SDガンダム外伝2 円卓の騎士 単語

172件

エスディーガンダムガイデンツーエンタクノキシ

7.3千文字の記事
  • twitter
  • facebook
  • はてな
  • LINE

SDガンダム外伝2 円卓の騎士とは、1992年12月18日に発売したスーパーファミコンソフトである。

販売元はユタカ開発元は前作『SDガンダム外伝 ナイトガンダム物語 大いなる遺産』を手がけたトーセ

概要

SDガンダム外伝の続編、ジークジオン編の次作品、円卓の騎士編のカードダスストーリーを元にしたゲーム
販売元こそ変わったものの、開発大いなる遺産と同じくトーセのため、システムメッセージや装備品などに前作の面を見る部分は多い。SFC明期だった前作と製作ノウハウが貯まってきたのか、前作の反省点が活かされている点もある。特にBGM覚ましい進化を遂げており、プロローグタイトル画面で流れるBGMの優さに手が止まってしまった人もいるのではないだろうか。

本作でスーパーファミコン版の騎士ガンダムシリーズは終了。結果をみれば、シリーズは二作品しか発売されなかったことになる。

ゲームは、前作だけでなく、RPGというジャンルから見ても独自のシステムが多く、円卓の騎士という群像的な作品を表現するためにあれこれと苦労を重ねた作品となっている。
しかし、そのシステムは必ずしも多くが良い方向に働いているとは言い切れず、 ゲームバランスの崩壊を招いていたり、当時から現在において確立されているRPG醍醐味をあえて全否定するなど、賛否両論の部分もある。

章は前作と同じ四章構成だが主人公の変更などはない。章の名前春夏秋冬と季節が変わるだけだが、それに合わせてその章でメインとなるマップの季節も移り変わる。

本ゲームの特徴

13人で襲い掛かれ!破格のPT人数

円卓の騎士を題材にしているためRPGでも稀に見る、13人パーティー制という、子供にとってはのような自由度をもったパーティー編成ができる。円卓の騎士全員うまでは円卓の騎士に選ばれない普通仲間達も多数加入する。
ただし前作と同様にパーティーメンバーは最終的には全員新たな円卓の騎士達に固定にしなくてはならないので、それ以外のキャラは最終メンバーにはできない。(しかし、この手の「最終メンバーは固定」というゲームにありがちな、最終的に使用しないキャラ経験値を与えるのはもったいないという問題は発生しない。理由は後述)

このシステムのため、13人全員行動を手動で設定しなくてはならず、大変面倒くさい。しかしこの時代にはしく大変優秀なAI実装されており、個々のキャラに手動・自動を設定できるうえ、設定で命定をすればオート設定でもある程度こちらの意に沿った方針で行動してくれる。
しかもプレイヤーと違ってアドリブがきくので、ターンの最中に死んだ味方が出た後でも、オートを設定したキャラクターの順番が回ってくるとすぐに蘇生行動を行ってくれる。

仲間の数だけ強くなる!PT共有レベル制度

そして、本ゲーム最大の特徴は、その独特なレベルアップ方法である。なんとこのゲーム経験値という概念は存在せず、仲間を新しく加入させることでレベルがあがるのである。
これは、13人もパーティーメンバーがいるため、「経験値など分配していられるか!」というわけで搭載された苦の策であるといえよう。

ただし、経験値がないということは、レベル上げの醍醐味は一切ないということでもある。 フィールドダンジョンでの雑魚敵戦は、クリアだけを冷に考えるのであれば、90時間の無駄である。
残りはアイテム収集・銭収集のためになるが、アイテムは必ず出るわけではないのでそれほど旨味はないし、オーダーシステムを使うなら1Gでも最強武器が作れるので実質お金はほぼ必要なし。
カードダスを全種集めたいという人にとって、雑魚戦は大変重要である。前作と違いカードダス排出機がなく、戦闘の報酬にカードダスが含まれている。つまり敵を倒した報酬として運良くカードダスを出すしかないのである。レベルが上がらないゆえに、人によってはこれは苦業である。逆に言えばドMな人にはオススメである。

