IWGPヘビー級選手権とは新日本プロレスリングにおける重量級選手権である。
原則100Kg以上の選手を挑戦規定とした重量級タイトルである。新日本プロレスが運営。また同団体の隆盛により、国内最高権威であるとの見方も強い。
(これはAWA・NWF・NWAヘビーの衰退、迷走、および消滅、三冠ヘビーなどを運営する全日本プロレスやGHCヘビー等の運営元であるプロレスリングNOAHの人気伸び悩み、DDTが管理するアイアンマンヘビーメタル級や大日本プロレスが運営するBJW認定デスマッチヘビー級などの独自路線追及、みちのくプロレス、大阪プロレス等、チャンピオンシップの運営母体である他団体の地域密着志向などを
2021年3月1日、菅林直樹会長よりIWGPヘビー級王座とIWGPインターコンチネンタル王座を統一し、IWGP世界ヘビー級王座を新たに制定することが発表されたこれによりIWGPヘビー級王座の封印が確定し34年間にわたる歴史に一区切りがついた。
王座返上などの際は再トーナメントを開催、決勝戦の相手を獲得場所の直後に記載。
歴代 | 獲得選手 | 載冠年月 |
戴冠回数 |
防衛回数 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
初 | アントニオ猪木 | 87.6.12 | 1 | 4 | 両国国技館でマサ斎藤を相手に載冠。翌年2.4大阪府立体育会館、4度目の防衛戦で長州力に勝利も左足骨折のため王座返上 |
2 | 藤波辰巳 | 88.5.8 | 1 | 0 | 返上による再トーナメント、B・ベイダーを相手に載冠。有明。初防衛戦、同年5.27宮城県スポーツセンター、長州力戦が無効試合扱い。防衛と認められず。王座はコミッショナーが一時預かり |
3 | 藤波辰巳 | 88.6.24 | 2 | 7 | 大阪府立体育会館。長州力と。「(東京ドーム国際大会で)ベルトを賭けて権威を高めたい」という理由で返上 |
4 | ビッグバン・ベイダー | 89.4.24 | 1 | 0 | 東京ドーム。橋本真也を相手に載冠。獲得時はたけしプロレス軍団所属 |
5 | サルマン・ハシミコフ | 89.4.24 | 1 | 0 | 大阪城ホール |
6 | 長州力 | 89.7.12 | 1 | 0 | 大阪府立体育会館 |
7 | ビッグバン・ベイダー | 89.8.10 | 1 | 4 | 東京ドーム。90.6.12福岡国際センターで対S・ハンセン戦、両者反則も規則により防衛成立。なお、防衛3戦目も同年2.10東京ドームでハンセンと。((閑話休題。余談だが、同日のドーム大会のメインマッチはIWGPヘビーではなく、「猪木・坂口」対「橋本・蝶野」の黄金カード。「やる前から負けること考えるバカいるかよ」、「時は来た」、「1・2・3ダー!」など)) |
8 | 長州力 | 90.8.19 | 2 | 1 | 両国国技館 |
9 | 藤波辰爾 | 90.12.26 | 3 | 0 | 浜松アリーナ。ここから藤波辰爾名義になる |
10 |
ビッグバン・ベイダー |
91.1.17 | 2 | 0 | 横浜文化体育館 |
11 | 91.3.4 | 4 | 3 | 広島サンプラザ | |
12 | 92.1.4 | 3 | 4 | 東京ドーム | |
13 | 92.8.16 | 1 | 5 | 福岡国際センター。全てムタ名義 | |
14 | 93.9.20 | 1 | 4 | 愛知県体育館 | |
15 | 94.4.4 | 5 | 0 | 広島グリーンアリーナ | |
16 | 94.5.1 | 1 | 9 | 福岡ドーム。9度防衛達成で話題に | |
17 | 95.5.3 | 1 | 5 | 福岡ドーム | |
18 | 96.1.4 | 1 | 1 | 東京ドーム。ヘビー、タッグ、ジュニアヘビーの全階級制覇(当時) | |
19 | 96.4.29 | 2 | 7 | 東京ドーム | |
20 | 97.8.31 | 1 | 3 | 横浜アリーナ | |
21 | 98.4.4 | 6 | 2 | 東京ドーム。載冠6回は2014年の棚橋弘至に抜かれるまで最多戴冠記録であった。 | |
22 | 98.8.8 | 1 | 0 | 大阪ドーム。闘魂三銃士が載冠達成。負傷のため王者返上 | |
23 | 98.9.23 | 1 | 4 | 横浜アリーナ。永田裕志と。アメリカで現地選手と防衛戦 | |
24 | 99.1.4 | 2 | 5 | 東京ドーム | |
25 | 99.12.10 | 1 | 0 | 大阪府立体育会館。載冠最年長記録 | |
26 | 00.1.4 | 2 | 5 |
東京ドーム。00.5.5福岡ドーム、挑戦者グレート・ムタに対してはパワー・ウォリアー名義。同年10.9、殴り込みをかけてきた全日本プロレス川田利明との因縁試合敗戦を受け、責任をとる形で王座返上 |
|
27 | 01.1.4 | 3 | 1 |
東京ドーム。川田利明。01年、1.4ドーム大会で王座争奪トーナメント。((閑話休題。余談だが、決勝戦直前に行われた前座試合の長州対橋本戦は、当時社長の藤波が試合を止めるドラゴンストップ。両者一向にフォールを試みないK.O決着を意識した執拗な打撃技の応酬に。「我々は殺し合いをしているんじゃない」。しかし藤波の滑舌が悪く多くのファンは聞き取れず。これは95.10.9東京ドームの長州対UWFインター安生洋二戦、試合後インタビューの長州「キレてないですよ」とともに滑舌の悪さを示す椿事。直後のドーム大会IWGPヘビー級争奪決勝戦は異様な雰囲気の中で)) |
