E657系 単語

98件

イーロクゴーナナケイ

2.1千文字の記事
  • twitter
  • facebook
  • はてな
  • LINE

E657系とは、JR東日本が保有する特急車両である。

概要

JR東日本E657系電車
基本情報
製造所 近畿
日立製作所戸事業所
総合車両製作所横浜事業所
基本情報
編成 10両(6M4T)
編成長 207.00m
編成定員 600名グリーン車30名)
材料 アルミニウム ダブルキン構造
方式 50Hz 交流20kV/直流1500V
最高速 130km/h
起動加速度 2.0km/h/s
要寸法
体長
中間 20,000mm
先頭 21,100mm
体幅 2,946mm
屋根高さ 3,550mm
台車 ボルスタレス
動揺防止制御装置 フル(先頭・グリーン車)セミアクティブサスペンション
制御方式 VVVF(IGTB)
軌間 1,067mm
保安装置 ATS-P,ATS-PS
運転区間 常磐線上野いわき
特記事項 exitWiMAX・全席コンセント搭載
脚注 総合車両製作所製品紹介より(exit)

651系E653系といった交直流車両が使用されている常磐線特急用に新製された交直流特急車両で、常磐線特急ひたち」「ときわに投入されている。

特筆すべきは定期列車での運用開始前の2012年3月3日に臨時特急復興いわきフラガール号」として先行デビューしたことである。このようなデビューの仕方は異例のことであり、JR東日本社内でも反対意見が出たというが、福島県の旗印にしたいとの思いで実現した。

定期列車としては、2012年3月17日ダイヤ正時に「スーパーひたち」「フレッシュひたち」に70両が投入され約4割を置き換え、さらに2012年11月前半に160両が製造・投入され、651系の置き換えが了。また、2013年3月16日正で全列車がE657系で運行されていたが、同定座席のLEDランプ追加内装工事を行う関係で、半年後に651系が「フレッシュひたち」として復活するとはも予想しなかっただろう。
これに伴い「フレッシュひたち」で運用されていたE653系は、当初いわき駅仙台駅間で新名称の特急運用に就く事になっていたが、東日本大震災等による常磐線全線復旧の途が立たなくなったため、結局基本7両編成が「特急いなほ」、付属4両編成が2015年3月14日以降「特急しらゆき」として同新潟支社エリア路線に転属となった。

体は、E259系ベースアルミニウムダブルキン構造であり、前面デザインつり目宇宙人っぽい顔(あるいは歌舞伎顔とも称される)が印的。ボディカラーみがかったと濃いピンクライン偕楽園イメージ

鉄道車両メーカーは、デザイン近畿輛が手がけて製造、他に日立製作所651系では実現しなかった「日立製のスーパーひたち」を実現。さらにJR東日本子会社となった総合車両製作所は、同車両製造が会社の特急電車1号として記念式典をやったexitくらいだから、各社ともに結構な思い入れがあるのではないかと想像に難くない。

分割併合が可651系E653系と異なり、同は10両固定編成となった。グリーン車は横4列シートだが、巨大な多トイレ販準備室と同じ車両のためほぼ半室しかなく定員は651系よりも6名少ない30名となった。
最高速度は、現行の651系E653系と同じ130km/hだが、勝田での分割・併合がなくなり、所要時間も最大9分短縮された。

先頭グリーン車フルアクティブサスペンションが搭載され、乗り心地が向上している他、全座席にコンセントが備されたほか、WiMAXにも対応しており、2012年4月現在上野駅勝田駅間で使用可である。

E657系は、2013年10月から「定席の発売状況を確認できるような各座席上方にLEDランプを取付るための改造工事」を2015年3月までに了する予定で、この改造工事に伴う代替として651系復活することになった。

E657系投入に伴い置き換えられた651系の処遇については、登場から20年以上経過しているものの、485系などの国鉄車両よりは新しいため、485系のように大規模リニューアルが施される可性が高くなり、その後直流化されて「あかぎ・スワローあかぎ」「草津」に転用された。

2015年3月14日からは、上野東京ラインを経由して品川駅までの直通をはじめとして、称も速達型「ひたち」・停車型「ときわ」と変更されるほか(スーパー・フレッシュひたち止)、”未定座席券”をはじめとした新たな着席サービスを実施。このために、前述のLEDランプ取り付け工事が実施された(exit)。

長らくの間は運用区間はいわき駅が北限であり、いわき駅仙台駅間はE653系が運用に就く予定であったため、同区間をE657系が走行する予定はなかった。しかし、常磐線全線再開にあたって「ひたち」を仙台駅まで延長することが決まり、2020年にはE657系はついに仙台駅まで乗り入れを達成。
なお、臨時列車としてはさらに東北本線に乗り入れる列車が設定されている。

※ちなみに、E657系に関しては過去三菱電機から情報が漏れて鉄道ファンを驚かせた事がある。

関連動画

関連コミュニティ

関連項目

この記事を編集する

掲示板

おすすめトレンド

ニコニ広告で宣伝された記事

記事と一緒に動画もおすすめ!
biim兄貴[単語]

提供: このしろ後輩

もっと見る

急上昇ワード改

最終更新:2024/04/26(金) 02:00

ほめられた記事

最終更新:2024/04/26(金) 02:00

ウォッチリストに追加しました!

すでにウォッチリストに
入っています。

OK

追加に失敗しました。

OK

追加にはログインが必要です。

           

ほめた!

すでにほめています。

すでにほめています。

ほめるを取消しました。

OK

ほめるに失敗しました。

OK

ほめるの取消しに失敗しました。

OK

ほめるにはログインが必要です。

タグ編集にはログインが必要です。

タグ編集には利用規約の同意が必要です。

TOP