DAMとは (ダムとは) [単語記事]

DAMとは、

DAM (カラオケ) - 第一興商の業務用通信カラオケ。
ダマスカス国際空港（IATA空港コード）
Da Arabian Mc's - パレスチナのラップグループ。
デカメートル(dam) - 長さの単位。メートルの10倍
デジタル資産管理 (Digital Ass et Management)
様々な目的で河川等をせき止めるための構造物。 → ダムを参照。
地元民DAM - まりゑプロデュースに時たま現れる謎の人物。
繁殖牝馬、母馬。

当記事では1.について記述する。

概要

DAM(Dai ichiko sho Amusem ent Mult imedia)は、第一興商が発売している業務用通信カラオケシリーズである。カラオケ業界1位。

1994年発売開始で、他企業に比べと通信カラオケに関してはかなり遅れ気味であったが、持ち前の技術力と、音質、映像の良さで瞬く間に市場を席捲。1997年には通信カラオケのリーディングカンパニーであったエクシング（JOYSOUNDなどを運用）から首位を奪還。以後、エクシングがBMBからUGA シリーズを買収してからも業界首位に君臨し続けている。

現在のフラグシップモデルは、精密採点DXで有名な「LIVE DAM」と、DAMシリーズ最高位機種に位置づけられている「LIVE DAM STADIUM」がある。なお、最新機種は「LIVE DAM STADIUM（DAM-XG7000Ⅱ）」（2017年 10月5日発売開始予定）であり、2015年 4月16日発売開始の「LIVE DAM STADIUM（DAM-XG7000）」のマイナーチェンジモデルとなる。

DAM-XG7000の主な新機能や仕様は以下の通り。ただし、採点の詳細については専門家の監修が必要なため現時点では記さず、別の記事にて著されることを期待するかGoogleもしくはヤフー先生にどうぞ。

まるでライブ会場にいるような迫力・臨場感を実現する「ライブサウンド」機能を導入。
業界初となる2画面モニター「デュアルモニター」機能を導入。それぞれのモニターに異なる画面を出力できる。
本体のフロントパネルは取り外してデンモクのqように使用可能。
LIVE DAMに搭載の「精密採点DX」を「精密採点DX-G」にグレードアップ。また、デュエットでの採点機能が復活し、「精密採点DX デュエット」として搭載。
「ONE PIECE採点カラオケ王におれはなる！」や「バラエティカラオケ～みんなでお題をクリア！～」などと言ったゲーム系コンテンツも搭載。

この他、「LIVE DAM」シリーズ（無印：DAM-XG 5000・2010年発売/GOLD EDIT ION：DAM-XG 5000G・2012年発売/RED TUNE：DAM-XG 5000R、2014年発売）、「Premier DAM（DAM-XG 1000、DAM-XG 1000 Ⅱ）」（2007年発売）や「BB Cyber DAM（DAM-G100）」（2003年発売）などをカラオケ店向けに販売・サービス提供している。ただし、「BB Cyber DAM」については2015年 2月で修理受付が終了。また、多くのカラオケ店は“最新機種”として「LIVE DAM」や「LIVE DAM STADIUM」を設置していることもあり、「Premier DAM」も設置数が減少している。

2017年 9月現在、「LIVE DAM STADIUM」が発売して1年半以上経過しているが、未だに周辺機器のカスタマイズに速効性がなく、ばらつきもある。一方、一般より高めの料金設定の店や部屋の場合や「LIVE DAM STADIUM」仕様と謳っている部屋の場合は、比較的カスタマイズされており、前者ではプロジェクターも設置されていたりする。

以上のようにカスタマイズに期待ができる状態ではなく、売りの「デュアルモニター」や「ライブサウンド」を体験できるのがほんの一握りに過ぎない状態は依然として変わっていない。

