BDD戦法とは (ビーディーディーセンポウとは) [単語記事]

BDD戦法（bdd戦法）とは、音MADにおけるアレンジ手法の１つを指す。

特に楽曲『金星のダンス』で使用されているが、稀に他の楽曲でも使われる。

概要

「シュペランカー戦法」や「ビガビガ戦法」といった、MADでの個別の技法を指す他の「戦法」タグとは異なり、BDD戦法ではアレンジの型がある程度決まっていることが多い。

金星のダンスの場合は、通常のサビかCメロを流した後に特定の旋律が挿入され、原曲の歌詞の「あなたも綻びを見せてよ」の長さまでは原曲とは異なる旋律を流すことが多い。その後は原曲の旋律に戻るが、アレンジが続けられることもある。

よく見られるアレンジの旋律の初出は動画『Brazil ian Dog Dance』。ブラジル国旗の描かれた壁の前で子供と犬が踊っている素材「Brazil Dog Dance」を使った音MAD 動画である。

動画タイトル、または素材の頭文字をとって「BDD戦法」としている。以前からこの素材のMAD動画ではBDD戦法のようなジャージー・クラブ風の編集が入ることが多かった。

アレンジ部分の出だしが『RAINBOW GIRL』に聞こえるという声もあるが、おそらく元ネタは楽曲『Dance Till You're Dead』ではないかとコメントで指摘されている。海外ではBrazil Dog Danceを素材として『Dance Till You're Dead』を楽曲に使っている動画で再生数が数百万～数千万程度のものがいくつか（→リンク1/2）あり、伴奏のリズムが一致する。

なお、「キュピキュピ」という音はベッドのきしむ音（Bed Sq ueak）が元になっており、ジャージー・クラブやフューチャー・ベースといった音楽ジャンルで使用されている。

先述したように金星のダンスで特定の旋律が入る例を指すことが多いが、広義には楽曲を限定せずに、サビを流した後にBrazil ian Dog Dance 風のアレンジ（旋律は問わない）が入る場合を指すこともある。これを含める場合、初出は下記動画『Dance Brazil Dog Dance』となり、2021年 8月14日時点ではこれらの動画にもタグ付けされている。