|
28 | 01.3.17 | 2 | 0 | ||
29 | 01.4.9 | 1 | 2 | ||
30 |
安田忠夫 |
02.2.16 | 1 | 1 | |
31 | 02.4.5 | 1 | 10 | ||
32 | 03.5.2 | 1 | 3 | ||
33 | 03.11.3 | 1 | 0 | ||
34 | 03.12.9 | 1 | 1 |
大阪府立体育会館。最年少載冠。04.1.4ドーム、高山との初防衛戦はNWFと同時タイトルマッチ。これに勝利しタイトル同時獲得を果たすもNWFは封印。また怪我のためIWGPは返上 |
|
35 | 04.2.15 | 2 | 1 | ||
36 | 04.3.12 | 4 | 0 | ||
37 | 04.3.28 | 1 | 1 | ||
38 | 04.6.5 | 2 | 2 | ||
39 | 04.10.9 | 5 | 2 | ||
40 | 04.12.12 | 3 | 0 |
愛知県体育館 |
|
41 | 05.2.20 | 1 | 1 | ||
42 | 05.05.14 | 4 | 0 | ||
43 | 05.7.18 | 3 | 1 | ||
44 | 05.10.8 | 1 | 3 |
東京ドーム、3WAY戦、蝶野正洋から。レスナーは、契約上のトラブルにより来日を拒否したため新日を永久追放、王座剥奪。しかし返却義務のあったベルトを返さず、それを賭け猪木プロデュース団体IGF旗揚げ戦にてカート・アングルと非公式防衛戦を行う。両国国技館。カート・アングルが勝利し暫くベルト(3代目)を保持し続けるが、これはIWGPヘビー級選手権公式記録には含まれない。以降、08.2.17に中邑が統一戦を行うまで選手権では2代目のベルトが使われた。 |
|
45 | 06.7.17 | 1 | 4 |
月寒グリーンドーム。G・バーナード。防衛第4戦、チャレンジャー金丸浩二は100Kgの規定体重に満たなかったが挑戦が認められた。 |
|
46 | 07.4.13 | 2 | 2 | ||
47 | 07.10.8 | 2 | 1 | ||
48 | 08.1.4 | 2 | 2 |
東京ドーム。防衛第2戦、08.2.17両国国技館でカート・アングルと新旧ベルト統一戦を行い勝利。3代目ベルトを奪還。なお、記念にベルトは新調され、以降、選手権で使用されるのは現代の4代目に。2代目は橋本家へ寄贈。 |
|
49 | 08.4.27 | 3 | 4 | ||
50 | 09.1.4 | 3 | 3 | ||
51 | 09.5.6 | 1 | 0 | ||
52 | 09.6.20 | 4 | 1 | ||
53 | 09.9.27 | 3 | 6 |
神戸ワールド記念ホール。真壁刀義。余談だが、中邑は12.7.22に第4代IWGPインターコンチ王者に輝いてからは同ベルトのブランド力強化に執心。プロレスの祭典、翌13年の1.4東京ドーム大会ではIWGPヘビー級戦を退け、棚橋との同タイトル戦がファン投票でメインマッチに。IWGPヘビーがドーム興行のメインから外れるのは、近年では異例 |
|
54 | 10.5.3 | 1 | 3 | ||
55 | 10.10.11 | 2 | 1 | ||
56 | 11.1.4 | 5 | 11 |
東京ドーム。防衛第8戦で内藤哲也に勝利後、矢野通が背後から強襲、IWGPヘビー4代目ベルトを強奪する椿事。以降、選手権試合まで矢野はY(矢野)WGP王者を自称。前哨戦で棚橋が勝利し、IWGPヘビー級ベルトを奪還かに思えたが、U-30無差別級ベルト(王座封印済み)を替え玉にされる。混乱が続くも、矢野通との防衛第9戦を制し、ベルト奪還とともに王座継続 |
|
57 | 12.2.12 | 1 | 2 | ||
58 | 12.6.16 | 6 | 7 | ||
59 | 13.4.7 | 2 | 8 | ||
60 | 14.5.3 | 1 | 2 | ||
61 | 14.10.13 | 7 | 1 | ||
62 | 15.2.11 | 2 | 1 | ||
63 | 15.7.5 | 3 | 3 | ||
64 | 16.4.10 | 1 | 1 | ||
65 | 16.6.19 | 4 | 12 | ||
66 | 18.6.10 | 1 | 3 |
大阪城ホール。17年の大阪城ホールが引き分け決着だったため、時間無制限の3本勝負ルールとなり、64分50秒でケニーが決着をつける。 |
|
67 | 19.1.4 | 8 | 0 | ||
68 | 19.2.11 | 1 | 0 | ||
69 | 19.4.6 | 5 | 5 |
マディソン・スクエア・ガーデン |
|
70 | 20.1.5 | 2 | 1 | ||
71 | 20.7.12 | 1 | 1 | ||
72 | 20.8.29 | 3 | 1 | ||
73 | 21.1.4 | 1 | 3 | 東京ドーム。新型コロナウイルス影響 下での戴冠。新王座(インターコンチネンタルとの統一)設立のため王座封印。 |
坂口征二、前田日明、木村健吾、スタン・ハンセン、ブルーザー・ブロディ、アンドレ・ザ・ジャイアント、馳浩、小川直也、飯塚高史、鈴木みのる、後藤洋央紀などは獲得経験なし。
掲示板
急上昇ワード改
最終更新:2024/04/24(水) 12:00
最終更新:2024/04/24(水) 12:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。