤亮ジャック・アトラスが使用したカードである。

前年同様、収録カードを決める投票が開催された。今回は15枚のカードの中から上位3枚を再録する形を取っており、投票の結果「No.61 ヴォルカザウルス」、「天狼王 ブルー・セイリオス」、「虚無空間」の3枚が選ばれた。

THE RARITY COLLECTION

正式名称は「遊☆戯☆王アーク・ファイブ OCG THE RARITY COLLECTION」。2014年12月20日発売。略号は「TRC1」。

ゴールドシリーズではないが、絶版・強カードの再録というコンセプトは一致する。最後って言っちゃったから名前変えたんじゃ……。1パック4枚入り300円(税抜)で1ボックスは15パック入り。全51種。かなり割高だが、その代わりに収録カードはすべてスーパーレア以上。コレクターレアという独自のレアリティが存在する。

堕天使スペルビア」、「TG ハイパー・ライブラリアン」、「クリムゾン・ブレーダー」などの付録・応募者全員サービスキャンペーン配布などの入手困難だった絶版カードからの再録が多い。ただしゴールドシリーズとは別なので、過去ゴールドシリーズに再録済みの「氷結界の龍 トリシューラ」や「ラヴァルバル・チェイン」なども再録されている。

また、歴代アニメ主人公エースカードも再録されているが、登場からまだ日が浅かった「オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン」を除き、いずれも再録などで入手は難しくなかったので単純に使うための需要は低い。ほかにはホログラフィックレア仕様の「青眼の白龍」やデュエルディスク同梱カードで入手が難しかったい「サイバー・エンド・ドラゴン」も収録されており、コレクターアイテムとしての価値はある。

この商品が出たからか、最後と言ってしまったからか、2015年中にGOLD SERIES系統の商品が出ることはなかった。

GOLD PACK 2016

正式名称は「遊☆戯☆王アーク・ファイブ OCG GOLD PACK 2016」。2016年2月20日発売。
略号は「GP16」。

名前を変えて帰ってきたゴールドシリーズゴールドレアゴールドシークレットレア仕様も続投しており、実質的な後継パック。キャッチコピーは「決闘者達の切り札が、新たなきでる!黄金伝説新章突入!」。1パック5枚入りで300円(税抜)、1ボックスは10パック入り。全20種。

1パックにはゴールドレア4枚とゴールドシークレットレア1枚が封入されている。ノーマル仕様は存在しない。1枚当たりの価格は割高になってしまった。なお、過去ゴールドレアべて今回のものはイラストが明るく見やすくなるように加工されている。

ランク4モンスターとして人気の高い「No.101 S・H・Ark Knight」、【EMデッキキーカードEMペンデュラムマジシャン」などが再録されている。一方、名前を変えたからなのか、「精操作」、「の書」、「神の宣告」など、過去ゴールドシリーズに再録済みのカードも収録されている。
ノーマル仕様カードがないのでノーマルレアは存在し得ないが、「励ヴェルズビュート」は封入率操作がされており、1ボックスに1枚程度しか封入されない。

20周年記念の一環なのか、遊星遊馬、遊矢のエースカードが再録されている。しかし、「THE RARITY COLLECTION」で再録済みの上に、「オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン」も前年のストラクチャデッキや少し後に発売されたスターターデッキに再録されており、どうしてもゴールドレア仕様が欲しいという場合を除き、需要はあまりない。「スターダスト・ドラゴン」に至ってはGS2012でも再録済みである。

遊戯と十代のカードとしては、「魔導剣士ブラックパラディン」と「E・HERO シャイニングフレアウィングマン」が再録されている。だったら以降の主人公の分も生形を入れればよかったんじゃ……。
実用性はともかく、後者絶版だったので一応再録の意義はある。前者は別の20周年関連商品で再録済み(イラスト違いではある)の上に、後に発売されたストラクチャデッキでも再録されてしまったが。

前述のゴールドシリーズ再録済みのカードや、絶版ではなくストラクチャデッキなどで入手が難しくないカードも多く再録されており、入手困難な強カードの再録を望んでいたプレイヤーからの評判はあまりよくない。

海外版

英語版でも「Gold Series」が出ているが、日本のそれとは収録内容が大きく異なる。そもそもコンセプトからして違うようで、伝説を作ったとは到底言い難いカードも収録されている。

韓国版では日本とほぼ同様の収録内容で発売されているが、GS01のみ、一部内容が異なった。

中国語繁体字版では「GOLD SERIES 2014」から発売されている。収録内容は日本語版と同様。

現在ノーリミットデュエルを除くショップデュエルにおける海外カードの使用は認められていないため、日本ユーザーにとってはあまり関係のない話となってしまった。

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