THE QUEEN OF HEART 単語

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ザクイーンオブハート

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THE QUEEN OF HEART」(ザ・クイーンオブハート)とは、同人サークル渡辺製作所制作対戦格闘ゲームである。
略称は「QOH」がよく使われている。
それぞれ、QOH~
・98
・99
・99SecondEdition(アペンディスクとして)
・99withSE(全パッチファイル一体の最終調整版)
・2001パーティーブレイカーという別作品の副題として)が存在する。

概要

1998年、「THE QUEEN OF HEART'98」頒布。
当時人気を博していたLeaf18禁ADVゲームTo Heart」のキャラクターによる、一変わった同人対戦格闘ゲームとして頒布された。
ちなみにタイトルは「THE KING OF FIGHTERSシリーズシステム面では「あすか120%シリーズモチーフとしている。
当時のPCゲーム同人ゲームでは考えられないクオリティ人気を博し(まあ「To Heart」という作品自体が当時その界では爆発的な人気を誇っていたということもある)、 結果的に後の同人格闘ゲームブームの先駆作品となっている。

翌年1999年冬コミにて「THE QUEEN OF HEART'99」頒布。
To Heart」の他に「」「」「WHITE ALBUM」「こみっくパーティー」のキャラが追加され、キャラ数が大幅に増加。
中受身などゲームシステムにも変更が加えられ、対戦格闘ゲームとしての完成度を増した。
その他の追加要素としてOPアニメムービー、4人同時対戦やIP定してのオンライン対戦機※1なども実装された。
※1 オンライン対戦に関しては当時回線が基本ナローバンドの為難しかったが、現在は相性次第で可となっている。

翌年2000年「THE QUEEN OF HEART'99 Second Edition」頒布。
」以前の作品である「Filsnown」より勇者ティリアフレイ”、「」のおまけシナリオより”不良初音”(柏木初音)の2キャラが追加された。
バージョンではリバーサル行動が追加され、更にオンライン配布のパッチにより不具合の修正・バランス調整・キャラの追加が行われる。
なおパッチで追加されたキャラは、「To Heart」から”坂下好恵”、当時渡辺製作所スタッフと交流のあったあきかん氏によるwebマンガGO!TO!HEART!!」から”ラピード香”※2来栖川綾香)、Leafファンディスク第3弾「でいこう!」から「ナイトライター」の”コリン”の3キャラ
※2 あきかん氏作のもう一人のキャラ”コモード香”(来栖川芹香)は「The Queen of Heart'99」の時点から登場していた。

2001年「THE QUEEN OF HEART'99 with Second Edition」頒布。
SecondEditionの追加内容と複数回行われた全部の修正パッチ内容・キャラ追加を含み、更にディスク1枚で再販された。単にまとめただけと思われがちだが、「SecondEdition」+各種修正パッチと違い、大多数のキャラに細かい技の修正が加えられている。
現在「QOH」と言われればこのバージョンす事が多いと思われる。
大会や会場を借りての対戦会、が開催するオフ会などでもこのバージョンでの対戦が盛んである。

QOH2001→「パーティーブレイカーParty's Breaker)」の副題として「THE QUEEN OF HEART 2001」が冠された。
パーティーブレイカー」自体は、3ダウン追い討ちシステム、イニシアティダッシュなど新機軸のシステムを取り入れた、「こみっくパーティー」のキャラ(※「QOH」シリーズだと、「こみっくパーティー」からは”高瀬瑞希”だけの登場だった)のみが登場する作品である。
副題を見ても、QOHの実質的続編として制作されたことが分かる。
この作品、最低限動かすために必要なPCの要スペックが当時としてはかなり高かったためか、QOH'99ほど爆発的なヒットはしなかったようである。
しかしゲーム性自体は高く、根強いファン現在2020年)もやりこみを続けているらしい……。

ゲーム内容の話

8方向レバー・4ボタンのオーソドックスな入システム。当時はUSBパッドすら調達が怪しく、ゲームポートMSサイドワインダーをつけていたユーザーも多かったとか。

QOH98・99・SE・パーティーブレイカー全部に共通するシステムとして「相殺」がある。
これこそがこのゲームを特徴付けていると言っても過言ではないだろう。
攻撃判定とは別で設定されている「相殺判定」がぶつかった時に通常技への無敵付与があり、その無敵時間を使っての対・対地・飛び道具相殺などを防御手段とする事が多い。

ど全ての必殺技は大攻撃ボタンで押す事により、1ゲージを消費しEX必殺技になる。大体のEXには無敵がついているのでこれで相手のラッシュを切り返す事も多い。
キャラ二段ジャンプ・前ダッシュバックダッシュ備(殺意志保の前ダッシュのみ存在しない)。
ダッシュバックダッシュ中投げ・ブロッキング・フォルトレスディフェンス・ゲージ溜め・タンデムアタックなどなど、一部のキャラだけが使う事ができるシステムが存在する。
火力の高いキャラも多い。上手く全受身不可属性の技をガードクラッシュ直後に当てると体力を7割持っていかれることも。
このゲームではガードゲージ100%削られてクラッシュさせられると、ゲージの貯蓄中のい部分が0になってしまう。ゲージがないと相手のラッシュに全く割り込めないキャラも多いので、何とか最低一本を溜めるため、相手をKOした後も積極的に攻撃を当てていこう。
他ゲーでは「死体蹴り」と呼ばれるが、このゲームは『KO後も一定時間は追加攻撃が可で、それによって必殺技ゲージを溜められる』ため死体蹴りは必須である。※3

KO時の当て方にもよるが、頑れば1ゲージ溜める事も可

※3 「The Queen of Heart'99 with Second Edition」までの仕様。「パーティーブレイカー」では、死体蹴りが可ではあるが、ゲージを溜める事は不可能となっている。

ゲームバランス

キャラ間のバランス調整もしっかりなされているとはお世辞にも言えず、いわゆる「強キャラ」「弱キャラ」の差はわりと明確になっているがゲームが成立しないまでではない。
ラピード香、コモード香、ティリアは大体のキャラに対してダイヤ7:3以上を誇るため大会などにおいては禁止とされるケースが多い。

じゃあ強いキャラ使った方がいいの?

元のゲームをやって好きになったキャラを弄った方がゲームやってて楽しいじゃない。
元のゲームやってなくても、気に入ったキャラを使った方が楽しいじゃない。
というわけでご自由に。楽しくやりましょう。

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