英語圏のシェアワールド創作サイト「SCP Foundation(SCP財団)」内で創作された「SCP」。
「SCP」とは「何らかの超常的な性質を持つ事物」とされている。この「SCP Foundation」では「SCP Foundation(SCP財団)という秘密機関が存在しており、異常な事物やその情報を収集し、『SCP-○○』とナンバーを割り振り管理している」という共通設定のもとに、有志が多数の「SCP」の報告書を創作している。
※なお、上記文章は記事「SCP-4007」の文章を参考に記載している。
2020年現在、SCP財団の英語版は5999までしか番号が開放されていない。すなわち、現在は6000以降の番号を付けることは本来はできない。当記事で説明するSCP-8900-EXは、後ろに「EX」がついていることもあり、例外的に大きな番号が付けられた特殊なSCPとなっている。
「EX」の意味は「Explained」、「解明済み」を指す。詳しく言うと、「以前は科学では説明がつかない異常な存在とされたが、現在では科学の知識を使って「異常ではない存在」として説明できるようになった」というものである。
しかし、このSCPがExplainedになったのは、我々の科学が発達して「異常ではない存在」として説明がつくようになったからではない。本来は異常な現象なのに、SCP財団が我々の知識を改変して「異常ではない存在」として認識するようにしてしまったためである。
1935年前後、ある企業によってカラーフィルム印刷が開発された。これにより、SCP-8900が外部に流出し、感染が始まったと考えられている。
「接触」により人間や物の間で感染が広まるとされている。具体的には撮影によっても拡散する可能性が指摘されており、SCP-8900に影響されたものが写った写真に触れるなどしても感染するのかもしれない。封じ込めが難しいため、オブジェクトクラスは「Keter」とされた。
感染した場合は即座に隔離され、瞬間焼却される。それにより生じる炎も感染拡大の原因となるため、暗闇の中で真空吸引を行って消火処理をする。暗闇であれば拡散を防ぐことが確認されており、研究が進められていたが、効果は出なかったようだ。
また、財団側で正反対の効果を持つ感染症を作ることも進められた。しかし、視覚を元通りにすることはできたものの、感染者が話せなくなってしまうという副作用も発生してしまった。
当時のO5-8によると、「空の自然な青は下品で不自然な色合いに変わり、木々の緑は等しく汚された」とされている。
もはや現象が拡散されすぎてどうしようもなくなった財団は、最終手段として「アンニュイ・プロトコル」を実行した。つまり、微細な記憶処理薬を世界中の人々に散布し、「もともと空も木々もこのような色だった」と認識改変させた。こうして、世界で起こった混乱が収められ、人々も日常生活に戻っていった。
SCP-8900の痕跡を残しているのは、「白黒写真の中、アメリカ兵数人がカラー写真のような見え方になっている(=SCP-8900の影響を受けている)」画像のみとなった。
もはや異常ではなくなった現象の収容の必要は無くなり、SCP-8900はSCP-8900-EX、Explainedとなった。
SCP-8900-EXにはいくつかの解釈が存在する。
とするものがある。当記事は1~3の解釈をベースに作成している。
なお、SCP-8900-EXの報告書の作成者、tunedtoadeadchannel氏の解釈は上記の2である。SCP-8900-EXへの対抗策として財団が作った感染症も、「SCP-613」として登録されていた時期があった(現在は削除されて別のSCPオブジェクトが登録されている)。
SCP-8900-EX
青 い 、 青 い 空
Sky Blue Sky
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最終更新:2024/04/24(水) 01:00
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