BLACKSOULSとは (ブラックソウルとは) [単語記事]

この記事にはあひいいいいな事やふわあああな事が書かれていま…せんが
暴力的・猟奇的な要素を含む成人向けゲームを扱っています。
気を付けてねっ！くすくすくすっ……

むかしむかしの古い時代。

深い霧に包まれた国、ロストエンパイア。

霧は人間を恐ろしい獣へと変え、世界を絶望で染めていきました。

絶えず起こる戦火の渦。
名声を求め、名乗りあげる勇者たち。
お城の舞踏会を夢見る娼婦。
秘密の花園に隠された秘宝。

誰もが集い、そして消えていった。

貴方はそんな場所で目覚める、名も無き一人の不死者。
この最悪の物語の主人公として、貴方は何を見、何を得ることができるでしょうか？

願わくば貴方が、最悪の結末を迎えぬよう…。

BLACKSOULS(BLACKSOULS-黒の童話と五魔姫-)とは、同人サークルイニミニマニモ?によるR-18の同人ゲーム RPGである。
現在では続編に当たるBLACKSOULSⅡ(BLACKSOULSⅡ-愛しき貴方へ贈る不思議の国-)も発売されている。

イラストはニコニコ動画で東方異形郷を投稿している寿司勇者トロ氏。

概要

フリーシナリオ型のRPGで自由度の高いシステムとなっており、全NPCの殺害やヒロインの監禁が可能など、ダークな世界観が特徴（Hシーンは任意でキャンセル可）。
ストーリーの進行度で各地のイベントに変化が起こるなど、非常に細かい作りとなっている。

ゲームの進め方によって、ヒロイン達が死亡したり、魔獣となって襲い掛かってくることもあり、初見プレイで全員を仲間にするのは非常に困難。

公式紹介文からによると、難易度は心が折れるかもしれない、との事。

登場人物

主要キャラクター

主人公: 不死者であり、戦闘で敗北しても篝火と呼ばれる場所で復活する。名前は自由に命名可能。
ゲームの冒頭で「騎士・盗賊・魔術師」の三つから素性が選べ、この時の選択によってステータスと外見、初期装備が変化する。; 武器の装備やアイテムの使用によってスキルを習得し、使用できるスキルはいずれも強力。
アリス: 「貴方はこの物語の主人公に選ばれました。」; ゲームの一番最初に登場する少女であり、この物語の案内人。
不思議の国のアリスに登場する少女のような外見で、頭に大きな青いリボンを付けている。
仲間にすることはできないが、この物語ではキーとなるキャラクター。

仲間キャラクター

ヒロイン達は童話や伝記をモチーフとしたキャラクターが大半である。
リィフを除いて彼女らは基本拠点となる聖森に居て主人公の冒険には同行せず、戦闘に合わせて彼女達を都度召喚して力を貸してもらう事になる。
その為、レベルアップも従来の経験値方式ではなくソウル供給（つまりえっちな事）を介して行う。