機種

2020年 8月現在のDAMの業務用カラオケ機種
発売	機種名	型番	曲数 ^{(調査年月)}	DAM★とも	備考
2019年 10月	LIVE DAM Ai	DAM-XG 8000	----	○	音声認識機能を搭載ライブの臨場感をよりリアルに
2017年 10月	LIVE DAM STADIUM STAGE	DAM-XG7000Ⅱ	----	○	XG7000のマイナーチェンジモデル
2015年 4月	LIVE DAM STADIUM	DAM-XG7000	----	○
2014年 4月	LIVE DAM RED TUNE	DAM-XG 5000R	----	○	XG 5000のマイナーチェンジ
2013年 4月	Party DAM HD	DAM-PD 100 HD	----	×	ワゴンタイプ
2012年 10月	Cyber DAM HD	DAM-G100X	13万曲 ^（不明）	※	ナイト市場向け
2012年 10月	LIVE DAM GOLD EDIT ION	DAM-XG 5000G	15万8000曲 ^（不明）	○	XG 5000のマイナーチェンジ
2011年 10月	FREE DAM	DAM-F650	3万曲 ^{（2011年10月）}	×	高齢者向け
2010年 10月	LIVE DAM	DAM-XG 5000	15万8000曲 ^（不明）	○
2010年 4月	CYBER DAM α	DAM-G50X	8万曲 ^（不明）	×	ナイト市場向け
2009年 6月	Premier DAM II	DAM-XG 1000 II	11万3000曲 ^{（2009年6月）}	○	XG 1000のマイナーチェンジ
2008年 11月	Party DAM V	DAM-PDV	7万曲 ^（不明）	×	ワゴンタイプ
2007年 4月	Premier DAM	DAM-XG 1000	11万3000曲 ^{（2009年6月）}	○
2006年 4月	BB Cyber DAM G70	DAM-G70	7万曲 ^（不明）	×	ナイト市場向け
2005年 11月	Cyber DAM G70	DAM-G70	7万曲 ^（不明）	×	ナイト市場向け
2005年 4月	DAM-G30M	DAM-G30M	5万曲 ^（不明）	×	ナイト市場向け G30の外装変更版 2015年 5月末新曲配信終了
2005年 4月	BB Cyber DAM f-stage	DAM-G1 00F2 DAM-G 100F1	11万曲 ^（不明）	×	オールインワンモデル設置台数希少
2003年 10月	Party DAM III	DAM-PD III	6万7000曲 ^（不明）	×	ワゴンタイプ
2003年 10月	DAM-G30	DAM-G30	5万曲 ^（不明）	×	ナイト市場向け 2015年 5月末新曲配信終了
2003年 10月	BB Cyber DAM	DAM-G100	11万曲 ^（不明）	×

※「Cyber DAM HD」はiOS・Android アプリ「デンモクmini」経由でログイン可。

デンモク

2020年 8月現在のDAMのデンモク
発売	機種名	型番	DAM★とも	備考
2019年 10月	SmartDAM Ai	TM30	○	Ai技術を搭載
2018年 2月	デンモクPM700zB	PM700zB	○	OSのバージョンアップなどで操作性が向上
2016年 6月	デンモクPM60 0zB	PM60 0zB	○	360°リモコン操作が可能
2015年 12月	デンモクiDS2	CM 3000	○	NTTと共同開発の小型インテリジェントマイク搭載
2015年 10月	Smart DAM L	TM20	○	富士通と共同開発「ARROWS Tab M555/KA4」ベース防水性能(IPX5/IPX8) 堅牢性(米軍採用規格クリア)
2012年 10月	Smart DAM	TM10	○
2011年 10月	デンモクPM300zB	PM300zB	×	高齢者向けモード搭載
2010年 10月	デンモクiDS	CM 2000	○
2010年 4月	デンモクPM200zB	PM200zB	×
2007年 6月	デンモクiD	CM 1000-DK	○	DAM★ともログインに会員カード必要
2007年 4月	デンモクIV	PM200-DK	×
2005年 4月	DAMステーション2	DAM-DS2	○	DAM★ともログインに会員カード必要 2014年 12月末新曲配信終了
2005年 4月	デンモクIII	PM100III-DK	×	2013年 1月末新曲配信終了
2004年 1月	DAMステーション	DAM-DS	？	現在の配信状態は不明
2003年 10月	デンモクII	PM100II-DK	×	2013年 1月末新曲配信終了
不明	Coデンモク	DAM-RM60	×	2013年 1月末新曲配信終了
2003年 4月	Coデンモク	DAM-RM55	×	2013年 1月末新曲配信終了
2002年 2月	デンモク	PM100-DK	×	2013年 1月末新曲配信終了

DAMとニコニコ動画

ニコニコ動画で人気に火が付いた曲、「魔理沙は大変なものを盗んでいきました」「レッツゴー!陰陽師」をいち早く配信。現在は歌えないが、CD「星のカケラ」収録のVOCALOID関連曲2曲も配信されていた。

更にサブカルチャー・ファンに好まれる曲、その中でもさらにニッチな曲を多く配信していたことから、ニコニコ動画初期ではその人気は堅固なものであった。持ち前の音質の良さ、PVの多さも人気であった要因と指摘する者もいる。

しかし、業界3位のエクシングの運営するJOYSOUNDがリアルタイムリクエスト、企画入曲などでニコニコ動画の人気曲を配信し始めると状況は一変する。そこに業界2位のBMBの運営するUGAも「同人曲」の触れ込みで配信を始め、ニコニコ動画内でのDAM人気は以前ほど活発なものではなくなった。

上記のように初音ミクなどのボーカロイド楽曲でJOYSOUNDに大きく遅れをとっていたDAMではあるが、2010年 10月下旬に特設ページを開設し、初音ミクによる楽曲の配信を開始する事を発表し、機種を間違えなければ歌うことができる。ただし、BBCyberD AMでぽっぴっぽーが歌えないのような場合、公式で該当曲の対応機種を確認すること。