There it may stand, the hidden realm. Deep in the Backrooms may it lie untouched by the hands of God. The corrupted and the hazardous from it shall arise, and to everyone who dares enter such frightening lands, that they are met with a fate worse than death.
The Void - The Backroomsより,2022/10/11閲覧
それは大きいものだった。
重く、巨大なバケモノが我々を見つめていた。その大きな目を覗き込んでいると、どこか落ち着いた。そのバケモノと意思疎通を図ったが、無駄だった。バケモノは、紫色の地獄を統べ、そしてその領域を絶え間なく拡大させ続けた。
我々はその命に従おうとした。いや、随意だったのだろうか。むしろ、そうさせられていたのではないか。目は燦燦と輝き、この領域におけるまさに太陽であった。
そこから飛び出そうとしたときには、手遅れだった。バケモノは触手で地面を掴むとそれを持ち上げた。逃げようと試みる我々に、堕ちた者達が群がり、バケモノへと引きずり込まれた。
それは大きいものだった――飼い慣らせるものではない。堕ちた虚無に迷い込んだ我々は、同じ運命に堕ちる者達へ手紙を書いている。
The Voidは、Wikidot版BackroomsにおけるLevel(階層)である。
The Void | |
基本情報 | |
---|---|
生存難易度 | Class Void Coprruputed. Lethal. Hopeless. |
著者 | MyrandFox |
作成日 | 2022年6月15日 |
リンク | The Void |
Limficテンプレート |
The Voidは堕ちた空間である。死を招く領域である。希望なんて無い。The Voidについての罪深く禁じられた知識は失われ、粉々になって、忘却される――きっと、知られることはないのだろう。死んだモノ、死んだイキモノ、死んだバケモノの死骸で埋め尽くされたこの領域には、何の構造さえ見いだせない。そして、終わりを告げる大きな眼が領域の中心にいる。
入り口も出口もない領域に、何の因果か迷い込んだ哀れな放浪者は定義不可能な幾何学形状と、腐敗し罅割れた石に紫の血が流れるのを見るだろう。世界は停止している――時が止まる中、やがて人は死んでしまうのだろう。――これが、あなたの運命なのだ。
The VoidはFandom版同様に、各LevelからNoclipするときに失敗したときに紛れ込む場所である――少なくとも、他の記事の描写からはそう読み取れるのだが、実際に説明を求めてThe Voidのページを開くと、上記のような散文詩のTaleが待ち構えている。また、その描写には何故か時々他のLevelの報告書や記録が差し込まれている。おそらく、Fandom版が「壁抜けバグで失敗して画面がブラックアウトする」イメージなのに対して、Wikidot版のこのThe Voidは「壁抜けバグで没データや本来参照するはずのない領域を参照する」イメージなのだろう。
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最終更新:2024/03/28(木) 19:00
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