Bendy and the Ink Machineとは、theMeatly氏とMike Mood氏を中心としてJoey Drew Studios inc.が開発した一人称視点の3Dホラーゲームである。
1930年代のカートゥーンアニメ製作スタジオを舞台とした、探索や謎解きがメインのホラーゲーム。昔のモノクロ映画を彷彿させるセピア調でカートゥーンアニメが具現化したかの様なグラフィックが特徴的。
謎解きがメインだが、「バイオハザード」のように武器で敵と戦う場面や、「クロックタワー」の様に敵から逃げたり隠れたりする場面もある。
steamで販売されており、システム要件はWindowsの他、Mac OS XやSteamOS + Linuxにも対応している。チャプター毎に区切られており、チャプター1と最終章のチャプター5は無料で、チャプター2~4は有料。
パソコン版以外にiOS、Android、プレイステーション4、Nintendo Switch、Xbox One版もリリースされている。
略称としてはタイトルの各単語の頭文字を取った「BATIM」が使用されることが多い。
かつて親友ジョーイが代表を務めるアニメ製作会社ジョーイ・ドリュー・スタジオにアニメーター兼キャラクターデザイナーとして勤めていた主人公ヘンリー。
とある事情で辞職し、30年が経ったある日、ジョーイから「見せたいものがあるからスタジオに来てくれ」と書かれた手紙が届く。
ヘンリーはジョーイの「見せたいもの」に興味をそそられ、30年ぶりに作業場を訪れるのだった。
謎の巨大な機械。「ジョーイの見せたいもの」。インクを材料にしてアニメキャラクターを具現化させる、オーバーテクノロジーな代物。
ジョーイによって依頼され、GENT社のトマスによって開発された。デザインしたのはウォーリー。
ジョーイ・ドリュー・スタジオで製作されたアニメ「ア・ベンディ・カートゥーン」シリーズの主人公。
悪魔をモチーフにしたキャラクター。小柄な体躯で黒い肌のヒューマノイド。首から分断され少し浮かんでいる三日月型の頭と常に浮かべた笑顔が特徴的。手の指の数は各三本で、尻尾はない。白い(ミッキーマウスの様な)手袋、白いボウタイ、黒い靴を着用している。
天使をモチーフにしたキャラクター。白い肌で、人間の女性に似たデザインになっているが、雌羊のものに似た角が頭に生えており、頭上には天使の輪が浮かんでいる。また、手の指の数も各四本。左目の下に泣き黒子がある。黒いワンピースドレスを着て、白い手袋、ボウタイ、タイツを着用している。
狼をモチーフにしたキャラクター。等身や体格が成人男性のそれに近い獣人。黒い肌で、手の指の数は各四本。尻尾は無い。白いオーバーオールと白い手袋、黒い靴を着用している。
「ベンディ」シリーズに登場する悪役の三人組。ギャングの様な格好のチャーリー(Charley)、海賊の船長のような格好のバーリー(Barley)、害虫をモチーフとした、腕が二対ある黒いヒューマノイドのエドガー(Edgar)から成る。
プレイヤーが操作することになる主人公。1930年にジョーイ・ドリュー・スタジオでアニメーター兼キャラクターデザイナーとして働いていたが、とある事情で辞職した。リンダという名の妻がいる。
ジョーイからの手紙にひかれ、30年ぶりにスタジオに戻ってきた。
物腰は穏やかだが、皮肉屋でマイペース。あらゆる鈍器や刃物を武器として使いこなし、トミーガンまで扱えることから、兵役の経験者と思われる。
容貌は不明で、モデリングも存在しない他、鏡に姿が写らない。どんな高さから落下しても無傷であり、敵の攻撃でダメージを受けると傷口から血の代わりにインクを流し、時間経過で回復する。また、死亡するとインクでできた巨大な筒の中にワープし、光の方へ向かうとスタジオの各所にあるベンディの像の前にインクを伴いながら復活する。つまり、人間ではない可能性が示唆されている。
株式会社ジョーイ・ドリュー・スタジオの社長。老齢の白人男性。足が不自由で車椅子での生活を余儀なくされている。アイデアマンだが、自らの理想を実現させるためには手段を選ばない。また、自己中心的で他者の功績を私物化しようとするなど、ウォルト・ディズニーやスティーブ・ジョブズの暗黒面をごった煮にしたような人物。
インクマシンで実体化させたキャラクターに自分の会社の職員達の魂を宿らせた本作の黒幕。
