No.17 リバイス・ドラゴンとは、漫画・アニメ「遊☆戯☆王ゼアル」に登場するモンスターカードである。
作中において特別な意味を持つモンスター・エクシーズ、「ナンバーズ(No.)」のひとつ。
所持者は神代凌牙→九十九遊馬。
エクシーズ・効果モンスター
※アニメ「遊☆戯☆王ゼアル」第2話による
ランク3/水属性/ドラゴン族/ATK 2000/DEF 0
レベル3モンスター×2
このカードは「No.」と名のつくモンスター以外との戦闘では破壊されない。
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材1つを取り除いて発動する事ができる。
このカードの攻撃力を500ポイントアップする事ができる。
初登場は第1話の遊馬VS凌牙(シャーク)戦。
凌牙のフィールド上に「潜航母艦エアロ・シャーク」のエクシーズ素材(レベル3モンスター×2)がそろい、絶体絶命の状況、窮地に立たされてもあきらめない遊馬は親の形見である鍵を握った瞬間、謎の空間に飛ばされる……。
遊馬が力を手にすると視聴者に思わせておいて、突如シャークが覚醒。このカードをエクシーズ召喚し、視聴者を驚かせた(ホープは次回に持ち越し)。
凌牙は「ビッグ・ジョーズ」と「スカル・クラーケン」をオーバーレイ・ユニットとしてこのカードをエクシーズ召喚、自身の効果でオーバーレイ・ユニット(「スカル・クラーケン」)を取り除いて攻撃力を2500まで上昇させ、遊馬の「ガガガマジシャン」を戦闘破壊した。
その後「破天荒な風」によって攻撃力が2800となった「ゴゴゴゴーレム」に攻撃されるが、ナンバーズ共通効果によって破壊を免れる。次のターン、さらにエクシーズ素材を取り除き攻撃力を3000まで上昇させて「ゴゴゴゴーレム」を戦闘破壊する。
だが、遊馬もナンバーズの1体、「No.39 希望皇ホープ」をエクシーズ召喚。
凌牙は攻撃力が3000となったこのカードでホープを攻撃するも、ホープの効果によって防がれる。そして、遊馬は「ダブル・アップ・チャンス」とのコンボを用いて攻撃力が5000となったホープでこのモンスターを攻撃。この攻撃で凌牙のライフが0となりデュエルは終了した。
デュエル終了後はアストラルによって吸収され、以降はホープとともに遊馬のカードとなっている。
その後、遊馬VS右京のデュエルでは早速遊馬が使用。
「アチャチャアーチャー」と「ズババナイト」をエクシーズ素材としてエクシーズ召喚され、「スーパーバグマン」を破壊されて攻撃力0のまま攻撃表示になっていた「No.34 電算機獣テラ・バイト」を戦闘破壊した。
このときは効果は使用されていない。使用したところでただのオーバーキルだが。そもそも、エクシーズ素材のまま総攻撃を仕掛けても勝てたので、無理に出す必要もなかった(出してはいけないわけでもないが)。
その後も、VS徳之助戦、VSカイト戦など、遊馬のデュエルでは時々エクシーズ召喚されている。
VS徳之助戦では徳之助の罠カード「ウラ霧」によって奪われてしまった。どうでもいいが、貴重な徳之助による「ホープ剣・スラッシュ」と「バイス・ストリーム」が聴けるまたとない機会であった。
しかし、WDC編以降は、ランク3としては魔人モンスターを使用するようになっていった。
WDC決勝、遊馬VSトロンで久々に登場。
「スフィアフィールド」の効果により、手札の「アマリリース」と「針剣士」をオーバーレイ・ユニットとして特殊召喚された。
効果で攻撃力を500あげて「No.10 白輝士イルミネーター」を攻撃、戦闘破壊したが、その後「No.69 紋章神コート・オブ・アームズ」に効果を奪われて利用され、さらに「紋章獣レオ」に攻撃力を下げられて、コート・オブ・アームズに戦闘破壊された。
デュエル終了後、一時的にDr.フェイカーに奪われたが、その後無事遊馬(アストラル)の手に戻っている。
このカードによって取り戻した記憶は「99枚(漫画版では100枚)のナンバーズを集めれば自分の記憶が戻る」ということ。なぜか漫画では100枚、アニメでは99枚と説明されている。理由は不明だが、漫画版では単に「ナンバーズを100枚回収すれば~」と言っているところを、アニメでは「飛び散ったナンバーズのカード~」と言っているので、飛び散らずに手元に残ったホープをカウントしていないのがアニメ版、カウントしたのが漫画版であると考えられる。
DM、海馬の「青眼の白龍」、GX、クロノスの「古代の機械巨人」、5D's、牛尾の「モンタージュ・ドラゴン」(墓地に送ったレベル合計10)、そしてZEXAL、凌牙の「No.17 リバイス・ドラゴン」(効果を2回使用)と、歴代アニメでの主人公の初デュエルでは攻撃力3000のモンスターに対抗するという法則がある。ただし、ZEXALでは初デュエルが2話構成で、このカードが攻撃力3000になったのは2話でのことである。