また、本ゲームはBボタンを押すことで勧誘イベントを起こすことができる。武器屋さんや子供にまで勧誘することは出来るが、いろんな理由で断られる。
とりあえず人に会ったらBボタンを押して勧誘するのは、このゲームプレイヤーにとっては攻略的な意味でも余としても常識中の常識である。普通に話しかけると戦闘になってしまう敵軍側のキャラがこちらに寝返ってくれることもある。

自分だけの武器を作れ!武器オーダーシステム 

武器屋にいき、銭を支払ってポイントを購入し、それを武器ステータスに振り分け、自分だけの武器を作ることができる、というシステム。また、名前自由に設定することが可
自分だけのオリジナル武器を作れる、そんな子供心にどストライクシステムだが、実はこれ、一定の単を組み合わせると1Gでも最強武器が作れる。
まりこれを使えば一気にヌルゲー化してしまう。かなりのバランスブレイカーシステムである。最強武器にまつわる単を排除し、純武器オーダーを楽しむのであればまだアリシステムではあるのだが……。

戦場で棒立ちなどしているからこうなるんだ!時間制エンカウント

このゲームエンカウントは、歩行ではなく、時間である。
ちょっとトイレに………お菓子をとりに………と、フィールドダンジョンキャラを放置していると、帰ってくる頃には敵がズラリ、なんてこともしばしば。
そのためこのゲームにはRPGなのにポーズが標準装備されている。

エンカウント頻度は持ち物の総重量が重いほど高くなってしまうので、不要な持ち物はめに処分することをお勧めする。特にはにわイベントで手に入るはにわはとても重いためエンカウント地獄に陥ることになる。預かり所送りにするか換してしまおう。

ちなみに戦闘中には特に入の時間制限はない。まあ安心してトイレにいこう。 

身を削って魔法を放て!MP廃止!

このゲームでは、魔法・特殊は自分のHPを削って放たれる。全体回復となるヒール使用者だけが回復しない。
ただしこのゲーム武器を使用することで魔法を発動するアイテムが多く、ヒールを持つを使えば常時HP満タン魔法が撃てることになる。
実質これもゲームバランスを崩している要因の一つである。

総合的な話

当時のRPGとしては意欲的なシステムは盛り込んでいるものの、それらはゲーマーにとって裏に出るものが多く、この点は結果としてゲームとしての純完成度を見る場合、クソゲー悪しき点と捉えられがちである。

それでもこのゲーム人気がある理由は、前作以上にシナリオ面にを入れた点、売るほどいるキャラクターに合わせ、ドラマティックなイベントがかなり増え、いろいろ淡だった前作にべ演出強化されているなどの点からだろう。
その他操作性の善などしっかり進歩点は見られる。

あと少し、新要素をゲームとして堅実に生かしていくための思考が足りなかった惜しいゲームであるが、そのストーリーや構成の完成度は高く、大いなる遺産に負けず劣らずの人気を誇っている。

プレイヤーキャラ

円卓の騎士

最終的にラスボスに挑むことになるメンバー流石に13人もいるので使えるキャラとそうでもないキャラの差がしい。仲間にするとレベルが5あがる(F90兄弟だけは別)。

仲間キャラクター

仲間にはなるが、最後のダンジョンには連れていけないキャラクターバグ技チートを使うことで一応ラスボスに挑ませることは可だが、正規の方法ではない。円卓の騎士メンバーよりも明らかに強いもいる。Lvの上昇はマチマチ

よく話題にされる点

関連動画

関連商品

関連項目

この記事を編集する

掲示板

おすすめトレンド

ニコニ広告で宣伝された記事

記事と一緒に動画もおすすめ!
もっと見る

急上昇ワード改

最終更新:2024/04/25(木) 04:00

ほめられた記事

最終更新:2024/04/25(木) 04:00

ウォッチリストに追加しました!

すでにウォッチリストに
入っています。

OK

追加に失敗しました。

OK

追加にはログインが必要です。

           

ほめた!

すでにほめています。

すでにほめています。

ほめるを取消しました。

OK

ほめるに失敗しました。

OK

ほめるの取消しに失敗しました。

OK

ほめるにはログインが必要です。

タグ編集にはログインが必要です。

タグ編集には利用規約の同意が必要です。

TOP