現れろ、No.54!熱き闘志の雄叫びが、眠れる魂すらも震わせる!
反骨の闘士ライオンハート![1]
No.54 反骨の闘士ライオンハートとは、アニメ「遊☆戯☆王ゼアルⅡ」に登場するカードである。
かつてこの地には、己の拳ひとつで勝ち続けた、最強の拳闘士がいたという。
ソイツにはライバルがいた。それはその国の王子[3]だった。
拳闘士と王子、2人は何度も戦うことで、立場を超えた、戦うもの同士の絆を育んでいった。
そんな2人が雌雄を決するときがきた。
だが、大観衆の前で王子が敗れるようなことは許されない。
側近たちは拳闘士に無実の罪を着せて捕えた。
拳闘士は必死に無実を訴え、ライバルの王子も弁護したが、聞き入れられず、結局、大観衆が見ている前で、拳闘士は無残に処刑されてしまった。
長い時が経ち、その国が滅び、コロッセウムが遺跡となったあとも、そこには拳闘士の魂がさまよっているという。
「汝に問う。その胸のうちに、戦いに焦がれる熱き闘志はありや。」
遺跡にある伝説のナンバーズの1枚。スパルタンシティの湖の底に沈んだコロッセウムにあるという。
九十九遊馬を倒さんと、スパルタンシティを訪れたバリアン七皇の一人、アリトは、「鎖付き爆弾」で湖を爆破、水を外へ出すことでコロッセウムを出現させ、熱き闘志を以って遺跡のナンバーズを「ドロー」し、このカードを手にした。
このときのこのカードは、特殊な文字でテキストが書かれていたが、公式サイト「必勝!モンスターアカデミー」では日本語で記述されたテキストが確認できるので、以下に示しておく(本編でも、第104話で映った際には日本語表記になっていた)。
エクシーズ・効果モンスター
※公式サイト「必勝!モンスターアカデミー」第5回による
ランク1/地属性/戦士族/ATK 100/DEF 100
レベル1モンスター×3
このカードは「No.」と名のつくモンスター以外との戦闘では破壊されない。
さらに、フィールド上に表側攻撃表示で存在するこのカードは戦闘では破壊されない。
このカードの戦闘によって自分が戦闘ダメージを受けた時、
その戦闘ダメージを相手ライフにも与える。
このカードの戦闘によって自分のライフポイントが0になる場合、
このカードのエクシーズ素材1つを取り除いて発動する事ができる。
自分のライフポイントは100になる。
このカードは強力な効果をもつものの、リスクも高いと判断したアリトは、たまたま湖を訪れていたゴーシュへこのカードを渡し、「RUM-バリアンズ・フォース」でゴーシュを洗脳。同時にコロッセウムへ駆けつけた遊馬とドロワを相手に、タッグデュエルを始めた。
ゴーシュは「H・C ダブル・ランス」、「H・C 夜襲のカンテラ」、「H・C クラスプ・ナイフ」をオーバーレイ・ユニットにこのカードをエクシーズ召喚。遊馬の「No.39 希望皇ホープ」へ攻撃、互いにダメージを受けた。
その後もアリトの「BK リベージ・ガードナー」や「BK チート・コミッショナー」の効果で無理やり戦闘を行わせ、さらにこのカードの効果でゴーシュのライフを100にして復活させ、ぼろぼろになっても戦わせ続けた。
ドロワは「オーバーレイ・キャプチャー」で残り1つのライオンハートのオーバーレイ・ユニットを奪うことで復活効果を封じ、呪縛から解き放つことをもくろんだが、アリトは「エクシーズ・バトル・チェーン」でそれを妨害、さらにドロワの「ナイトバタフライ・アサシン」とライオンハートを強制戦闘させる。もはやドロワの敗北は確定的となったが、ドロワは「ナイトバタフライ・アサシン」の効果を発動させ、攻撃力を4600までアップさせる。デュエルの展開には影響を及ぼさないものの、その攻撃力にドロワ自身の思いを込め、ゴーシュにありったけを食らわせることで目を覚まさせようとした。
アリトはライオンハートの効果で再びゴーシュを復活させる。さらにアリトは「ナンバーズ・オーバーレイ・ブースト」でライオンハートのオーバーレイ・ユニットを2つ補充し、再びゴーシュを酷使できるようにした。
だが、ドロワのありったけで本能が呼び覚まされたのか、洗脳は解けないままにも、ライオンハートの効果を使用せず、「ストイック・チャレンジ」をこのカードに装備、オーバーレイ・ユニットを全て使ってしまう。
