Motorsport.comとは、モータースポーツのニュースを扱うwebサイトである。
MotoGP、F1、NASCAR、WEC(世界耐久選手権)など様々なモータースポーツを扱っている。
ライダーやチーム監督のコメントをしっかり紹介する。
わりとオーソドックスというか正攻法というか、ニュースサイトとして王道を行く感じ。
舌戦や口撃を報ずることが大好きで、ライダーがライダーを批判する記事、ライダーがチームを批判する記事、チームのボスがライダーを批判する記事、チームのボスが他のチームのボスを批判する記事、ライダーがレース運営を批判する記事、など様々なパターンの舌戦・口撃を掲載してくれる。
典型的な舌戦記事を紹介すると、以下のようになる。
日本のMotoGPメディアの代表格はライディングスポーツだが、この雑誌は舌戦を報じることにおいて非常に消極的で、2011年4月の「野心が才能を上回ったようだね事件」(ヘレスサーキットの記事の最後尾に詳細がある舌戦事件)も一切取り上げなかった。そういう日本メディアとは一線を画する存在である。
このwebサイトは、2019年4月の時点で22通りのバージョンがある。
それぞれのバージョンで独自の記事を書くことがある。日本版で日本GPの特集を書いたり、イタリア版でイタリアGPの特集を書いたりすることがある。
世界中で話題になっていることを日本版で報じないことがある。
2018年9月、ヴァレンティーノ・ロッシが「ヤマハはV4エンジンの導入を検討すべきかもしれない」とMotoGPファンの多くに衝撃を与える発言をした。このことは全世界版やドイツ版の記事になったが、日本版には翻訳されなかった。
2019年3月のMotoGP界隈はスプーン(MotoGP)のことで大騒ぎとなった。その騒動を理解するには「アプリリアがドルナにスプーンを申請したが却下された。その直後、ドゥカティがスプーンを申請して承認された」という事実を知っておく必要がある。全世界版、イタリア版、ドイツ版ではこのことが報じられたが、日本版では報じられなかった。
このため、本気でMotoGPの情報を集めるのなら日本版だけではダメで、各国版を読まねばならない。
全世界版、イタリア版、スペイン版、ドイツ版、フランス版あたりまで抑えておきたいが、そこまでするとちょっと疲れてしまう。
全世界版は英語で読みやすく話題が幅広いのでお奨め、イタリア版はドゥカティやアプリリアといったメーカーへの取材力が高くてお奨めである。日本版の他に優先して読むべきなのはこの2つと言えるだろう。
MotoGPを報じるウェブサイトは数多いが、画像データの多さではMotorsport.comが群を抜いている存在である。
MotoGPの項目の中の「写真」のページを開くと、レースごとに大量の画像がアップロードされていることがわかる。1つのレースにつき700~1000程度の画像がある。
全世界版、カナダ版、インド版、アメリカ合衆国版、オーストラリア版は英語で作られている。平易な英文で読みやすい。簡単な英単語を選んで文章を書いているし、文法的にもしっかりしている。日本の高校英語レベルといってさしつかえない。
高校時代英語が苦手でしたという人には、Google Chromeをお奨めしたい。無料ソフトのGoogle Chromeをパソコンにインストールして、記事を開き、記事を翻訳する。大雑把ながら、だいたいの意味を把握することができる。
イタリア版はイタリア語、スペイン版はスペイン語、ドイツ版はドイツ語で作られている。こうした言語を読むときはGoogle Chromeの翻訳機能を駆使していきたい。
普段はGoogle Chromeの翻訳機能を「イタリア語→日本語」にしておいて、記事を翻訳する。大雑把ながら、だいたいの意味を把握することができる。
正確に読解したいと思ったら、Google Chromeの翻訳機能を「イタリア語→英語」にする。イタリア語から英語に変換する精度は非常に高い。Google Chromeが作り出す英文を自力で読む。たいてい、高校英語レベルの平易な英文になるので、根性があれば読むことができる。
過去の記事を上手に検索するには、Googleの検索窓に「site:motorsport.com」と入れるとよい。
例えば、2016年サンマリノGPにおけるロッシとロレンソの舌戦のことを思い出し、その記事を読みたいと思ったとする。その場合は「ロッシ ロレンソ サンマリノ site:motorsport.com」と入力して検索する。すると見事に日本版の記事がヒットする。
各国版に限定して検索することもできる。
ヨハン・ザルコのことを報じるフランス版の記事を検索したいのなら「zarco site:fr.motorsport.com」と検索する。
各国版に限定して検索する方法は、以下の通り。
入力する文字列 | 検索例 | |
全世界版(実質的な英国版)を検索 | site:www.motorsport.com | 検索例 |
日本版を検索 | site:jp.motorsport.com | 検索例 |
イタリア版を検索 | site:it.motorsport.com | 検索例 |
スペイン版を検索 | site:es.motorsport.com | 検索例 |
ドイツ版を検索 | site:de.motorsport.com | 検索例 |
フランス版を検索 | site:fr.motorsport.com | 検索例 |
全くの余談だが、MotoGP公式サイトの検索方法も紹介したい。このサイトも各言語版に分かれていて、各言語版をまとめて検索するときはGoogleの検索窓に「site:motogp.com」と入力する。各言語版に限定して検索したい場合は、以下のように文字列を変える。
入力する文字列 | 検索例 | |
英語版を検索 | site:motogp.com/en | 検索例 |
日本語版を検索 | site:motogp.com/ja | 検索例 |
イタリア語版を検索 | site:motogp.com/it | 検索例 |
スペイン語版を検索 | site:motogp.com/es | 検索例 |
ドイツ語版を検索 | site:motogp.com/de | 検索例 |
フランス語版を検索 | site:motogp.com/fr | 検索例 |
1994年4月9日にアメリカ合衆国で設立された。
順調に成長を続け、2019年現在はモータースポーツに関する世界最大級のwebサイトになっている。22種類のバージョンがあり、使われている言語は15種類。年中無休24時間体制で配信している。
文字だけで成立するニュース記事だけでなく、動画配信や画像掲載に力を入れている。動画や画像といったデジタルデータの配信を大きな規模で行うのはいかにも米国の企業といったところ。
2015年3月にToileF1.com、5月にWorldcarfans.comとEdimotive Srlを買収。
6月にはTotalRace.com.brとRaceFansTVとFormulawahadad.comを買収。
9月には著名ジャーナリストGiorgio Piolaの持つ記事データを買収。
11月にはWildsoft Digital F1 Encyclopediaを買収。
2016年3月にMotocuatro.com、4月にTurkiyeF1.com、6月にF1-Ukraine.com.uaを買収。
こんな感じで、豊富な資金力を活かして次々と競合他社を買収し、編集者やデータを手に入れている。
Motorsport.comの親会社はMotorsport Networkという。2015年に設立された。
1950年創業の英国の老舗企業Autosportは2016年にMotorsport Networkの傘下に入った。
(この項の情報源はこちらやこちら)
Motorsport.comの本社は、アメリカ合衆国フロリダ州マイアミのこの場所にある。
観光地として有名なマイアミビーチの対岸にある。ここら辺は富豪の別荘が建ち並んでいる。
「マイアミ 豪邸」で検索すると「お金持ちの豪邸を見学しましょう」というツアー企画が出てくる。
掲示板
急上昇ワード改
最終更新:2024/04/24(水) 23:00
最終更新:2024/04/24(水) 23:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。