Call of Duty: World at Warとは (コールオブデューティワールドアットウォーとは) [単語記事]

Call of Duty: World at Warとは、2008年 11月にアクティビジョンから発売されたFPS ゲームソフトである。
開発はtreyarch。

プラットフォームは、PC・PS2・PS3・Xbox360・Wii・DS。このページでは、PC・PS3・Xbox360で発売された製品について記載する（これら以外のハードで発売されたバージョンは、ハード性能に合わせて内容が少なからず変更されているため）。

概要

プレイヤーは、第二次世界大戦期の米軍（海兵隊）・ソ連軍の兵士となって、大戦の名だたる激戦を終戦まで体験する。
2015年現在、第二次世界大戦をテーマとしたCoDは、今作が最後である。

太平洋戦線も舞台として取り上げられ、日本兵が敵として普通に登場するばかりか、終盤では沖縄戦が描かれるなど、日本に関する描写が豊富である。
『Call of Duty 3』や『4』によって、日本国内でも十分CoDシリーズの人気が高まっていたにも関わらず、今作だけローカライズなどが一切なされていないのには、こういった内容が影響していると思われる。
しかし、映画『パール・ハーバー』に見られるような素っ頓狂な日本描写はかなり少なく、日本兵の台詞も流暢であり（映画『硫黄島からの手紙』に出演した俳優などを起用している）、日本の描写は非常に丁寧である。

前作『Call of Duty 4: Modern Warfare』まで、シリーズを通してほぼ地続きであった時系列から、初めて本格的に独立した作品でもある。
以降、treyarchが開発するCoDシリーズ作品はすべて、今作からの時系列を共有したものとなっている。直接の続編である『Call of Duty: Black Ops』のタイトルから、「Black Ops シリーズ」と呼称されたりする。

国内で遊びたい人は、北米版かアジア版を購入する必要がある。いずれも日本語字幕は収録していないが、国内のハードでもそのまま遊べる。北米版とアジア版に、内容の差異（ゴア描写の規制など）はない。

それまでのシリーズ作品に比べ、高い難易度と苛烈なゴア描写が特徴的である。

特に難易度については、前作『CoD4』からみると、まさに飛躍的に上昇している。キャンペーンモードのベテランクリアを目指すならそれなりのマゾっ気が必要である。
特に厳しいのは、CPU側が投げてくるグレネードの数が洒落にならない量になる点（『CoD4』もそうなのだが）。これが日本兵だと、大量のグレネードを一斉に投げつけるという戦法を用いてくるほか、隙を見せると銃剣で特攻してきたりもする。
おかげで、2014年現在でも（＝『Call of Duty: Advanced Warfare』発売後でも）、今作のベテランクリアはCoDシリーズ最難と言われている。