C-130 単語

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ロッキード C-130 ハーキュリーズは、アメリカロッキード社が開発した輸送機である。

概要

を長距離にわたって飛行できる輸送機めていた空軍と、低で短区間の大量輸送、前線への強行輸送、不整地での離着陸を行える輸送機を要していた陸軍によって統合仕様輸送機として開発された。原1号機は1954年に初飛行している。[1]

朝鮮戦争当時、米軍航空輸送を担っていたのはC-47C-46、C-119といったWW2以前、あるいは最中に設計された機体しかなく、輸送が貧弱だった。C-47C-46が挺兵の落下降下、C-119が重量物(車両)運搬用という形で分けられているのも非効率、というわけでこれらを統合した航空輸送機が望まれていた。

こうして92名の人員、72名の戦闘装備歩兵、64名の挺兵を輸送し、かつ降下が可てあること、そして行き12m、幅3m、高さ2.7mの貨物スペースをもつことがめられ、各社の開発スタートした結果、C-130が見事戦術輸送機としての座を射止めることになった。

カースペースを満たすため、を高式として幅広のボディが可になった。また機体後部の貨物はそのままランプとなって車両を直接乗り入れ可になるだけではなく。頑丈な脚で少々の荒い滑走路でも短距離離着陸。という当時としては画期的な設計思想によりその後の戦術輸送機、あるいは戦略輸送機のベーシックかつスタンダードな形状の祖ともなった輸送機となった。これによりアメリカのみならず旧西側諸国をはじめ、60ヶ以上で使われている(wikipediaより)。航空自衛隊も16機を運用している。

また機体のバリエーションが豊富なのも有名で、105mmを積んだガンシップAC-130を筆頭に、電子戦機(放送機)EC-130コマンドソロ特殊部隊向けのMC-130シリーズ(コンバットタロンなど)を筆頭に10種類以上の特殊用途のバリエーション機体がある。

1963年空母フォレスタル」に離着陸テストが行われ事成功している。が、あまり必要性を感じられなかったらしく、以後空母への離着陸は行われていない。

2015年に生産数が2500機に達している。[2]

C-130J

ロッキード・マーティンが自社負担で1990年代開発した最新版。エンジンの換装やプロペラを6枚羽のものに変えることで推が向上、巡航高度や巡航速度も向上して燃費が善されたため、トータルでの航続性は46%上昇した。コクピット近代化を図りパイロット2名での運行が可になった。C-130Jもバリエーションがあり、胴体を延長したC-130J-30、EC-130J(コマンドポスト)、HC-130J(沿警備隊向けの捜索救難・支援輸送機)、KC-130J(給油/貨物機)、WC-130J(気偵察機)等がある。[3]

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関連項目・外部リンク

脚注

  1. *航空自衛隊の戦菊池征男 学習研究社 2007 p.213
  2. *ロッキード・マーティン、総計2,500機目のC-130をデリバリーexit 2015.12.14
  3. *世界航空機年鑑2013-2014 P.132
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