EDMとは
曖昧さ回避 |
EDMという括りはアメリカの音楽業界が2000年代に流行りの商業エレクトロニックミュージックをほかの電子音楽と区別するため採用したのが始まりと言われる。
狭義的解釈のEDMはメインストリームの電子音楽を指す。2011年・2012年頃はParty Rock Anthemや江南スタイルのようなエレクトロ・ハウスとダンスポップを融合したようなものが流行り2013年頃はビッグルーム・ハウス、プログレッシブ・ハウス、ブロステップなどがEDMと世間的に呼ばれ2014年からはフューチャー・ハウス、2015年頃からはトロピカル・ハウス、トラップステップ、ハードスタイルなどが世間的にEDMとして認識されるようになっていき逆にブロステップはEDMと別に考えられることが多くなってきた。
広義的なEDMの解釈はシンセサイザーやシーケンサーを用い、主にクラブないしは音楽を中心にすえるエンターテインメントの場において、その場の人々を躍らせるという目的のもと作られたダンスミュージックのこと全般を指す。ジャンルはテクノ、ハードコア、ダブステップ、ユーロビート、ヒップホップなどが存在する。ざっくり言えば、電子音楽を使ったパーティやクラブで使うためのダンス・盛り上げ音楽である。
日本で有名なDAISHI DANCEさんのEDMの解釈
そもそもEDMは、エレクトロニック・ダンス・ミュージックの略称で、すごくざっくりした呼称ですが、DAISHI DANCEなりの捉え方は?
「そこも難しくて、結局EDMの括りって誰もどこまでって分からないと思うんです。しいて言えば、僕は“トレンド感のあるダンス・ミュージック”と捉えてます。SKRILLEXみたいなスタイルの人もいれば、Aviciiみたいな王道のハウスを入れる人もいるし、完全にエレクトロっぽい人もいる。なので、数万人規模の大型DJフェスでかかる音楽で、ハウスもエレクトロもいろんなものが入ってる音楽っていう認識を何となくしてますね(笑)」-http://www.cdjournal.com/main/cdjpush/daishi-dance/1000000970より引用-
日本でも2008年頃から、安室奈美恵「What a feeling」、CHEMISTRY「Life goes on -Side K-」など、R&Bを土台の一部に持つ歌手たちに四つ打ちの要素を採り入れた曲のリリースが散見され始める。リリース当時はエレクトロニックファンクなどと言われていた、m-flo「Love come and goes」も、今ならこの波の一部に加えられるだろう。
もちろん、2006年にDJ OZMAが韓国のヒット曲をカバーして話題を集め、2007年にはPerfumeが「ポリリズム」でブレイクしてこその傾向かもしれないが、本来の広域的な定義に立ち返れば、実はTRFが起源だったと言っても異論はさほど多くないはず。
また、2010年にm.o.v.eがリリースしたアルバム『Dream Again』は、女性ボーカルのyuriが産休に入る直前に作られたという事情があったとはいえ、結果として呼称が定着するより先にEDMを採り入れていた1枚となった。
2011年以降に入るとソロ完全転向後の赤西仁をはじめ、9nineにモーニング娘。にと、日本のアイドルたちも全世界的なムーヴメントに乗り始める中、2013年には、ある意味日本でEDMの先駆者として活躍していた小室哲哉が、満を持してEDM主体のソロアルバム『Digitalian is eating breakfest 3』をリリース。続く2014年のソロアルバム『EDM TOKYO』発表にあたっては、「(TM NETWORKがデビューした)1984年からEDM指向」とキャッチコピーを打っている。
なお、日本において欧米諸国程EDMが普及しなかった(遅れた)理由は日本のクラブシーン特有の事情によるものと思われる。日本でバブル時代に盛況となったジュリアナやヴェルファーレ、マハラジャなどのクラブが行き過ぎた露出によるお立ち台の禁止を受けて以降、それにとってかわったのがユーロミュージックとそれに合わせたダンスであるパラパラであった。しかし、パラパラは決まったフリツケがあり、事前にビデオなどを購入して練習しておかなくてはならないという敷居の高さや、極度の日焼けに強烈なメイクをしたギャル・ギャル男が客層の大半となり、一般人のクラブ離れが加速してしまった。その結果、日本のクラブシーンは一気に衰退し、欧米で始まったEDMブームが長期間に渡って全く浸透しなかったのである。
EDMフェスの市場規模SNSがより発展する2012年以降はこのジャンルがフェスと呼ばれるイベントを中心に広まるとともに、その市場規模も拡大。2013~2015年度には7億ドルもの金額が動く一大勢力を築き上げるまでに成長している。その支持層の中心は主に20代。SNSを中心とした一体感、まるでテーマパークのような演出と大音響が生み出す非日常が人気を博している。
各種EDMフェスでも大規模なものであれば、ベルギーの「TOMORROWLAND」、アメリカはマイアミの「ULTRA MUSIC FESTIVAL」などが十数万人クラスの動員を叩き出しており、そのチケットが瞬く間に完売することも珍しくない。日本でもスウェーデン出身のDJ・Aviciiが待望の来日を果たした際は、QVCマリンフィールドの会場チケット3万枚が秒殺という人気っぷり。2014年から開催されている「ULTRA JAPAN」でもフジロック、サマソニといった人気フェスに迫る勢いで動員を増やしており、近い将来はロックフェスを上回る規模を持つことが期待されているという。
無論、現時点では加熱している流行音楽のため将来性を危惧する声も多いが、世界的に活躍する日本人DJの排出、要となる楽曲の作り手の増加、根強いファンの獲得など、今後の定着に向けた動きも進んでいる。
※ニコニコ大百科に記事があるものは太字。
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150 ななしのよっしん
2023/08/11(金) 10:54:43 ID: 4qDfJ2uuc6
今年のTomorrowlandでオーケストラ編成でEDMやってるのには感動したなぁ
YouTubeにアーカイブ上がってるので是非聞くべし
151 ななしのよっしん
2023/10/15(日) 20:45:43 ID: RzTorZTuNy
TomorrowlandとかUltraとか毎回同じだしYouTubeに上がるIDだけで充分
152 ななしのよっしん
2024/09/15(日) 20:22:15 ID: 4qDfJ2uuc6
UltraはアーカイブがアーティストのYouTube頼みになるのが難点よな。Tomorrowlandは主要ステージのアーカイブがすぐ上がるので助かる
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最終更新:2025/01/14(火) 06:00
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