MARVEL VS. CAPCOM単語

マーブルバーサスカプコン

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MARVEL VS. CAPCOMとは、カプコン開発した対戦型格闘ゲームシリーズである。

略称は『マヴカプ』『マブカプ』。過去2作を含め『VS.』シリーズと扱われている。

概要

X-MEN』に代表されるマーヴルコミック社のキャラクターと、『ストリートファイター』シリーズでおなじみのカプコンキャラクターが半々の割合で共闘する格闘ゲームとして作られた。

リュウビーム真空波動拳)を撃たせたかった」と開発者がインタビューに答えており、カプコン勢はマーヴル勢の手なアクションに負けじと本家よりド手な演出が加えられている。

X-MEN VS. STREET FIGHTER』や『MARVEL SUPER HEROES VS. STREET FIGHTER』に続き、本作以降タイトルを『MARVEL』に、カプコン勢からはストリートファイター以外のキャラを出すため『CAPCOM』とした。

MARVEL VS. CAPCOM CLASH OF SUPER HEROES

1998年2月に稼動開始。マーヴルとのクロスオーバー第3弾。

アーケードメディアCPS2。庭用の移植ソフトとしてドリームキャスト版やプレイステーション版が発売。ただしPS版は交代が出来ない。

それぞれ1チーム2人ずつ選択し、2人とも倒せば勝利となる。

1人プレイの場合、ラスボスであるうどんは日清オンスロートを倒せばエンディングとなる。

本作独自の試みとしてメインキャラ以外のスペシャルパートナールーレットで選ぶことができる。しかし、特定コマンドを入れれば確実に自分が定したパートナーを選ぶことができる。

登場キャラ(括弧内は隠しキャラ)

マーヴル側

キャプテン・アメリカスパイダーマンハルクウルヴァリンガンビット、ウォーマシンベノム、(ハイスピードベノム)、(MSH性ハルク)、(ハイパーアーマー ウォーマシン

カプコン側

リュウ春麗ザンギエフキャプテンコマンドーモリガン・アーンスランドジン・サオトメ、ロックマンストライダー飛竜、(シャドウレディ)、(リリスモリガン)、(ロールちゃん

関連動画

MARVEL VS. CAPCOM 2 NEW AGE OF HEROES

2000年3月に稼動開始。マーブルとのクロスオーバー第4弾。

アーケードNAOMI庭用移植としてドリームキャスト版やPS2版Xbox版、PS3版Xbox360版など(PS3版Xbox360版は2022年現在配信終了により購入不可)。当時はこれが事実上の最終作と銘打たれていた。本作ではキャラは2Dだが、背景3D描写されている。

使用キャラ格ゲー史上でも非常に多い方である56キャラ
しかし、NAOMIの容量不足の関係でゲーム上では各キャラクターエンディング勝利メッセージなどが一切い。

これまで2対2のバトルだったが、本作では3対3となったためパートナーボタンが割り振られ、代わりに中P中Kボタン削除された(弱Pと弱Kを2段まで出すと中攻撃となる)。

今作ではこれまで以上にゲームバランスが偏っており、大会参加者の多くはマーヴル勢を使用している傾向。特にセンチネルストーム、マグニートー、ケーブルが4強と言われており、その中でもセンチネルは使用率99と言われるくらいに使用率が高く、
「大会では十中八九センチネルが入る」
「先にセンチネルを倒したら勝ち」
とまで言われる始末である。
センチネル抜きでも上述の3人が異常に強く試合はほぼマーヴルキャラしか起用されないこともあり「MARVEL VS. MARVEL」とも。

最弱(※)と言われるロールちゃんは下位の下位で単独でロールちゃんランクがつけられている(海外でもRollというランクがある)
※どのくらい弱いのかと言うとセンチネルロールは10:0』と言い切られているほど。

登場キャラ

Xbox360版およびPS3版でははじめからキャラクター全員解禁されている。

マーヴル勢

ケーブルマロウ、サイクロップスアイスマンスパイダーマンベノムキャプテン・アメリカハルクドクタードゥームウルヴァリンガンビットジャガーノート、マグニートー、シュマゴラスサイロックローグ、アダマンチウムを失ったウルヴァリンストームコロッサス、スパイラルオメガレッドセイバートゥース、シルバーサムライブラックハートアイアンマン、ウォーマシンセンチネルサノス