リィフ: 「ボクにおまかせー」; この国唯一の安全地帯「聖森」で出会う妖精。陽気でいたずらっ子な性格で、他の妖精達のリーダー格らしい。
仲間にした後は大抵旅先の篝火の近くにおり、様々な助言をしてくれるので、主人公にとっては目印兼ね相棒のような立ち位置のキャラでもある。
高い敏捷を持ち、多少の魔法攻撃と味方を強化する様々な特技を使用できる。
おそらく大半のプレイヤーが最初に仲間となるヒロインという事もあり、ソウルに困ったらとりあえず彼女を育てれば問題ないだろう。
「妖精は死なないから何度でも殺し放題だよっ…♡」
魔女ドロシー: 「馬鹿弟子め。助けに来てやったぞ」; 大量のゴミと霧の漂う「捨てられの森」の奥の屋敷に住む魔女。性格はやや高慢に見えてかなり優しい。
当人曰く「元々は男性の魔術師であり、長く生きる為に女性の身体に転生した」のだとか。; 普段は屋敷で魔書を売りさばいているが、条件を満たす事で彼女に弟子入りと言う形で仲間として召喚出来るようになる。
魔女らしく魔法のエキスパートで、強化魔法の他に全属性の魔法を操る事が出来る。
「くくっ…女の身体に…転生したのが間違いだったよ」
「…そうじゃなきゃ、お前のこと…好きにならなかったのに……な……」
マッチ売りの少女エルマ: 「あなたと一緒なら怖くない……！」; 娼婦がひしめく「淫腐街」でマッチ屋を営む少女。大人しめの性格をしているが、少し変わった趣味の持ち主でもあり、勝手に彼女のノートを覗くと何やら慌てて怒られる。
商人の父と水商売の母が喧嘩別れしてしまっており、年相応の寂しさを胸に秘めながらも健気にマッチを売って生活しているようだ。
そんな彼女の扱うマッチは実際の所……？; 戦闘ではマッチ売りの通り、火炎系の技や敵のステータスを下げるスキルを使用する。
「熱い…あづい……からだが熱いよぉぉ……お父さぁぁん…お母さぁぁん……っ」; 「誰か、誰か、誰か、誰誰誰誰誰誰誰かががががが」
メイドのヴィクトリア: 「ご主人様っ！助けに参りましたっ！」; 「淫腐街」の領主の屋敷で捕らえられていたメイド。他の同僚に庇われながらも最後の一人となっていた所を主人公に助けられ、以降は主人公に仕える事となる。
気弱そうに見えるが、その素性はサキュバスの血を引いた淫魔であり、情事の際は激しく求めてくる娘。
メイドだけあってか回復技や属性付与など、味方のサポートが得意。でも属性付与してくるティーって一体…？; 「私がいなくても……。寂しがらないで、くださいね。ご主人様……。」; 「……なんて、自意識過剰すぎ、かなぁ………」
富鳥グース: 「はいはい、呼びましたかね」; 「聖森」の東にある「ベヒモス牧場」で捕らえられている半人半鳥の少女。何か全体的に口調がどっかの天狗の新聞記者みたい
抜け目のない性格で、かつては義賊まがいの行為をしていたようである。
そんな彼女が主人公に助けられてからは、「聖森」でソウルの管理を行うソウル銀行の役割を果たすようになるが……？
仲間としては相手の行動を阻害する特技のほか、アイテム入手率を上げるなど義賊らしい変わったスキルを覚える。; 「人間は愚かな生き物。どうせ最後は富に溺れ、死ぬんですからぁ」
「あたしはその転落する姿が見たくて見たくてたまらないんですよぉ」
貴婦人エリザベート: 「あらまぁ……美味しそうな魂ですわね」; ストーリーが進むと「聖森」で出会う妙齢の貴婦人(間違ってもおばさんと呼んではいけない)。
本作のドーピングアイテムに当たる色ソウルを集めるのが趣味なようで、主人公は彼女からそれらを購入する事が出来る。
一方何やら夫から貰った大切な指輪を失くしてしまったようで、助けを求めてくる。
これを解決してあげた場合選択肢次第で仲間に加わる…のだが、失くした指輪の名前といい、魂であるソウルを集めてる事といい、何やら物騒な素性が垣間見えるような……？; 体力は低いものの、非常に強力な魔法を操る。
「暗い……ッ暗いッ……。ここはどこなの…？何も見えない……」
「あんな奴、産むンじゃなかった………」
聖女カタリナ: 「私達には神がついておられます」; はるばる遠くの異国、サンドリアから護衛達と共にやって来た高名な聖女。後述のジャンヌとは幼い頃から面識があるようだ。
信仰心に篤く貞淑な女性だが、身体は大変立派なモノを持っている。その胸で聖女は無理でしょ
「聖森」で主人公と出会った後、南にある「墓地街エリクシール」に生存者を探しに向かうようだが……？
一応聖属性の魔法も使えるが、強力な回復や蘇生魔法を扱う典型的なヒーラータイプとしての運用がメインになるだろう。
「何故我々人間を見捨てるのですか？こんなにも神を信じてきた我々がいつも先に死ぬ」; 「神ぃいいいいッ！！いるのなら姿を現せェエェエェぇぇッッ！！」
聖騎士ジャンヌ: 「私がお守りしますっ！」; 魔獣化の異変を止めるためにロストエンパイアへ来たオルレアンの聖騎士、かのジャンヌ・ダルクである。
ゲーム冒頭で主人公を牢から助け出した恩人であったが、共にこの異変を解決しようと誓った矢先に焼死してしまう。コイツいっつも焼かれてんな; しかしまだ魂は焼き切れておらず、何らかの手段で肉体を蘇生させられれば、彼女を復活させることが出来るようで……。
復帰した後は味方の守備を上昇させたり、或いはかばう技など、騎士らしく防御面で活躍する。
「祖国の為に戦った……。女の身でも命を賭し、常に先陣を切って、戦い続けた……」; 「魔女、魔女……魔女魔女魔女魔女……！どうして私がそう呼ばれなければならない…！」
黒の断罪者ミランダ: 「………殺害」; 基本的に寡黙かつ反応も少ない少女（？）だが、下記の「黒の裁判」において「断罪者」の異名を取る幹部の一人で強者を追い求める戦闘狂。後述の紅ずきんとキャラが被っている。フードも。
一定条件下のとある場所で発生する彼女との戦闘に勝てば、選択肢次第で仲間にすることが出来るという謂わば実質的な隠しキャラ。
習得するスキルは殆ど皆無で、通常攻撃一辺倒であるがステータスが非常に高くかつ必中攻撃になる。; 「がんばって…。お前なら、黒幕を…倒せる……」
「いいから、早く行け……。私は死なない……」
紅ずきん: 「邪魔するものは刺し殺すわ」; とある小屋で狼と住んでいる少女。感情の変化に乏しく、淡々とした性格。と言うか体質的に不感症（マグロ）。; バージョンアップで追加された仲間キャラクターであり、元は同サークル作品の前作主人公。
習得する技と順番も前作と同じであり、全体的に強力かつバランス良く揃っている。; 何やら上記のエリザベートと浅からぬ因縁があるようだが……？
「…そうですか…貴方はまだ、結末を探しているんですね」
「どうぞ、殺してください」