さらに、自分のライフが相手より低い場合のみ装備モンスターの攻撃力を倍にする「ヒロイック・グロース」も装備して攻撃力を2600にアップ、ホープへ攻撃して、破壊した。
本来の熱いノリを取り戻したゴーシュの戦いに、遥か昔のコロッセウムの観客も沸き立つ。
遊馬はドロワの思いである「ナイトバタフライ・アサシン」を「エクシーズ・シフト」で、ゴーシュから託された「H-C エクスカリバー」に取り換え。攻撃力を倍にしたエクスカリバーでライオンハートへ攻撃した。
しかしゴーシュは「戦士の喊声」でライオンハートの攻撃力を倍にして応戦、遊馬も「魂の一撃」でライフを半分払いエクスカリバーの攻撃力を上昇させ、さらにライフをゴーシュと同じ100にすることで「ヒロイック・グロース」の効果を打ち消し、ライオンハートの攻撃力を2600に減少させた。
息もつかせぬ罠カードの応酬に、観客のボルテージも最高潮となる。
ゴーシュと遊馬が全力でぶつかりあい決着がつくかと思われたが、当然、(ベクターとドン・サウザンドの影響を受けた)アリトはこんな展開を認められるわけがなく、「BK チート・コミッショナー」の効果を発動、バトルを強制的に終了させ、さらにゴーシュの手札の「RUM-バリアンズ・フォース」を発動させようとしたが、ここで遊馬は「オーバーレイ・マーカー」を発動、チート・コミッショナーの効果を無効にし、さらにエクスカリバーとライオンハートの攻撃力の合計6700のダメージをアリトにぶつけた[4]。
ゴーシュと遊馬(ライオンハートとエクスカリバー)の全力を身に受け、突如アリトの脳裏に伝説の拳闘士の記憶が浮かび上がる。アリトは困惑しながらコロッセウムより退却した。
デュエル終了後、ゴーシュはライオンハートを遊馬へ渡し、子供たちの希望の星として、デュエル大会の決勝戦へと向かった。
その後、異世界のはざまで、ドン・サウザンドの呪縛を受けたアリトとデュエルした際に再登場。
遺跡のナンバーズによってドン・サウザンドの呪縛を解けるのではないかと考えたアストラルと遊馬は、「虹クリボー」、「クリボルト」、「ダークロン」をオーバーレイ・ユニットにこのカードをエクシーズ召喚した。
効果で「CNo.105 BK 彗星のカエストス」へ攻撃、遊馬が受ける3900のダメージをアリトに与えようとしたが、「No.80 狂装覇王ラプソディ・イン・バーサーク」によってダメージを半減させられてしまった。また、このとき遊馬のライフは0になったが、このカードの効果で100残して復活した。
この攻撃でアリトに対する直接の洗脳は解かれ、拘束していた小鳥は解放されたが、記憶の改竄は解消されておらず、アリトは遊馬を拒絶してデュエルを続行する。
その後「CNo.80 葬装覇王レクイエム・イン・バーサーク」で強化されたCNo.105の攻撃を受けそうになるが、墓地の「ディメンション U ターン」の効果でこのカードを一時的に除外することで回避した。
そして、次の遊馬のターン、「王者の聖外套」を装備してCNo.105へ攻撃、「王者の聖外套」の効果でこのカードとCNo.105の攻撃力を逆転させることでアリトを倒し、ドン・サウザンドの呪縛を解いた。
ダメージを互いに受ける効果の効果名は「バーニング・クロスカウンター」。ライフが0になるときに残りライフを100にする効果の効果名は「レスキュー・ショック」。
ライフ復活効果は、テキストを見るにライフが0になる前に発動されるのだと思われるが、演出としては一度ライフが0になってから100に戻るという形になる。また、この効果を発動する際、ゴーシュの場合はアリト、遊馬の場合はアストラルが効果発動を宣言しており、デュエルしている本人は宣言していない。ライフが0になった(=死んだ)者が自分で効果を発動するのはおかしいということからの演出なのかもしれない。
「No.」共通のものとこのカード特有のもので2つの戦闘破壊耐性を持つ。「No.92 偽骸神龍 Heart-eartH Dragon」と異なり、特有の耐性が「No.」共通の耐性を内包できる形にならないため、両方が併存している。
公式サイト「必勝!モンスターアカデミー」では、第103話の放送終了後に公開された第5回で特集されている。しかし、この時点でまだ披露されていない効果まで紹介している(テキストが見えているだけでなく、遊馬とアストラルが紹介しているため、意図的に行っている)ため、第104話を見ていない場合はネタバレに注意が必要。
