さらに、SCP-4974は周囲で発生する出来事に対して認識したり、知覚している兆候すら見せていません。これらの理由により、現在のところSCP-4974が知性を持っているのか、もしくは意識を持っているのかさえも全く不明です。
SCP-4974 - SCP財団より,2022/09/05閲覧
SCP-4974とは、シェアード・ワールド「SCP Foundation」に登場するオブジェクト(SCiP)である。
項目名は『The Mouse SCP (ねずみSCP)』。
メディアミックス作品『ポケットモンスター』のキャラクター、『ピカチュウ』と審美的に同一存在である異常生物。ただし外観こそ齧歯類に見えるものの、骨・筋肉・血液を有さず、黄色い海綿状の物質でのみ構成されている。ピカチュウなので当然、「ピカチュウ」と鳴き、飛び跳ね、走り、そして半径1mに瞬間的可変な強さで電場を発生させるという能力を有する。ただし外的刺激に反応を示さず、ランダムに上記の行動を取り、周囲で起きていることにも関心を示さないため、知性も感情もあるのか疑わしい(より正確に言えば、「生きている」と表現しがたい)存在となっている。
もともとはニューメキシコ州の木工師ポール・テランス氏の自宅で発見された。ポール・テランス氏はこのオブジェクトの発見時既に亡くなっており、警察が何らかの事件(このピカチュウに関連するものと思われる)を捜査している際に発見され、その後財団に収容された。ポール・テランス氏の死因はこめかみの銃創から自殺と考えられている。
ポール・テランス氏の自宅には、A.A.ギルフォードによる著作『パラケルススの子孫』のコピー、322個のゲームボーイソフト『ポケットモンスター ピカチュウ』のカートリッジ(うち61個は乳鉢ですり潰されている)、このピカ版をすりつぶした粉塵に海綿と人間の精液を加えた混合物が入れられた6つのフラスコ、SCP-4974の失敗作と思われるなにかが入った馬の子宮が発見された。要はポール・テランス氏は錬金術でこのピカチュウを生み出したのである。そのへんの民間人が錬金術で生き物を産み出す財団世界怖い。
しかしそんな優れた錬金術師ポール・テランス氏がなぜ自殺したのか。氏の自宅にでは、ハッピーバースデーと書かれた焼けこげた風船、そして氏の息子であるアダム・テランス氏(8歳)の死体が一緒に発見されている。アダム・テランス氏の死因は電流への暴露による心停止と判断されている。このことから考察されるに、おそらくポール・テランス氏は息子の誕生日プレゼントとしてピカチュウを贈ったのであろう。しかし、このピカチュウは意志がなく、ただ不規則に電撃を放ち、アダム・テランス氏を殺害してしまった。自身が贈ったプレゼントが息子を死なせてしまったことでポール・テランス氏は悲しみ、自分の頭を銃で撃ち抜いたのであろう。
かつてはアニヲタWiki(仮)にも解説が存在したが、『非商業二次創作の記事の執筆は禁止』という規約上の理由で削除されている(跡地)。
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最終更新:2024/04/26(金) 01:00
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