直接登場するのは最終盤のみ。
インクマシンから生み出されたインクの怪物。三日月型の頭やカートゥーンのような笑顔、白いボウタイと手袋などベンディの面影があるが、成人男性のような等身と体格で不気味。靴は履いておらず、顔の上半分がインクで隠れている。
当初は魂を持たない失敗作として生み出されたが、ヘンリーがインクマシンを起動した直後に誰かと融合して魂を得たことが示唆されている(インクベンディが出現する場所まで何者かの足跡が続いている他、背中に人間のような背骨がある)。
あらゆる攻撃が全く通用しない不死性と、接触しただけで相手を殺す殺傷能力を併せ持つ。インクの染みと共に神出鬼没に現れては、ヘンリーや具現化したカートゥーンキャラクター、他のインクの怪物達に見境無く殺意を向けて襲い掛かる。
スタジオの最下層にある、巨大なインクマシンの内部を居城としており、その最深部にある玉座にアニメ「ベンディ」の最終回が収録されたフィルムリールと、ヘンリーに宛てたジョーイのメッセージが録音されたボイスログを保管している。
移動する際に足を引きずる、デーモンルートやベンディの玉座にジョーイのボイスログがある、スタジオ内を我が物顔で徘徊する、ヘンリーに対して執着心を見せる等の描写により、宿っている魂はジョーイのものであることが示唆されている。
ジョーイ・ドリュー・スタジオの社員で、作曲を担当していた男性。元は孤独を好む変人ではあったものの普通の人間だったが、インクマシンの力によってインクと融合し、全身真っ黒なヒューマノイドと化してしまった。
白いサスペンダーとズボンを着用し、ベンディの面で顔を隠している。
異常事態に気が狂ってしまったのか、インクベンディを「救世主」として崇拝するカルトの教祖となり、インクの怪物達を統率する存在となっていた。
ヘンリーを生け贄として捧げるために捕らえ、インクベンディを召喚するが、自分がインクベンディに襲われてしまう。こうして彼の冒険は終わった……。
と、思いきやチャプター5にて再登場する。インクベンディに襲われた彼は命からがらサーチャーや迷い人が建てた集落に逃げ延びるが、狂乱状態に陥ってしまい、後に訪れたヘンリーに八つ当たり同然に襲い掛かるのだった。
ジョーイ・ドリュー・スタジオの社員で映写技師を担当していた男性、ノーマン・ポーク(Norman Polk /声:theMeatly)がインクマシンの力でインクと融合し、生み出された全身が真っ黒なヒューマノイド(呼び名が「映写技師」、住処としている場所にノーマンのボイスログがある、アリスからヘンリーの「旧友」と呼ばれる、倒すと「Norman Fate」という実績が解除される等、ノーマンと同一の存在であることが露骨に示唆されている)。頭が映写機になっており、左肩にフィルムリールがめり込んでいる。手の指の数は各五本。黒い厚底ブーツを履いている。人間だった頃はジョーイやサミーを怪しんでいたが、自らも変人扱いされていた。
映写機の灯りで前方を照らしながら、ゆっくりと徘徊する。攻撃は素手で行うが、怪力なため、たったの二撃でヘンリーを殺す。
具現化した「ザ・屠殺集団」を手当たり次第に殺している他、ヘンリーやアリス・エンジェルとも敵対している。ヘンリーとは二度に渡って遭遇するが、最期はインクベンディに襲われ……。
ちなみに、武器で倒すこともできるが、その際は設定上では気絶しただけで死んでいない。
ジョーイ・ドリュー・スタジオの社員で作詞を担当していた男性、ジャック・フェイン(Jack Fain/声:Bookpast)がインクマシンの力でインクと融合し、生み出されたインクの怪物。人間の上半身の様な形態だか、膨れ上がっており、白い帽子をかぶっている。また、何故かバルブを握りしめている。人間だった頃は下水道にある部屋で仕事を行うなど、かなりの変人だった。
インクベンディから身を守るために下水道にバリケードを張り籠城していたが、脱出のためにバルブが必要なヘンリーは、斧を手に彼を襲撃するのだった……。
非暴力主義、もしくは臆病な性格なようで、一切攻撃を仕掛けてこない。近付くとインクの中に身を隠し、別の場所にワープするかのように現れる。
インクマシンの力で実体化したボリス。誰の魂が宿っているかは不明。カートゥーンそのままの姿で実体化している。また、全く同じ外見の者が無数に存在する。言葉は一切発することができないが、意志の疎通は可能。