カプコン勢

ビィハート(本作オリジナル主人公)、アミンゴ(本作オリジナル)、ソンソンハヤトスターグラディエイター)、リュウ(ストリートファイター)ケン・マスターズ春麗ザンギエフガイル豪鬼春日野さくらダルシムナッシュベガキャミィ火引弾ストライダー飛竜キャプテンコマンドージン・サオトメ、モリガン・アーンスランドバレッタアナカリスフェリシアジル・バレンタインバイオハザード)、トロン・ボーン、コブン、ロックマンロールちゃん

4強(神)について

56人のキャラの中でも特に飛びぬけたセンチネルストーム、マグニートー、ケーブルについて説明。本ゲームには強キャラといわれるキャラが4強含めて13人ほど存在するが、4強はその中でも特に飛びぬけた性を持っている。海外ではGodGod Tiarなどとも言われているため日本でもと称されることが多い。

センチネル

X-MENに登場するミュータント捕獲・殺用ロボット。ロケパンッ!
カキャラ鈍重パワータイプキャラかと思いきや、214+弱K強Kで発動する飛行モードによりとんでもない機動を持っていることが判明。飛行モードの発動と解除が技のキャンセルにも使える仕様により、火力・機動リーチと全てにおいて最強という悪な性だということが発覚。デカキャラとは一体…。

さらには常時スーパーアーマー状態により一部のn択を無視することもでき、このアーマーはアシストで呼び出した場合でも付与されているため、控えに回った状態でもγアシストセンチネルフォースを呼び出し続けるだけでも強いという極悪仕様
これだけでは飽き足らず、

・全ての通常技に削りがある
・被ダメージ25%減の全キャラ中最高の防御
・何故か最後の1Fだけガード不能判定があるビームを放つ2強P
・当たれば強Pなどで追撃可ガードされても有利。固め、コンボパーツと大活躍の高性ハイパーコンボハイパーセンチネルフォース(HSF)」

など、総合的なぶっ壊れた度はの中では間違いなくトップなため、後述のケーブル以外のほぼすべてのキャラに有利が付く性を持っている。
弱点はデカキャラ故の当たり判定の大きさくらいしかなく、マグニートー・ストームサイロック(通称:MSP)の組み合わせ以外ではほぼ確実に起用されるため大会参加率99%と言われる理由も納得である。
余談だが、次回作のMVC3でも発売初期は一強と呼ばれるほど強く、MVC2全一ジャスティン・ウォンすらも「勝ちたければセンチネル使えばいい」Twitterで言っていたほどであった(後に弱体化されて強キャラですらなくなってしまったが)。

ストーム

X-MENに登場するを操るミュータント。オーウ!オーウ!
通常技の判定がゲーム内で最強クラスなうえに火力も申し分なく、特にJ弱Kは魔法の小足とも呼ばれ当たればそこから起き攻めor4割、場合によっては即死まで持っていかれる。
さらには特定キャラがいなければ逃げストームを捕まえられないほどの高い機動を持ち、J強Pを連発してゲージを貯めながら相手に接近し恐怖4択を迫るという狂った性を持つ。
それ以外にも、

・自在に方向転換可な突進技
・落下スピードと落下位置の調整ができる中制御
・ほぼ全画面に攻撃判定が発生し、多段HITで威が高くアシスト殺しにも使えるハイパーコンボアイスストーム
・突進技から繋がるためコンボの締めに大活躍、多段HITで威が高く最後の1Fまでディレイド受付判定のあるハイパーコンボライトニングストーム

など、チームの繋ぎ役としてセンチネルに次ぐ使用率を誇るキャラのための中でも安定した強さを持つが、操作が難しくまともに動かせるようになるまでに時間がかかる。
弱点はセンチネルに対して判定の強さで不利が付くのと防御が低いことだが、後者に関しては世紀末ゲーであるためあってないようなものである。

マグニートー

X-MENに登場する磁を操るミュータント
の中でも接近戦では最強とも呼ばれる性を誇り、コンボと崩しが凄まじく強い。
特にやばいのが近づかれれば高速の低ダッシュからの表裏中下段+投げの5択で、しかも下段の選択肢である2弱Kが発生1Fという悪っぷり(通称:の小足)。崩されればそのまま3割コンボからの起き攻め5択や状況によっては即死まで持っていかれる。時には開始30で相手チームが壊滅寸前という状況も。
当然の名に恥じぬ性は他にもあり、