ライオンハート(Lionheart)は、英語の慣用句で「勇猛果敢な人」、「勇敢な心」を意味する。イングランド王リチャード1世が獅子心王(Richard the Lionheart)と呼ばれたことに由来し、現在でも創作物などでこの名前がよく出される。
「コレクターズパック-ゼアル編-」(2013年8月10日発売)でOCGに登場。
エクシーズ・効果モンスター
ランク1/地属性/戦士族/ATK 100/DEF 100
レベル1モンスター×3
フィールド上に表側攻撃表示で存在するこのカードは戦闘では破壊されない。
このカードの戦闘によって自分が戦闘ダメージを受けた時、
受けた戦闘ダメージと同じ数値のダメージを相手ライフに与える。
また、このカードが相手モンスターと戦闘を行うダメージ計算時、
このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
その戦闘によって発生する自分への戦闘ダメージは代わりに相手が受ける。
相手にもダメージを与える効果が、アニメでは同じ数値だけの戦闘ダメージを与えるとされていたが、OCGでは効果ダメージとなった。また、ライフを100にする効果は削除されたが、素材と引き換えに相手にダメージを肩代わりさせる効果が追加された。ナンバーズ共通の戦闘破壊耐性は例によって削除されている。
後半の効果を使えば、ほぼ相手のモンスターで直接攻撃するに等しいダメージを与えられる。また、戦闘破壊耐性も持っているため、「アマゾネスの剣士」などと異なり破壊を恐れる必要もない(もちろん、効果破壊は警戒する必要があるが)。
素材が無くなっても戦闘破壊はされず、ダメージも痛み分けの状態になるため、ある程度相手にダメージは与えられるが、自分へのダメージ量もそれに応じて厳しくなる。後半の効果でライフに大きく差をつけられれば、あまり気にしなくてもよくなる。
ただ、効果を知っていてわざわざ相手が攻撃してくれることはほぼないので、こちらから攻撃を仕掛けるか、相手に無理やり攻撃させる必要がある。「トーチ・ゴーレム」などを相手に渡し、「バトルマニア」で強制攻撃させるなどすれば大ダメージが期待できる。
消費は荒くなるが、「閃光の双剣-トライス」を装備させることで大ダメージが見込める。打点減少のデメリットも、このエクシーズなら苦にならないどころか、却ってメリットになる。
当然、相手は効果による除去を狙ってくるだろうが、それらへの耐性は持っていない。そのため、カウンター罠などで防御する必要がある。また、守備表示のときは破壊耐性が機能しないので、守備表示で単純な壁にすることは不可能。この運用の場合は「シャイニート・マジシャン」が優先される。
単体でも使えないことはないが、サポートカードを用意することで力を発揮できるカード。しかし、厳密には肩代わりではないが、類似効果を持つ「ユベル」なども存在するため、デッキの中心に据えるのであればサポートカードの対応などは「ユベル」の方がいいこともある。
日本語版の情報が出る以前、海外版TCGの公式サイトにて、「Number Hunters」(2013年7月12日発売)で登場することが公表されていた。当時はアニメですら未登場であった。
掲示板
35 ななしのよっしん
2018/01/14(日) 03:23:24 ID: 6FH/nRVvV0
さらに2年書き込みがないんじゃが……イラストアドだけなら主人公達のエースにも匹敵すると思う、というかゴーシュが使ったカードがイケメン揃いというか
36 ななしのよっしん
2021/03/07(日) 02:57:09 ID: lZzC1QGqV8
ちょっと間が空いて更に3年ほど書き込みがないんだが獅子心王がモチーフなのかね スパルタクス辺りもモチーフに入ってそうだけど 反骨ってのが格好いいからする好きだよ
37 ななしのよっしん
2023/06/02(金) 04:40:41 ID: viVolOLWKK
急上昇ワード改
最終更新:2024/03/29(金) 23:00
最終更新:2024/03/29(金) 23:00
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