アリス・エンジェルによって虐殺され、現在生き残っているのは僅か二体である。
その内の一体は隠れ家にヘンリーを匿い、カードゲームで遊んだりして彼と親交を深めた。臆病で戦えないが、ヘンリーの脱出を手助けする。
ゲント社の修理工である男性、トマス・コナー(Thomas Conner/声:Mike Mood)の魂がインクマシンの力で実体化したボリスに宿った存在。人間だった頃はアリソンと夫婦であり、不審な行動が多いジョーイには不満を募らせていた。
前述した生き残っていたボリスの内の一体。左腕が欠損しており、ベンディのアニマトロニクスの腕を義手代わりに装着し、ゲント社製パイプやハチェットを持ち歩く。
人間だった頃の妻であるアリソンと共に隠れ家に籠っていた。威圧的な性格で、ヘンリーを信用しようとしない。因みに最終盤に登場する手紙によると、人間だった頃もアリソンからトムと呼ばれていたようである。
声:Alanna LinayreとLauren Synger
アリス・エンジェルの初代声優、スージー・キャンベル(Susie Campbell/声:Alanna Linayre)の魂がインクマシンの力で実体化したアリス・エンジェルに宿った存在(エンジェルルートやレベル9にスージーのボイスログやスージーの棺桶がある、声優がスージーと同じ、ジョーイからアリスと呼ばれる、スージーしか知り得ない過去の話を思い出すように語る等、スージーと同一な存在であることが露骨に示唆されている)。人間だった頃はアリスに強い思い入れを抱いていたが、役を降板させられ精神的に不安定になって行く。
カートゥーンらしさは希薄で、人間の成人女性に似た姿となっており、顔の左半分は溶けた様に崩れている。髪は黒のブロンドで、天使の輪は半分頭にめり込んでいる。手袋やタイツは着けていない。腰の後ろに白いリボンを着けている。手の指の数は各五本。肩から上の肌の色はカートゥーン同様白だが、それ以外は黒い肌。
レベル9と呼ばれる区画を居城としており、心臓を食べることで完全な美を手にいれるという妄執に基づき、「ザ・屠殺集団」やボリスを大量虐殺している。そのためかインクベンディは勿論、スタジオ内のあらゆる存在と敵対している。
アリス・エンジェルの二代目声優、アリソン・コナー(Alison Conner/声:なし)の魂が、インクマシンの力で実体化したアリス・エンジェルに宿った存在。人間だった頃はトマス(トム)と夫婦であり、旧姓はペンデル(Pendle)。
前述のアリスと違い、顔が崩れていない。また、天使の輪は不可視で、シーイング・ツールと呼ばれる特殊な道具越しにしか見えない。髪はポニーテールで、カチューシャを着けている。ブーツを履き、工具入れとロープを肩に提げており、マチェーテを持ち歩く。
人間だった頃に夫だったトムと共に隠れ家に籠っていたが、ヘンリーに襲い掛かったアリスを背後から刺殺して危機から救った。
ジョーイ・ドリュー・スタジオの社員。会社が運営するテーマパーク「ベンディ・ランド」の設計者。自分の設計したテーマパークに異常なまでの執着心を見せる。ジョーイからバーティと呼ばれていたことや、自分の栄光を私物化されるのが気にくわなかった様子。
インクマシンの力でインクと融合し、巨大なオクトパスライドに組み込まれた巨大な怪物と化してヘンリーの前に立ち塞がる。
ジョーイ・ドリュー・スタジオの社員でインクマシンのデザイナーや雑用などを行っていた男性。スコットランド訛り。
序盤から終盤まで、彼の肉声が録音されたボイスログがあちこちに配置されている。毎回「俺は辞めるからな!(I'm outta here!)」という言葉を吐き捨てている。しかし、辞めない。
と、思いきや、最終盤に登場する手紙によると自営業で成功した模様。そして手紙でまで「I'm outta here.」で締めくくった。つまり、スタジオからの生還者である。
ジョーイ・ドリュー・スタジオの社員。ベンディ・ランド建設の関係者。バートルンの助手。ハスキーボイスで南部訛りがある。
真っ黒なインクのヒューマノイド。無数に存在する。言葉を発したり、道具を扱える。元は人間であったことが示唆されており、大半がサミーの信徒。後述するサーチャー達は同胞である。
