SCP-1048とは、シェアード・ワールド『SCP Foundation』に登場するオブジェクト(SCiP)である。
SCP-1048 | |
基本情報 | |
---|---|
OC | Safe |
収容場所 | サイト-24 |
著者 | trennerdios |
作成日 | 2012年2月11日 |
タグ | クマ 未収容 玩具 精神影響 自己複製 自律 |
リンク | SCP-1048 |
SCPテンプレート |
SCP-1048はかわいいかわいいテディベア。全長33cmと小さく、非異常性のテディベアと組成もかわらないのだが、自発的に移動し、ちょっとした仕草で職員とコミュニケーションを図ることができる。このときの仕草が非常にかわいらしいため、ソシオパスのDクラス(元犯罪者集団であり、一般的なコミュニケーションを取りづらいはずの人たち)でも癒やされてしまう。なにしろ、このテディベアは足に抱きついてきたり、ダンスしたり、ジャンプしたり、子供のような絵を清掃スタッフのために描いたりしているのだ。こんなかわいいテディベア、出会った財団職員はみんな好きになるに決まっているのだ。
これはサイト-24の職員の士気向上につながるので、SCP-1048はこのサイト-24を自由に行動することが許されている。今日も愛すべきテディベアはサイト-24を歩き回り、出会った職員たち皆を笑顔にしているのだ。
そんなある日の事。
SCP-1048は、「お友達」と歩いていた。どうやら、SCP-1048が自分で作ったらしい。自分を模して作られたその「お友達」は――
SCP-1048
ビルダー・ベア
SCP-1048 | |
基本情報 | |
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OC | |
収容場所 | サイト-24 |
著者 | trennerdios |
作成日 | 2012年2月11日 |
タグ | クマ 未収容 玩具 精神影響 自己複製 自律 |
リンク | SCP-1048 |
SCPテンプレート |
SCP-1048はもうひとつ特性があることが判明した。彼は、材料を集め、自分の「お友達」をつくることができるのだ。しかしそれらの「お友達」は、SCP-1048とことなり、非常に敵対的で、かつ非常に攻撃力が高いのだ。
最初のケースは上述の通り、ヒトの耳だけでできたお友達のクマ。SCP-1048はこのお友達 (SCP-1048-A)にサイト-24の見学をさせているように見えたという。すぐにセキュリティチームが駆けつけ、SCP-1048-Aを収容しようとしたが、SCP-1048-Aは金切り声を挙げると、半径10m以内の職員の目と耳に激しい痛みを与え、更に5m以内の職員たちに耳のような腫瘍が成長し、20秒足らずで全身を覆い尽くして死に至らしめた。収容は現在でもできていないが、サイト-24での目撃例はあるらしい。また、この事件の後、片耳を失った研究者がひとり見つかった。しかし、テディベアを人間の耳で作ろうとすると、ひとつじゃ明らかに足りないのだ。はたして、他の耳はどこから来たのだろうか。
次は、カフェテリアで見つかった別の「お友達」。外見はやはりSCP-1048を模しているのだが、その中でなにか別のものが動いているように見える。このお友達 (SCP-1048-B)は身体の継ぎ目から人間の幼児に似た腕を伸ばして空をつかむと、それを見た女性研究者に、幼児の泣き声で応じると、その研究者になにかをしようとして損傷させた。財団は、研究者とSCP-1048-Bをもろともに終了させたようだ。その事件の後、別の女性の博士が意識不明で出血しているのが発見され、彼女の胎内から8ヶ月になる胎児が消えていた。SCP-1048-Bの素材はおそらくこの胎児であろうと考えられているが、生存者のセラピーに悪影響があるという理由で開示されていない。
とはいえSCP-1048-Bは収容か終了できたようだが、SCP-1048はまた新たな「お友達」 (SCP-1048-C)を作ったようだ。今度は錆びたスクラップでできており、見つけた博士が追いかけると逃走を開始。その逃走の最中で職員たちを次々と貫通しながら最後は博士を振り切ったのだった。
現在でもSCP-1048、そしてSCP-1048-A、SCP-1048-Cは捕まっていない。また新たな「お友達」が現れる可能性もある。愛らしくてもアノマリーはアノマリーなのだ。適切な収容体制を取らなければいけない。その勉強代としてはあまりに代償が高すぎるが。
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最終更新:2024/04/25(木) 08:00
最終更新:2024/04/25(木) 08:00
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