observation(オブサーベーション)とは、以下を指す名称である。
2.2019年にDevolver Digitalが公開したアドベンチャーゲーム。
『Observation』は、宇宙ステーションで起きた事件の真相を解明するSFアドベンチャーゲームだ。
ある任務についていたエマ・フィッシャーは宇宙ステーションで原因不明のアクシデントに見舞われる。彼女の仲間である乗組員たちも乗っていたはずだが、姿が見当たらない。
そこで、あなたはステーション内のAIであるS.A.M.となって、彼女と共に事態を把握するために行動を起こしていくこととなる。
オブサーベーションという名の宇宙ステーションを舞台としたアドベンチャーゲーム。
プレイヤーはそのオブサーベーションに搭載されているAIの「S.A.M」となり、主人公である「エマ・フィッシャー」を導いていくことが目的。
物語は2026年。地球の上空から約410km離れたところにある宇宙ステーションから始まる。
エマを含む複数の乗組員たちはステーションに降りかかる謎のアクシデントに見舞われる。そのアクシデントにより、同じ乗組員のクルーたちの姿が見当たらなく、連絡も取れない。
いつもはクルーの声にすぐに呼応するはずの「S.A.M」も反応を示さない。
何度か呼びかけると、SAMは目を覚まし、直様エマは音声認証を行うことをSAMに指示する。
エマはオブサーベーションに一体何が起きているのかを確認するため、ステーションのエラーをSAMに確認させるため、自身の閉じ込められているモジュールのハッチを開けるように指示をする…
だが、SAMは「何か」からの信号を受信する。
それが何処から、誰が、何のために送った信号かはわからない物だが、SAMはこの指示を承諾。
SAMがこの指示を承諾した後、エマは再び目を覚ます。とにかく、身に何が起きているかを確認するために、SAMに隣のモジュールの圧力、酸素、結合部の異常などを確認させた後そちらへ移動し、ラップトップから情報を集めようとする。
だがその段階でステーション内部にて謎の火災が発生したり、連鎖するように一部モジュールの連結が不安定となり、切り離さなければならないアクシデントに次々と見舞われる。
SAMをステーション外部の損傷を確認するために外部のカメラへ接続。
ステーションの故障を調べ、SAMをステーションの位置を確認するため遠景カメラへ接続する。
だが、そこには地球から12億km以上離れた位置にある、地球とは似ても似つかぬ天体『土星』が目の前に広がっている。
そう、SAMは謎の信号を受信し、ステーションを土星の近くまで移動させてしまっていたのだ。
SAMはエマに「私が連れてきました」と言う、エマが「何…どうして?」と聞く。
SAMは一言、こう答える。
「わかりません」
Observationは2019年5月21日にNo Codeというインディーズの会社が開発し、Devolver DigitalからPC、Xbox One、PS4にてリリースされた。PC版はSteamより購入可能。PS4版では2628円、Steamでは2570円で販売中。
ちなみに、Devolver Digitalは一時期話題となった『FallGuys』の販売も行っている。
AIが主体となったSFのストーリーとしては1968年に公開された映画『2001年宇宙の旅』や2016年公開の映画『インターステラー』が近い。
プレイヤーはオブサーベーションに搭載されているAI「S.A.M」として、主人公のエマ・フィッシャーの指示に忠実に従うのが目的。
基本的には区画ごとのカメラの視点からエマをサポートすることになり、既存のゲームのように自由に移動をすることが出来ない。代わりに物語が進むと、ステーション内外問わず活動可能になるロボット「SPHERES」を使う場面もある。
はっきり言ってしまうと上述したカメラの上下左右・ズーム操作・カメラ切り替え・SPHERESへの切り替えが可能といっても、操作性は悪いと言わざるを得ない。
加えて、基本はカメラ越しでの視点となり、演出の仕様上のためか映像が若干粗いのも見て取れる。
それもこれもリアルさや雰囲気を出すための演出ではあるが、既存のアクションゲームなどをプレイするユーザーからすると窮屈に感じることもあるかもしれない。
これはユーザー個人による部分もあるが、エマにどうしてほしいとの指示を出されても何をどうすれば良いのかわからない。というような場面が多い。
突然聞いたことのないモジュールや機械を見つけて操作しろと言われ、ステーション内部を探索しやっと見つけてそのモジュールを操作する所までこぎつけても、使い方がよくわからない等、ややユーザーフレンドリーに欠ける部分がある。
また、パズル要素なども時折することになるが、何の説明もなく始まったりするので、初見ですべてクリアすることは困難。中には制限時間制のものもあり、やり直しが効かないものもあるので失敗すると完璧主義者からすれば辛い。
ゲームジャンルは公式ではSFアドベンチャー、パズルゲームとなっているが、ある種のホラー要素も垣間見える。
ホラーというのも、ゾンビや幽霊などの目に見える脅威ではあるが、所謂フィクション的な非現実的なホラーではなく宇宙という閉鎖空間の中で、死と隣り合わせということに対する恐怖を煽ってくるのが本作だ。
例えば、クルーが宇宙服を着たままステーション内で死亡している描写などがあるが、それはステーションの急な減圧による低体温症が死因であったり、船外活動に出たクルーが土星のストームによってそのまま宇宙空間に放り出されてしまったり…など、説明が付くことが殆どである。
…が、物語が進むに連れ、何が起きているのか全くわからない事象に出くわすことになる。
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最終更新:2024/04/20(土) 12:00
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