インクマシンの力で生み出されたインクの怪物。人間の上半身のような形態で、這うように移動する。元は人間であったことが示唆されている。耐久力や攻撃力は低いが無数に存在している。前述のスウォーレン・ジャックもサーチャーの一種である。
大半がサミーの信徒であり、迷い人達や屠殺集団とも共同戦線を築いている。
以下の亜種が存在する。
ライト付きヘルメットを被ったサーチャー。耐久力が高いが動きは鈍い。チャプター2で隠しボスとして登場し、チャプター5でも複数体が再登場する。
スウォーレン・ジャックと酷似した、身体が膨れ上がったサーチャー。チャプター3で2~3体登場し、死ぬとキーアイテムの特濃インクを落とす。
チャプター3で条件を満たすと12体登場する、耐久力と俊敏さ、攻撃力が強化された僅かに大柄なサーチャー。
サーチャー・ミニボスを全滅させ、さらに現れる屠殺集団を全滅させると出現する隠しボス。巨大なサーチャーで、赤い山高帽子を被っている。動きは鈍いが耐久力や攻撃力が非常に高い。
条件を満たすとチャプター5に登場する隠しキャラクター。サミーと同じベンディの面を被っているが、それ以外に通常のサーチャーと差異は無い。鎌で倒すと、鎌が折れてしまう。
実体化した屠殺集団。
チャーリーはパイパー、バーリーはフイッシャー、エドガーはストライカーと呼び名が変化している。ボリスと同様に同じ外見の者が無数に存在している。いずれも耐久力と攻撃力が高く、中ボス的存在として各所でヘンリーの前に立ち塞がる。カートゥーン内での彼らと同様に三人で行動することが多い。
なお、インクベンディは勿論、アリス・エンジェルや映写技師からも殺意を向けられており、作中での扱いは散々で正直可哀想である。
インクベンディが近くに出現しただけで死んでしまうため、これを利用して戦わずに始末できる。
インクマシンの力で実体化したチャーリー。片目が潰れ、片足はプランジャーになっている。呼び名の由来でもあるパイプレンチを武器として所持する。
インクマシンの力で実体化したバーリー。呼び名の由来でもある釣竿で頭と首が繋がっており、頭を振り回して攻撃する。また、左手にモンキースパナを持っているが、これも武器として使用する。耳が潰れている。
インクマシンの力で実体化したエドガー。口が縫われて塞がっているが、頭頂部にもうひとつの口がある。右腕はカートゥーンと同様に二本あるが、左腕は呼び名の由来となっているマジックハンドのような形状になっており、伸縮可能。左腕でリーチの長いパンチを繰り出せる。
巨大なミッキーマウスの手の様な怪物。インクの川に生息し、ボートで逃げるヘンリーを執拗に追う。
開発者theMeatlyのマスコットキャラクター。ボリスのポスターの裏に隠れている。
掲示板
7 名無しさん
2019/04/21(日) 15:56:22 ID: 7R91bDPbL3
実績名や隠されたメッセージからループは確定でしょうし、ジョーイもしくはジョーイに準じる存在がインクベンディの正体であってもおっしゃる通りいくつかの想像を挟めば矛盾を解決できますね。
とはいえそれだと3章までヘンリーを追跡する理由も不明ですし、エンディングで回想シーンが終わった後、女の子がジョーイに話しかける声が聞こえます。具体的にどうループしているのかは何もかもが曖昧ですし、序盤の意味深な足跡は何故か裸足で、何処から出てきたのかも不明です。
しかし逆にジョーイではないと解釈すると、ジョーイや従業員たちの言動は回収できますがインクベンディが足を引きずっている謎が消えません。
つまるところ何をどう解釈してもある程度矛盾にぶつかるようになっており、これといった正解はない、が正解だと思います。
公開当初から一貫して二次創作フレンドリーな姿勢ですので意図的にこのようにしている可能性もあります。
8 ななしのよっしん
2022/11/02(水) 06:30:22 ID: Y9KJGXKuwe
制作中止かと思われていた続編が復活するみたいですね!
楽しみです~
9 ななしのよっしん
2022/12/11(日) 18:56:16 ID: kEN+y9k7JC
きになって調べてもクソ実況しか出てこない・・・どんなゲームかもわからねえ勘弁してくれ
急上昇ワード改
最終更新:2023/06/09(金) 13:00
最終更新:2023/06/09(金) 13:00
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