BE MY BABYとは (ビーマイベイベーとは) [単語記事]

BE MY BABYとは、ロックユニットのCOMPLEXの楽曲である。
ニコニコではBBEMYBABYのクソコラで有名である（後述）。

概要

1989年 4月8日にCOMPLEXのファーストシングルとしてイーストワールド（東芝EMI）よりリリース。作詞は吉川晃司。作曲は布袋寅泰。
アイドル的に売り出され歌手俳優としてヒット曲・作にも恵まれた吉川晃司ではあったが、元々ロックアーティスト嗜好が強い彼は事務所のカラーには満足できておらず、88年には休業状態に入る。その後独立するも沈黙。しかし同年12月、元々深く交流がありソロ活動を始めた直後の元BOØWY 布袋寅泰をプロデューサー、そしてパートナーに迎え突如ユニットを結成する。それが伝説的ユニット COMPLEXであり、両者のファンと世間の注目を集めながらその鮮烈的なデビューを飾ったのが本作、BE MY BABYであった。（COMPLEXについての詳細は該当記事へ）

本作では（現在の布袋サウンドにも通ずる）電子サウンドと布袋寅泰が奏でる正確無比でリズミカルなギターの融合、キャッチーなメロディ、そして吉川晃司のクリアかつ伸びやかで荒々しいボーカル、これらが絶妙にミックスされそのパフォーマンスを存分に見せつけている。

その出来は世間の好奇の目、そしてなによりファンの期待を裏切らないものであり、圧倒的な支持を得てオリコン１位を獲得。COMPLEXという短くも輝かしい伝説の始まりを世に知らしめたのであった。

その後20年超という長いスパンに渡り数度、断続的にCMやTV番組のテーマソングに採用されたほか、倖田來未や作曲者である布袋自身の手でカバーされるなど、時代を超えて愛され続ける曲となっている。

本作が高い支持を得た理由の一つにミュージックビデオ（PV）がある。その構成は極めて異色で、印象的なイントロに合わせ明滅するBE MY BABYの文字ののち、白背景の空間で2人がそれぞれ歌を歌いギター演奏しているのを低視点の固定カメラで撮り続けるだけ、というシンプル極まりないものになっている。しかしそのパフォーマンスは圧巻の一言に尽き、とんでもないキレで踊りながらもそれ以上にキレキレなギターテクを見せつける布袋寅泰、そして画面内を縦横無尽に動き回り自由に歌い上げる吉川晃司のまさしくロッカーな姿は衝撃的で、当時のロック少年はみなこぞってギター片手に踊り、ものすごい中腰で熱唱したという。ついでに髪も逆立てた

なおこのMVはテレビ朝日系の音楽番組「HITS」内で撮られた番組オリジナル MVが、そのままメーカーのPVとして採用されているようだ。メイキングとインタビューはこちら。またこのミュージックビデオもシングルビデオとして販売されオリコン 1位という高いセールスを記録している。

また現在ではCOMPLEXのミュージッククリップ集がDVDで販売されており（関連商品参照）、こちらで本作のMVを堪能することもできる。

ニコニコでは、楽曲のMVにアイドルマスターシンデレラガールズの安部菜々と佐藤心を吉川さん、布袋さんの顔に合わせる形でクソコラを行った動画が人気になっている。一部では風評被害ともとれるようで、楽曲の関連動画には時折、風評被害シリーズなどといったタグがつく。ブームもほどほどにしなければならないのかもしれない。
万が一、本人巡回済みとなったときは吉幾三降臨時のような祭りにはなるかもしれないが、流行らせたのはだいたい俺らのせい（というか、合作にあんなにベイベーさせたけよりなキャベツPのせい）なのでその時はどういうお言葉があるかをしっかり受け止めましょう…。

その他詳しくはBBEMYBABYの記事を参照していただきたい。