H.N. Elly(Kirsten)とは (エリーキルステンとは) [単語記事]

..()（ラテン文字転写：H.N. Elly(Kirsten)、カナ表記：エリー（キルステン））とは、シャフト製作のアニメ『魔法少女まどか☆マギカ』、第4話に登場する魔女。
名前の“H.N.”は、“Handle Name（ハンドルネーム）”の頭文字という説がある。

概要

ハコの魔女。その性質は憧憬。筋金入りの引きこもり魔女。憧れは全てガラスの中に閉じ込める。閉じ込められ者はその心までも簡単に見透かされてしまうが、考えるより先に殴れば問題ない。

公式サイトの魔女図鑑より

外観は、左右からツインテールの生えたパソコンのモニタを思わせるハコ。魔女図鑑においては、黒髪のツインテールに赤いリボンを結んだ本来の姿が描かれている。

結界内で使い魔と共に現れた時には、そのモニタ画面に彼女の影や名前（Elly）、 "Ich will nicht arbeiten（要約：働きたくないでござる）”、“Ich mag keine Narren（私は愚か者が嫌い）”等と表示されていた。
後者の台詞はゲーテの戯曲『ファウスト』からの一節。第5話での暁美ほむらの台詞でもある。

他の魔女に比べると少女らしい特徴を持った姿でネタにしやすい為か、一部ではコアな人気があるようだ。名前の“H.N.”がハンドルネームを連想させたり、引きこもり設定やパソコンのブラウン管モニタらしき物を持った姿から、元パソコンオタクなのではないか、はたまた元ネットアイドルだったのでは…等という考察がなされている。

視聴者にとっては一番親しみやすい魔女かもしれない。

本編では「魔女の口づけ」により志筑仁美を含む大勢の人間を洗脳し、集団自殺へと追い込む。からくも彼等の自殺を阻止したまどかだが、操られた仁美達から逃げ出した直後にEllyの結界へと引きずり込まれ、その精神攻撃を食らう羽目に。
第3話にて死亡した巴マミの姿を結界内の無数のモニタに映し、使い魔にまどかを殺させようとした直後、魔法少女となった美樹さやかにより攻撃を阻止され、そのまま始末された。

また、まどかが結界内に引きずり込まれる直前の音声を逆再生すると、少女（もしくは幼い子供）の話し声に聞こえることが一時期話題になっていたが、声の正体や意図などは不明。これについては関連動画を参照の事。
ちなみに劇場版オーディオコメンタリーによると、この声は悠木碧が担当しているらしい。いわく「アオちゃんがアオちゃんを襲っている」とのこと。

なお、BD/DVD2巻のチャプター名において電影の魔手という異名が付けられている。

使い魔

ハコの魔女の手下。その役割は運搬。この手下がさわった物体はとても運びやすくなってしまう。

公式魔女図鑑より

使い魔はDaniyyelとJe nni fer。頭に天使の輪、背には片翼のついた球体関節人形のような姿。姿かたちがDaniyyelとJe nni ferとでほぼ同じらしく、区別は判然としない。「運びやすくなる」の説明通り、手にしたものを伸縮自在にしたり、生命体を（生きたまま）分割するなどの能力を持つ。結界の外では小さな人形サイズだが、結界の中ではモニタを持てる程度に大きくなっている。頭部がモニタになっている個体も。