五魔姫

この世界を支配する狂気の姫達。美しい容姿をしているが、その本性は醜悪な化物である。
彼女らを打ち倒すことがこのゲームの目的でもあるが、誓約を結ぶことで強力な装備を入手することもできる。

ラプンツェル: 「妾を怒らせた事を後悔するがよいわっ！」; 天まで届きそうな「ゴーテルの塔」に坐す、これまた床まで届きそうな長くて美しい金髪を持つ魔姫。プライドが高くわがままな癇癪持ちだが、裏を返せば案外ちょろい。
世にも珍しい宝を集め貢物を受ける事と、魔獣を集めて強く育てるのが楽しみでたまらないようで、「ベヒモス牧場」にいる豚の兄弟に頼んだ怪獣ベヒモスの到着を今か今かと待ち望んでいる。
彼女との誓約によって入手できる装備は、入手難易度の低さの割に非常に強力と専らの評判。
「魔獣と金に囲まれ、どんな宝を手にしても……。何も満たされない……」
「みんなに会いたい……。一人はもう嫌じゃ……」
カエル姫: 「王子サマっ！死にたいのねっ！」
死体とネズミが蔓延る「墓地街エリクシール」とその大橋の下に広がる毒の沼地「穢れ沼」の奥に居る、カエルのような頭巾を被った魔姫。けろけろ。くぇろくぇろ。
止むに止まれぬ恋の衝動を沈めてくれる自分だけの王子サマとそのキスを長年待ち焦がれているようだ。
もちろん誓約の際にはキスを求めてくるが、実際は……。
「さっきから胸がきゅーって辛くて苦しくて…悲しい気持ちになってるの……。」
「だから……わたしの側にずっといてほしいな？」
人魚姫: 「お姉ちゃんを殺したい…？いいよ♡ お姉ちゃんの身体をばっさりと裂いて…？」
人魚の外見をした自称お姉ちゃんにして魔姫。深い深い海の底の「水没都市アトランティカ」の更に奥に居る為、彼女の所へ行くには、とある場所で彼女からの招待状を入手する必要がある。
お淑やかそうに見えるが、その実破綻した性格をしており、自分との誓約の際には恐ろしい条件を突きつけてくる。この際特定のキャラが居れば全く問題ないが; 同じく彼女が経営するラブホテルも海底に存在しており、主人公と仲間達が宿泊する事が出来る。しかしこれも彼女の性格に即した極めて悪趣味な仕様をしているとか、使用は店員のお人形さんの話を聞いた上で色々覚悟した上が望ましいだろう。
「今は離れ離れになっちゃって寂しいけど……お姉ちゃんはいつも皆のこと思ってるの…♡」; 「もう、お姉ちゃんは必要ないんだね……♡寂しい……なぁ……」
白雪姫: 「私の美しさを穢すものは……凍えて死ね……」
激暑な「ヘルサ砂漠」の先に何故かある、激寒で一面吹雪で氷漬けにされた「白雪城」に住む魔姫。
いつも明るい城の住人と元気な王子様を尻目に、ちょっとおかしな小人達に囲まれて長年…本当に長年地下に住み続けている。
如何にもそうな外見に違わず物騒な性格をしており、誓約の代償として主人公に他の五魔姫の殺害を依頼してくる。その厳しい条件に対して性能が釣り合ってないとの声多数。
「あれ……？なんで、なにこれ……何で涙が……？」
「……お願いが、あるの……っ、私達の、こと……ずっと……っ……覚えていて、欲しい………」
シンデレラ: 「正しさは我にあり、もはや誰にも止める事はできません」
この国の中心、「ロストエンパイア城」に住む灰色の髪をした魔姫のリーダー的存在。
かつてはとても民思いの女王で一人息子の王子を溺愛していたようだが突如豹変。ソウルを失わせ生きとし生きる物を魔獣に変えてしまう霧を国一帯に振り撒き始めてしまった。要するに本作のラスボスである。
しかし彼女を倒すには、強固で竜が飛び交う「アイバーン砦」を抜け、他の魔姫を誓約か殺害した上で門を開き、そして魔獣ひしめく「ロストエンパイア城」を突破する必要があるのだ……; 「………え？シンデレラはもう殺したって？」
「あはは、嘘をついてはいけないよ。まだ霧が晴れていないじゃないか」