・『ハイパーラビテーション⇒マグネティックテンペスト』の非確定連続技(通称:グラテン)を用いた即死コンボ
・隙が少ないため相手の本体とアシストに同時ヒットした場合に防備になったアシストを2強Pで死ぬまで打ち上げて即死させられるコンボに移行できる高性スナップバック

ストームと並び操作が難しく、即死コンボループハイジャンプとダッシュを繰り返す必要があるため操作の難しさはの中でもトップクラス(筆者は3時練習しても出来ませんでした)。
弱点はストーム同様防御が低いのと、センチネルストームには攻撃の判定の差で不利が付くこと。特にストーム:マグニの組み合わせはマグニ側は詰んでいるレベルだが、接近戦では五分なのでアシストを駆使しつついかに近づくかがポイント
余談だが、研究の結果最後にに入ったのはこいつらしい。

ケーブル

X-MENに登場するミュータントCAPCOM側のルビィハートと並び本作のメイン的なポジションキャラ
飛行などの中移動技を持たず、動きももっさりとしているため機動の中では最低クラスコンボゲージがないと安かったりと均的。では何故このキャラなのかというと、ゲーム最強キャラであるセンチネルにガン有利なため。
彼が強いと言われている理由の9割を占めているのが、ハイパーコンボハイパーバイパービーム」の中版。必殺技バイパービームの強化版で発生と同時に画面端まで届くビームを放つ技なのだが、

発生3F
レバー上下+ボタン連打で軌を変えられる
ガードされても有利
・発動後はそのまま落下するため、高度によっては着地後に即低ジャンプで再発動が可……つまり状況によってはこの技のループで即死コンボ成立
・相手のアシストが出ていた場合、操作キャラを貫通してアシストにも当たる
βアシストを選択している場合に控えにいる状態でヴァリアブルカウンターからどこからでも確定反撃を狙える
キャラ交代時に簡単にガード不能連携が可(このゲームノーマルジャンプ中は1回しかガードが出来ず、交代での出現はノーマルジャンプ扱いのため)
センチネルのあらゆる技に対して確定反撃として使える

など、々のハイパーコンボの中では一番狂っていると言っても過言ではない性を持っている。ちなみに地上版は発生が遅く、ガードされると反確なため相手を倒し切れる時くらいしか使われない(同じ技なのにこの差は一体…)。

弱点は最初に書いた通りゲージがない状態では弱いこと。とはいえ、一まで画面端まで届く各種強Pやバイパービーム。牽制に便利なエレクトラップの中ではトップクラスの対技であるシミター。判定強のJ強Kなど立ち回りに必要な技は一通っており、これらの技を振りながら立ち回れることもあり守りは強いので、技を振りつつゲージを溜めてしまえば相手にプレッシャーを与えられる。

以上のことから、現状センチネルアシストしでも一有利が付くキャラとなっているのがに入った理由となっている。

関連動画

↑上級者同士のセンチネルはこうなるという例

↑マグニのスナップバック即死(開幕1

ケーブルハイパーバイパーゲージがある時にヒットするとこうなります

MARVEL VS. CAPCOM 3 Fate of Two Worlds

MARVEL VS. CAPCOM 3』の項を参照。

関連商品

MERVEL vs CAPCOM INFINITE

詳しくは『MARVEL VS. CAPCOM:INFINITE』の項を参照。

2017年9月21日発売。PS4XBOX ONEPC(steam)にてリリース略称は「MVCI」。

今作では久々の2on2での対戦に変更になったほか、「MERVEL SUPER HEROES」以来のインフィニティストーンが復活。今回はマーヴル側のウルトロンカプコン側のシグマ融合した「ウルトロンΣ」を打ち倒すべくヒーローヴィランが立ち向かうこととなる。

登場キャラ

マーベル勢

キャプテン・マーベルキャプテン・アメリカドクター・ストレンジ、ガモーラドルマムゥ、ゴーストライダーホークアイハルクアイアンマンノヴァロケット・ラクーン、スパイダーマンサノス、ソー、ウルトロンブラックパンサー(DLC)

カプコン勢

エックスゼロリュウ春麗ダンテクリスアーサーモリガン、ジェダ、ハガーフランク・ウェストストライダー飛竜スペンサーネメシスモンスターハンター(DLC)、シグマ(DLC)

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最終更新:2024/03/19(火) 11:00

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最終更新:2024/03/19(火) 11:00

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