Y談おじさんとは (ワイダンオジサンとは) [単語記事]

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原作未読の子達にこの記事はネタバレにもなってしまうが、
夜遊びとは悪い子達だね

この記事へ夜遊びとは悪い子達だね、だがそんな我欲に素直な悪い子が私は好きだ、さあ、もっと素直にしてあげよう

漫画及びアニメ『吸血鬼すぐ死ぬ』の登場人物。
ドラルクたちと同じく、人間社会で共存する高等吸血鬼（ヴァンパイアロード）である。

初登場は第28死「Y談ダダンダンダンダダーン」（単行本3巻収録）。
見た目はスーツを着こなし上着をマントのように羽織りステッキを手にした紳士、なのだが後述する恐るべき催眠術で人々を恥辱と混乱に陥れるのが好きな性格であるため、端正な容姿とのギャップも含めいろんな意味で読者からの人気が特に高い。そのためか、作中でもトラブルメーカーやギャグ要員として他のキャラ共々頻繁に登場する。

作中では長く生きている古参吸血鬼らしく、ドラルクの父ドラウスとも因縁の仲である。
またドラルクの祖父である御真祖様を「D」と呼び恐れている。

本作に登場する吸血鬼たちはドラルクのような再生能力に限らず邪眼（生物や物体を石化させる）、変身、予知、結界、念動力（サイコキネシス）など様々な能力を行使できるのだが、このY談おじさんはY談（＝猥談）しか喋れなくなる恐怖の催眠術を操る。
具体的には杖の先からY談光線を発し、その光を浴びた相手をY談しか喋れない状態にしてしまうため、Y談光線を浴びてしまった者は口を開くたびに自分の性癖をぶちまけ続ける。（なお術者たるY談おじさんは、Y談語を理解できる）
喋りたい事も自動でY談へと変換されるので本当に言いたい事を伝える事ができず、筆談しようとしても手が勝手にY談を書いてしまう。意思疎通が完全にできなくなるのみならず、喋れば喋るほどに語彙の限りを尽くしたY談と下ネタだらけの会話が展開される事で周囲の人や親しい仲間にも全ての性癖を拡散・ご開帳する事になってしまうので、催眠から逃れたとしても性癖を聞いた人知った人からは後々まで笑いのネタにされ続ける事になる。
（例：そいつのビームに触れるな！　→お前のビーチクに触れたい！）
そしてY談おじさんはそんな、Y談しか喋れず慌てふためき混乱する人間たちや下ネタワンダーランドと化した街並みを見ながら悦に浸るのである。
『ジョジョの奇妙な冒険』で例えるならば、「不特定大勢の相手に使用可能な、性癖や下ネタしか喋れなくなるトーキング・ヘッド」といったところだろう。水着はビキニなんだ！オレの下はスタンド！だ。

またこのY談光線は店の中など狭い空間にいる相手にまとめて行使する事もできるほか、動物や吸血鬼が相手でも有効でY談光線を浴びたジョンの鳴き声が「ヌー」から「ピーーー！」に変わってしまった。
さらには催眠による支配もかなり強力で、作中でも屈指の実力者たるドラルクの父・ドラウスでも自力でY談催眠を解除できないほど。
小学生たちには「めっちゃどうしようもねえな」と突っ込まれているが、ギャグ漫画補正を抜きにしても大変に恐ろしい能力である事がおわかりだろう。
Y談状態を気にせず攻撃するくらいしか対処法は無いが、Y談おじさんは逃げ足も速く、彼に追いつける俊足を持つ者は作中にもほとんどいない。直接の戦闘能力はロナルド達退治人や他の吸血鬼にも劣る事を自認しており、ステータスを催眠の強さと逃げ足の速さに極振りした吸血鬼ともいえる。

作中で初登場した時にはヴァミマの店長に「全裸の女に何か着せるとしたらメガネですか？靴下ですか？」と発言させてロナルドを驚かせる。店長の混乱ぶりにドラルクが「これは何かの隠喩（メタファー）では？」と見抜いて何者かの術中にはまっている可能性を見出すが、直後に外から悲鳴が聞こえてくる事でロナルド達は事態を把握した。
やがて駆け付けたロナルドにもY談光線を浴びせて「巨乳美女に『おっぱい揉む?』って胸を手の平に押し付けられたいぜ！」「『揉みたい』じゃない！！『揉ませて』ほしいんだ！」などなどロナルドを巨乳性癖拡散機に変えてしまった。さらにはY談知識に乏しいヒナイチにもY談光線を浴びせ「ちんちん！ちんちちんちん！」「ちんちーん！！！」「ちん？」とひたすら鳴き声のようにチンチンを叫ばせる。
他にもあんな人やこんな人たちがY談を喋らされており、詳細は実際に原作をお読み頂きたい。でも退治する前にちょっと録音しても