黒の裁判

この世界の秩序を維持している…らしい集団。裁判長であるバフォメットと上記のミランダを含めた四人の幹部で構成されており、罪を重ね、穢れた黒い魂の持ち主を狩りに襲いに掛かって来る。
無論それは主人公も例外ではない。非道を行い、カルマ（業）の増えた存在となった場合は容赦なく彼らの標的にされる事だろう…。

リンダメア: 「我ら黒の裁判が始末せねばならない。覚悟しろ」; 「尖兵」の異名を取る「黒の裁判」の切り込み隊長的存在で、非常に直情的な正義感の持ち主。性別不詳。
その名の通り、ある一マップを除いて基本的に出現して襲い掛かって来るのは、このリンダメアのポジションなのだが主人公同様に不死者である為、倒しても倒しても何度も執拗に追い掛け回される事になる。
もしそんなリンダメアが黒い魂の持ち主となった主人公に理解を示すとしても、「黒の裁判」や正義といった概念が消滅した状況にでもならない限りはまず不可能であろう。
「奴は人の手では殺せん。」
「だが、お前の手ならば……あるいは……」
ハイン: 「お前のソウルはこのハイン様が根こそぎ奪い取ってやるよぉ」
「審判者」の異名を取る「黒の裁判」の幹部の一人、フードを被り鎌を携えた死神のような風貌をしている。こっちも性別不詳…！？
どうやら裁判長のバフォメットに次いでの古参格のようだが、後輩に当たるリンダメアやミランダに対してコンプレックス全開だったり、如何にも小物っぽい喋り方をしていたりと妙にネタキャラ・萌えキャラ的な側面が強く、プレイヤー達からは殺伐とした世界観の中で一種の清涼剤めいた扱いを受けやすい。
加えて次回作では大変可愛らしい趣味や夢を持っていた事が判明する。楽しそうで何よりです。
…と言っても最古参の幹部だけあってそれなりの力量は兼ね備えており、また何やら他のメンバーも知らない世界の真実やバフォメットの正体にも勘づいている節もあるようだ。中々油断出来ない。; 普段は「墓地街エリクール」の廃屋に居座り、（カルマが一定数さえなければ）全ステータスを強化する「黒のソウル」を売ってくれる他、とある場所では先輩風を吹かせながらも主人公に面倒見のいい素振りを見せる等、全体的に親切な描写が目立つキャラクターである。; 「お、おいおいおい…。バフォメットはどこに行ったんだ？」
「あいつもしかしたら、娘の元に？まずい、まずいぞッ……ああ、駄目だ！駄目だ！」
エズワルド: 「黒の裁判、四つの刻魔が一人。エズワルドが君の魂を頂こう」
「教戒師」の異名を取る「黒の裁判」の幹部の一人、だったようだが現在は脱退中。性別は男。
ハインによると「元はどこかの神父で黒の裁判での成績も優秀だったが、処刑を繰り返す内に精神を病んでしまった」との事らしい。こんな所でも心配していて妙に優しい先輩である。; そんな彼もストーリーが進むと、拠点である「聖森」に流れ着いてくるのだが、脱退中である為メンバーの中では、唯一カルマを重ねた主人公を自発的に攻撃してくる事はない。
それどころか一定ソウルと引き換えに主人公のカルマを減らしてくれるというカトリック教会もビックリな所業をやってのける。それでいいのか教戒師。; 「終わる…終わるぞ…何の前触れも無く世界が終わる……」; 「私たちは崇めなければならない、終末の女神を……」

バフォメット: 「犯罪者、背信者、造反者…断罪あるのみ。我らは復讐の化身、黒の裁判っ！」
「黒の裁判」の「裁判長」を名乗るリーダー格の存在。とある場所の奥地に「黒の裁判所」なる拠点を構えて鎮座している。仲間入り可になった紅ずきん同様アップデートによる追加要素キャラ。
胡散臭い喋り方と自由な行動が特徴的で、主人公も彼女から依頼という形で散々に振り回される事になる。
しかし仮にも秩序維持を名目とした組織の長にも関わらず、彼女は名前の通り秩序とは正反対の黒ミサの悪魔の筈であり、他にも言動の端々に不審な点は多い…。
彼女の正体を探るなら、悪魔について詳しい魔女の力を借りてみるのが英断だろう。
「愛しいダーリンの元へ会いに行きたいからっ♡」