ameroadとは (アメロードとは) [単語記事]

ameroad【アメロード】とは、日本で生まれたGumroad 風サイトである。自称「デジタルフリマ」サイト。

ameroad【アメロード】-デジタルフリマ-Twitterでデータ売ろう【電子書籍もゲームも音楽も写真もイラストも】

概要

開発者は村上福之（株式会社クレイジーワークス代表）。

開発者は、ちゃんとした企業に運営すべきとの意向により、Yahoo!オークションで運営権を出品し、
結果、運営会社は、株式会社 Raz estとなった。

Gumroadに対抗して開発した日本発のサイトであり、初期のサイトデザインは質素なものだったが、
現在では、ショッピングモールを思わせるような赤中心のデザインとなっている。

Gumroadの「ガム」に対抗し「飴」とし渦巻き風もロゴも踏襲した。決してドリームキャストではない。
アメだけに、ロリポップ（ペロペロキャンディー）を持つ猫のような看板キャラクターとした。

Gumroadとの大きな違いは、以下の比較を参照されたい。
シンプルにまとめれば、買い手の負担が少ない Gumroad と、売り手の負担が少ないameroadと言ったところか。

Gumroadとの比較

買い手

	Gumroad	ameroad
ユーザー登録	不要	不要
決済方法	クレジットカード	Paypal Google Wallet BitC ash Android アプリ内課金
商品価格以外の費用	不要	決済代行手数料がかかる^[詳細]
今後の動向	サイトにはAPIがあるため、利便性を高める周辺サービスが増えている	決済を代行サービスにしているため決済方法の多様化が期待。

売り手

	Gumroad	ameroad
ユーザー登録	Paypal アカウントが必須 TwitterかFacebookのアカウント連携可能	日常的に使用しているTwitter アカウントが必須
初期費用	不要	不要
システム使用料	売上の5％＋売れるたびに30セント	不要
支払最低額	10ドル _{（売り上げではなく、使用料を差し引いて残った額＝デポジット）}	2000円
支払方法	登録したPaypal アカウントへの振込み _{（Paypalから銀行口座への振込みは別途手数料が必要）}	指定した銀行口座へ振り込まれる _{（振込み手数料は差し引かれる）}なお、振込は自分でameroadへ依頼が必要。
支払日	デポジットが10ドルを越えたら、 60日以内にPaypalへ送金 _{（締め日は不明）}	月末締め。翌20日振込み
最低額未満の場合	不明	未達のまま最後の売り上げから1年経過すると無効

参考ページ

開発の経緯

村上氏のブログでは「Ameroad」を「Gumroadのパクリサイト」と呼んでおり、ネット上で「Gumroad」が話題になっているのを見て、開発を決心したとのこと。

しかしそのとき、「Gumroad」はアクセスが集中し閲覧できない状態だったため、村上氏は「Gumroad」に一度もアクセスしないまま、そのサービスの概要だけをもとに開発を始めたという。
開発に着手したのは2月13日。翌14日には開発は終了し、すぐさま運用を開始。そのころやっと本家「Gumroad」にアクセスできたとのことだ。

その後この件は「ITmedia ニュース」で取り上げられ、ネット上でも話題となった「Ameroad」だが、村上氏は、
「このままいくと、運用できない気がした。まじめな会社が運用しないとトラブルが出るだけに見えた。Ameroadそのものは可能性はある。かなりあるが、ぼくでは運用が難しい」（村上氏のブログより）

と考え、Yahoo!オークションにサービスそのものを出品することを決意。17日に即決落札額150万円で出品した。ちなみに、150万円という金額については、

「『村上がガメつい』と言われるのがイヤだから。カネは問題じゃない。たぶん、ガチな値段だとオークションとして面白くないし、稟議上の問題もあるし、ネタとしてスピード感もでない。要するにネタにならない。ネタ感重要。オークション期間も四日にした」

と説明している。