アニメの設定資料では、「CNo.17 リ・バイス・ドラゴン」というカード名が与えられていた。CNo.(カオスナンバーズ)自体はのちにナンバーズの進化形態としてアニメ本編にも登場したが、このころは設定が異なっていたと思われる。
第1話の敵の切り札であり、初期のころはホープとともに遊馬が使用していたためか、アニメ初期の公式サイト(Ⅱへのリニューアル以前)やSOUND DUEL 01のパッケージ画像などにも描かれていた。今はナンバーズ自体が数多く登場したこともあり、特別このカードだけが大きな扱いを受けることは少ない。
テキストをみると、オーバーレイ・ユニットを使うだけで攻撃力を上げない選択もできそうな書き方である。ほぼ無意味だが……。
アニメ公式サイト、モンスター人気投票・ナンバーズ編では3位を獲得した。アニメ28話の発表によれば、得票数は3440票。遊馬の言葉は「やっぱドラゴンはかっこいーよなー!」。
実は「No.39 希望皇ホープ」より順位が上だったりする。
ゼアル初のパック「GENERATION FORCE」(2011年4月16日発売)で登場。レアリティはウルトラレア、アルティメットレア、ホログラフィックレア。テキストは以下の通り。
エクシーズ・効果モンスター
※遊戯王カードWiki より引用
ランク3/水属性/ドラゴン族/攻2000/守 0
レベル3モンスター×2
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除く事で、
このカードの攻撃力を500ポイントアップする。
このカードのエクシーズ素材が無い場合、
このカードは相手プレイヤーに直接攻撃する事はできない。
エクシーズ素材が無い場合に直接攻撃が不可になるデメリット効果が付いた。また、ナンバーズ共通の戦闘破壊耐性も失われているのでその点ではアニメより弱体化している。
「切り込み隊長」+適当なレベル3モンスターで比較的楽に呼び出せる。召喚ターンに2500の高い攻撃力が得られるので、レベル3モンスターを多用するデッキなら使いやすい。
ランク3エクシーズのなかでは癖が少ないモンスターなので、レベル3主体のデッキでアタッカーが必要であるならば、エクストラに一枚入れて損はない。
守備力が0なので、「エネミーコントローラー」、「月の書」には注意。特に「月の書」は裏側守備表示にされるため、上昇した攻撃力までリセットされる。また、エクシーズ素材がひとつもないと直接攻撃できないため、最後のひとつを取り除くときはよく考えたい。
「バハムート・シャーク」から特殊召喚することも可能で、そのまま「FA-ブラック・レイ・ランサー」へと持っていくこともできる。ただ、同攻撃力でデメリット効果を持たない「No.47 ナイトメア・シャーク」も存在するため、完全に「バハムート・シャーク」専用にするのであれば向こうが優先される。
水属性の龍だが海竜族ではない。ドラゴン族のほうがサポートは多いのでそのほうが都合はいいが。
水属性モンスター初の一般パックのパッケージを飾ったカード。また、一般パックでウルトラレアになる水属性としても第5期最初の「POWER OF THE DUELIST」(2006年5月18日発売)に収録された「E・HERO アクア・ネオス」以来約5年ぶり。水属性の扱いが悪いといえるかどうかとは別の話だが。
このカード以後は、シャークの影響もあってか、「ABYSS RISING」、「LEGACY OF THE VALIANT」といった具合に、それなりの頻度で水属性モンスターがパッケージを飾っている。
アニメ5D'sでジャックが使用した「バイス・ドラゴン」と名前が似ている、というより名前がこのカードの名前に含まれているが、特に関係は無い。まず見た目から違う。ネタでこのカードの素材にしたいなら、「妖怪のいたずら」などをどうぞ。
英語版のカード名は「Number 17: Leviathan Dragon」。ここから考えると、リバイスの元ネタはリヴァイアサンだろう。
ゲーム「激突!デュエルカーニバル!」では、「アクア・オービタル・ゲイン」という効果名が与えられている。
オービタルには「軌道」の意があり(ただし、専門用語としてはもう少し使い分けがある)、ここではオーバーレイ・ユニット(エクシーズ素材)のことを表しているのだろう。
また、このゲーム内では、所有者であるシャーク、遊馬だけでなく、コントロールを奪って使用したことのある徳之助にも専用ボイスが設定されている。
掲示板
急上昇ワード改
最終更新:2024/03/19(火) 20:00
最終更新:2024/03/19(火) 20:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。