奇妙で、おもしろい。そして、せつない。
MOTHER3とは、2006年4月20日にGBAソフトとして任天堂から発売されたRPGである。
当初はSFC向けソフトとして開発されていたが、64DD、その後にN64向けソフトへと計画が幾度も変更。当初はサブタイトルがついており、開発が進むにつれていろいろ(キマイラの森、豚王の最期、帰ってきたどせいさん等)と発表された。
だが、延期に延期を重ねた末、GCの発表もあり、結局色々あって2000年8月に開発中止が発表されてしまった。
しかし2003年4月に放映されたGBAソフト『MOTHER1+2』のCMにおいて、
という衝撃的かつ正式な開発再開発表が行われた。ちなみに『MOTHER1+2』の発売もこのCMで初めて発表されたため、MOTHERシリーズのGBA移植と『MOTHER3』の復活という2つの話題がファンの間で同時に駆け巡った。
そこからさらに3年後、発足からは実に12年の難産であったが、2006年4月にようやく本作は発売された。
序盤で非常に重いイベントが発生するため、2のノリでやっていると確実に凹むので注意。
また出てくる敵も「作られた」怪物ばかりなのでその点でも1、2のような敵として登場する「純粋な」動物は少ない。
前作のトラウママップ「ムーンサイド」の様な狂気の世界も存在する。
ストーリが章仕立てになっており、それぞれに主人公が決められている。特に第三章の主人公サルサは防具が装備できない代わりに「サルまね」 で相手の攻撃をやり返すことが可能(PSIが使えないのにPKだろうが大砲だろうが問答無用でやり返す)。また前作のようにNPCが一時的に仲間として加わることがある。
第四章からこのゲームの主人公リュカが使用可能になる。またリュカは『スマブラX』にも登場している。
2015年にはWii Uバーチャルコンソールでの配信が決定、12月17日より配信。さらに2024年にはNINTENDO SWITCH ONLINEでも配信が決定された。
なお、前作1、2は日本国外版も発売されているが、3は事情が不明だが制作されていない。
このことから、有志のファンコミュニティで翻訳ガイドブックが制作されるほどの大事業になるほどであった。
これらの経緯はwikipediaにも記載されている。
前作から引き続きドラムロールが存在する。基本的なシステムは前作と一緒だが微妙に変わっており、受けたダメージでHPが0になった場合、減少中に回復してもダメージがリセットされるわけではない。
前作ではどんなにHPが0になるダメージを受けても回復が間に合えばその時点で減少はストップし、回復量分増加するが、
今作ではガッツが無いのでダメージを受けた時点での現HPは0と判断される
ため、減少中に回復させるとHP0からの回復となる。
よってダメージ値よりも回復量が少ない場合、その回復量まで減少は続く。
以下例
本来の『MOTHER3』は、『2』の発売から割と間もない1994年ごろ、SFC向けに開発がスタートした作品だった。
それがN64の登場と共に、先述のように同機向けのソフトとして企画が変更された。
既にストーリーの骨子は完成していたが、全12章と、製品版よりもさらに長い予定だったようだ。
また、糸井によれば、GBA版よりもどぎつい描写が多かったとか。
この段階の本作は、フィールドやキャラクターが3Dポリゴンで描かれたフル3DCGグラフィックの作品で、どちらかというと当時人気を博していたFFシリーズに近い雰囲気を持っていた。
現在残っているトレーラーを見ればだいたいわかるだろう。
懐かしの振動パック対応である。
このトレーラーは1999年のもので、字幕の指すとおり、本来ならば2000年5月に発売予定だった。
しかし実際には、この日を過ぎてもなお開発は終了しなかった。既に開発開始から6年が経過していたのにも関わらず、であった。
結局、2000年8月をもって、任天堂は開発終了を決定。
3年後に企画が再スタートするまで本作は休眠状態に入り、GBA向け作品に決定したことで、このN64版『MOTHER3』は永久に封印されることになった。
ちなみに以下は、当時発表されたサブタイトルである。いずれも、製品版のストーリーに合致している。
あいのテーマ | MOTHER3について語るスレ >>10 | |
MOTHER3 愛のテーマ FC音源 | MOTHER3について語るスレ >>35 | |
悲しみのタツマイリっぽいもの | MOTHER3について語るスレ >>29 | |
ひらけ!ゴマどうふ | MOTHER3について語るスレ >>38 |
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掲示板
1135 ななしのよっしん
2024/03/26(火) 11:23:14 ID: +wZGWQPzKf
"―― 登場人物で言うと、マジプシーの存在もすごく奇妙です。
糸井 あの存在自体が、溶け込んだキマイラみたいなものですよね(笑)。男と女の接合体なんだか。
―― マジプシーに会う前に、「男でもなく女でもなく、人間でもない存在」って言われたので、どんな怖い生き物が出てくるんだろう思ってました(笑)。
糸井 あれは、絵を描いた人のお手柄です(笑)。
―― ホント素敵な人たちですよね。
糸井 ゲームの世界ってマッチョですから。戦って強いものが正しいんですよね。悪の方にもそういうヤツがいて、つまり強さが正義みたいなとこがある。
パワー イズ ビューティフル。で、そんななかで、自分が死んじゃうことすらも受け入れていて、さらに男でも女でもないってヤツが、もし自分の身近にいたとしたら……。
『MOTHER3』をプレイする人たちには、そんな彼らをいじめる子になって欲しくないんですよ。そういう子たちが一緒にいるワールドで、一緒に遊んで欲しいんです。"
1136 ななしのよっしん
2024/03/26(火) 11:25:19 ID: +wZGWQPzKf
力こそ正義の逆張りで、ラスボス戦は毎回いくらレベル上げても無駄なギミック付きイベント戦なんやろうな
1137 ななしのよっしん
2024/03/28(木) 08:55:59 ID: m96YzkWYx8
とはいえラスボス戦、ある程度レベルないと耐えきれないからレベル自体は必要よ割と。どうせイベント戦やしでなめてかかると普通に負ける
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最終更新:2024/03/29(金) 19:00
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