やがては町の人達も、退治人（ハンター）ギルドの退治人たちもまとめてY談状態に陥れて愉快なY談おじさんだったが、ドラルクが吸血鬼・変な動物を連れてきた事で事態が変わる。
四六時中煩悩を丸出しにしている彼にはY談光線が通用しないため、「どちらの性癖（エロス）が上か勝負といこう！」とY談おじさんが話し合いの場を設けたことでY談について両者は熱く語り合う。
その結果、両者はなんと意気投合してしまいさらに事態が悪化してしまった、と思われたが変な動物と性癖を語った事が結果として時間稼ぎとなり、恥をかかされ怒り心頭の吸血鬼退治人及びヒナイチ達に完全包囲されたのち変な動物もろとも退治された。

編み物が得意という少々意外な特技を持ち、編み物教室に通う半田あけ美に接触した事もあった。
また作者によると本作の登場人物たちでは月光院希美の次くらいに歌が上手いけど、「美声だが下ネタソングしか歌わない」らしい。

合体技「Y談結界」

10巻の第117死「シンヨコ・バトル・ロYヤル」で登場した、結界使いの吸血鬼・野球拳大好きとY談おじさんの共同開発によってお披露目された合体技。このY談結界が新横浜全土に張られ、Y談世紀末都市と化した新横浜で騒ぐのが好きな吸血鬼や退治人たちを巻き込む大騒動になる。

このイカレた結果内は武器も腕力も無力と化し、Y談のみがパワーとなる超空間である。
もっと具体的に言えば拳で殴られても銃で撃たれても一切ダメージにならず、Y談語彙力と性癖がそのまま戦闘力になり、特濃性癖やヤバい内面を開放するほど戦闘力が無限に増大するので吸血鬼・へんな動物が「頼もしい」と一時は絶賛される程となった。
『ロマンシング　サ・ガ3』で例えるならば、「腕力・素早さなど全てのステータスの数値がY談力（性癖力？）と同じ数値に書き換わる王者の試練」とでも言えるだろうか。

並の吸血鬼ならばパンチ一発で沈められるロナルドが野球拳大好きはおろか熱烈キッス相手にも全く歯が立たず、逆に熱烈キッスの発するY談に手も足も出ないほどの事態となった。メンズブラエロいからもっと広まってほしい
いつもは軽くいなす相手にすら「ぬるいぬるい」と一蹴され窮地に陥るロナルドだったが・・・

テレビアニメ版

2021年 10月に放送を開始したテレビアニメだが、ニコニコ動画ではOP映像ののY談おじさんが登場するシーンでコメントで「グワーッ！×××！」と性癖を暴露するユーザーが大量に現れY弾幕が形成されるのが定番となっている。
また視聴者のY弾幕と一緒に流れ星が流れている事もあるが、これは原作で「吸血鬼君（キミ）がエッチなことを考えると流れ星を降らせるおじさん」という吸血鬼が出てくる事と絡めたネタである。

その後第6話の終わりの次回予告でついに満を持してアニメへ登場する事が明かされ、声優は誰が演じるのか、出演声優たちによる本気のY談語が原作通り聞けるのか、等で話題沸騰しtwitterでも1週間早いトレンド入りを果たす賑わいを見せた。

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 https://twitter.com/f_junjun_music/status/1457728481492553734

そしてY談おじさんが登場した待望の第7話、CVは井上和彦氏が担当、まさかのベテラン声優起用でまたもやtwitterでもY談おじさん共々トレンド入りを果たす。

さらには続く10話でも次回予告でそれらしい台詞が仄めかされ、原作を知る視聴者たちのツイートでY談結界までもトレンド入りする事態になった。
来たる11話、合体技のY談結界がお披露目され出演声優たちによる本気のY談バトルが展開され大いににぎわったほか、11話が放送された2021年 12月13日から14日にかけては偶然にも、ふたご座流星群という天体ショーが重なった為「吸血鬼君がエッチな事を考えると流れ星を降らせるおじさんがリアルに現れた？」とも話題になった。