WACK

株式会社WACKとは、渡辺淳之介が代表取締役を務める音楽事務所である。

概要

株式会社つばさレコーズでBiS（第1期）を立ち上げた渡辺淳之介が、2014年にBiS解散のタイミングで退社・独立し、新たに設立した事務所。現在はBiSH、EMPiRE、BiS、CARRY LOOSE、豆柴の大群、GO TO THE BEDS、PARADISES、WAggの8組のグループと、PEDRO、松隈ケンタが所属している。

社名は「わたなべ　あーてぃすちっく　くりえいてぃぶ　かぶしきがいしゃ」の頭文字をとったもの。業務内容として「音楽の何でも屋」を自称する。

松隈率いる音楽制作集団SCRAMBLESによるクオリティの高い楽曲と、渡辺が仕掛ける破天荒なプロモーションを特徴とする。

年表

2014年8月、株式会社WACK設立。プラニメ、this is not a business、松隈ケンタの3組のマネージメントを担当する。

2015年1月、BiSHの始動を発表。同年3月、BiSH結成。

2015年6月、プラニメがPOPに改名。

2015年12月、this is not a businessが解散。

2016年6月、POPがGANG PARADEに改名。

2016年7月、BiSの再結成を発表（第2期BiS）。同年9月、合宿オーディションを経て活動開始。

2017年3〜4月、「WACK合同オーディション2017」開催。「Project aW」始動を発表。

2017年8月、「Project aW」がEMPiREとして結成。

2018年2月、アパレルブランド「NEGLECT ADULT PATiENTS」設立。

2018年3月、「WACK合同オーディション2018」開催。BiSのリーグ制導入を発表。

2018年5月、育成プロジェクトWAggの始動を発表。同年8月、WAgg結成。

2018年6月、「BiS.LEAGUE」始動。BiSがBiS1stとBiS2ndに分裂して活動開始。

2018年9月、BiSHアユニ・DのソロプロジェクトPEDROが始動。

2018年12月、「BiS.LEAGUE」廃止。2019年1月、BiS1stとBiS2ndが再びBiSに合流して活動開始。

2019年3月、「WACK合同オーディション2019」開催。BiS解散と再結成（第3期BiS）を発表。

2019年5月、第2期BiS解散。

2019年6月、第3期BiS結成。

2019年6月、「カレールーず（仮）」結成を発表。同年9月、CARRY LOOSEとして正式に結成。

2019年12月、TBS「水曜日のダウンタウン」放送内で豆柴の大群結成。

2020年3月、「WACK合同オーディション2020」開催。GANG PARADE分裂を発表、GO TO THE BEDSとPARADISESが活動開始。同年5月、GANG PARADEが活動終了。

2020年10月、CARRY LOOSEが解散。

アーティスト

BiSH

「BiSをもう一度始める」として結成。キャッチフレーズは「楽器を持たないパンクバンド」。メディア露出も多く、WACKの人気を牽引するグループ。

GANG PARADE

第1期BiS解散後に元BiSのカミヤサキが結成したプラニメが源流。長い歴史の中で様々なメンバー変遷を経ており、音楽性もアイドルらしいポップな曲からEDMやメロコアまで幅広い。現在はGO TO THE BEDSとPARADISESに分裂して活動中。

EMPiRE

WACKとavexの共同プロジェクト「Project aW」で生まれたグループ。ダンスミュージックを基調とするロックとエレクトロを融合した楽曲と、完成度の高いダンスパフォーマンスが特徴。

BiS（第3期BiS）

第2期BiSの解散に伴い、新たに結成。激しいロックサウンドでありながらメロディアスな曲が多く、全力でパフォーマンスする姿は渡辺からも評価が高い。

豆柴の大群

TBS「水曜日のダウンタウン」で放送されたオーディション企画「MONSTER IDOL」により結成され話題を集めたグループ。元プロデューサーで現アドバイザーの安田大サーカス・クロちゃんがプロモーションに関わり、一部楽曲の作詞・作曲も手がける、WACKの異端児的存在。

GO TO THE BEDS

GANG PARADEの分裂に伴い、キャリアの長いメンバー5人で結成されたグループ。経験値の高さを生かし、重厚なサウンドの楽曲を豊かな表現力で歌いこなすパフォーマンスが魅力。

PARADISES

GANG PARADEから分裂した2組のうち、キャリアの若いメンバーによるグループ。爽やかなルックスと明るくポップな楽曲で、これまでのWACKになかったフレッシュな雰囲気を纏う。

WAgg

WACKの研修生グループ。オリジナル曲は1曲のみで、ライブではWACKグループの楽曲をカバーする。現在までに4人が正規グループに昇格を果たしている。

PEDRO

BiSHのアユニ・Dがベースボーカルを執るソロバンドプロジェクト。全曲の作詞（一部楽曲は作曲も）をアユニが行う。NUMBER GIRLのギタリスト田渕ひさ子がサポートメンバーを務めている。

松隈ケンタ

音楽制作プロダクションSCRAMBLESの代表で、ロックバンドBuzz72+のリーダー兼ギタリスト。WACK全グループ（CARRY LOOSEを除く）のサウンドプロデューサーを務める。

解散したグループ

BiS（第2期BiS）

「BiSを本当にもう一度始める」として、第1期BiSのリーダーであったプー・ルイと合宿オーディションで選ばれた4人により結成。GANG PARADEとのレンタルトレード、BiS1stとBiS2ndに分かれるリーグ制「BiS.LEAGUE」など紆余曲折を経た後、2019年5月に解散した。

CARRY LOOSE

第2期BiS解散後WACKに残ったパン・ルナリーフィとYUiNA EMPiRE、WAggで活動していたウルウ・ルにオーディションで選ばれたユメカ・ナウカナ？を加えて結成。楽曲はSCRAMBLESの若手ユニットT.S.Iが楽曲を手がけ、明るいロックサウンドを主体とした。

関連リンク

• 株式会社WACK official web site

関連項目

• 渡辺淳之介